83歳(2020年10月27日):カメルーン伝統的君主/バムン王イブラヒム・ンボンボ・ンジョーヤ陛下が83歳を迎える

 2020年10月27日、カメルーン伝統的君主の一人、バムン王イブラヒム・ンボンボ・ンジョーヤ陛下(His Majesty, Ibrahim Mbombo Njoya, The Sultan King of Bamum【Bamoun】)は、83歳を迎えました。

 

 (英語)Sultan King Ibrahim Mbombo Njoya of Bamoun, Cameroon celebrates 83rd birthday – THE AFRICAN ROYAL FAMILIES

 

※記事の主要な話は UNESCO のリストへの登録に関する話などのようですが、最後に83歳になったことに関する一文があります:
 (フランス語)Patrimoine immatériel de l’humanité : le Nguon dans la course

 

77歳(2020年10月29日):ナイジェリア伝統的君主/ラゴス王リルワン・アキオル陛下が77歳を迎える。ナイジェリア大統領ブハリ閣下が祝福

 2020年10月29日、ナイジェリア連邦共和国の伝統的君主の一人、ラゴス王リルワン・アキオル陛下(His Royal Majesty Oba Rilwan Akiolu, The Oba Lagos)が77歳を迎えました。

※名前の表記が結構色々あるので頭が痛いところですが。

 ナイジェリア連邦共和国大統領ムハンマド・ブハリ閣下(His Excellency Muhammadu Buhari GCFR)から祝福があったようです。

 なお、一週間ほど前に、ラゴス王の宮殿に暴徒だか反・治安警察抗議活動(いわゆる #EndSARS )の一環だかよくわからないのですが、ともあれ多数からなる集団が押し入り、物資やら伝統的な品々を奪い去るという出来事がありました。新型コロナウイルス感染症【COVID-19】対策のための医薬品がこっそり隠されていたという情報も出たりしましたが、正直なにがなにやらです。ともあれ奪われたもののある程度は押収されて戻ったようです。

 

 (英語)Buhari greets Oba of Lagos at 77 [ARTICLE] – Pulse Nigeria
 (英語)Buhari congratulates Oba of Lagos at 77 – Punch Newspapers

“The President recalled his long… – Punch Newspapers | Facebook

 

カメルーン伝統的君主:バムン王イブラヒム・ンボンボ・ンジョーヤ陛下が、赤道ギニア大統領テオドロ・オビアン・ンゲマ・ンバゾゴ閣下を訪問(2020年10月)「1970年以来の仲だし、バムン王博物館の開館式典に来てくれ」と要請

 2020年10月22日、バムン王イブラヒム・ンボンボ・ンジョーヤ陛下(His Majesty, Ibrahim Mbombo Njoya, The Sultan King of Bamum【Bamoun】)は、赤道ギニア共和国大統領テオドロ・オビアン・ンゲマ・ンバゾゴ閣下(His Excellency Teodoro Obiang Nguema Mbasogo)を訪問しました。

※赤道ギニア政府公式サイトに記事が載りました。同サイト(の本文:見出しのほうはスルタン)でも、スルタン・キング(Sultan King)というバムン王以外では見ない合体称号が使用されています。なぜこうなっているのかわかりませんが、アフリカの君主として King 、イスラム君主として Sultan なのかもしれません。なお、メッカ巡礼を果たしているので、アルハッジ(Al Haji)相当の表記を加えることもあります。

 陛下は1970年~1974年に赤道ギニア共和国駐箚カメルーン連邦共和国(その後、カメルーン連合共和国)特命全権大使を務めていたようで、その時期から現大統領と知り合いのようです。

※なお、当時の初代・赤道ギニア大統領フランシスコ・マシアス・ンゲマは独裁の末に身内の親族まで含む大粛清に走ったため、甥である現大統領のクーデターで死刑になり、それから現大統領がずーっと大統領のままです。現大統領の長男テオドロ・ンゲマ・オビアン・マング閣下(Teodoro Nguema Obiang Mangue)が第一副大統領となっており、大統領職の世襲も確実視されています。また、次男のフスト・オビアン・マング氏(Justo Obiang Mangue)が今回のバムン王との会見に同席しています。

 訪問の目的ですが、バムン王博物館というものの開館式典を半年以内におこなう予定なので来てほしいということです。

 

 (英語:赤道ギニア政府公式サイト)Head of State receives Sultan of Bamoun-Cameroon – Official Web Page of the Government of the Republic of Equatorial Guinea

 (フランス語)Cameroun: le président équato-guinéen invité à l’inauguration du musée des rois Bamoun

 (フランス語)Coopération: Le Sultan Mbombo Njoya invite Teodoro Obiang Nguema, le président équato-guinéen, à Foumban (Ouest) – actualité du Cameroun – Agence Cameroun Presse

 

ガーナ伝統的君主:エイダ大首長ネネ・アブラム・カブ・アクアク3世が、ジョン・マハマ前大統領を「ネネ・カボ・オデイ・ペオ1世」に即位(?)させる(2020年10月)ガーナ大統領選挙・総選挙をめぐる動き

 2020年10月27日、ガーナ共和国の伝統的君主、エイダ大首長ネネ・アブラム・カブ・アクアク3世Nene Abram Kabu Akuaku III, Paramount Chief of Ada)が、ジョン・ドラマニ・マハマ前大統領(John Dramani Mahama)を「ネネ・カボ・オデイ・ペオ1世Nene Kabo Odey Peo I)」に即位(?)させたという記事が出ています。

※地位というか称号というかはさっぱり書かれていないので、統治名っぽい名前だけかと思います。

 大首長の下位の首長であると思われるネネ・オビチェレ3世Nene Obichere III, Manklalo of Ada)が、マハマ前大統領の大統領時代の功績をたたえ、再び大統領として完了させられなかったプロジェクトに取り組んでほしい旨を述べています。

 また、“クイーン・マザー”であるナアナ・カブクオル・ドゥマアレイNaana Kabukuor Dumaaley, Paramount Queen-mother of Ada)は、(たぶん)彼女の要望通りマハマ前大統領が副大統領候補に女性を選んだことに対してお褒めの言葉を述べているのだと思います。

※「Nene」や「Naana」は、ここでは名前の一部ではなく称号的意味合いだと思いますが、はっきりしません(名前の一部である場合もあります)。

 

 (英語)Ada Paramount Chief installs Mahama as Nene Kabo Odey Peo I | News Ghana

News GhanaさんはTwitterを使っています 「#Politics #Ada #GNA Ada Paramount Chief installs Mahama as Nene Kabo Odey Peo I https://t.co/oel4Uvm9gi https://t.co/rLdqEyDJVZ」 / Twitter

 

 ガーナ共和国では2020年12月7日に大統領選挙・総選挙が迫っており、大統領選挙に関しては、マハマ前大統領とガーナ共和国大統領ナナ・アド・ダンクワ・アクフォ=アド閣下(His Excellency Nana Addo Dankwa Akufo-Addo)の(事実上の)一騎打ちとみられています。
 アシャンティ王オトゥムフォ・オセイ・トゥトゥ2世陛下(アシャンティ皇帝 : His Royal Majesty Otumfuo Osei Tutu II, King【Emperor】 of the Ashanti Kingdom【Empire of Ashanti】【Asantehene of Asante】, Kumasehene of Kumasi)の意中の候補はどちらかという記事が配信されたりもします。

 アクフォ=アド大統領は、父親は大統領、母親はアキーム・アブアクワの王族、とサラブレッドもいいところの血統ですが、それゆえにアシャンティ王の権威に挑戦・激怒させるようなところもありました。
 しかし、アキーム・アブアクワの式典へアシャンティ王が臨席したことで、この辺りの関係は良好になっていると思われます。
関連:
 ガーナ伝統的君主:アキーム・アブアクワ王ナナ・オフォリ・アッタ1世(現大統領の母方の祖父)崩御75周年式典。アシャンティ王オトゥムフォ・オセイ・トゥトゥ2世陛下が臨席(2018年8月)

 

 今回のマハマ前大統領の即位(?)の真意は不明ですが、前大統領側から求めたものであるようで、伝統的価値観をおろそかにしていないというアピールか、首長への即位による箔付けかと思います(箔付けになるのかと聞かれるとよくわからないのですが)。

 

67歳(2020年10月20日):ナイジェリア伝統的君主/ベニン王エウアレ2世陛下が67歳、戴冠4周年。エド州知事が祝意

 2020年10月20日、ナイジェリア連邦共和国の伝統的君主の中でも有力な一人、ベニン王エウアレ2世陛下(His Royal Majesty Oba Ewuare II, The Oba of Benin)は、67歳を迎えました。
 戴冠からも四年が経っています。

 エド州知事ゴッドウィン・オバセキ閣下(His Excellency Godwin Obaseki)が祝意を表明しています。

 

 (英語)Obaseki congratulates Oba of Benin on birthday, 4th coronation anniversary – Nigerian Observer

 (英語)Obaseki Congratulates Oba Of Benin On Coronation Anniversary – Channels Television