カメルーン伝統的君主:バムン王イブラヒム・ンボンボ・ンジョーヤ陛下が、赤道ギニア大統領テオドロ・オビアン・ンゲマ・ンバゾゴ閣下を訪問(2020年10月)「1970年以来の仲だし、バムン王博物館の開館式典に来てくれ」と要請

 2020年10月22日、バムン王イブラヒム・ンボンボ・ンジョーヤ陛下(His Majesty, Ibrahim Mbombo Njoya, The Sultan King of Bamum【Bamoun】)は、赤道ギニア共和国大統領テオドロ・オビアン・ンゲマ・ンバゾゴ閣下(His Excellency Teodoro Obiang Nguema Mbasogo)を訪問しました。

※赤道ギニア政府公式サイトに記事が載りました。同サイト(の本文:見出しのほうはスルタン)でも、スルタン・キング(Sultan King)というバムン王以外では見ない合体称号が使用されています。なぜこうなっているのかわかりませんが、アフリカの君主として King 、イスラム君主として Sultan なのかもしれません。なお、メッカ巡礼を果たしているので、アルハッジ(Al Haji)相当の表記を加えることもあります。

 陛下は1970年~1974年に赤道ギニア共和国駐箚カメルーン連邦共和国(その後、カメルーン連合共和国)特命全権大使を務めていたようで、その時期から現大統領と知り合いのようです。

※なお、当時の初代・赤道ギニア大統領フランシスコ・マシアス・ンゲマは独裁の末に身内の親族まで含む大粛清に走ったため、甥である現大統領のクーデターで死刑になり、それから現大統領がずーっと大統領のままです。現大統領の長男テオドロ・ンゲマ・オビアン・マング閣下(Teodoro Nguema Obiang Mangue)が第一副大統領となっており、大統領職の世襲も確実視されています。また、次男のフスト・オビアン・マング氏(Justo Obiang Mangue)が今回のバムン王との会見に同席しています。

 訪問の目的ですが、バムン王博物館というものの開館式典を半年以内におこなう予定なので来てほしいということです。

 

 (英語:赤道ギニア政府公式サイト)Head of State receives Sultan of Bamoun-Cameroon – Official Web Page of the Government of the Republic of Equatorial Guinea

 (フランス語)Cameroun: le président équato-guinéen invité à l’inauguration du musée des rois Bamoun

 (フランス語)Coopération: Le Sultan Mbombo Njoya invite Teodoro Obiang Nguema, le président équato-guinéen, à Foumban (Ouest) – actualité du Cameroun – Agence Cameroun Presse