46歳(2020年10月17日):ナイジェリアの伝統的君主/イフェ王オジャジャ2世陛下が46歳を迎える

 2020年10月17日、イフェ王【オオニorオニ】オジャジャ2世、“オバ”・アデイェイェ・エニタン・オグンウシ陛下(His Royal Majesty Oba Adeyeye Enitan Ogunwusi, Ojaja II, The Ooni of Ife : His Imperial Majesty Alayeluwa Arole Oduduwa Olofin Adimula, Ọ̀ọni Adeyẹ́yẹ̀ Ẹnitan Bàbátunde Ògúnwusi Ọjàjà II, Ooni of Ife)が46歳を迎えました。

 

 (英語)Ooni turns 46, stands with youths – Punch Newspapers

 

82歳(2020年10月15日):ナイジェリア伝統的君主/オヨ王 ラミディ・オライウォラ・アデイェミ3世 陛下が82歳に

 2020年10月15日、オヨ王ラミディ・オライウォラ・アデイェミ3世陛下(His Royal Majesty【His Imperial Majesty】 Oba Lamidi Olayiwola Adeyemi III, J.P, CFR, LL.D, The Alaafin of Oyo)が82歳を迎えました。

 ヨルバ系君主の中でもっとも格が高い一人で、皇帝格の Imperial Majesty の敬称が用いられることがあります。

 

 (英語)Alaafin feted by wives at 82 – Punch Newspapers

 

“You are not just Oyo’s own but belong… – Punch Newspapers | Facebook

 

十二人(?)の妻の一人、フォラシャデ・アデイェミ王妃(Ayaba【Queen】 Folashade Adeyemi)の Instagram アカウント:
Queen Folashade Adeyemi(@ayaba_folashade) • Instagram写真と動画
https://www.instagram.com/p/CGV3tQHn-a2/

 

動画:レソト王レツィエ3世陛下のビデオ・メッセージ映像(2020年10月)2020年世界食料デー および 国際連合食糧農業機関【FAO】設立75周年

 2020年世界食料デーおよび国際連合食糧農業機関【FAO】設立75周年における、レソト王レツィエ3世陛下(His Majesty King Letsie III)のビデオ・メッセージ映像です。

 

Food and Agriculture Organization of the United Nations(国際連合食糧農業機関 公式チャンネル):
Remarks by His Majesty King Letsie lll – on the occasion of #WorldFoodDay & #FAO75 – YouTube

 

関連:
 動画:スペイン王妃レティシア陛下のビデオ・メッセージ映像(2020年10月)2020年世界食料デー および 国際連合食糧農業機関【FAO】設立75周年
 動画:キリスト教/ローマ教皇フランシスコ聖下のビデオ・メッセージ映像(2020年10月)2020年世界食料デー および 国際連合食糧農業機関【FAO】設立75周年 – キリスト教 高位聖職者のニュース

 

ナイジェリアのオスン州裁判所が、ナイジェリア伝統的君主/イグバイエ王エジオル4世陛下の正統性を認めたところ、反対派が抗議活動・対立王を擁立(2020年10月)

 2020年10月13日(?)、ナイジェリア連邦共和国オスン州のイキルンにある州高等裁判所が、イグバイエ王エジオル4世陛下(ジョセフ・モロンフォイエ・オクノラ=オニ : His Royal Majesty Oba Joseph Moronfoye Okunola-Oni JPIL, (Ejiolu IV), the Onigbaye of Igbaye)の正統性をを認める判断を示したところ、反対派が抗議活動を開始、“アルハッジ”・ガニユ・オイエニケAlhaji Ganiyu Oyenike)という人物を擁立したそうです。

 

 (英語)Tension In Igbaye As Indigenes Install Parallel Monarch — OsunDefenderOsunDefender
 (英語)Tension In Igbaye As Indigenes Install Parallel Monarch – Bioreports

 

 この対立王(?)として擁立された人物は、同地の三つの王家の一つに所属しており、裁判所が認めたエジオル4世はいずれの家の出身でもないため資格が無いとしています。

 また、エジオル4世は、2007年に即位してよりオニグイバエ宮殿(Onigbaye palac)に入っていないということです(その割には普通に活動している記事とか出ていたような気もしますが……)。宮殿は先代王ソレドル3世エリシャ・オドゥオイエ・オイエヤンジュOba Elisha Oduoye Oyeyanju, Soledolu III)の崩御以来荒れているようですが、館としての規模はわかりません。

 

 余談というか関連する話題ですが、同地周辺では対立王として名の出ているオイエニケという家は複数の地で君主の家として認識されており、また今回王として認定されたモロンフォイエという名称(人物?)も(王よりは格下として)度々出てきます。

 判断するには情報が少なすぎるのでなんとも言いかねますが、格としてはもともとは上だった方の家が君主の地位を維持できていないために反抗しているのかもしれません。

 

ガーナ伝統的君主:アシャンティ王オトゥムフオ・オセイ・トゥトゥ2世陛下が、コートジボワール(元)大統領アンリ・コナン・ベディエ閣下と会見(2020年10月)今月末のコートジボワール大統領選挙に向けた動きとの観測

 2020年10月12日、ガーナ共和国の伝統的君主/アシャンティ王オトゥムフオ・オセイ・トゥトゥ2世陛下(アシャンティ皇帝 : His Royal Majesty Otumfuo Osei Tutu II, King【Emperor】 of the Ashanti Kingdom【Empire of Ashanti】【Asantehene of Asante】, Kumasehene of Kumasi)は、コートジボワール共和国の元・大統領アンリ・コナン・ベディエ閣下(His Excellency Henri Konan Bédié)と会見しました。

※マンヒヤ宮殿【マンヒア宮殿】=アシャンティ王国側が「閣下(His Excellency)」を使用しているので、コートジボワールが元の大統領に敬称を使用しているかはわかりませんが、アシャンティに従っておきます。

 コートジボワール共和国では、10月31日に大統領選挙がおこなわれる予定となっており、ベディエ閣下や現職のアラサン・ウワタラ閣下(ワタラ大統領 : His Excellency Mr Alassane Ouattara)を含む四人が立候補しています。
 この選挙戦自体も話題になっているギニアと同じ状況で、すなわち現職が「憲法改正前の任期は、現行の憲法が規定する大統領は二選までにカウントしない」と主張。
 ただし、コートジボワールでは、現職が指名していた後継が病気で急死し、次に指名していた人物は逮捕(?)され、仕方なく現職が立候補したというような、よくわからない状態になっています。
 激しい選挙戦になっているようで、特に野党・ベディエ閣下側の行動について政権与党側が平和な選挙戦をしていないと批判しているとの情報も見えます。

 この状況下での、アシャンティ王とベディエ閣下の会見の経緯はいまひとつはっきりしません。
 コートジボワールの最大民族はアカン人(アカン族)、またはその中の一部であるバウレ人(バウレ族)であるそうです。ベディエ閣下はその出身となります。
 バウレ人はかつてアシャンティ人(アシャンティ族)に追われ、現在のガーナを離れたらしいですが、アカン人の中の最大勢力アシャンティ人の最高権威“黄金の床几”(=アシャンティ王)の影響を甘く見ることはできない模様。
 この見方からすると、ベディエ閣下は、自身の選挙戦のためにガーナのアシャンティ王に会いにいったかのように思えますが……。

 この会見の顛末について、現在、二つの見方があります(どちらも信頼性には欠けるという大問題はありますが……)。
 一つは、アシャンティ王は、ベディエ閣下を「国内(コートジボワール)を騒がすのは良くない」と叱ったというものです。要するに、現職に近いガーナ大統領に側面支援を頼みこまれて牽制したということになるでしょうか。
 もう一つは、アシャンティ王が自身の“臣民”であるベディエ閣下が悲惨な末路に陥るのを心配したが、ベディエ閣下はその心配は無用としたというようなことです(「勝ちます」という意味でしょうか)。

 真実はともかく、にわかにコートジボワール大統領選挙がアシャンティ王に関連する重要な話題として急浮上してきました。

 

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 (フランス語:文末のアシャンティ王国側発表文章は英語)Côte d'Ivoire : Les questions « mutuellement avantageuses », au menu de la rencontre entre Bédié et le Roi des Ashanti, selon le palais royal – KOACI
 (フランス語)Les vraies raisons de la visite de Bédié au Ghana | Cotedivoire.News