ノルウェー王女マッタ・ルイーセ殿下が王室の公務より退く(2022年11月)婚約者をめぐる問題。なお、結婚後は婚約者も王室の一員になる模様

 2022年11月8日、ノルウェー王室は、ノルウェー王女マッタ・ルイーセ殿下(Her Highness Princess Märtha Louise of Norway)が王室の公務より退くことを発表しました。
 王女の称号などはそのままですが、後援している団体などとの関係は解除され、インスタグラム(Instagram)のアカウント名を除き商業活動に関連する場所で王女の称号を使用しないこととなっています(なお、新アカウントへリンクしているので、今後使用されないかもしれません)。

 今回の措置については長く話題に上がり、また内部で相談されており、その原因は、王女の婚約者、デュレク・ベレット氏(Durek Verrett)を巡る問題です。
 同氏は、(もともとの活動が極度にうさんくさかったことに加え)新型コロナウイルスに対抗する効果があると称するアイテムを販売するなどした結果、医療関係の組織が王女の後援を拒否するような事態に陥っていました。

 今回の発表によると、同氏と王女の結婚後、デュレク・ベレット氏は(称号などを得るわけではないものの)王室の一員となるようです(大丈夫かなあ……)。

 

 (英語:ノルウェー王室公式サイト)Princess Märtha Louise to relinquish her official duties – The Royal House of Norway
 (英語:ノルウェー王室公式サイト)The roles of Princess Märtha Louise and Durek Verrett moving forward – The Royal House of Norway

Kongehuset – Prinsesse Märtha Louise ønsker å bidra til et… | Facebook

 

※ euronews から。同じ内容の動画が(なぜか)二つ出ているので両方リンクしておきます。

euronews:
Norwegian princess gives up royal duties for 'shaman' fiance – YouTube

euronews:
Norwegian princess gives up royal duties for 'shaman' fiance – YouTube

 

ANNnewsCH(ANN NEWS):
“霊媒師”と婚約…ノルウェーの王女が「公務離脱」(2022年11月10日) – YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=XURQKo15kJ0

 ベレット氏は自称・“霊媒師”で、AFP通信によりますと、自身のウェブサイトで、新型コロナに感染した際の回復に役立ったとする「メダル」を販売しているといいます。

葬儀・埋葬(2021年3月22日):アーリング・ロレンセン氏【エアリング・ローレンツェン氏】(故ラグンヒル王女の夫)の葬儀。ノルウェー王ハーラル5世陛下夫妻、摂政皇太子ホーコン殿下夫妻、マッタ・ルイーセ王女殿下、アストリッド王女殿下らが参列

 2021年3月22日、ノルウェー王国のアスケー聖堂にて、3月9日に死去したアーリング・ロレンセン氏(Erling Lorentzen)の葬儀がおこなわれました。
 ハーラル5世陛下の姉・故ラグンヒル王女の夫。

 

※中継されていた映像がどこかで見られるようになっていたら後でリンクしておきます。

 

 ノルウェー王ハーラル5世陛下(Harald V of Norway : His Majesty The King)、
 ノルウェー王妃ソニア陛下(Queen Sonja of Norway: Her Majesty The Queen)、
 ノルウェー摂政皇太子ホーコン殿下(Crown Prince Haakon of Norway : His Royal Highness The Crown Prince Regent)、
 ノルウェー皇太子妃メッテ=マリット殿下(Crown Princess Mette-Marit of Norway : Her Royal Highness The Crown Princess of Norway)、
 ノルウェー王女マッタ・ルイーセ殿下(Her Highness Princess Märtha Louise of Norway)、
 アストリッド王女殿下、フェルネル夫人(Her Highness Princess Astrid, Mrs Ferner)、
 が参列とのこと。

 なお、摂政のホーコン殿下は、公務の予定を変更して参列し、棺を担いだようです。予定の変更の理由は不明(関係あるかわかりませんが、葬儀・埋葬に関する王室公式サイトの記事のみ摂政の表記が外れています)。
 また、ハーラル5世陛下より、午前9時から埋葬終了まで王宮バルコニーの半旗の掲揚が指示されたようです。

 

 (ノルウェー語:ノルウェー王室 公式サイト)Erling Sven Lorentzen gravlagt – Det norske kongehus

 (ノルウェー語)Erling Lorentzen stedt til hvile
 (ノルウェー語)Erling Lorentzen stedt til hvile | ABC Nyheter
 (ノルウェー語)Erling Lorentzen gravlagt: – Et ekstraordinært liv – VG
 (ノルウェー語)Erling Lorentzen blir gravlagd i dag – NRK Norge – Oversikt over nyheter fra ulike deler av landet

 (英語)Dag Trygsland Hoelseth: Funeral service for Erling Sven Lorentzen

?な記事(英語):「ハリーやメーガンの他に公務から退いた6人(※現在の表記)の若い王族」。マイケル王子殿下、故エドワード8世、清子内親王殿下、絢子女王殿下、ノルウェー王女マッタ・ルイーセ殿下の ※5人※ (2020年1月)

 謎の記事(?)を見つけたのでリンクしておきます。

 

Royals Who Have Given Up Their Duties | POPSUGAR Celebrity
6 Young Royals (Other Than Harry and Meghan) Who Chose to Step Back From Their Duties

※現在のところ、「ハリーやメーガンの他に公務から退いた6人の王族」となっていますが、紹介は5人だけです。


※右下の Start Slideshow を押すとページが切り替わります。

 

 5人は、
 英国のケント公爵家マイケル王子殿下(カトリックとの結婚により英国王位継承順位に並ばなくなる、が、2013年の法改定で回復)、
 故・エドワード8世(結婚するために、退位)、
 清子内親王殿下(黒田清子夫人。結婚により皇室を離れる)、
 絢子女王殿下(守谷絢子夫人。結婚により皇室を離れる。「I will leave the imperial family today, but I will remain unchanged in my support for his majesty and her majesty.(日本語未確認:私は本日皇室を離れますが、両陛下を支え続けることは変わりありません)」。確かにこの英語文だとヘンリー王子殿下夫妻の声明と似ている気がしますが……)
 ノルウェー王女マッタ・ルイーセ殿下(自分の収入で生きていくことを選んだため、敬称が降格しました)、

 

葬儀(2020年1月3日):アリ・ベーン氏の葬儀。ノルウェー王女マッタ・ルイーセ殿下の元夫

 昨年【2019年】12月25日に死去したアリ・ベーン氏(Ari Behn)の葬儀がおこなわれました。

 

※ライブ映像配信終了後は視聴できなくなる可能性があります。
Dagbladet:
SE: Direkte fra Oslo domkirke – YouTube

 

 ノルウェー王室の方々のほか、
 スウェーデン王子ダニエル殿下(ヴェステルイェートランド公爵 : His Royal Highness Prince Daniel of Sweden, Duke of Västergötland)、
 オランダ王子妃ローレンティン殿下(オランニェ=ナッサウ公子妃 : Her Royal Highness Princess Laurentien of the Netherlands, Princess of Orange-Nassau, mevrouw Van Amsberg-Brinkhorst)、
 が参列。

 

 長女のモード・アンゲリカ・ベーン嬢(Maud Angelica Behn)がスピーチを予定。

 (ノルウェー語)Maud Angelica (16) skal holde tale i farens bisettelse

 

 ノルウェー国教会のオスロ監督カリ・ヴァイタバルグ座下(The Right Reverend Kari Veiteberg Ph.D., Bishop of Oslo)が司式の模様。

 

追加リンク:

 (英語:ノルウェー王室公式サイト)Ari Behn’s funeral – The Royal House of Norway

 ノルウェー王女マッタ・ルイーセ殿下(Her Highness Princess Märtha Louise of Norway)のメッセージ:
 (ノルウェー語:ノルウェー王室公式サイト)Minneord fra Prinsesse Märtha Louise – kongehuset.no

 

スウェーデン皇太子ヴィクトリア殿下がプライベートの予定をキャンセル(2019年12月)ノルウェー王女マッタ・ルイーセ殿下の元夫アリ・ベーン氏の訃報を受けて

 スウェーデン王室のスウェーデン皇太子ヴィクトリア殿下(ヴェステルイェートランド女公爵 : Victoria : Her Royal Highness The Crown Princess of Sweden, Duchess of Västergötland)は、アリ・ベーン氏(Ari Behn)の訃報を受けてプライベートの予定をキャンセルした模様です。

 

 (スウェーデン語)Victoria åker till Oslo för att stötta Märtha Louise | Svensk Dam

 2020年1月3日の葬儀の参列と、友人であるノルウェー王女マッタ・ルイーセ殿下(Her Highness Princess Märtha Louise of Norway)を支えるためとのことです。

追記:
 予定のキャンセルは葬儀に関する日のみで休暇はおこなわれたのではないかと思います(とりあえずタイトルと文中を修正しました)。
 しかし、別件が原因で、葬儀への参列は見合わせとなる見込みとなってきました。

 スウェーデン王位継承順第2位のスウェーデン王女エステル殿下がスキーで骨折との情報(2020年1月?)

 

関連:
 訃報(2019年12月25日):アリ・ベーン氏が自殺(1972~2019)ノルウェー王女マッタ・ルイーセ殿下の元夫