ライニンゲン公子カール・エミッヒ殿下を“ロシア皇帝ニコライ3世”として擁立しているロシアの君主政主義者党の立ち上げた王室情報サイト(2019年3月)“ニコライ3世”ではなく「ロシア公子ニコライ・キリロヴィチ殿下」となっています

 アントン・バコフ氏ら君主政主義者党がライニンゲン公子カール・エミッヒ殿下を「ロシア皇帝ニコライ3世」とし、理屈はともかくとして、ちょっとその宣言にはうんざりしながらも注目していた人も多かったのですが、いつの間にか同党関係者が王室情報サイトを立ち上げていました。
 各国の王室情報やロシアの過去の情報に、自分たちの情報を混ぜ込んでしまおうというものかと思われますので、その辺りはご注意を。

 

 さて、そのサイト。
 英語版の「About-his-highness」のところからですが……

 

 About-his-highness

The Heir to the All-Russian Emperorship,
His Highness Prince of the Imperial Blood Nikolay Kirillovich of Russia,
Prince zu Leiningen.

 「ロシア帝位継承者/ロシア公子・ライニンゲン公子ニコライ・キリロヴィチ殿下」、ということでいいでしょう。

 なぜいつのまにかロシア皇帝ニコライ3世を称するのをやめたのかよくわかりませんが、なぜ称したのかもよくわからないので、考えないことにします。

 

 また、同ページですが、殿下に関することと彼らの立場(動機はともかくとして)がまとめて比較的短く説明されており、一読する価値は……興味があればあるのではないでしょうか。

 

 ここで簡単にわかりやすく説明してしまいますと、彼らがロシア皇帝・ロシア帝室当主としているのは、
 ニコライ2世 → (従弟の)キリル大公 → (長男の)ウラジーミル大公
 という順番になるようで(これはある程度知られていると思いますが)、ここまでは現当主のマリヤ女大公殿下と同じです。

 しかしここから先はロマノフ家協会などの理屈、すなわちウラジーミル大公の結婚は同等身分の結婚ではないため、生まれた子供=マリヤ殿下にはロシア帝位継承権はないとするものです。

 一方で、ウラジーミル大公自身が地位を失うわけではないとします。これはオーストリアのハプスブルク家で、フランツ・フェルディナント大公が貴賤結婚をしながらも次期帝位は失わなかったことを考えれば(暗殺されてしまいましたが)ムチャな主張ではありません。

重要なところ書き忘れていたので追記:
 さて、ウラジーミル大公のあとのことですが、男系男子が消滅するため、「再近親の男系女子・またはその男子優先長幼制子孫を考える」というのがセミ・サリカ法の基本の一つです(他の考え方もあります。セミ・サリカ法は極めてよくわからないものであり、最終的には力で決まるシステムと思ったほうが良いかと)。
 これにより、ウラジーミル大公の長姉であるマリヤ大公女(もちろん現当主のマリヤ殿下とは別人)及びその子孫が対象となります。
 1992年のウラジーミル大公薨去時に、マリヤ大公女及び長男のライニンゲン公エミッヒは故人となっていますので、エミッヒの長男ライニンゲン公子カール・エミッヒ殿下が潜在的なロシア帝位継承者となるわけです(潜在的であるのは、東方正教会の信徒でないことと、ロシア帝室法を守ることや当主となることを誓っていないことにあります)。
 カール・エミッヒ殿下は、二回目の結婚が貴賤結婚だったことにより、ライニンゲン公位継承権を失っていますが、上記のウラジーミル大公と同じく、本人のロシア帝位継承権が失われるわけではない、とするのが彼らの立場です。また、ライニンゲンの称号や敬称は失われていないとしていますが、これについては一般的にもそう扱われていることが多いです(他の家にも例はあります)。

 さらに、ウラジーミル大公は長女のマリヤ殿下を“摂政的地位”としたことについては(このあたり詳しくありませんが結局最終的には後継者になっています)、これはロシア帝室法の観点から見て合法ではないものの、当主が存在しない時期には不明確さが残るとします。が、2013年にカール・エミッヒ殿下が東方正教会の信徒となり、ロシア帝室法を守ることを誓い当主となったことにより、なんの意味もないものとなった、という解釈のようです。

 

 それはさておくとして。

 上記ページでは、三回の結婚のうち、

In 1984, Prince Karl Emich zu Leiningen contracted a dynastic marriage with Princess Hohenlohe-Öhringen (1960–1989), in which their daughter, Princess Cecilia zu Leiningen was born in 1988.

in which his second daughter Theresia zu Leiningen was born.

in which their only son Prince Emich zu Leiningen was born in 2010.

 興味深いのは、2010年に生まれた子息エミッヒ公子殿下について、ロシアに関連する称号の表記がないことが挙げられます。未成年であり、両親が望めば東方正教会への改宗も問題ないことを考えると、三回目の結婚が同等身分間でないことから、ロシアの称号を与えるのを躊躇しているのではないかとも思われます(“ニコライ3世”を躊躇してほしかったですが)。

 二回目の結婚で生まれた次女については、 Princess 表記がなく、母親が貴族ですらないということで問題外扱いなのかもしれません。単にタイプ時に抜けただけかもしれませんが……。

 しかし、一回目の結婚については、これはメディアタイズド・ハウス【シュタンデスヘル】同士の結婚であり、ロシア帝室とライニンゲン家の結婚が同等身分なのであれば、こちらもまた同等身分であるといえます。
 つまり、この結婚で生まれた子供は、(潜在的には)ロシア帝室の一員としての権利を持つ子供、ということになるでしょう。
 ライニンゲン公女ツェツィーリエ殿下(Her Serene Highness Princess Cäcilie of Leiningen)は30歳になっており、もしこのロシア話に興味があれば加わるでしょうし、そうであればロシア公女(Princess of Russia)の称号付きで記述されている可能性が高いでしょう。
 ですが、そのような称号は併記されておらず、残念ながら(?)このようなうさんくさい話には興味がないということかと。

 

※「ロシア公子」「ロシア公女」について

 ロシア帝室では、英語で「Prince」「Princess」にあたる称号を持つのは、皇帝から曾孫以降の(遠縁の)成員であり、大公や大公女より明確にランクが低いものです(敬称も「Imperial Highness」を用いず「Highness」「Serene Highness」を用います)。
 よって「皇子」や「皇女」としてしまうと、そのランクの低さが伝わらないため、当サイトでは「公子」「公女」としています。

 

関連:
 ロシア帝室ロマノフ家当主/ロシア女大公マリヤ殿下が、ロシア帝位継承法の変更の承認を、キリスト教/ロシア正教会モスクワ総主教キリル聖下に求めている模様(2019年1月)

 

訃報(2018年9月6日):フランツ・ゲオルク・デッペル・フォン・ヒルシュベルク氏が自邸で死亡しているのが見つかる(?~2018)

 2018年9月6日夕方、フランツ・ゲオルク・デッペル・フォン・ヒルシュベルク氏(Franz Georg Döpper von Hirschberg)が、ドイツ連邦共和国のウンターヴィルデナウにある自邸で亡くなっているのが発見されたそうです。54歳。
 捜査がおこなわれているようですが、最近体調がすぐれていなかったとも報道されています。
 同所でおこなわれる予定だった祭典は延期になった模様。

 同邸宅の所有者である母の、マリア・ドロレス・カタリナ・フライフラウ・デッペル・フォン・ヒルシュベルクMaria Dolores Katharina Freifrau Döpper von Hirschberg)は病院に運ばれているとのことですが……。
 (1928年8月14日生まれの90歳)。

 

 (ドイツ語)Schlossherr Franz Georg Döpper von Hirschberg tot | Oberpfalz TV
 (ドイツ語)Der "Baron" ist tot | Onetz

 

Onetz – Seit einiger Zeit war der "Baron" gesundheitlich… | Facebook

 

 この邸宅ですが、母方のヒルシュベルク家、「フライヘル(Freiherr)」の称号を持っているところが受け継いできたものではないかと思います。
 父の故テオドル・デッペル氏(Theodor Döpper)の家系についてはわかりませんが、貴族であるという情報はありません。

 今回亡くなったフランツ・ゲオルク・デッペル・フォン・ヒルシュベルク氏は、記事からは「Baron」というあだ名(?)で呼ばれていたようですが、父方が貴族でない以上、伝統的には彼も貴族とは分類されず、いわゆる「非貴族の貴族風名前所持者」ではないかと思われます(まだデッペルの系統が不明なのではっきりとはいえませんが)。
 また、フォン・ヒルシュベルク(またはデッペル・フォン・ヒルシュベルク)という名については、母方の名前を使用することは現在のドイツの法律では問題のないことなので、なにかを詐称しているというわけではありません。

 

英国王室のハリー王子【ウェールズ公家ヘンリー王子殿下】とメーガン・マークルの結婚式(2018年5月)

 英国王室のハリー王子(Prince Harry : ウェールズ公家ヘンリー王子殿下 : His Royal Highness Prince Henry of Wales)とメーガン・マークルMeghan Markle)の結婚式のライブ映像の配信が始まっています。

※その他、なにか見つけたら随時更新します。

 

ライブ映像(終了しました。現在、アーカイブされた2時間以上の動画を見ることができます)/
The Royal Family(英国王室公式チャンネル):
The Royal Wedding 2018: Prince Harry and Ms. Meghan Markle – YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=N42MQJX4KoY

 

ライブ映像(終了しました。アーカイブもされていないようなので、下部に貼った各動画をご覧ください)/
The Royal Family Channel:
LIVE: Royal Wedding 2018 of Prince Harry and Meghan Markle – YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=l_XPgBl1PiM

 

The Royal Familyさんのツイート: "Today Prince Harry and Ms. Markle will be married at Windsor Castle surrounded by friends and family. Follow us @RoyalFamily @KensingtonRoyal @ClarenceHouse live all day.… https://t.co/Vf9bl93sGu"

 

続きを読む 英国王室のハリー王子【ウェールズ公家ヘンリー王子殿下】とメーガン・マークルの結婚式(2018年5月)

訃報(2018年1月5日):パッペンハイム伯女ウルズラ殿下、薨去(1926~2018)パッペンハイム家地所所有者

 2018年1月5日、1960年の父パッペンハイム伯ルートヴィヒの薨去に伴ってパッペンハイム家の所領を継承していた、パッペンハイム伯女ウルズラ殿下(Her Illustrious Highness Countess Ursula of Pappenheim : ウルズラ・グレフィン・ツー・パッペンハイムUrsula Gräfin zu Pappenheim)が薨去したようです。
 1926年4月9日生まれの91歳。

 薨去に伴い、地所は娘のレッケ=フォルマーシュタイン伯爵女・パッペンハイム伯女・エグロフシュタイン伯爵子夫人イニガ(Countess Iniga of Recke-Volmerstein-Pappenheim : イニガ・グレフィン・フォン・デル・レッケ=フォルマーシュタイン=グレフィン・ツー・パッペンハイムIniga Gräfin von der Recke-Volmerstein-Gräfin zu Pappenheim)が継承するようです。

※パッペンハイム家当主およびパッペンハイム伯の地位は、1960年のルートヴィヒの薨去に伴って傍系の男子に継承されていることになりますが、地所というか所領というかは上記のように、ということです。

 

記事:
 (ドイツ語)Pappenheim: Eine Pappenheimer Ikone ist verstorben – Weißenburg – nordbayern.de
 (ドイツ語)Pappenheim trauert um Gräfin Ursula | Pappenheimer Skribent
 (ドイツ語)Pappenheim: Gräfin von Pappenheim gestorben
 (ドイツ語:死亡告知)Anzeige von Ursula Gräfin zu Pappenheim | miteinandertrauern.de – ursula-graefinzupappenheim#/trauerfall

 

※記事では、パッペンハイム家(パッペンハイマー)が消滅したかのような書き方ですが、傍系は宗派が違うせいか地元にいないせいか地所を持っていないためかスルーされていますね。また、傍系の男系男子も比較的若い世代が一人で未婚(1981年生まれのゲオルク殿下)のため、存続についてはやや危うい状況です。

 

旧ルーマニア王ミハイ1世陛下の葬儀はじまる(2017年12月)

 12月5日に崩御した旧ルーマニア王ミハイ1世陛下(His Majesty King Michael IMihai I】 of Romania)の葬儀が始まったようです。
 長女のルーマニア王位守護者マルガレータ陛下(Her Majesty Margareta, the Custodian of the Crown of Romania : ルーマニア皇太子マルガレータ殿下 : Her Royal Highness Crown Princess Margareta of Romania)らルーマニア王室関係者および外国の王室メンバーが臨席。
 ルーマニア大統領クラウス・ヴェルナー・ヨハニス閣下(His Excellency Mr Klaus Werner Iohannis)ら政治家らが参列。
 キリスト教/東方正教会/ルーマニア正教会の聖職者らが礼拝を執り行います。

 

関連:
 旧ルーマニア王ミハイ1世陛下の葬儀に参列予定の王室関係者(2017年12月)

 

各王室サイト記事など:
 (スペイン語:スペイン王室公式サイト)Casa de Su Majestad el Rey de España – Actividades y Agenda – Funeral de Su Majestad el Rey Miguel I de Rumanía
 (フランス語:ルクセンブルク大公室公式サイト)Funérailles de Sa Majesté le Roi Michael Ier de Roumanie – Cour Grand-Ducale de Luxembourg – Décembre 2017

 (英語:アルバニア王室公式サイト)Albanian Royal Family – Funeral of HM King Micheal
 (ブルガリア語:ブルガリア王室公式サイト:旧ブルガリア王シメオン2世陛下は世界観光機関の特別大使としてスイス/ジュネーブへの訪問が決まっていたため、葬儀は欠席のようです)Цар Симеон II присъства на поклонението пред тленните останки на Крал Михай I в Букурещ « Н.В. Цар Симеон II
 (英語:旧ユーゴスラビア王室【セルビア王室】公式サイト)THE ROYAL COUPLE AT THE FUNERAL OF KING MICHAEL OF ROMANIA | The Royal Family of Serbia

 

ルーマニア国内報道など:
 (写真)FUNERALII – REGELE MIHAI I AL ROMANIEI | AGERPRES • Actualizează lumea.

 

海外報道記事など:
 (英語)Prince Charles pays his respects to Romania's late king | Daily Mail Online
 (英語)Prince Charles joins royals for funeral of Romania’s king Michael | Royal | News | Express.co.uk
 (英語)Romanian former monarch King Michael given state funeral in Bucharest | News | DW | 16.12.2017
 (英語)Funeral Held for King Michael of Romania | Time
 (フランス語)Roumanie : les monarchies européennes aux obsèques de l'ex-roi Michel – L'Express

 

 (ルーマニア語:ルーマニア・テレビ)TVR+ live

TVR:
Funeraliile Regelui Mihai I – ediţie specială TVR1 – YouTube

TVR:
Funeraliile Regelui Mihai I – Curtea de Argeș (@TVR1) – YouTube

 

 (ルーマニア語:ルーマニア正教会通信)Ceremonialul funeraliilor Regelui Mihai I al României (LIVE) – Basilica.ro
 (ルーマニア語:ルーマニア正教会通信)LIVE | Părintele Patriarh Daniel oficiază slujba de înmormântare a Regelui Mihai I al României – Basilica.ro
 (ルーマニア語:ルーマニア正教会通信)Regele Mihai – un simbol al suferinței şi speranței poporului român – Basilica.ro
 (ルーマニア語:ルーマニア正教会通信)Curtea de Argeș | Înmormântarea Regelui Mihai în noua Necropolă Regală de la Catedrala Arhiepiscopală din Curtea de Argeş (VIDEO) – Basilica.ro
 (ルーマニア語:ルーマニア正教会通信:写真)Slujba de înmormântare a Regelui Mihai I al României – Basilica.ro
 (英語:ルーマニア正教会通信)King Michael – a symbol of the suffering and hope of the Romanian people – Basilica.ro
 (英語:ルーマニア正教会通信)VIDEO: Patriarch Daniel officiates King Michael’s funeral – Basilica.ro
 (英語:ルーマニア正教会通信)Romanians pay their respects during King Michael’s funeral (VIDEO) – Basilica.ro
 (英語:ルーマニア正教会通信:写真)King Michael I's funeral service – Basilica.ro

 

動画などよりキャプチャ/

長女のルーマニア王位守護者マルガレータ陛下(Her Majesty Margareta, the Custodian of the Crown of Romania)と夫のルーマニア王子ラドゥ殿下(His Royal Highness Prince Radu of Romania):

 

三女の“イリーナ王女殿下”、四女のソフィア王女殿下、五女のマリア王女殿下:

 

一列目 向かって左から
 スウェーデン王カール16世グスタフ陛下(Carl XVI Gustaf of Sweden : His Majesty The King)、
 スウェーデン王妃シルヴィア陛下(シルビア王妃 : Queen Silvia of Sweden : Her Majesty The Queen)、
 前スペイン王ファン・カルロス1世陛下(His Majesty King Juan Carlos I of Spain)、
二列目 向かって左から
 ルクセンブルク大公アンリ殿下(Henri : His Royal Highness The Grand Duke of Luxembourg)、
 ウェールズ公チャールズ皇太子殿下(Prince Charles : His Royal Highness The Prince of Wales)、
三列目 向かって左から
 ベルギー王女アストリッド殿下(オーストリア=エステ大公妃 : オーストリア皇子妃 : ハンガリー王子妃 : ベーメン王子妃 : モデナ公妃 : Her Imperial and Royal Highness Princess Astrid of Belgium, Archduchess of Austria-Este, Princess Imperial of Austria, Princess Royal of Hungary and Bohemia, Duchess of Modena)、
 オーストリア=エステ大公/ベルギー王子ローレンツ殿下(ロレンツ大公 : オーストリア皇子 : ハンガリー王子 : ベーメン王子 : モデナ公 : His Imperial and Royal Highness Prince Lorenz of Belgium, Archduke of Austria-Este, Prince Imperial of Austria, Prince Royal of Hungary and Bohemia, Duke of Modena)、
 (旧)ユーゴスラビア王室(カラジョルジェヴィッチ家)当主で現在セルビア王室を称するユーゴスラヴィア皇太子アレクサンダル2世殿下(His Royal Highness Crown Prince Alexander II of Yugoslavia / Serbia)、

 

(旧)アルバニア王室(ゾグー家)当主のアルバニア皇太子レカ2世殿下(His Royal Highness Crown Prince Leka II of the Albanians)と(旧)ポルトガル王室(ブラガンサ家)当主のブラガンサ公爵ドゥアルテ・ピオ殿下(His Royal Highness Duarte Pio, Duke of Braganza):

 

左から
 オーストリア=エステ大公/ベルギー王子ローレンツ殿下(ロレンツ大公 : オーストリア皇子 : ハンガリー王子 : ベーメン王子 : モデナ公 : His Imperial and Royal Highness Prince Lorenz of Belgium, Archduke of Austria-Este, Prince Imperial of Austria, Prince Royal of Hungary and Bohemia, Duke of Modena)、
 ルクセンブルク大公アンリ殿下(Henri : His Royal Highness The Grand Duke of Luxembourg)、
 (旧)ユーゴスラビア王室(カラジョルジェヴィッチ家)当主で現在セルビア王室を称するユーゴスラヴィア皇太子アレクサンダル2世殿下(His Royal Highness Crown Prince Alexander II of Yugoslavia / Serbia)、
 ウェールズ公チャールズ皇太子殿下(Prince Charles : His Royal Highness The Prince of Wales)、

 

ハプスブルク=ロートリンゲン家当主/オーストリア大公カール殿下(His Imperial and Royal Highness Archduke Karl of Austria, Prince Imperial of Austria, Prince Royal of Hungary and Bohemia):

 

 ベルギー王女アストリッド殿下(オーストリア=エステ大公妃 : オーストリア皇子妃 : ハンガリー王子妃 : ベーメン王子妃 : モデナ公妃 : Her Imperial and Royal Highness Princess Astrid of Belgium, Archduchess of Austria-Este, Princess Imperial of Austria, Princess Royal of Hungary and Bohemia, Duchess of Modena)、
 オーストリア=エステ大公/ベルギー王子ローレンツ殿下(ロレンツ大公 : オーストリア皇子 : ハンガリー王子 : ベーメン王子 : モデナ公 : His Imperial and Royal Highness Prince Lorenz of Belgium, Archduke of Austria-Este, Prince Imperial of Austria, Prince Royal of Hungary and Bohemia, Duke of Modena)、
 後方はハプスブルク=ロートリンゲン家当主/オーストリア大公カール殿下(His Imperial and Royal Highness Archduke Karl of Austria, Prince Imperial of Austria, Prince Royal of Hungary and Bohemia):

 

(旧)イタリア王室(サヴォイア家)のヴェネツィア公/ピエモンテ公/サヴォイア公子エマヌエーレ・フィリベルト殿下(His Royal Highness Prince Emanuele Filiberto of Savoy, Prince of Venice and Piedmont):

 

故ルーマニア王女イレアナの娘でルーマニア王室関連の行事に参列の多いオーストリア大公女マリア・マグダレーナ殿下(“マギー”【Magi】 : オーストリア皇女 : ハンガリー王女 : ベーメン王女 : トスカナ大公女 : Her Imperial and Royal Highness Archduke Maria Magdalena of Austria, Princess Imperial of Austria, Princess Royal of Hungary and Bohemia, Princess of Tuscany):

 

(旧)ロシア帝室ロマノフ家当主ロシア女大公マリヤ殿下:

 

マルガレータ陛下たちルーマニア王室構成員が、各王室に挨拶:

 

アレクサンダー・ニクソン閣下(ミハイ陛下の次女エレーナ王女殿下の夫):

 

キリスト教/東方正教会/ルーマニア正教会の首座/ルーマニア正教会総主教、ブカレスト大主教、ムンテニア・ドブロジャ府主教ダニエル聖下(His Beatitude Daniel, Archbishop of Bucharest, Metropolitan of Muntenia and Dobrudgea and Patriarch of the Romanian Orthodox Church):

 

ルーマニア大統領クラウス・ヴェルナー・ヨハニス閣下(His Excellency Mr Klaus Werner Iohannis)たち:

 

以下、抜粋映像など/

ルーマニア大統領クラウス・ヴェルナー・ヨハニス閣下が王宮に到着:
Președintele Klaus Iohannis a sosit la Palatul Regal – YouTube

 

棺の角の四方に、長女のマルガレータ陛下、スウェーデン王カール16世陛下、前スペイン王ファン・カルロス1世陛下、ルクセンブルク大公アンリ殿下が立つ:
Ziua grea a desparțirii – YouTube

 

Familia Regală, în lacrimi la catafalc – YouTube

 

România in doliu, ziua despărtirii – YouTube

 

Funeraliile Regelui Mihai I al României – YouTube

 

Regele românilor a plecat la Împăratul cerurilor – YouTube

 

Cuvântul Preafericitului Părinte Patriarh Daniel la funeraliile Regelui Mihai I al României – YouTube

 

Regele Mihai I a fost înmormântat la Curtea de Argeș – YouTube

 

Regele, condus pe ultimul drum ca un mareșal – YouTube

 

Însoțit de români pe ultimul drum – YouTube

 

Un Rege respectat în toată lumea – YouTube

 

Ultima călătorie cu Trenul Regal – YouTube

 

Sute de oameni au așteptat trenul regal la Pitești – YouTube

 

Un drum în lacrimi și doliu – YouTube

 

Înmormântarea Regelui Mihai I al României la Curtea de Argeș – YouTube

 

Membrii Familiei Regale au părăsit necropola de la Curtea de Argeș – YouTube

 

Cuvântul Preafericitului Părinte Patriarh Daniel la funeraliile Regelui Mihai I al României – YouTube

 

以下、gettyimages より埋め込んだ画像(Romania King's Funeralの写真およびイメージ | ゲッティイメージズ):

チャールズ皇太子殿下。後方のサングラスの方はおそらく(旧)ポルトガル王室当主ブラガンサ公爵ドゥアルテ・ピオ殿下:
Embed from Getty Images

マルガレータ陛下とラドゥ王子殿下:
Embed from Getty Images

棺に一番近い位置の男性がルーマニア大統領ヨハニス閣下:
Embed from Getty Images

前列左から、ヨルダン王母ムナ・アル=フセイン殿下、たぶんフランス王女(オルレアン公女)シャンタル殿下、チャールズ皇太子殿下、前スペイン王妃ソフィア陛下、前スペイン王ファン・カルロス1世陛下/
シャンタル殿下の後方が(旧)アルバニア王室当主アルバニア皇太子レカ2世殿下/
チャールズ殿下とソフィア陛下の間の後方が、ハプスブルク=ロートリンゲン家当主オーストリア大公カール殿下/
ファン・カルロス1世陛下の後方が(旧)ポルトガル王室当主ブラガンサ公爵ドゥアルテ・ピオ殿下:
Embed from Getty Images
Embed from Getty Images

Embed from Getty Images

 

Casa de S.M. el Reyさんのツイート: "Los Reyes Don Juan Carlos y Doña Sofía asisten en Bucarest a las exequias por el Rey Miguel I de Rumanía. https://t.co/AZKBOTKM3M https://t.co/dPvyMyzunp"

 

Casa de S.M. el Reyさんのツイート: "Funeral de Su Majestad el Rey Miguel I de Rumanía https://t.co/AZKBOTKM3M https://t.co/tafe0QYJDz"

 

ルーマニア大統領府公式サイトのトップページに掲載された、ルーマニア大統領クラウス・ヴェルナー・ヨハニス閣下による葬儀参列を伝えるコメント:

Președintele României
Klaus Iohannis
Cu profund regret, am condus astăzi pe ultimul drum un veritabil om de stat, Regele Mihai I, care, cu demnitate și curaj, și-a reprezentat țara în unele dintre cele mai grele vremuri ale istoriei noastre. Am fost impresionat de mulțimea de oameni care s-a alăturat cortegiului funerar, o autentică expresie a iubirii și respectului românilor față de Regele Mihai I. Sunt convins că va rămâne în memoria națională drept un reper de integritate, un simbol al solidarității și al aspirației către libertate.

適当な訳:
ルーマニア大統領クラウス・ヨハニス
「深い悲しみとともに、私は今日、真に国のためにつくした指導者、威厳と勇気を兼ね備え、われわれの歴史の中でもっとも厳しい時代のひとつの時期に国を代表したミハイ1世王の最後の道程を見送った。私は、ミハイ1世王へのルーマニア人の愛と尊敬を真に表明した大勢の人々が葬列に加わってくれたことに感動した。私は、ミハイ1世が、国家統一のみちしるべ、連帯と自由への熱望の象徴として、国の記憶に残り続けることを確信している」

 

 アラウカニア・パタゴニア公スタニスラス・パルビュレスコ殿下(キディコ子爵 : His Royal Highness Stanislas Parvulesco, Prince of Araucania and Patagonia, Viscount of Quidico)が参列と称した模様。

※いわゆる自称君主(の対立君主)に分類されるのに近い人ですが(しかしギリギリ正統性があると言えなくもないというか……)、ご自身でブログに参列したと書いていたのでリンクしておきます。
 (フランス語:アラウカニア・パタゴニア王国【スタニスラス1世派】公式ブログ)La Maison Royale d'Araucanie présente aux obsèques du Roi Michel de Roumanie – Royaume d'Araucanie et de Patagonie.
 同殿下が、父であるヴィラリカ公爵・キディコ伯爵コンスタンティン・パルビュレスコ閣下(His Excellency Constantine Parvulesco, Duke of Villarica and Count of Quidico)のぶんもあわせてルーマニア王室へ弔意を表明したとのことです(表明しただけかもしれません)。
※関係者の多数は、スタニスラス1世と対立しているアントワーヌ4世殿下を支持しているとされています。

追記:
 スタニスラス1世はフランス王ジャン2世の子孫を称しており、系譜の情報も出回っています。もちろん重要な系統というわけではありませんが、子孫である可能性は高いのではないかと思います。