英国王チャールズ3世陛下が、カナダ、オーストラリア、バハマ、ジャマイカ、ニュージーランドの首相と会見(2022年9月)

 英国王チャールズ3世陛下(King Charles III : His Majesty The King)は、英連邦王国の、

 カナダ首相ジャスティン・トルドー閣下(The Right Honourable Justin Trudeau, PC, MP)、
 オーストラリア連邦首相アンソニー・アルバニージー閣下(The Honourable Anthony Albanese MP)、
 バハマ国首相フィリップ・エドワード・デイビス閣下(The Honourable Philip Edward Davis, QC)、
 ジャマイカ首相アンドルー・マイケル・ホルネス閣下(The Most Honourable Andrew Michael Holness ON MP)、
 ニュージーランド首相ジャシンダ・アーダーン閣下(The Right Honourable Jacinda Ardern MP)、

 と、それぞれ会見しました。

 

The Royal Family Channel:
King Charles Holds Audiences with Five Prime Ministers – YouTube

 

アルバニージー豪首相と:
Anthony AlbaneseさんはTwitterを使っています: 「It was an honour to meet with His Majesty King Charles III at Buckingham Palace. I extended my personal condolences and those of the Australian people to the King. https://t.co/2mP4yfZzRt」 / Twitter

 

デイビス・バハマ首相と:
Philip Brave DavisさんはTwitterを使っています: 「Meeting with His Majesty The King today at Buckingham Palace was a pleasure. Our conversation was a great reflection on the relationship the Royal Family has shared with the people of The Bahamas. I expressed my personal condolences and well wishes to King Charles III. https://t.co/IfYhvhD3Zd」 / Twitter

 

関連:
 英国王チャールズ3世陛下が、ツバル、アンティグア・バーブーダ、パプアニューギニアの首相と会見(2022年9月)

オーストラリアで、エディンバラ公爵フィリップ王子殿下を追悼する41発の礼砲(2021年4月)

 2021年4月9日に薨去した英国王室/エディンバラ公爵フィリップ王子殿下(His Royal Highness The Prince Philip, Duke of Edinburgh)を追悼する41回の礼砲が、キャンベラのオーストラリア連邦議会国会議事堂前庭で実施されました。

 

7NEWS Australia:
Australia's 41 gun salute honouring His Royal Highness The Duke of Edinburgh, Prince Philip | 7NEWS – YouTube

 

The Sun:
Australia marks passing of Prince Philip with 41 gun salute – YouTube

 

Ruptly:
Australia: 41-gun salute rings out in honour of Prince Philip outside parliament in Canberra – YouTube

アンドラ共同統治公/ウルヘル司教ジュアン=エンリク・ビベス・イ・シシリア大司教座下が、アンドラ公国を駐箚する25ヶ国の大使を接受、信任状の捧呈を受ける(2021年3月)

※この記事はキリスト教 高位聖職者のニュースと重複します。

 

 2021年3月12日、キリスト教/ローマ・カトリック教会のウルヘル司教で、個人として大司教に叙されているジュアン=エンリク・ビベス・イ・シシリア座下(Archbishop Joan-Enric Vives i Sicília, Bishop of Urgell)は、司教宮殿にて、アンドラ公国を駐箚する25ヶ国の大使を接受、信任状の捧呈を受けました。

※ウルヘル司教はフランスの国家元首と共に、アンドラ公国の共同統治公となります。

 

Bisbat Urgell(ウルヘル司教 公式チャンネル):
Presentació de Cartes Credencials al Copríncep Episcopal – YouTube

 

 (カタルーニャ語(スピーチ内容部分英語):ウルヘル司教 公式サイト)Cerimònia de presentació de les Cartes Credencials de 25 Ambaixadors

 (英語)Co-Prince of Andorra receives credentials of Qatar’s Ambassador – The Peninsula Qatar

 

Bisbat d'UrgellさんはTwitterを使っています 「El Coprincep Episcopal #MonsVives rep les Cartes Credencials de 25 Ambaixadors al Palau Episcopal i els adreça un parlament. https://t.co/785Lfhv0Lb」 / Twitter

 

 25ヶ国は、イスラエル国、ベルギー王国、チリ共和国、カタール国、モーリタニア・イスラム共和国、オーストラリア、アルバニア共和国、アルメニア共和国、メキシコ合衆国、アイスランド共和国、スイス連邦、カンボジア王国、大韓民国、サウジアラビア王国、エルサルバドル共和国、ラトビア共和国、アルゼンチン共和国、ベナン共和国、ハンガリー、ウルグアイ東方共和国、ホンジュラス共和国、キプロス共和国、グアテマラ共和国、アルジェリア民主人民共和国、ドミニカ共和国、となっています。

1974年に殺人事件の中で失踪し2016年に死亡認定された英国の(故?)第7代ルーカン伯爵ジョン・ビンガム閣下について、被害者の息子がオーストラリアで伯爵を発見したと主張(2020年1月)仏教徒となり体調を崩し手術を待っているとの話

 1974年に、自らの息子の乳母が殺害された事件の中で失踪し、2016年に死亡認定された英国のアイルランド貴族/第7代ルーカン伯爵ジョン・ビンガム閣下(John Bingham, 7th Earl of Lucan : The Right Honourable The Earl of Lucan : ルーカン卿 : Lord Lucan)ですが、このほど被害者の子息ニール・ベリマン氏(Neil Berriman)がオーストラリアで伯爵を発見したと主張しています。
 主張によれば、伯爵は仏教徒となっており、現在では体調を崩し手術がおこなわれるのを待っているとのことです。

 なお、ニール・ベリマン氏は、2016年に伯爵が死亡認定された際に「死んでいると思う」と語ったと報道されています。

 

 (英語)Son of Lord Lucan's murdered nanny claims to have found missing Earl alive – Mirror Online
 (英語)Lord Lucan 'FOUND by son of nanny he murdered' in Australia | Daily Mail Online

 

既報:
 死亡認定(2016年2月3日):イギリスの第7代ルーカン伯爵ジョン・ビンガム閣下(1934~?)
 ほんまかいなという話:1974年に失踪したイギリスの第7代ルーカン伯爵ジョン・ビンガム閣下は殺人の後に自殺して虎のエサになったという証言者が出現したとの報道(2016年1月)

 

英国女王エリザベス2世陛下らがサセックス公爵ヘンリー王子殿下【ハリー王子】と会見(2020年1月)「ハリーとメーガンの意向を尊重」。次は称号などについて処置があるかどうか

 2020年1月13日、英国サンドリンガムにて、英国女王エリザベス2世陛下(Elizabeth II : Her Majesty The Queen)は、王室の中心メンバーから離れると一方的に宣言したサセックス公爵ヘンリー王子殿下(Prince Henryハリー王子 : Prince Harry : His Royal Highness The Duke of Sussex)と話し合いをおこないました。
 ウェールズ公チャールズ皇太子殿下(Prince Charles : His Royal Highness The Prince of Wales)およびケンブリッジ公爵ウィリアム王子殿下(Prince William : His Royal Highness The Duke of Cambridge)が同席。

 会談の結果、「ハリーとメーガンの意向を尊重」「移行期間を設ける」というような、さほど盛り上がりの無い結論が発表されました。

 声明文において女王陛下は、「ハリーとメーガン(Harry and Meghan)」という呼び方(通常は称号を使用)を使用しています。
 これは今後、称号に関する処置があることをにおわせているとする見方が多数です。
 サセックス公爵【Duke of Sussex】や、グレートブリテン及び北アイルランド王子【Prince of Great Britain and Northern Ireland】の称号、そして殿下【His Royal Highness】という敬称の扱いがどうなるかというのが一つの注目です(メーガン妃殿下のほうは、ヘンリー王子殿下が称号や敬称を失った時点で自動的に使われなくなります)。
 いずれも単に皆が使用しないだけという方法もありますが、女王陛下が、ヘンリー王子殿下について以後「~」のように呼称するという明示的な発表をする可能性もあります(その場合「しかし法的には今まで通りなのだ」という論が出てくるでしょう)。
 サセックス公爵の称号に関しては、ヘンリー王子殿下が一代だけ放棄するという方法(この場合、ヘンリー王子薨去後にアーチーが第2代サセックス公爵になります)の他、単純に放棄する方法についても言及されているケースがありますが、ここはちょっとよくわかりません。
 王子と殿下に関しては、使わないのではなく確実に剥奪するにはどうしたらいいのか、よくわかりませんが……。また剥奪した場合、重罪人のような扱いのような気もします。また、王子と殿下は異なるものですが、うっかり片方だけ剥奪するというような失態はないものと期待したいです。

 また、英国王位継承順位と摂政の話もあります。王位継承の可能性はほぼないので放っておく手もあります。
 現在のところ、万が一、ウィリアム王子殿下が即位後に割と若くして崩御するなどの不吉な想定で、ジョージ王子殿下が未成年という事態が発生した場合、継承順位を順番にたどり、21歳以上の人物が摂政となります(現時点の年齢を考えれば、もしそうなったとしても、期間は短いでしょう)。
 ジョージ王子殿下が未成年なのに、妹と弟が成人している可能性はないので、したがって摂政はヘンリー王子殿下となりますが、海外にいた場合どうするのか、という問題も出ます。
 継承順位に関する処置は、日本風にいえば「特別立法」が必要であり、また、英連邦王国16ヶ国で足並みをそろえる場合、各国議会で批准し(議会批准の必要のない国もあります)、効力が発生する日を同日にするということが必要になります。
 加えて、もしヘンリー王子殿下およびその子孫を継承から除いた場合、次はヨーク公爵アンドルー王子殿下とその子孫になりますが、現在アンドルー王子殿下にスキャンダルが発生しており、娘の二王女は英国にいないかもしれないとなると、これまた事前に除外しないといけない、というような妙な展開が発生します。
 その場合、ウェセックス伯爵エドワード王子殿下の子孫、ということになってきますが、そもそもエドワード王子殿下の子供二人は、1917年の勅令では王女と王子になるのに、王室への関りがそれほどなくなるだろうという前提でそのようには扱われていません(法的には王女と王子であるという見解が有力ですが、女王陛下がそのように呼ばないと掲示した時点でそうではなくなっているという説もあります)。今になって「摂政になっていただく可能性が出てくる法の変更をやります」、というのは、ムチャな……、という気がします。
 従って、これに関しては放置して、悪いことが起きないことを期待するということになるのでは。また、摂政法のほうを変えるという簡単(に思えるよう)な処置もありますが……こちらは英連邦王国全体でどういう扱いになるのかわかりません。

 

 (英語)A statement from Her Majesty The Queen | The Royal Family

The Royal FamilyさんはTwitterを使っています: 「A statement from Her Majesty The Queen. https://t.co/IVSyfeojqk」 / Twitter

 

 英 エリザベス女王 ハリー王子夫妻の意向認める考え | NHKニュース

 

ANNnewsCH
英王室の緊急家族会議 ヘンリー王子夫妻の離脱容認(20/01/14) – YouTube

 

女王陛下のサンドリンガム到着/
The Royal Family Channel:
Queen Arrives at Sandringham Ahead of Talks with Duke and Duchess of Sussex – YouTube

 

ANNnewsCH(ANN NEWS):
ヘンリー王子らの離脱容認? エリザベス女王が声明(20/01/14) – YouTube

 イギリス王室の主な収入源は税金から支払われる「王室助成金」。真っ先に生活資金について声明で触れたのです。ところが、その声明を受けてカナダのトルドー首相は・・・。
 カナダ、トルドー首相(カナダメディアによると):「カナダでの警備費用を誰が払うかについて多くの話し合いがまだ残されている」

※トルドー政権は歴史的な歳出増をおこなっており、これ以上の出費はなんであれ政権への強いダメージとなるため、ヘンリー王子殿下の警備費用を払う可能性はゼロに近いと見られています。

 

 英王室ハリー王子夫妻 北米で生活の意向にカナダで賛否 | NHKニュース

カナダ側が警備費を支払うことになるのではないかと指摘する研究者の懸念を伝えています。

またハリー夫妻が財政的に自立したいという考えを示していることについてカナダ国籍ではないため労働許可証を取得できるかどうか保証がないとも指摘しています。

※ぶっちゃけ両殿下は普通に雇用契約を結んで労働するわけではないので、どうにでもなります。

さらに、カナダの新聞、「グローブ・アンド・メール」は14日付けの社説で、イギリス王室の一員でありながらカナダに暮らすことについて「カナダ政府は簡潔に、『No』と答えるべきだ」と指摘しています。

理由について、カナダはイギリス連邦ではあるが、独自の立憲君主制をしいていて、イギリス王室の一員という理由だけで受け入れることはできないのではないかとしています。

※補足すれば、英国王室の一員を完全に辞めて、カナダに一市民として移民すれば問題ないかと思います(そこまでが大問題ですけど)。

英首相「問題は解決できる」
イギリスのジョンソン首相は14日、公共放送BBCに出演し、ハリー王子夫妻の動きについて、政治家のコメントは必要ないという考えを示す一方で「王室はイギリスにとって貴重ですばらしい存在であり、問題は解決できると確信している」と述べました。

 

ANNnewsCH(ANN NEWS):
ヘンリー王子夫妻の“市場価格” 超高額オファーも(20/01/17) – YouTube

大衆紙「サン」が行った世論調査。2人の経済的自立、恐らくできる37%。恐らくできない46%。エリザベス女王に同情する62%。さらに今回の決断は主に夫婦どちらの考えかという質問。ヘンリー王子2%に対し、メーガン妃は48%。

ジャーナリスト・村上あい氏:「圧倒的多数の人が、今回のお二人の決断はメーガン妃の主導によって下されたと回答。今回の事態において、ヘンリー王子が弱い立場に置かれていると(国民は)心配している」

オーストラリアのPR業界を牛耳るというマックス・マークソン氏は2人が自叙伝を出した場合、日本円で70億を超える収入が見込めるとし、さらに、2人がオーストラリアで5回公演をすれば約5億5000万円を支払うと語った

 今回の夫妻の決断を「自由な金持ちになりたい」からだと見る向きは最初からありました。
 それにしても、これだけの収入が見込める人物の警護費用の負担をなぜカナダ政府が考えねばならないのか……。

 

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