訃報(2020年10月26日):英国のダファリン=エヴァ侯爵夫人リンジー・ハミルトン=テンプル=ブラックウッド閣下が薨去(1941~2020)

 2020年10月26日、英国のダファリン=エヴァ侯爵夫人リンジー・ハミルトン=テンプル=ブラックウッド閣下(Lindy Hamilton-Temple-Blackwood : The Most Honourable The Marchioness of Dufferin and Ava : セリーナ・ベリンダ・ローズマリー・ハミルトン=テンプル=ブラックウッドSerena Belinda Rosemary Hamilton-Temple-Blackwood)が薨去したようです。
 1941年3月25日生まれの79歳。
 ギネス家の出身です。

 故・第5代ダファリン=エヴァ侯爵シェリダン・ハミルトン=テンプル=ブラックウッドの妻(未亡人)です。

※同侯爵位は、第5代侯爵薨去に伴い消滅。ダファリン=クランボイ男爵位が傍系に引き継がれています。

 

 (英語)Marchioness of Dufferin and Ava dies aged 79 after short illness – BelfastTelegraph.co.uk

Belfast TelegraphさんはTwitterを使っています 「Marchioness of Dufferin and Ava dies aged 79 after short illness https://t.co/YDRYRNuGDT https://t.co/6PNvQQILQv」 / Twitter

 

 (英語)Lady Dufferin has died aged 79 – The Irish News
 (英語)Lady Dufferin death announced as locals remember her kindness, humour and love of animals – Belfast Live

 (英語)Peerage News: The Marchioness of Dufferin & Ava 1941-2020

 

結婚(2020年10月24日):英国のキャリントン男爵継嗣ロバート・キャリントン閣下とオルガ・リッチマン嬢

 2020年10月24日、ロバート・キャリントン閣下(The Honourable Robert Carington)とオルガ・リッチマン嬢(Olga Litchman)が結婚しました。

 ロバート・キャリントン閣下は、英国のアイルランド貴族およびグレートブリテン貴族/第7代キャリントン男爵ルパート・キャリントン閣下(Rupert Carington, 7th Baron Carrington)の継嗣です。

 

 (英語)The Hon R. Carington and Miss O. Litchman – Marriages Announcements – Telegraph Announcements

 (英語)Peerage News: Lord Carrington's son and heir marries

 

誕生(2020年10月6日):カスピアン・バトラー閣下。第30代(第20代)ダンボイン男爵継嗣

 2020年10月6日、カスピアン・フィッツウォルター・バトラー閣下(The Honourable Caspian Fitzwalter Butler)が誕生しました。
 英国のアイルランド貴族/第30代(第20代)ダンボイン男爵リチャード・バトラー閣下夫妻の第三子で長男・男爵位の継嗣となります。

 

 (英国)Peerage News: Son and heir for Lord and Lady Dunboyne

 

※ダンボイン男爵の歴代数が二つあるのは、古い時代に writ というもので貴族院に招集されて貴族になっているのと、新しい時代(というほど新しくありませんが)の Letters Patent というもので貴族になっているのと二種類あるからです。

 

誕生(2020年3月24日):イヴ・フィッツジェラルド嬢。エドワード・フィッツジェラルド氏(リンスター公爵の甥で推定相続人)夫妻の第一子・長女

 2020年3月24日、エドワード・フィッツジェラルド氏(Edward FitzGerald)とフロー・フィッツジェラルド夫人(Flo FitzGeraldローラ・キャロライン・テルライトLaura Caroline Tellwright)の間の第一子・長女となるイヴ・フィッツジェラルド嬢(Eve FitzGerald)が誕生しました。

 

 (英国)FitzGerald – Births Announcements – Telegraph Announcements

 

 エドワード・フィッツジェラルド氏は、第9代リンスター公爵モーリス・フィッツジェラルド閣下の甥で、推定相続人です。おそらく公爵位を継承し、そして傍系の若い男子はいないと見られています。

 

1974年に殺人事件の中で失踪し2016年に死亡認定された英国の(故?)第7代ルーカン伯爵ジョン・ビンガム閣下について、被害者の息子がオーストラリアで伯爵を発見したと主張(2020年1月)仏教徒となり体調を崩し手術を待っているとの話

 1974年に、自らの息子の乳母が殺害された事件の中で失踪し、2016年に死亡認定された英国のアイルランド貴族/第7代ルーカン伯爵ジョン・ビンガム閣下(John Bingham, 7th Earl of Lucan : The Right Honourable The Earl of Lucan : ルーカン卿 : Lord Lucan)ですが、このほど被害者の子息ニール・ベリマン氏(Neil Berriman)がオーストラリアで伯爵を発見したと主張しています。
 主張によれば、伯爵は仏教徒となっており、現在では体調を崩し手術がおこなわれるのを待っているとのことです。

 なお、ニール・ベリマン氏は、2016年に伯爵が死亡認定された際に「死んでいると思う」と語ったと報道されています。

 

 (英語)Son of Lord Lucan's murdered nanny claims to have found missing Earl alive – Mirror Online
 (英語)Lord Lucan 'FOUND by son of nanny he murdered' in Australia | Daily Mail Online

 

既報:
 死亡認定(2016年2月3日):イギリスの第7代ルーカン伯爵ジョン・ビンガム閣下(1934~?)
 ほんまかいなという話:1974年に失踪したイギリスの第7代ルーカン伯爵ジョン・ビンガム閣下は殺人の後に自殺して虎のエサになったという証言者が出現したとの報道(2016年1月)