那須与一伝承館 11周年記念 特別企画展「那須与一の軌跡-中世那須氏のあゆみ-」開始。記念式典に那須氏第37代当主 那須正美 氏が臨席(2018年10月)

 2018年10月6日、栃木県大田原市の那須与一伝承館で11周年を記念して特別企画展「那須与一の軌跡-中世那須氏のあゆみ-」が開始、記念式典に那須氏第37代当主那須正美氏(なす まさみ)が臨席とのことです。

 

 「与一の太刀」特別展示 伝承館11年で企画展 大田原|地域の話題,県内主要|下野新聞「SOON」ニュース|下野新聞 SOON(スーン)

扇の的を射落とした源平屋島の戦いで与一が帯びていた太刀など、那須氏の歴史を概観できる貴重な史料51点を展示する。12月2日まで。

記念式典には名誉館長の那須家第37代当主、那須正美(なすまさみ)さん(51)=仙台市=も出席。「次の世代にさまざまなものを伝える役割を担う伝承館の活躍に心から期待している」とあいさつした。

 

 ……ということです。

 なお、現在のところ、「大田原市公式サイト」及び「道の駅那須与一の郷公式サイト」にはこの特別企画展の情報がいっさい掲載されていません。

 那須与一伝承館 | 大田原市

太刀銘成高(国の重要文化財)
 与一が扇の的を射た際、身に着けていたとされる太刀。

 大田原市公式サイトを見る限りでは、太刀は「那須与一展示室」に普段から展示されているように思えます。

 

 道の駅那須与一の郷公式サイト│栃木県大田原市

 

「全国足利氏ゆかりの会」の2018年度総会が10月17日・18日に開催予定(2018年10月)特別顧問の【平島公方】足利家第28代当主 足利義弘 氏が臨席

 2018年10月17日~10月18日の日程で「全国足利氏ゆかりの会」の2018年度総会と関連イベントがおこなわれるようです。
 17日にコートベール徳島で開かれる総会に、【平島公方】足利家第28代当主足利義弘氏が臨席とのこと。

 

 徳島・阿南市で17日から「全国足利氏会」 記念講演や法要実施|徳島の話題|徳島ニュース|徳島新聞

17日にコートベール徳島で開かれる総会には、足利家28代当主の足利義弘特別顧問(京都市)ら約60人が出席。

平島公方一族の墓所がある西光寺(阿南市那賀川町)で追善法要

18日は、第9代平島公方の足利義根が刊行した漢詩集など、関連資料を展示する阿波公方民俗資料館を見学。

 

 歴代数の数え方がはっきりしませんが、室町幕府第14代征夷大将軍足利義栄の弟とされる第2代平島公方足利義助を、第15代征夷大将軍足利義昭の後の第16代当主として以後数えているとすると数字があいます。

 

特別展示「亘理伊達家の宝物」(2018年10月)亘理伊達家初代当主 伊達成実 生誕450周年記念

 2018年10月6日、宮城県亘理町郷土資料館で特別展示「亘理伊達家の宝物」が始まる模様。

 

亘理伊達家の宝物、故郷に帰る 6日から特別展、北海道開拓の苦労伝える | 河北新報オンラインニュース

特別展示「亘理伊達家の宝物」が6日、宮城県亘理町郷土資料館で始まる。亘理伊達家初代当主成実(しげざね)の生誕450年を記念しており、北海道伊達市教育委員会の所蔵品約60点が披露される。開拓時の困窮の中でほころびを直したとみられるひな人形や、成実の甲冑(かっちゅう)、伊達政宗の書状などが目玉となる。

ひな人形は移住を決断した第14代邦成(くにしげ)の義母貞操院が大切にしていたとされる品から5対を選び、亘理町で初公開する。

 伊達邦成は男爵に叙爵されています。
 また、貞操院伊達保子は本家(仙台藩主伊達家)からの嫁入りです。

書状は政宗が自身の九男で亘理伊達家第2代となった宗実(むねざね)や成実に宛てた物などを公開する。

 

 亘理町郷土資料館では伊達成実公生誕450年を掲げているみたいですが、いかんせん、サイトの更新自体がほとんどなされていない状況です。

 町立郷土資料館 – わたりちょう – 宮城県亘理郡亘理町公式サイト

 

企画展 「明治維新前夜 ~萩藩永代家老 益田親施と家臣たちの戦い~」の開会式に益田家第38代当主 益田昌史 氏夫妻が臨席(2018年9月)

 2018年9月22日、山口県萩市の須佐歴史民俗資料館で企画展 「明治維新前夜 ~萩藩永代家老 益田親施と家臣たちの戦い~」の開会式がおこなわれた模様。
 萩藩【長州藩】の永代家老の家柄で、須佐領主を務めていた益田家第38代当主益田昌史氏と路子夫人が臨席したようです。

 

詳細ページ | 【須佐歴史民俗資料館】企画展 「明治維新前夜 ~萩藩永代家老 益田親施と家臣たちの戦い~」 9月22日(土)~平成31年3月31日(日)

明治維新150年を記念して、明治維新の礎となった、萩藩永代家老
益田親施(ますだちかのぶ)に焦点を当て、禁門の変・石州口の戦など
壮烈な戦いを歴史資料等により、明治維新前夜を表現する展示を行います。

 

 また、修復され、寄贈された、屏風「四季花鳥図」も公開されているようです。

 萩藩・益田家の屏風修復 13年豪雨で損傷 : 地域 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

 2013年7月の山口・島根豪雨で損傷した萩藩の重臣・益田家所蔵の屏風(びょうぶ)「四季花鳥図」が、萩市須佐地区の住民らの尽力で修復された。同家は感謝を込めて、屏風を市に寄贈。

 元の姿を取り戻した屏風は、明治維新150年を記念して同市の須佐歴史民俗資料館で9月22日に始まった企画展「明治維新前夜~萩藩永代家老益田親施(ちかのぶ)と家臣たちの戦い~」で初公開された。

 同日の企画展開会式には、東京在住の益田家38代当主の昌史さん(74)と妻の路子さん(61)も駆けつけた。2人は「屏風はもうどうにもできないと思っていた。地元の皆様の力で元に戻してもらったことは生涯忘れない」と感謝を述べ、寄贈の目録を同市の藤道健二市長に手渡した。

 企画展は幕末の須佐領主、益田親施とその家臣たちの活躍や悲劇を紹介し、書状や肖像画など約80点を展示している。来年3月31日までで、月曜休館。入館料は高校生以上310円、小中学生150円。

 

講演会「明治維新150年、西郷南洲の教えからサムライシルクへ」に、薩摩西郷家第4代当主 西郷吉太郎 氏、庄内藩主酒井家第18代当主 酒井忠久 氏、庄内藩中老菅家第13代当主 菅秀二 氏が臨席(2018年9月)

 2018年9月30日、山形県鶴岡市の荘銀タクト鶴岡(鶴岡市文化会館)で、講演会「明治維新150年、西郷南洲の教えからサムライシルクへ」がおこなわれたようです。

 薩摩西郷家第4代当主西郷吉太郎氏が講演。
 庄内藩主酒井家第18代当主酒井忠久(さかい ただひさ)氏と庄内藩中老菅家第13代当主菅秀二氏が対談とのこと。

 

 子孫が見た“西郷と庄内” 鶴岡・隆盛直系、酒井、菅の各当主語る|山形新聞

西郷隆盛や旧庄内藩の藩主酒井家、中老菅(すげ)家の子孫3人がそれぞれ、隆盛と庄内地方の関わりについて語った。

隆盛直系の4代目当主西郷吉太郎氏、酒井家18代当主酒井忠久氏、菅家13代当主菅秀二氏が出演。酒井氏と菅氏が対談し、西郷氏が「曽祖父 西郷隆盛を語る」と題して講演した。

 

※記事中の「隆盛直系の4代目当主」ですが、「曽祖父 西郷隆盛を語る」と題して講演しているので、初代を隆盛とみているかもしれません。
 一方、西郷隆盛の嫡男西郷寅太郎(初代)侯爵を初代とし、第2代が寅太郎の次男の西郷隆輝侯爵、第3代が寅太郎の三男の西郷吉之助侯爵、第4代がその長男の西郷吉太郎氏という数え方でも4代目当主となります。

 

※同じく記事中の「中老菅(すげ)家」ですが、役職が中老に限定されていた家柄かどうかはわかりません。