スペイン貴族/エドゥアルド・チャバッリ・カベスード閣下がモクテスマ侯爵位継承を許可される(2021年2月)アステカ皇帝モクテスマ2世の子孫に叙された称号の一つ

 2021年2月26日、エドゥアルド・チャバッリ・カベスード閣下(Eduardo Chávarri Cabezudo)が、スペイン王よりスペイン貴族のモクテスマ侯爵位の継承を許可されました。第7代モクテスマ侯爵となるようです。

 

 (スペイン語)BOE.es – BOE-A-2021-3502 Orden JUS/197/2021, de 26 de febrero, por la que se manda expedir, sin perjuicio de tercero de mejor derecho, Real Carta de Sucesión en el título de Marqués de Moctezuma a favor de don Eduardo Chávarri Cabezudo.

 

 アステカ皇帝モクテスマ2世Moctezuma II)の子孫に叙されたスペイン貴族称号の一つです。

 第7代侯爵は第5代アギラ・レアル侯爵をすでに継承しており、またローマ教皇貴族の第5代ゴルベア侯爵になるのではないかと思います。

スペイン王フェリペ6世陛下が、ポルトガル大統領レベロ・デ・ソウザ閣下と会見(2021年3月)

 2021年3月12日、スペイン王フェリペ6世陛下(King Felipe VI : His Majesty The King of Spain)は、同王国を訪問したポルトガル共和国大統領マルセロ・ヌノ・ドゥアルテ・レベロ・デ・ソウザ教授閣下(His Excellency Professor Marcelo Nuno Duarte Rebelo de Sousa)と会見しました。

 

casarealtv(スペイン王室公式チャンネル):
Encuentro de S.M. el Rey con el presidente de la República Portuguesa, Sr. Marcelo Rebelo de Sousa – YouTube

 

Presidência da República Portuguesa(ポルトガル共和国大統領府 公式サイト):
Encontro alargado com Sua Majestade o Rei de Espanha D. Felipe VI – YouTube

 

 (スペイン語:スペイン王室 公式サイト)Inicio – Actividades y Agenda – Encuentro con Su Excelencia el Presidente de la República Portuguesa, Sr. Marcelo Rebelo de Sousa

 (ポルトガル語:ポルトガル共和国大統領府 公式サイト)Atualidade – Página Oficial da Presidência da República Portuguesa | Presidente da República com Sua Majestade o Rei de Espanha

 

Casa de S.M. el ReyさんはTwitterを使っています 「El Rey recibe al Presidente de Portugal, Marcelo Rebelo de Sousa. https://t.co/FadWfk01fy https://t.co/ku1wek3shw」 / Twitter

 

Casa de S.M. el ReyさんはTwitterを使っています 「Viaje del Presidente de Portugal, Marcelo Rebelo de Sousa, a España. https://t.co/FadWfk01fy https://t.co/J45wYoLIHR」 / Twitter

 

Casa de S.M. el ReyさんはTwitterを使っています 「Encuentro del Rey con el Presidente de Portugal, Marcelo Rebelo de Sousa, a España. https://t.co/FadWfk01fy https://t.co/40r0GywHAM」 / Twitter

インタビュー記事(スペイン語):ポルトガル王室当主/ブラガンサ公爵ドゥアルテ・ピオ殿下へのスペイン語メディアのインタビュー記事(2021年3月)「(前スペイン王)ファン・カルロス1世は良い王として記憶されるだろう」

 スペイン語のメディアが、ポルトガル王室(ブラガンサ家)当主のブラガンサ公爵ドゥアルテ・ピオ殿下(His Royal Highness Duarte Pio, Duke of Braganza)へのインタビュー記事を掲載しています。

 

 (スペイン語)Duque de Braganza: "Don Juan Carlos será recordado como un buen rey"

 

 内容は表題(前スペイン王ファン・カルロス1世陛下について、疑いなく良い王として記憶されるだろうとの意見)の他多数。

 COVID-19による死亡者数の増加・経済の低迷・ポルトガル王室の活動や財団への影響。

 長男で継嗣のベイラ公/バルセロス公爵/ポルトガル王子アフォンソ殿下(Infante Dom Afonso : His Royal Highness The Prince of Beira, The Duke of Barcelos)が大学を卒業しポルトガル=アメリカ経済同友会でインターンシップをおこなっていること、またリスボンの消防士のボランティアをしていること。
 長女のコインブラ女公爵/ポルトガル王女マリア・フランシスカ殿下(Her Highness Infanta Dona Maria Francisca of Portugal, Duchess of Coimbra)も大学を終え、(いまいちはっきりしませんが)広告関連企業で働いており、ジャーナリストとなって(ドゥアルテ・ピオ殿下が独立に深くかかわった)東ティモールと関わりたいようです。
 次男のポルト公爵/ポルトガル王子ディニス殿下(Infante Dom Dinis : His Highness The Duke of Porto)はベルギーの大学に在籍しているようですが、オンライン学習に切り替わっているようです。

 長男のアフォンソ殿下に関しては、ドゥアルテ・ピオ殿下に似ているのではないかという質問がインタビュアーからあり、それを肯定しています。軍歴、自然への関心、魚釣りに狩り、生態系の重視を挙げています(ドゥアルテ・ピオ殿下自身は狩りはあまりやっていないとも)。

 そしてブラガンサ公爵夫人イザベル殿下(Her Royal Highness Dona Isabel, Duchess of Braganza)との関係の話も出ます。
 イザベル殿下(1966年生まれ:ポルトガル貴族の系譜をくむ)が5歳の時にアンゴラで初めて会ったとのことです。

 ポルトガルと近いと言われるスペインのガリチアについて、スペイン王室との関係について。
 中世の王は戦士、ルネサンス時代は科学と文芸の保護者、現代の王はデモクラシーの守護者であるべきとの意見。
 ポルトガルで、30%以上が王政(復古)を支持し、40%が自分は「共和政主義者ではない」と回答している状況について。

 ポルトガルの環境保全について、ポルトガル語諸国共同体(CPLP)のさらなる関係強化が必要という見解などが語られています。

訃報(2021年2月15日):パッペンハイム伯女ベアトリクス殿下が薨去(1924~2021)現在のパッペンハイム家地所所有者の伯母

 2021年2月15日、パッペンハイム伯女ベアトリクス殿下(Her Illustrious Highness Countess Beatrix of Pappenheim : ベアトリクス・グレフィン・ツー・パッペンハイム・フライフラウ・フォン・ジュースキントBeatrix Gräfin zu Pappenheim Freifrau von Süsskind)がデンネンローエで薨去したという告知が出ています。
 1924年10月12日生まれの96歳。

 

 (ドイツ語)Traueranzeigen von Beatrix Julie Theodora Marie Mathilde Gräfin zu Pappenheim Freifrau von Süsskind | trauer.nordbayern.de

 

 なお、パッペンハイム家は、1960年にルートヴィヒ伯が薨去したときに、地所は次女の(今回薨去したベアトリクス殿下の妹の)ウルズラ殿下が継承しました。
 パッペンハイム伯位自体は理屈上は傍系の男系男子が継いでいることになりますが、ウルズラ殿下薨去時には地元では「パッペンハイム家は消滅してしまったなあ……(詠嘆)」という雰囲気になり、傍系は元より姉もスルーされていました。
 そのような地元の意識もあり、パッペンハイム家については、現在の傍系の当主が誰かというほかにも、地元の地所をウルズラ殿下の娘のイニガ伯爵女が継承していることが無視できません(名前の一部としてパッペンハイムの称号風のものを用いています)。
 そして傍系で1981年生まれのゲオルク伯子に子供がなければ男系男子も消滅しそうではあります。

 

関連:
 訃報(2018年1月5日):パッペンハイム伯女ウルズラ殿下、薨去(1926~2018)パッペンハイム家地所所有者

アラブ首長国連邦【UAE】に滞在(?)中の前スペイン王ファン・カルロス1世陛下がクリスマスにスペイン帰国予定との観測→政府関係者は何も聞いていないと回答(2020年12月)

 汚職などの疑惑でスペイン王国を離れ、(いろいろと観測はあったものの)最終的にアラブ首長国連邦【UAE】のアブダビに滞在しているらしい前スペイン王ファン・カルロス1世陛下(His Majesty King Juan Carlos I of Spain)ですが、数日前からクリスマスにあわせてスペイン王国への帰国を検討しているというニュースなどが出ているようです。

 政府関係者は今のところ何も聞いていないと回答している模様。

 

 (スペイン語)El Gobierno no tiene "ninguna noticia" de que el Rey Juan Carlos planee regresar a España por Navidad | España

 

 なお、 UAE では、副大統領・首相/ドバイ首長“シャイフ【シェイク】”・ムハンマド・ビン・ラーシド・アル・マクトゥーム殿下(シェイク・モハメド : His Highness Sheikh Mohammed bin Rashid Al Maktoum, Ruler【Emir】 of Dubai)ら有力者が新型コロナウイルス感染症【COVID-19】のワクチンを接種したというニュースが出ています。
 本当に摂取しているなら、時期的な観点と UAE 当局の認可から考えて中国製かロシア製でしょう。
 UAE に滞在していると中国製かロシア製のワクチン接種を迫られる可能性もありうると思っていたので、スペインに戻るかどうかはともかく、逃げた方がいいのではないかと思います。

関連:
 アラブ首長国連邦【UAE】副大統領・首相/ドバイ首長ムハンマド殿下が、新型コロナウイルス感染症【COVID-19】のワクチンを接種(2020年11月)