(旧)フランス王室オルレアン派のアンジュー公、オルレアン公子シャルル=フィリップ殿下が前スペイン王ファン・カルロス1世陛下を擁護(2020年8月)

 オルレアン派フランス王室のアンジュー公に叙されているオルレアン公子シャルル=フィリップ殿下(His Royal Highness Prince Charles-Philippe of Orléans, Duke of Anjou)が、前スペイン王ファン・カルロス1世陛下(His Majesty King Juan Carlos I of Spain)を擁護する短い文章を投稿しているようです。

 

Spain wouldn't be the country it is… – Charles-Philippe d'Orléans | Facebook

Spain wouldn't be the country it is today without this exceptional King #godsavetheking #spain #juancarlos #kingofspain

Charles-Philippe d'Orléansさんの投稿 2020年8月4日火曜日

Spain wouldn’t be the country it is today without this exceptional King

 

 「この偉大な王なしでは、スペインは今日のような国にはならなかった」ということです。

 現在スペインでは、左派系勢力などを中心に陛下の責任などを問う動きがあり、ピレネー山脈を越えてフランスの左派系勢力が同調しているようです。

 

関連:
 前スペイン王ファン・カルロス1世陛下がスペインを出国するとの報道(2020年8月)

 

スペイン王フェリペ6世陛下が、ウルグアイの新外相と会見(2020年8月)

 2020年8月6日、スペイン王フェリペ6世陛下(King Felipe VI : His Majesty The King of Spain)は、2020年に7月にウルグアイ東方共和国の外務大臣に就任したフランシスコ・ブスティージョ・ボナッソ閣下(Francisco Bustillo Bonasso)と会見しました。
 同大臣は長期に渡ってスペイン王国駐箚特命全権大使を務めていたようです。

 

casarealtv(スペイン王室 公式チャンネル):
Audiencia al Ministro de RR.EE. de la República Oriental del Uruguay, Francisco Bustillo Bonasso – YouTube

 

Casa de S.M. el ReyさんはTwitterを使っています 「Audiencia de S. M. el Rey al Ministro de Relaciones Exteriores de la República Oriental del Uruguay, Francisco Bustillo Bonasso. @MAECgob https://t.co/Qr0I3x2xql https://t.co/i0NsrcSdU3」 / Twitter

 

 (スペイン語:スペイン王室 公式ウェブサイト)Inicio – Actividades y Agenda – Audiencia al Ministro de Relaciones Exteriores de la República Oriental del Uruguay, Francisco Bustillo Bonasso

 (スペイン語:ウルグアイ政府 公式サイト)Su Majestad el Rey de España, Felipe VI, recibió en audiencia al Canciller Francisco Bustillo Bonasso | Ministerio de Relaciones Exteriores

 

Cancillería Uruguay 🇺🇾さんはTwitterを使っています 「Más información aquí: https://t.co/zhaBLvLpmY https://t.co/QFQ1xv8MTF」 / Twitter

 

Cancillería Uruguay 🇺🇾 (@cancilleriauruguay) • Fotos y videos de Instagram

View this post on Instagram

Hoy, en el Palacio de la Zarzuela de la ciudad de Madrid, Su Majestad el Rey de España, Felipe VI, acompañado por la Secretaria de Estado de Asuntos Exteriores y para Iberoamérica y el Caribe, Cristina Gallach Figueras, recibió en audiencia al Canciller Francisco Bustillo Bonasso. El Canciller Bustillo llegó a España el pasado martes manteniendo diversas reuniones durante su estancia en Madrid, entre ellas con la Ministra de Asuntos Exteriores, Arancha González Laya, quien el martes le entregara la condecoración de la Orden de Isabel la Católica en el grado Gran Cruz, que tiene por objeto premiar aquellos comportamientos extraordinarios de carácter civil, realizados por personas españolas y extranjeras, que redunden en beneficio de la Nación o que contribuyan, de modo relevante, a favorecer las relaciones de amistad y cooperación de la Nación Española con el resto de la Comunidad Internacional.

A post shared by Cancillería Uruguay 🇺🇾 (@cancilleriauruguay) on

 

前スペイン王妃ソフィア陛下はスペインを離れる予定なし(2020年8月)

 前スペイン王ファン・カルロス1世陛下(His Majesty King Juan Carlos I of Spain)の突然の出国声明といまだ(8月7日現在)に所在地が確定しない状況ですが(ドミニカ共和国説、ポルトガル説、まだスペインにいる説、イタリア・フランスなど欧州連合内説に加え、アラブ首長国連邦【UAE】のアブダビにいる説も出てきました)、前スペイン王妃ソフィア陛下(Her Majesty Queen Sofía of Spain)には出国の予定なしと報道されています。

 

 (英語)Queen Sofia will not be leaving Spain to join her husband

 

 ソフィア陛下は数日前に、長女のスペイン王女エレナ殿下(ルーゴ女公爵 : Her Royal Highness Infanta Elena of Spain, The Duchess of Lugo)、妹のギリシャ・デンマーク王女イリニ殿下(Her Royal Highness Princess Irene of Greece and Denmark)らとともにスペイン王室の夏の離宮、マリベント宮殿(Marivent Palace)に到着しているようです。

 今後とも、妹のイリニ殿下らと生活・行動を共にすることが多いのではないかと思われます。

 

前スペイン王ファン・カルロス1世陛下がスペインを出国するとの報道(2020年8月)タックス・ヘイヴンを巡るスキャンダルの最中。帰国は生涯ないとの観測も

 タックス・ヘイヴン(租税回避地)を巡るスキャンダルなどが報じられていた前スペイン王ファン・カルロス1世陛下(His Majesty King Juan Carlos I of Spain)ですが、スペイン王国を出国すると報道されています。
※一部では「亡命」という単語が……。

2020年8月4日 22時15分追記:
 陛下は中米のドミニカ共和国に到着しているとの報道が出ています。
2020年8月4日 22時39分追記:
 ポルトガル説も出ているようです。

 

 (過去において)海外の口座に中東の君主(サウジアラビア財務大臣が故サウジアラビア王からの指令で?)からの送金(リベートの類?)が確認され、子息のスペイン王フェリペ6世陛下が遺産の相続権を放棄するという声明を出したという報道がありました。父に関する予算もカット。そしてスペインの最高裁判所から捜査命令が出ているようです。
 また、その後、スイス連邦からスペイン王国に秘密裏に金が動かされたとの報道も出ました。こちらは現在のところ、スペインおよびスイスでは捜査は開始されていませんが、開始されると見込まれており、また陛下側は捜査に協力するとのことです。

 当面のところ、陛下の称号は維持される見込みと、前王妃ソフィア陛下への影響は考慮されていませんが、これらもどうなるかわかりません。

 

 (英語)Spanish royal family: Spain’s emeritus king Juan Carlos I to leave country amid tax haven scandal | News | EL PAÍS in English
 (英語)BREAKING: King Juan Carlos of Spain leaves country in exile amid corruption scandal – Royal Central

 不正疑惑のスペイン前国王、亡命の意向 写真5枚 国際ニュース:AFPBB News
 スペイン前国王 国外へ 高速鉄道建設計画めぐり収賄疑惑で | NHKニュース

 

追記:
 全体像がよくわかりませんが、サウジアラビアがらみで、サウジ側から資金洗浄がおこなわれつつ最終的に陛下にお金が渡っている、というように思えました。これに関して、元ザイン=ヴィトゲンシュタイン=ザイン公子妃のコリンナ・ラーセン(陛下の元愛人として名前があがる人)が所有する企業が関わっているとも報道されています。
 スイスの金融機関が関わっているため、スイスの捜査官がスペイン側に陛下の行動に関して問い合わせている状況ともされています。

 一方、NHK は「サウジアラビアの高速鉄道の建設計画をめぐって、工事を受注したスペインの企業連合から見返りに金を受け取った疑惑」としています。
 これは、サウジアラビア王国のハラマイン高速鉄道(メッカ・メディナ高速鉄道)の車両などにおいて、スペイン王国の企業群が受注した件ででしょう。
 サウジアラビアがらみであることは同じものの(また、おそらくこの鉄道の件が問題の核心と思えるものの)、こちらはスイスに関しては情報がなく、別件(というか別の不正というか)なのか。見返りとしていますが、そもそもなんの見返りなのか。

 全体像としては、高速鉄道建設の件で、陛下へリベートというかワイロというかなんというかが渡ったことは確かに思えます。
 無理矢理つなげるならば、スペイン企業 → サウジアラビア王室 → 陛下に関わるスイスの金融機関の口座、となりますが、正確な話は続報を待ちたいと思います。

 

 陛下は2014年に退位するまで国家元首としての特権がありましたが、現在でも一部特権があるようです。
 また、在位中の行為に関する問題についてどういう扱いになるのか、いまひとつはっきりしません(免責特権があるので刑罰などはないとしても捜査もしないわけにはいかないでしょうし)。

 

追記2:
 それにしてもどこの国へいこうというんでしょう。
 現在の世界の状況(新型コロナウイルス感染症【COVID-19】のパンデミック下)では、高齢の陛下を受け入れるのは、医療の質が高く医療体制に余裕がある国となるでしょう。それに加えて不正の疑い(というか出国する時点で疑いどころではありませんが)のある人物を受け入れ、かつスペインと引き渡し条約を結んでいないという夢のような国がいったいどこに……。

2020年8月4日 22時15分追記:
 (この記事の上部にも追記していますが)陛下は中米のドミニカ共和国に到着しているとの報道が出ています。
2020年8月4日 22時39分追記:
 ポルトガル説も出ているようです。

 「王室に対する批判が高まるのを避けたい」というのも、なんともよくわからない話で、もともとがご本人の表明に基づくものなので報道としてはそう書くしかないでしょうが、いったいこれでどうやって批判が高まるのを避けるつもりなのか。

 

追記3:
 (英語)King Carlos is 'staying in the Dominican Republic' after being 'forced into exile' | Daily Mail Online
 (英語)Spaniards ask where Juan Carlos has gone after ex-king leaves country – Reuters

 スペイン前国王、中米ドミニカ共和国へ亡命か 報道 写真3枚 国際ニュース:AFPBB News

 ポルトガル説もあるものの、ドミニカ共和国が有力とみられているようです(正式発表があると見込まれているので、もう少し情報を待った方がよさそうですが)。
 ロイターによれば、

Switzerland classifies the Dominican Republic as a country with which judicial cooperation is “very difficult”, but Spain has an extradition agreement with it.

 スイス連邦はドミニカ共和国を、捜査協力が「きわめて困難」な国としているようです。一方で、スペイン王国は同共和国との間に本国送還/引き渡しに関する合意(条約ではない??)があるともしています。

 

関連・続報:
 前スペイン王妃ソフィア陛下はスペインを離れる予定なし(2020年8月)

 

フランスの TF1 による王党派に関する6分ほどの報道映像【の転載】(2020年1月)

 フランス共和国の TF1 という放送局が、王党派に関する6分ほどの報道をしたようです。
 インタビュー映像の抜粋?:正統派フランス王位継承者ルイ20世ことアンジュー公ルイ・アルフォンス殿下へのインタビューと関連映像(2020年1月)ルイ16世死後227周年の鎮魂ミサ関連で書きましたが、正統派フランス王位継承者ルイ20世Louis XX)ことアンジュー公ルイ・アルフォンス・ド・ブルボン殿下(Louis Alphonse de Bourbon : Monseigneur The Duke of Anjou : ドン・ルイス・アルフォンソ・デ・ボルボン・マルチネス=ボルディウ閣下 : The Most Excellent Don Luis Alfonso de Borbón Martínez-Bordiú)への短いインタビューを含みます(もしかしたら他でロングバージョンを流しているかもしれませんが)。
 転載されたものなので、許可を取っているかどうか非常に不安ではありますが、リンクしておきます。

 見たところ、正統派というより王党派の報道で(アンジュー公は喋ってますけど)、後半の体格の良い女性やそのあとの会合は、 Alliance royale というフランスの王党派の政党(政治団体)のものです。
 夜中にデモ行進している人たちもそちらではないかと思います。ちょっと確認していませんが。
 この政党は国レベルの議会で議席を持っていません
 正統派ともオルレアン派とも自身を定義しておらず(オルレアン寄りと見られていた時期もあります)、従ってアンジュー公を明確に支持しているというわけではありません。
 また、単純に第三者がしゃべっているところもあります。
 そんなわけで、やけに毛色が違う人々が出てきますが、彼ら全体が一つの勢力であるというわけではないことには注意してください。

 なお、この正統派を優遇(?)した報道に対しオルレアン派からは怒りの声があがっているようですが……パリ伯ジャン(4世)殿下が公式に抗議文を出しているわけではないのでとりあえずスルーします(先代の故アンリ(7世)殿下だったら即座に出しただろうなあ……と思いつつ)。

 そして、動画を見ると合計するとすごく支持者がいるように思えるかもしれませんが、合計しても極小勢力です。

※リンクした動画は同内容で、一つ目は正統派支持者のチャンネル、二つ目は政党の Alliance royale のチャンネルです。

 

Légitimoscopie (par Les Rois Souterrains):
LOUIS XX – Enquête sur le royalisme en France (TF1 le 26.01.2020). – YouTube

 

Alliance royale Le parti royaliste:
Reportage de TF1 à l'occasion du 21 janvier 2020 – YouTube