英国王室のヨーク公爵アンドルー王子殿下、ウェセックス伯爵エドワード王子殿下が、薨去した父・エディンバラ公爵フィリップ王子殿下について語る(2021年4月)

 2021年4月11日におこなわれた礼拝時において、英国王室のヨーク公爵アンドルー王子殿下(Prince Andrew : His Royal Highness The Duke of York)、ウェセックス伯爵エドワード王子殿下(Prince Edward : His Royal Highness The Earl of Wessex)とウェセックス伯爵夫人ソフィー妃殿下(Sophie : Her Royal Highness The Countess of Wessex)が、薨去した英国王室/エディンバラ公爵フィリップ王子殿下(His Royal Highness The Prince Philip, Duke of Edinburgh)について語っています。

 

 フィリップ殿下死去で「国のおじいさんを失った」ようだと息子アンドリュー王子 – BBCニュース

 

The Royal Family Channel:
Prince Edward and Prince Andrew Reflect on Loss of Duke of Edinburgh – YouTube

訃報(2021年4月9日):英国王室のエディンバラ公爵フィリップ王子殿下が薨去(1921~2021)英国女王エリザベス2世陛下の夫。ギリシャ・デンマーク王子

 2021年4月9日、英国女王エリザベス2世陛下の夫/エディンバラ公爵フィリップ王子殿下(His Royal Highness The Prince Philip, Duke of Edinburgh)が薨去した模様です。
 1921年6月10日生まれの99歳。

 

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 英国王室のエディンバラ公爵フィリップ王子殿下の追悼礼拝が、生誕地のギリシャ/コルフ島でおこなわれる(2021年4月)旧ギリシャ王コンスタンティノス2世陛下夫妻から送られた月桂冠が掲示

 英国王室/エディンバラ公爵フィリップ王子殿下の葬儀に参列する30名についての報道(2021年4月)
 バーデン大公世子ベルンハルト殿下、ヘッセン方伯ドナトゥス殿下、ホーエンローエ=ランゲンブルク公フィリップ殿下が、薨去した英国王室/エディンバラ公爵フィリップ王子殿下の葬儀に参列するために自主隔離に入っているとする情報(2021年4月)

 

英国王室弔意関連記事:
 英国王室のチャールズ皇太子殿下が、薨去した父・エディンバラ公爵フィリップ王子殿下を追悼するメッセージ映像(2021年4月)
 英国王室のチャールズ皇太子殿下夫妻が、薨去したエディンバラ公爵フィリップ王子殿下への人々からの献花が並べられたモールバラ・ハウスを訪問(2021年4月)

 英国王室のヨーク公爵アンドルー王子殿下、ウェセックス伯爵エドワード王子殿下が、薨去した父・エディンバラ公爵フィリップ王子殿下について語る(2021年4月)
 訃報(2021年4月9日):英国王室のエディンバラ公爵フィリップ王子殿下が薨去(1921~2021)英国女王エリザベス2世陛下の夫。ギリシャ・デンマーク王子

 英国王室のプリンセス・ロイヤル(アン王女)殿下が、薨去した父・エディンバラ公爵フィリップ王子殿下に関する声明(2021年4月)
 英国王室のケンブリッジ公爵ウィリアム王子殿下が、薨去した祖父・エディンバラ公爵フィリップ王子殿下に関する声明(2021年4月)

 

グリュックスブルク王朝弔意関連記事:
 ノルウェー王ハーラル5世陛下が、薨去した英国王室/エディンバラ公爵フィリップ王子殿下への弔意を表明(2021年4月)王宮バルコニーにて本日と葬儀当日の半旗掲揚を決定
 デンマーク女王マルグレーテ2世陛下が、薨去した英国王室/エディンバラ公爵フィリップ王子殿下への弔意を表明(2021年4月)
 デンマーク女王マルグレーテ2世陛下が、英国王室/エディンバラ公爵フィリップ王子殿下の葬儀当日(4月17日)にアマリエンボー宮殿での半旗掲揚を決定(2021年4月)
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弔意表明関連記事:
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 スウェーデン王カール16世グスタフ陛下が、薨去した英国王室/エディンバラ公爵フィリップ王子殿下への弔意を表明(2021年4月)
 オランダ王ウィレム=アレクサンダー陛下夫妻およびベアトリクス前女王陛下(王女殿下)が、薨去した英国王室/エディンバラ公爵フィリップ王子殿下への弔意を表明(2021年4月)
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 モナコ公アルベール2世殿下が、薨去した英国王室/エディンバラ公爵フィリップ王子殿下への弔意を表明(2021年4月)

 アルバニア王室当主/アルバニア皇太子レカ2世・ゾグー殿下が、薨去した英国王室/エディンバラ公爵フィリップ王子殿下への弔意を表明(2021年4月)
 ルーマニア王室当主/ルーマニア王位守護者マルガレータ陛下夫妻が、薨去した英国王室/エディンバラ公爵フィリップ王子殿下への弔意を表明(2021年4月)
 現在セルビア王室を称するユーゴスラビア皇太子アレクサンダル2世殿下夫妻が、薨去した英国王室/エディンバラ公爵フィリップ王子殿下への弔意を表明(2021年4月)
 オルレアン派フランス王位継承者/パリ伯ジャン(4世)殿下が、薨去した英国王室/エディンバラ公爵フィリップ王子殿下への弔意を表明(2021年4月)
 音声インタビュー(フランス語):ラジオ局 Europe 1 /オルレアン派フランス王位継承者/パリ伯ジャン(4世)殿下へのインタビュー(2021年4月)英国王室/エディンバラ公爵フィリップ王子殿下の薨去・葬儀に関連して
 正統派フランス王位継承者ルイ20世ことアンジュー公ルイ殿下が、薨去した英国王室/エディンバラ公爵フィリップ王子殿下への弔意を表明(2021年4月)
 イタリア王室(直系)当主/サヴォイア公・ナポリ公ヴィットーリオ・エマヌエーレ殿下が、薨去した英国王室/エディンバラ公爵フィリップ王子殿下への弔意を表明(2021年4月)
 イタリア王室(直系)継嗣ヴェネツィア公エマヌエーレ・フィリベルト殿下が、薨去した英国王室/エディンバラ公爵フィリップ王子殿下への弔意を表明(2021年4月)
 ロシア帝室ロマノフ家当主/ロシア女大公マリヤ殿下と継嗣/ロシア大公ゲオルギー殿下が、薨去した英国王室/エディンバラ公爵フィリップ王子殿下への弔意を表明(2021年4月)
 カストロ系(旧)両シチリア王室当主カストロ公爵カルロ王子殿下が、薨去した英国王室/エディンバラ公爵フィリップ王子殿下への弔意を表明(2021年4月)
 ブラジル帝室(ヴァソウラス系統)当主ルイス殿下が、薨去した英国王室/エディンバラ公爵フィリップ王子殿下への弔意を表明(2021年4月)

 カタール首長タミーム殿下と副首長アブドッラー殿下が、薨去した英国王室/エディンバラ公爵フィリップ王子殿下への弔意を表明(2021年4月)
 クウェート首長ナッワーフ殿下、皇太子ミシュアル殿下、首相サバーハ殿下が、薨去した英国王室/エディンバラ公爵フィリップ王子殿下への弔意を表明(2021年4月)
 ブータン王ジグミ・ケサル・ナムギャル・ワンチュク陛下夫妻が、薨去した英国王室/エディンバラ公爵フィリップ王子殿下への弔意を表明(2021年4月)
 オマーンのスルタン【国王】ハイサム・ビン・ターリク・アル・サイード陛下が、薨去した英国王室/エディンバラ公爵フィリップ王子殿下への弔意を表明(2021年4月)
 ヨルダン王アブドッラー2世陛下が、薨去した英国王室/エディンバラ公爵フィリップ王子殿下への弔意を表明(2021年4月)
 ヨルダン王妃ラーニア陛下が、薨去した英国王室/エディンバラ公爵フィリップ王子殿下について語る(2021年4月)
 アラブ首長国連邦【UAE】の首長らが、薨去した英国王室/エディンバラ公爵フィリップ王子殿下への弔意を表明(2021年4月)
 マレーシア国王アブドゥラ陛下夫妻が、薨去した英国王室/エディンバラ公爵フィリップ王子殿下への弔意を表明(2021年4月)
 モロッコ王 モハメッド6世 陛下が、薨去した英国王室/エディンバラ公爵フィリップ王子殿下への弔意を表明(2021年4月)
 タイ国王ワチラロンコン陛下【ラーマ10世】が、薨去した英国王室/エディンバラ公爵フィリップ王子殿下への弔意を表明(2021年4月)
 エスワティニ王(スワジランド王)ムスワティ3世陛下と王太后ヌトンビ陛下が、薨去した英国王室/エディンバラ公爵フィリップ王子殿下への弔意を表明(2021年4月)

 旧イラン皇太子レザー・パフラヴィー殿下が、薨去した英国王室/エディンバラ公爵フィリップ王子殿下への弔意を表明(2021年4月)
 (旧)エチオピア帝室のエルミアス・サーレ=セラシエ皇子殿下が、薨去した英国王室/エディンバラ公爵フィリップ王子殿下への弔意を表明(2021年4月)

 ニュージーランドのマオリ王ツヘイティア・パキ陛下(ツヘイティア・ポタタウ・テ・フェロフェロ7世)が、薨去した英国王室/エディンバラ公爵フィリップ王子殿下への弔意を表明(2021年4月)
 ウガンダ伝統的君主:トロ王 ルキディ4世 陛下が、薨去した英国王室/エディンバラ公爵フィリップ王子殿下への弔意を表明(2021年4月)
 ナイジェリア伝統的君主:オグワシ=ウク王の姉妹、世界貿易機関【WTO】のンゴジ・オコンジョ=イウェアラ事務局長が、薨去した英国王室/エディンバラ公爵フィリップ王子殿下への弔意を表明(2021年4月)

 イタリア内の自称独立国「セボルガ公国」のセボルガ女公ニーナ殿下が、薨去した英国王室/エディンバラ公爵フィリップ王子殿下への弔意を表明(2021年4月)

 

 フィリップ王子信仰運動のバヌアツ共和国タンナ島で、神=薨去した英国王室/エディンバラ公爵フィリップ王子殿下への(小規模な)セレモニーがおこなわれる(2021年4月)次の神はチャールズ皇太子殿下が有力だが決まっていない模様

 

 英国各地で、エディンバラ公爵フィリップ王子殿下を追悼する41発の礼砲(2021年4月)
 オーストラリアで、エディンバラ公爵フィリップ王子殿下を追悼する41発の礼砲(2021年4月)
 ニュージーランドで、エディンバラ公爵フィリップ王子殿下を追悼する41発の礼砲(2021年4月)
 カナダ政府が、英国王室/エディンバラ公爵フィリップ王子殿下の薨去に際し、8日間の服喪と追悼式典を決定(2021年4月)

 

 一般のニュースなどでも来歴を含めて報道があると思うので、ここでは少し違う記事にしておきます。

 薨去に伴い、エディンバラ公爵位(第三次叙爵)は、副次称号のメリオネス伯爵およびグリニッジ男爵と共に長男のウェールズ公チャールズ皇太子殿下が継承しました(ルール上は)。
 三男のウェセックス伯爵エドワード王子殿下が将来的にエディンバラ公爵となることはすでに発表されているので、時期は不明ですが、第四次のエディンバラ公爵に叙されると思われます。
 第三次叙爵のほうのエディンバラ公爵位は、(一番ありえそうな場合だと)チャールズ皇太子殿下が即位した瞬間に王位に統合されてなくなります。

 フィリップ王子殿下は(旧)ギリシャ王室の出身で、ギリシャ・デンマーク王子の称号を持ちます(ギリシャ王室はデンマーク王室の分家のため)。
 英国中心で考える人たちは、英国籍取得や前後の出来事などとともにこれ(ら)が放棄されていると考えています。
 しかし、ギリシャは英国の属国ではなく、ギリシャ王室の称号はギリシャ王室のルールにのっとって動くものです。また王室法などに規定がない条項については王または王室当主に許諾を得るという前提があるため、フィリップ殿下が称号などを放棄するには(当時の)ギリシャ王ゲオルギオス2世の許諾を受ける必要があります(許諾がない場合、ほかのすべてのことは本人の意思を含めて何一つ影響を及ぼしません)。そのような許諾の文書は示されていないどころか、存在するという話もありません。
 現在、ギリシャは共和政となっているため、このような話は現実に影響を及ぼさない理屈上の出来事にすぎませんが、上記のことを考慮し、婚姻に許諾を得ていることも考えれば、フィリップ王子殿下は最期までギリシャ・デンマーク王子であり、また(旧)ギリシャ王位継承順位に並んでいました。これらがチャールズ皇太子殿下ら、子・孫・曾孫に及ぶ可能性もまたあります。

 

The Royal FamilyさんはTwitterを使っています 「It is with deep sorrow that Her Majesty The Queen has announced the death of her beloved husband, His Royal Highness The Prince Philip, Duke of Edinburgh. His Royal Highness passed away peacefully this morning at Windsor Castle. https://t.co/XOIDQqlFPn」 / Twitter

 

The Royal FamilyさんはTwitterを使っています 「The Royal Family join with people around the world in mourning his loss. Further announcements will be made in due course. Visit https://t.co/utgjraQQv5 to read the announcement in full.」 / Twitter

 

BBC News:
The Duke of Edinburgh, Prince Philip has died aged 99 – BBC News – YouTube

 

The Royal Family Channel:
The Duke of Edinburgh, Britain’s Longest-Serving Royal Consort, Has Died Aged 99 – YouTube

 

 イギリス フィリップ殿下 死去 99歳 エリザベス女王の夫 | NHKニュース
 イギリス フィリップ殿下が死去 追悼の動きが広がる | おくやみ | NHKニュース

 英女王の夫フィリップ殿下が死去 99歳 – BBCニュース
 英フィリップ殿下死去 BBCの速報 – BBCニュース
 エリザベス英女王とフィリップ殿下、1947年のロイヤル・ウェディング – BBCニュース
 【追悼】 写真で振り返る 英王室のフィリップ殿下、99歳で死去 – BBCニュース
 ジョンソン英首相、フィリップ殿下を哀悼 首相官邸前で演説 – BBCニュース
 【追悼】フィリップ殿下、軍人で夫で父親で……英女王を支えた生涯 – BBCニュース
 英フィリップ殿下死去、英王室は献花よりチャリティー献金を呼びかけ – BBCニュース
 【評伝】 エディンバラ公爵フィリップ殿下 揺れる幼少期から英女王の伴侶へ – BBCニュース

 

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英国王室のウェセックス伯爵夫人ソフィー妃殿下が自宅待機(2020年10月)新型コロナウイルス感染者と接触の模様

 英国王室のウェセックス伯爵夫人ソフィー妃殿下(Sophie : Her Royal Highness The Countess of Wessex)が、新型コロナウイルス感染症【COVID-19】の感染検査で陽性が出た人物と接触したということで、自宅待機となっているようです。
 症状はなく、(現在の記事を見る限りでは)検査は受けていないようです。

 妃殿下は、英国女王エリザベス2世陛下の三男・ウェセックス伯爵エドワード王子殿下の妻です。

 

 (英語)Royal family member forced to self-isolate after coming in contact with COVID-19 positive person | HELLO!
 (英語)Coronavirus UK: Sophie, Countess of Wessex is self-isolating at home | Daily Mail Online

 

55歳(2020年1月20日):英国王室のウェセックス伯爵夫人ソフィー妃殿下が55歳に

 2020年1月20日、英国王室のウェセックス伯爵夫人ソフィー妃殿下(Sophie : Her Royal Highness The Countess of Wessex)が55歳を迎えました。

 

The Royal FamilyさんはTwitterを使っています: 「🎂🎈 Happy Birthday to HRH The Countess of Wessex! The Countess has a range of interests including supporting the prevention of blindness and championing women’s role in peacebuilding. Find out more about her work here: https://t.co/61DW8XpYIm #HappyBirthdayHRH © PA Images https://t.co/GqXeWqjUj2」 / Twitter

 

🎂🎈 Happy Birthday to HRH The Countess of… – The Royal Family | Facebook

 

The Royal Family(@theroyalfamily) • Instagram写真と動画

 

Kensington PalaceさんはTwitterを使っています: 「Wishing a very happy birthday to The Countess of Wessex! https://t.co/f5Mvvdcn1s」 / Twitter

 

英国女王エリザベス2世陛下らがサセックス公爵ヘンリー王子殿下【ハリー王子】と会見(2020年1月)「ハリーとメーガンの意向を尊重」。次は称号などについて処置があるかどうか

 2020年1月13日、英国サンドリンガムにて、英国女王エリザベス2世陛下(Elizabeth II : Her Majesty The Queen)は、王室の中心メンバーから離れると一方的に宣言したサセックス公爵ヘンリー王子殿下(Prince Henryハリー王子 : Prince Harry : His Royal Highness The Duke of Sussex)と話し合いをおこないました。
 ウェールズ公チャールズ皇太子殿下(Prince Charles : His Royal Highness The Prince of Wales)およびケンブリッジ公爵ウィリアム王子殿下(Prince William : His Royal Highness The Duke of Cambridge)が同席。

 会談の結果、「ハリーとメーガンの意向を尊重」「移行期間を設ける」というような、さほど盛り上がりの無い結論が発表されました。

 声明文において女王陛下は、「ハリーとメーガン(Harry and Meghan)」という呼び方(通常は称号を使用)を使用しています。
 これは今後、称号に関する処置があることをにおわせているとする見方が多数です。
 サセックス公爵【Duke of Sussex】や、グレートブリテン及び北アイルランド王子【Prince of Great Britain and Northern Ireland】の称号、そして殿下【His Royal Highness】という敬称の扱いがどうなるかというのが一つの注目です(メーガン妃殿下のほうは、ヘンリー王子殿下が称号や敬称を失った時点で自動的に使われなくなります)。
 いずれも単に皆が使用しないだけという方法もありますが、女王陛下が、ヘンリー王子殿下について以後「~」のように呼称するという明示的な発表をする可能性もあります(その場合「しかし法的には今まで通りなのだ」という論が出てくるでしょう)。
 サセックス公爵の称号に関しては、ヘンリー王子殿下が一代だけ放棄するという方法(この場合、ヘンリー王子薨去後にアーチーが第2代サセックス公爵になります)の他、単純に放棄する方法についても言及されているケースがありますが、ここはちょっとよくわかりません。
 王子と殿下に関しては、使わないのではなく確実に剥奪するにはどうしたらいいのか、よくわかりませんが……。また剥奪した場合、重罪人のような扱いのような気もします。また、王子と殿下は異なるものですが、うっかり片方だけ剥奪するというような失態はないものと期待したいです。

 また、英国王位継承順位と摂政の話もあります。王位継承の可能性はほぼないので放っておく手もあります。
 現在のところ、万が一、ウィリアム王子殿下が即位後に割と若くして崩御するなどの不吉な想定で、ジョージ王子殿下が未成年という事態が発生した場合、継承順位を順番にたどり、21歳以上の人物が摂政となります(現時点の年齢を考えれば、もしそうなったとしても、期間は短いでしょう)。
 ジョージ王子殿下が未成年なのに、妹と弟が成人している可能性はないので、したがって摂政はヘンリー王子殿下となりますが、海外にいた場合どうするのか、という問題も出ます。
 継承順位に関する処置は、日本風にいえば「特別立法」が必要であり、また、英連邦王国16ヶ国で足並みをそろえる場合、各国議会で批准し(議会批准の必要のない国もあります)、効力が発生する日を同日にするということが必要になります。
 加えて、もしヘンリー王子殿下およびその子孫を継承から除いた場合、次はヨーク公爵アンドルー王子殿下とその子孫になりますが、現在アンドルー王子殿下にスキャンダルが発生しており、娘の二王女は英国にいないかもしれないとなると、これまた事前に除外しないといけない、というような妙な展開が発生します。
 その場合、ウェセックス伯爵エドワード王子殿下の子孫、ということになってきますが、そもそもエドワード王子殿下の子供二人は、1917年の勅令では王女と王子になるのに、王室への関りがそれほどなくなるだろうという前提でそのようには扱われていません(法的には王女と王子であるという見解が有力ですが、女王陛下がそのように呼ばないと掲示した時点でそうではなくなっているという説もあります)。今になって「摂政になっていただく可能性が出てくる法の変更をやります」、というのは、ムチャな……、という気がします。
 従って、これに関しては放置して、悪いことが起きないことを期待するということになるのでは。また、摂政法のほうを変えるという簡単(に思えるよう)な処置もありますが……こちらは英連邦王国全体でどういう扱いになるのかわかりません。

 

 (英語)A statement from Her Majesty The Queen | The Royal Family

The Royal FamilyさんはTwitterを使っています: 「A statement from Her Majesty The Queen. https://t.co/IVSyfeojqk」 / Twitter

 

 英 エリザベス女王 ハリー王子夫妻の意向認める考え | NHKニュース

 

ANNnewsCH
英王室の緊急家族会議 ヘンリー王子夫妻の離脱容認(20/01/14) – YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=Ja_HcS1DUkc

 

女王陛下のサンドリンガム到着/
The Royal Family Channel:
Queen Arrives at Sandringham Ahead of Talks with Duke and Duchess of Sussex – YouTube

 

ANNnewsCH(ANN NEWS):
ヘンリー王子らの離脱容認? エリザベス女王が声明(20/01/14) – YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=_z5xSeU1h9Y

 イギリス王室の主な収入源は税金から支払われる「王室助成金」。真っ先に生活資金について声明で触れたのです。ところが、その声明を受けてカナダのトルドー首相は・・・。
 カナダ、トルドー首相(カナダメディアによると):「カナダでの警備費用を誰が払うかについて多くの話し合いがまだ残されている」

※トルドー政権は歴史的な歳出増をおこなっており、これ以上の出費はなんであれ政権への強いダメージとなるため、ヘンリー王子殿下の警備費用を払う可能性はゼロに近いと見られています。

 

 英王室ハリー王子夫妻 北米で生活の意向にカナダで賛否 | NHKニュース

カナダ側が警備費を支払うことになるのではないかと指摘する研究者の懸念を伝えています。

またハリー夫妻が財政的に自立したいという考えを示していることについてカナダ国籍ではないため労働許可証を取得できるかどうか保証がないとも指摘しています。

※ぶっちゃけ両殿下は普通に雇用契約を結んで労働するわけではないので、どうにでもなります。

さらに、カナダの新聞、「グローブ・アンド・メール」は14日付けの社説で、イギリス王室の一員でありながらカナダに暮らすことについて「カナダ政府は簡潔に、『No』と答えるべきだ」と指摘しています。

理由について、カナダはイギリス連邦ではあるが、独自の立憲君主制をしいていて、イギリス王室の一員という理由だけで受け入れることはできないのではないかとしています。

※補足すれば、英国王室の一員を完全に辞めて、カナダに一市民として移民すれば問題ないかと思います(そこまでが大問題ですけど)。

英首相「問題は解決できる」
イギリスのジョンソン首相は14日、公共放送BBCに出演し、ハリー王子夫妻の動きについて、政治家のコメントは必要ないという考えを示す一方で「王室はイギリスにとって貴重ですばらしい存在であり、問題は解決できると確信している」と述べました。

 

ANNnewsCH(ANN NEWS):
ヘンリー王子夫妻の“市場価格” 超高額オファーも(20/01/17) – YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=c1xzxsLQ3Eg

大衆紙「サン」が行った世論調査。2人の経済的自立、恐らくできる37%。恐らくできない46%。エリザベス女王に同情する62%。さらに今回の決断は主に夫婦どちらの考えかという質問。ヘンリー王子2%に対し、メーガン妃は48%。

ジャーナリスト・村上あい氏:「圧倒的多数の人が、今回のお二人の決断はメーガン妃の主導によって下されたと回答。今回の事態において、ヘンリー王子が弱い立場に置かれていると(国民は)心配している」

オーストラリアのPR業界を牛耳るというマックス・マークソン氏は2人が自叙伝を出した場合、日本円で70億を超える収入が見込めるとし、さらに、2人がオーストラリアで5回公演をすれば約5億5000万円を支払うと語った

 今回の夫妻の決断を「自由な金持ちになりたい」からだと見る向きは最初からありました。
 それにしても、これだけの収入が見込める人物の警護費用の負担をなぜカナダ政府が考えねばならないのか……。

 

関連:
 Megxit:英国女王エリザベス2世陛下とバッキンガム宮殿が、サセックス公爵ヘンリー王子殿下【ハリー王子】夫妻の今後について声明(2020年1月)公費からの支給なし、「(HRH)殿下」を使用しないとのこと、など。効力は春から