ジンバブエ伝統的君主:9月6日に死去したロバート・ムガベ(元)大統領がジンバ地区の伝統的首長の称号を保有している(していた)とのこと(2019年9月)ショナ人の伝統に基づき埋葬地は伝統的首長らが決め、親族や政府には知らされていない模様

 2019年9月6日に、治療を受けていたシンガポール共和国で死去したジンバブエ共和国の(元)大統領ロバート・ガブリエル・ムガベ氏(Robert Gabriel Mugabe)が、同国ジンバ地区の伝統的首長の称号を保有していたらしいです。

 

 (英語)Relatives fly to Singapore to bring Mugabe home

As a national president he did not excercise the role of a traditional ruler, but Mugabe held the respected title of traditional chief of Zvimba rural district.

 

 甥のレオ・ムガベ氏(Leo Mugabe)によると、ショナ人の伝統に基づき、埋葬地は同地区の伝統的首長らが決めるようで、親族や政府には教えられていないようです。

 

 来歴を確認する限りでは、首長の家などに生まれたわけでもないようなので、どこかの段階で伝統的首長として認められたということになるのでしょう(そもそもショナ人が家系で首長を選んでいるかどうかもわかりませんが)。

 

関連:
 ジンバブエ伝統的君主:ムナンガグワ大統領が伝統的首長らを招集し、ムガベ(元)大統領の埋葬地選定に介入(2019年9月)甥の一人の元大臣が批判

 

関連(?):
 ガーナ:アナン(元)国連事務総長閣下の国葬に、オランダのベアトリクス前女王陛下(王女殿下)とメイベル妃殿下、ノルウェー皇太子妃メッテ=マリット殿下が臨席(2018年9月)棺が国旗に覆われ遺体の顔すら公開されなかったので議論に「彼は『黄金の剣』だから」説も

 

上皇后(美智子)陛下の手術が東大病院でおこなわれる(2019年9月)

 2019年9月8日、上皇后陛下(美智子みちこMichiko : Her Majesty【Her Imperial Majesty】 The Empress Emerita)は東大病院にて乳がんの手術を受けました。
 無事、終了したとのことです。

 

 公表事項 – 宮内庁

 

ANNnewsCH(ANN NEWS):
上皇后さま、きょう乳がん手術 上皇さまお見舞いに(19/09/08) – YouTube

 

ANNnewsCH(ANN NEWS):
上皇后さま、乳がん手術が無事終了 東大病院で(19/09/08) – YouTube

 

ANNnewsCH(ANN NEWS):
上皇后さま 転移は認められず 数日で退院へ(19/09/09) – YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=hLQ0_q5DNNo

 

ANNnewsCH(ANN NEWS):
美智子さま乳がん摘出 上皇さま手術室へお見送り(19/09/09) – YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=Ajr1huoOfns

 

 上皇陛下(明仁あきひと : Emperor Emeritus Akihito : His Majesty【His Imperial Majesty】 The Emperor Emeritus)と黒田清子夫人(くろだ さやこ : 元 紀宮清子内親王殿下)が病院を訪問したとのことです。

 

ガーナ伝統的君主:アキーム・アブアクワ王オサグイェフオ・アモアティア・オフォリ・パニン陛下が、即位20周年記念の一環として9月9日~9月26日に町や村落を巡行する模様(2019年9月)

 ガーナ共和国の有力な伝統的君主の一人、アキーム・アブアクワ王オサグイェフオ・アモアティア・オフォリ・パニン陛下(His Royal Majesty Osagyefuo Amoatia Ofori Panin, Okyenhene【King of Akyem Abuakwa】)は、即位20周年の行事の一環として、9月9日~9月26日に町や村落を巡行する予定だそうです。

 

As part of activities to mark the 20th… – Office of the Okyenhene | Facebook

 

冷泉家【上冷泉家】第25代当主 冷泉為人 氏がタモリと会見(2019年9月)ブラタモリ

 2019年9月7日の、NHK「ブラタモリ」で、冷泉家【上冷泉家】第25代当主冷泉為人氏(れいぜい ためひと)がタモリ一行と会見したようです。

 

 『ブラタモリ』登場の藤原定家の子孫・冷泉家 「京都に残ってよかった」の声続出 – ニュースサイトしらべぇ

そんな冷泉家の25代目当主・冷泉為人氏がタモリ一行をお出迎え。為人氏は、財団法人冷泉家時雨亭文庫を設立した24代当主・冷泉為任の娘婿で、理事長を務めている人物だ。

 

ナイジェリア伝統的君主:イウォランド王が連邦政府に同国の伝統的君主団が南アフリカのズールー王と会談することを提案(2019年9月)ナイジェリア系住民が南アフリカで大規模な排他的攻撃を受けて両国関係などが極度に悪化している件

 南アフリカ共和国でナイジェリア系の人々が大規模な襲撃を受けた件(最近の英語メディアでは「Xenophobia」や「Xenophobic attacks」という表記が出てたらこの件であることが多いですが)、両国関係の悪化というか当然の結果が出ており、ナイジェリア側では南アフリカ資本の企業が休業をおこなったり、ナイジェリアの歌手などの有名人が南アフリカへは二度といかないと表明したりしています。また、ナイジェリア以外でも、南アフリカへの反感のようなものがこの機に吹き出しそうな気配もあり、 spillover も警戒されています。

 そんな中、ナイジェリア連邦共和国の報道によりますと、同国南西部オスン州【オシュン州】のヨルバ人君主の一人/イウォランド王“オバ”・アブドゥルラシード・アデウェール・アカンビ陛下(テル1世 : His Royal Majesty Oba Abdulrasheed Adewale Akanbi, Telu I, The Oluwo of Iwoland【Iwo Land】)は、両国間の協議では事態に対応するのに十分でないとし、ナイジェリア伝統的君主団が南アフリカ共和国の最有力伝統的君主/ズールー王グッドウィル・ズウェリティニ陛下(His Majesty King Goodwill Zwelithini of Zulu)を訪問して会談するということを連邦政府に提案したようです。
 “草の根の人々”が信頼するのは民主的に選ばれた政治家ではなく伝統的君主や部族王ということですが、この陛下も時々妙なことを言い出す伝統的首長の一人(妙なことを言い出す方は結構多いですけど)なので、連邦政府はスルーするのではないでしょうか。

 そもそも、ヨルバ系君主としては、二国間関係の前に数百年続いているヨルバ系君主内の争いをどうにかしたほうがいいのでは……。

 

 (英語)Delegate monarchs to meet Zulu King, Oluwo tells FG