訃報(2021年8月18日):アルテンブルク公子フランツ・ヨーゼフ、薨去(1941~2021)トスカナ大公室系ハプスブルク家の貴賤結婚の子供

 2021年8月18日、陶芸家・彫刻家のアルテンブルク公子フランツ・ヨーゼフ(Prince Franz Josef of Altenburg : フランツ・ヨーゼフ・プリンツ・フォン・アルテンブルクFranz Josef Prinz von Altenburgフランツ・ヨーゼフ・アルテンブルクFranz Josef Altenburg)が薨去したと報道されています。
 1941年3月15日生まれの80歳。

 トスカナ大公室系ハプスブルク=ロートリンゲン家の貴賤結婚の子供です。
 少し前にオーストリア共和国功績勲章のどれかを授賞していたようです。

 なお、ハプスブルク家は、2000年代の前半に過去に貴賤結婚とした多くの系統を承認しなおすということをしています。当主のカール大公殿下はそれらの方々に対し、他の一族と同じように書簡では大公(エルツヘルツォーク)などと呼び掛けているとの情報もあります。
 今回薨去したアルテンブルク公子フランツ・ヨーゼフは、称号も法律上の名前(姓)も、ハプスブルクやオーストリアから離れてはいますが、それは別にオーストリア帝室にとってはどうでもいいことなので、(薨去したご本人の認識がどうかはともかくとして)オーストリア大公として承認しなおされていた可能性があります。

 

 (ドイツ語)Keramikkünstler Franz Josef Altenburg gestorben | kurier.at
 (ドイツ語)Keramiker Franz Josef Altenburg gestorben
 (ドイツ語)Bildhauer Franz Josef Altenburg gestorben – ooe.ORF.at

訃報(2021年8月3日):ベントハイム=シュタインフルト公子オスカー・アルノルト殿下、薨去(1946~2021)

 2021年8月3日、ベントハイム=シュタインフルト公子オスカー・アルノルト殿下(His Serene Highness Prince Oskar Arnold of Bentheim-Steinfurt : オスカー・アルノルト・プリンツ・ツー・ベントハイム・ウント・シュタインフルトOskar Arnold Prinz zu Bentheim und Steinfurt)が薨去したようです。
 1946年3月8日生まれの75歳。

 ベントハイム=シュタインフルト公クリスティアン殿下の異母弟です。

 

 (ドイツ語)Traueranzeigen von Oskar Arnold Prinz zu Bentheim und Steinfurt | www.trauer.ms

訃報(2021年7月17日):トゥルン・ウント・タクシス公子アルベルト・フリードリヒ殿下、薨去(1930~2021)

 2021年7月17日、トゥルン・ウント・タクシス公子アルベルト・フリードリヒ殿下(His Serene Highness Prince Albert Friedrich of Thurn-Taxis : アルベルト・フリードリヒ・プリンツ・フォン・トゥルン・ウント・タクシスAlbert Friedrich Prinz von Thurn und Taxis)が薨去したようです。
 1930年7月5日生まれの91歳。

 先代のトゥルン・ウント・タクシス公の従弟にあたります。

 

 (ドイツ語)Traueranzeigen von Albert Friedrich von Thurn und Taxis | trauer.merkur.de

訃報(2021年8月6日):サピエハ=ロザンスキ公子ヤン・パヴェウ閣下【ジョン・ポール・サピエハ】が薨去(1935~2021)サピエハ家の最年長系統の男系男子

 2021年8月6日、サピエハ=ロザンスキ公子ヤン・パヴェウ閣下(His Serene Highness Prince Jan Paweł Sapieha-Różański)が薨去した模様です。
 1935年8月26日生まれという情報がこれまで出ているものですが、9月26日という可能性も出ています。

 法律上の名前は、英国に移住した時にジョン・ポール・サピエハJohn Paul Sapieha)となったと見られ、またその後にブラジルに移住したときにどうなっているのかは不明です。ただブラジルのポルトガル語系メディアでもジョン・ポール・サビエハと英語式ファーストネームで表記されており(発音はわかりませんが)、変更はないのではないかと思います。

 同公子はリトアニア=ポーランドの名族サピエハ家の最年長系統の男系男子と思われます。
 2回結婚しており、最初の結婚がロンドンでおこなわれ、マイケルMichael)という男子が英国で生まれています。この人物が今後、最年長系統の男系男子ということになるでしょう。
 また2回目の結婚は、(旧)ブラジル帝室ペトロポリス系統の当主の妹であるオルレアン=ブラガンサ公女クリスティーナ殿下が相手で、女子が二人生まれています。次女のパオラ・マリア・ボルボン・デ・オルレアンス・イ・ブラガンサ・サピエハ公女閣下(Her Serene Highness Princess Paola【Paolla】 Maria Bourbon de Orleans e Bragança Sapieha)は工業デザイナーやモデルなどの仕事を経験し、同じくポーランドの名族シフャトペウク=チェトヴェルチンスキ公子コンスタンティン閣下(ティンコ・チェトヴェルチンスキ)と結婚したようです。同閣下はベルギー貴族に編入されており、パオラ公女もベルギー貴族ということになるでしょう。

 

 (ポーランド語)Jan Paweł Sapieha, cała Polska, 13.08.2021 – pozostałe

誕生(2021年8月3日):ジョアシャン・ミュラ公子殿下。ポンテコルヴォ公夫妻の第一子・長男。ミュラ公の孫。ナポリ王ジョアシャン・ミュラとカロリーヌ・ボナパルトの子孫

 2021年8月3日、ジョアシャン・ミュラ公子殿下(His Highness【His Royal Highness】 Prince Joachim Murat)が誕生したという情報が出ています。

 

 

 この情報によると、ジョアシャン・ジョルジュ・ロラン・ナポレオンJoachim Georges Laurent Napoléon)と名付けられたようです。

 ポンテコルヴォ公ジョアシャン・ミュラ殿下(His Highness【His Royal Highness】 Prince Joachim Murat, Prince of Pontecorvo)とヤスミン妃殿下(Princess Yasmine)の第一子・長男です。
 ポンテコルヴォ公は第8代ミュラ公ジョアシャン・ミュラ殿下の継嗣で、ナポリ王ジョアシャン・ミュラとフランス皇帝ナポレオン1世の妹カロリーヌ・ボナパルトの子孫。
 今回生まれた男子が、将来的に同家の継承者となります。

 

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