エディンバラ公爵国際賞フォーラムの開会式に、英国王室のウェセックス伯爵エドワード王子殿下、ルーマニア王室当主/ルーマニア王位守護者マルガレータ陛下夫妻が臨席(2022年10月)

 2022年10月11日、英国王室のウェセックス伯爵エドワード王子殿下(Prince Edward : His Royal Highness The Earl of Wessex)、ルーマニア王室当主/ルーマニア王位守護者マルガレータ陛下(Her Majesty Margareta, the Custodian of the Crown of Romania : ルーマニア皇太子マルガレータ殿下 : Her Royal Highness Crown Princess Margareta of Romania)と夫のルーマニア王子ラドゥ殿下(His Royal Highness Prince Radu of Romania)が、エディンバラ公爵国際賞フォーラムの開会式に臨席しました。

 

 (英語:英国王室 公式サイト)The Earl of Wessex visits Romania | The Royal Family

Throughout the week, The Earl was joined at events by, Her Majesty Margareta, Custodian of Romanian Crown and HRH Prince Radu of Romania, HRH The Prince Guillaume of Luxembourg, The Rt. Hon. Lord Boateng, International Trustee and Chair of the Award’s International Council and Vice-mayor, Dan Tarcea, of Cluj Napoca.

 英国王室公式サイトにも「Her Majesty Margareta, Custodian of Romanian Crown」と「マルガレータ陛下」記載となりました。
 なお、ルクセンブルク大公子ギヨーム殿下(大公世子ではない方)、一代貴族のポール・ボアテング男爵閣下も来訪しているようです。

 (ルーマニア語:ルーマニア王室 公式サイト)Vizită regală la Cluj-Napoca, 11 octombrie 2022 – Casa Majestății Sale
 (ルーマニア語:ルーマニア王室 公式ニュース配信サイト)Vizită regală la Cluj-Napoca, 11 octombrie 2022 | Familia Regală a României / Royal Family of Romania

 

エドワード王子殿下のスピーチ:
The Royal FamilyさんはTwitterを使っています: 「The Earl of Wessex speaks at the Welcoming Ceremony for The Duke of Edinburgh’s @intaward Forum in Romania. HRH is Chairman of the @DofE International Award, which has helped millions of young people across the world take part in the youth achievement programme. #WorldReady https://t.co/dQl1FL1Gjd」 / Twitter

 

Familia Regală(ルーマニア王室 公式チャンネル):
Discursul Majestăţii Sale la „Duke of Edinburgh International Award” Cluj-Napoca – YouTube

 

Familia Regală(ルーマニア王室 公式チャンネル):
Ceremonia Gold Award a The Duke of Edinburghs International Award la Universitatea Babeș Bolyai – YouTube

 

În seara de marți, 11… – Familia Regala a Romaniei | Facebook

南アフリカ伝統的君主/“雨の女王”継承問題:高等裁判所がマサラナボ王女の後見人の政治家による訴訟延期要請を却下、また王女自身による代理人の選定を要求(2022年10月)

 報道によりますと、2022年10月14日、南アフリカ共和国のプレトリアにある高等裁判所は、“雨の女王”継承問題について、マトール・モツェクガ議員(マトール・モチェハMathole Motshekga)の訴訟延期要請を却下。
 また、同議員に、対立しているモジャジ王室評議会側への訴訟費用の支払いを命じました。
 また、マサラナボ王女(来年4月に18歳)に対し、自身の弁護士を選定するように要求しています。

 モジャジ王室評議会が故・女王の息子であるレクケラ王子をロベドゥ人の王として選出するという動きに対して、(もともと後継として大統領なども承認していた)妹のマサラナボ王女の後見人であった同議員などが大反発、訴訟が起きていましたが、そもそもこの議員が王女のために訴訟を起こすことはできないとの判断が出ています(高等裁判所なので、上訴は可能かとも思いますが……)。
 記事にある裁判官のコメントからすると、王女が女王になることに興味があるかすらあやふやなので、当人に代理人を選出させて裁判を進めて早く終わらせたいように取れます(本人が望んでいなければ訴訟が成立しませんが)。

 

 (英語)Rain Queen battle: Mathole Motshekga ordered to pay Modjadji royal family's legal costs

 

関連:
 (インデックス)(2021年)南アフリカ伝統的君主:ロベドゥ人の君主モジャジ(雨の女王)にレクケラ王子殿下が選出された件に関する記事

ルーマニア王室当主/ルーマニア王位守護者マルガレータ陛下がウルグアイ大使と会見(2022年10月)

 2022年10月7日、ルーマニア王室当主/ルーマニア王位守護者マルガレータ陛下(Her Majesty Margareta, the Custodian of the Crown of Romania : ルーマニア皇太子マルガレータ殿下 : Her Royal Highness Crown Princess Margareta of Romania)は、エリサベタ宮殿にてルーマニア駐箚ウルグアイ東方共和国特命全権大使アルベルト・ロドリゲス・ゴニ閣下(His Excellency Mr Alberto Rodriguez Goñi)と会見しました。

 同大使より、1880年にルーマニア公カロル1世からウルグアイのフランシスコ・アントニーノ・ビダル大統領(Francisco Antonino Vidal)に送られた書簡の複製が贈られたようです。

 

 (ルーマニア語:ルーマニア王室 公式サイト)Ambasadorul din Uruguay la Palatul Elisabeta – Casa Majestății Sale
 (↑と同文:ルーマニア語:ルーマニア王室 公式ニュース配信サイト)Ambasadorul din Uruguay la Palatul Elisabeta | Familia Regală a României / Royal Family of Romania

 

Domnul Alberto Rodriguez Goñi,… – Familia Regala a Romaniei | Facebook

英国王チャールズ3世陛下即位により、欧州の現在の君主の最も近い共通祖先がヘッセン=ダルムシュタット方伯ルートヴィヒ9世夫妻になった模様(2022年9月)

 欧州の現在の君主の最も近い共通祖先は、1939年~2022年10月8日まで(英国女王エリザベス2世陛下の崩御まで)オランニェ公ヨハン・ウィレム・フリーゾと公妃マリー・ルイーゼ(ヘッセン=カッセル家出身)の夫妻でしたが、チャールズ3世陛下即位に伴い、ヘッセン=ダルムシュタット方伯ルートヴィヒ9世と“大方伯妃”カロリーネ(ツヴァイブリュッケン宮中伯女)夫妻に変わったとみられています。

 この“交代”は、チャールズ3世陛下の父・故エディンバラ公爵フィリップ王子殿下が(旧)ギリシャ王室出身で、その系統からも他の王室との共通祖先が存在したからです。

デンマーク女王マルグレーテ2世陛下が新たな声明。次男ヨアキム王子殿下の子供たちの称号・敬称についての決定に関して一家が強い失望を表明していることについて(2022年10月)

 2022年10月3日、デンマーク女王マルグレーテ2世陛下(Margrethe II of Denmark : Her Majesty The Queen)は、新たな声明を発表しました。
 次男ヨアキム王子殿下の子供たちの称号・敬称から王子/王女と殿下を取り除くことを決定したことに対して王子夫妻・元妻・最年長の孫であるニコライ殿下らから強い失望が表明されていましたが、それに対応する内容です。

 

 (英語:デンマーク王室 公式サイト)Statement from HM The Queen

 

 謝罪のようなそうでないような文章もありますが。
 しかしこの内容は……。

 ヨアキム王子一家の最大の不満は発表の5日前に唐突に通知されているということなのはほぼ間違いないと思われますし、なぜそうしたかについては、まったく説明がないものです。

 今回の声明に対してヨアキム王子一家がどう反応するかわかりませんが、一定の配慮(?)が示されたことで納得するのか、それは今後の殿下らのコメント待ちということになるでしょう。

 

関連:
 デンマーク女王マルグレーテ2世陛下が、次男ヨアキム王子殿下の子供たちの称号・敬称から王子/王女と殿下を取り除くことを決定、2023年1月から(2022年9月)
 デンマーク王子ヨアキム殿下の前妻/フレデリクスボー女伯爵アレクサンドラ閣下が、ヨアキム殿下の子供らの王子称号が取り除かれることについて「青天の霹靂」「子供たちは追放されたと感じている」(2022年9月)
 デンマーク王子ヨアキム殿下が、子供らの王子称号が取り除かれることについて「子供たちは傷ついている」(2022年9月)