訃報(2019年8月21日):故ヨルダン王フセイン1世の一番目の妻で、元王妃のディーナ・アブドゥル・ハミード妃殿下が薨去(1929~2019)

 2019年8月21日、ヨルダン王室より、故ヨルダン王フセイン1世の一番目の妻で、元王妃のディーナ・アブドゥル・ハミード妃殿下(Her Highness Princess Dina Abdul Hamid)が薨去したことが発表されました。
 1929年12月15日生まれという情報があります。

 ハーシム家の一員として生まれ、1955年にフセイン1世と結婚、1957年に離婚(上記称号は離婚後のもの)。
 フセイン1世との間に、アーリア・ビント・アル・フセイン王女殿下(Her Royal Highness Princess Alia bint Al Hussein)が生まれています。

 

 (英語)Royal Hashemite Court mourns passing of Princess Dina Abdul Hamid, mother of Princess Alia bint Al Hussein | Royal Hashemite Court
 (英語)Royal Court mourns passing away of Princess Dina Abdel Hamid, mother of Princess Alia

 

関連:
 葬儀:元ヨルダン王妃のディーナ・アブドゥル・ハミード妃殿下の葬儀(2019年8月)ヨルダン王アブドッラー2世陛下及びフセイン皇太子殿下、元皇太子のハッサン王子殿下らが参列

 

結婚(2019年6月):ホーエンローエ=ランゲンブルク公子フーベルトゥス殿下とシモーナ・ガンドルフィ。フーベルトゥス殿下は冬季五輪のメキシコ代表で六回出場(メダルなし)

 2019年6月に、ホーエンローエ=ランゲンブルク公子フーベルトゥス殿下(His Serene Highness Prince Hubertus of Hohenlohe-Langenburg : フーベルトゥス・プリンツ・ツー・ホーエンローエ=ランゲンブルクHubertus Prinz zu Hohenlohe-Langenburg)とシモーナ・ガンドルフィが結婚したようです。

 フーベルトゥス殿下は冬季五輪のメキシコ代表で六回出場しています(メダルなし)。

 

 (ドイツ語)Hubertus von Hohenlohe: Der ewige Junggeselle hat geheiratet! | BUNTE.de
 (ドイツ語)Neue Prinzessin: Alle Details zur Hohenlohe-Hochzeit | kurier.at
 (スペイン語)EXCLUSIVA en ¡HOLA!: Las fotografías de la boda de Humbertus de Hohenlohe y Simona Gandolfi

 

 記事中の写真から見える日付から、挙式6月19日との推定があります。

 

 なお、フーベルトゥス殿下は、フーベルトゥス・フォン・ホーエンローエHubertus von Hohenlohe)という名乗りを使用していますが、称号などの観点からみると、フォン(von)ではなくツー(zu)が近代のホーエンローエ全体に見られる表記です。
 ただ、フォンが使用されている人物も(誤記でなければ)いるので、その辺りの事情(単に本人か親の好みかもしれませんが)はよくわかりません。

 また、上記の HOLA の記事の見出しでは「Humbertus de Hohenlohe」となっていますが、「Humbertus」は単なる誤字だと思います(本文でも m は付いていないですし)。ただ、前置が「フォン」でも「ツー」でもなく「デ(de)」に変換されているのは、欧州の王族・貴族関連でよくあることです。
 スペイン語での発音ですが、「ウベルトゥス・デ・オエンロエ」とでもなりそうですが、外来固有名称と判断する人は「フベルトゥス・デ・ホンロ」と読みそうです。またドイツ式発音を知っていて尊重する人はスペイン語中でもドイツ式で発音するでしょう(ややこしい!)。

 

訃報(2019年7月12日):ヴィンディシュ=グレーツ公女シュテファニー殿下が薨去(1939~2019)オーストリア皇太子ルドルフの子孫。ベルギー王レオポルド2世から絶対長幼制ならベルギー女王になっていたとの記事も

 2019年7月12日、ヴィンディシュ=グレーツ公女シュテファニー殿下(Her Serene Highness Princess Stephanie of Windisch-Graetz : シュテファニー・プリンツェッシン・ツー・ヴィンディシュ=グレーツStephanie Prinzessin zu Windisch-Graetz)が薨去した模様です。
 1939年7月17日生まれの79歳(1月17日生まれとの情報は誤りのようです)。

 名族ヴィンディシュ=グレーツ家の一員で、先祖にはオーストリア皇太子ルドルフ殿下やベルギー王レオポルド2世陛下がいるようです。

 

 (フランス語)Cousine d’Albert II, la princesse Stéphanie de Windisch-Graetz est décédée – La Libre

 葬儀には、ベルギー王子ロラン殿下(His Royal Highness Prince Laurent of Belgium)が参列したとのことです。
 アルベール2世の私生児であることを主張しているデルフィーヌ・ボエルDelphine Boël)も姿を見せたようです。

 

 また下記の記事では、シュテファニー殿下はベルギー王レオポルド2世陛下から継承法が絶対長幼制になっていたならベルギー女王になっていたと言及されています。

 (オランダ語)Stéphanie de Windisch-Graetz, de prinses die koningin der Be… – Het Nieuwsblad

 こういう話は言い出したらキリがありませんが……。

追記:
 継承順を書いておきますと、
 ベルギー王レオポルド2世陛下
 → 第一子・長女のベルギー王女ルイーズ殿下(1858年生まれ)
  → 第二子のザクセン=コーブルク=ゴータ公女ドロテア殿下
 → 第三子・次女のベルギー王女シュテファニー殿下がすでに薨去し(オーストリア皇太子ルドルフ殿下との子供の)オーストリア大公女エリザベート殿下(1883年生まれ)もすでに薨去しているためその第一子のヴィンディシュ=グレーツ公子フランツ殿下(1904年生まれ) → そしてその第一子が今回薨去したシュテファニー殿下となります。

 

秋篠宮皇嗣(文仁親王)殿下らがブータン王ジグミ・ケサル・ナムゲル・ワンチュク陛下を訪問(2019年8月)悠仁親王殿下とジグミ・ナムゲル・ワンチュク皇太子殿下の写真も公開

 ブータン王国に滞在中の秋篠宮家の秋篠宮皇嗣殿下(文仁親王 : ふみひと : Prince Fumihito : His Imperial Highness Crown Prince Akishino)及び秋篠宮皇嗣妃殿下(紀子きこKiko : Her Imperial Highness Crown Princess Akishino)、悠仁親王殿下(ひさひと : His Imperial Highness Prince Hisahito of Akishino)は、ブータン王ジグミ・ケサル・ナムゲル・ワンチュク陛下(Jigme Khesar Namgyal Wangchuck : His Majesty The King of Bhutan)及びブータン王妃ジェツン・ペマ陛下(Her Majesty Queen Jetsun Pema)を訪問しました。

※なお、ブータン系メディアは、日にちが重なったインド首相ナレンドラ・モディ閣下(The Honourable Mr Narendra Modi)の公式訪問(二日間で終了)の報道で燃え尽きております。

 

時事通信映像センター:
ブータン国王夫妻を表敬する秋篠宮ご夫妻と長男悠仁さま – YouTube

 

ANNnewsCH(ANN NEWS):
少し緊張?悠仁さま 羽織袴姿でブータン国王と懇談(19/08/19) – YouTube

 

ブータン王ジグミ・ケサル・ナムゲル・ワンチュク陛下のアカウント:

19 August 2019: His Majesty The King and… – His Majesty King Jigme Khesar Namgyel Wangchuck | Facebook

His Majesty King Jigme Khesarさん(@kingjigmekhesar) • Instagram写真と動画

 

悠仁親王殿下とブータンのジグミ・ナムゲル・ワンチュク皇太子殿下(His Royal Highness Crown Prince Jigme Namgyel Wangchuck of Bhutan, Druk Gyalsey of Bhutan):
His Majesty King Jigme Khesarさん(@kingjigmekhesar) • Instagram写真と動画

 

ブータン王妃ジェツン・ペマ陛下のアカウント:

Jetsun Pema – 19 August 2019: His Majesty The King and Her… | Facebook

Her Majesty Queen Jetsun Pemaさん(@queenjetsunpema) • Instagram写真と動画

 

悠仁親王殿下とブータンのジグミ・ナムゲル・ワンチュク皇太子殿下:
Her Majesty Queen Jetsun Pemaさん(@queenjetsunpema) • Instagram写真と動画

 

 (英語)His Majesty grants audience to Japanese Imperial Family – BBS | BBS

Bhutan BroadcastingさんはTwitterを使っています: 「https://t.co/gD9MqFkxHG」 / Twitter

BBS – BBSさんがリンクをシェアしました。 | Facebook

 

※ ANN NEWS の別件の動画がアップロードされていたのでリンクしておきます。

ANNnewsCH(ANN NEWS):
悠仁さまが弓矢に挑戦 ブータン市民から拍手に笑顔(19/08/20) – YouTube

秋篠宮ご夫妻と悠仁さま ブータンの学校を訪問(19/08/20) – YouTube

【報ステ】悠仁さま ハイキングコースを散策(19/08/20) – YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=k3MyxAYv1v8

秋篠宮ご夫妻と悠仁さま ブータンでハイキング(19/08/21) – YouTube

ブータン王室が国王と秋篠宮ご一家との面会写真公開(19/08/21) – YouTube

 

追記:
 時事通信映像センターの別件の動画がアップロードされていたのでリンクしておきます。

時事通信映像センター:
悠仁さま、同年代の生徒と交流 – YouTube

 

誕生(2019年8月8日):イーゼンブルク公世子フランツ殿下が誕生

 イーゼンブルク公アレクサンダー殿下(Alexander : His Serene Highness The Prince of Isenburg : アレクサンダー・フュルスト・フォン・イーゼンブルクAlexander Fürst von Isenburg)とイーゼンブルク公妃ザーラ殿下(Sarahザーラ・フュルスティン・フォン・イーゼンブルクSarah Fürstin von Isenburg)は、二人の間の第三子・長男(継嗣)となるイーゼンブルク公世子フランツ殿下(His Serene Highness Hereditary Prince Franz of Isenburg : フランツ・エルププリンツ・フォン・イーゼンブルクFranz Erbprinz von Isenburg)の誕生を発表しました。

 

 (ドイツ語:イーゼンブルク公室公式サイト)Freudige Nachricht aus dem Schloss Birstein | Fürstenhaus Isenburg

 

Dr. Sarah IsenburgさんはInstagramを利用しています:「#endlesslove, #baby💙, #franz, #littlefoot」

 

 フルネームはフランツ・サルヴァトール・フェルディナント・ボニファティウス・ヴィルヘルム・マリア・エルププリンツ・フォン・イーゼンブルクFranz Salvator Ferdinand Bonifatius Wilhelm Maria Erbprinz von Isenburg)となるようです。