英国王室のサセックス公爵ヘンリー王子殿下【ハリー王子】夫妻が王室の「‘senior’ members」(中心メンバー?)から離れると発表(2020年1月)他の王室メンバーに相談なしでの宣言の模様

 英国王室のサセックス公爵ヘンリー王子殿下(Prince Henryハリー王子 : Prince Harry : His Royal Highness The Duke of Sussex)とサセックス公爵夫人メーガン妃殿下(Meghan : Her Royal Highness The Duchess of Sussex)は、王室の「‘senior’ members」(中心メンバー?)から離れると発表したようです。
 

The Duke and Duchess of SussexはInstagramを利用しています:「“After many months of reflection and internal discussions, we have chosen to make a transition this year in starting to carve out a…」

※なお「‘senior’ members」の定義については、英語圏でもよくわかっていないようです。

 

※いつの間にできていたのか公式サイトが:
 (英語:サセックス公爵夫妻公式サイト)The Official Website of The Duke & Duchess of Sussex
サセックス公爵夫妻公式サイトより

この状況でもサイトは落ちていないようです(重いですけど)。
追記:落ちるようになってきました。

 

 両殿下は引き続き女王陛下を支えるものの、経済的に独立する意思を示しているようです。

 一方で、この発表について事前に他の王室メンバーに相談がなかったようで、事態に混乱も見られます。

 

 バッキンガム宮殿の発表。

 (英語:英国王室公式サイト)Statement on discussions with The Duke and Duchess of Sussex | The Royal Family

Discussions with The Duke and Duchess of Sussex are at an early stage. We understand their desire to take a different approach, but these are complicated issues that will take time to work through.

「サセックス公爵夫妻との話し合いは初期の段階だ。
 私たちは、違うアプローチを取りたいという彼らの望みを理解しているが、しかし時間を取って処理しなければならない複雑な問題が存在している」

The Royal FamilyさんはTwitterを使っています: 「A statement from Buckingham Palace regarding The Duke and Duchess of Sussex. https://t.co/1qtTEHiIq6」 / Twitter

 

 話し合いが以前からあったのであれば、あくまで勘繰りですが、まったく話が進みそうにないので、両殿下側が一方的に発表をしたようにも思えます(あくまで予想ですので誤解なきよう)。

 

Sky News:
BREAKING NEWS: Harry and Meghan to step back as senior royals – YouTube

 

 (英語)Prince Harry and Meghan to step back as senior royals – BBC News
 (英語)In full: The Sussexes' statement and the Buckingham Palace response – BBC News
 (英語)Revealed! Royals who have forged their own careers | Daily Mail Online
 (英語)Prince Harry and Meghan Markle to step back as senior royals | Daily Mail Online
 (英語)Prince Harry and Meghan Markle to 'step back as senior members of the Royal Family'

 

ANN NEWS の 無責任すぎる見出し/
ANNnewsCH(ANN NEWS):
英王室・ヘンリー夫妻「王室の地位から身を引く」(20/01/09) – YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=kDfXi8mN8DA

 

ANNnewsCH(ANN NEWS):
英ヘンリー王子「地位を退く」北米に移住か(20/01/09) – YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=GhbRQ8Gc81E

 

ANNnewsCH(ANN NEWS):
英王室・ヘンリー夫妻「王室の地位から身を引く」(20/01/09) – YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=zOYRTzEziPI

 

ANNnewsCH(ANN NEWS):
ヘンリー王子夫妻“王族引退宣言”発表の余波(20/01/10) – YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=0fIyt_WbFlU

 

追記:
 上記でもリンクしている、サセックス公爵夫妻公式サイトですが、「media」のページに、夫妻は今後メディアとの関わり方を変更するということです。
 話題になっているのは、英国王室情報の配信を独占的に取り扱っている Royal Rota というシステムに参加しないとの文言。

 (英語)Media | The Official Website of The Duke & Duchess of Sussex

No longer participate in the Royal Rota system.

 この Royal Rota (ロイヤル・ロタ or ロイヤル・ロウタ)というのは、40年ほど前に出来た以下七誌による記者クラブのようなものではないかと思うのですが、

  • The Daily Express
  • The Daily Mail
  • The Daily Mirror
  • The Evening Standard
  • The Telegraph
  • The Times
  • The Sun

 ともあれ、この七誌が王室に関する一次情報を独占するような状況があるものの、夫妻は今後このシステムを通すつもりはない、ということです。
 タブロイドがなぜこんなにという顔触れなので、これまでの報道記事で話が妙な方向に膨らまされてしまっているものがあるのは当然ということになりますが、それを受け入れ続けるつもりはないということでしょう。

 (英語)Meghan and Harry to leave 'Royal Rota' media system

 

追加リンク:

This Morning:
Royal Experts Discuss Harry and Meghan's Shocking Announcement | This Morning – YouTube

 

関連:
 イタリア王室(直系)継嗣ヴェネツィア公エマヌエーレ・フィリベルト殿下が、英国王室のサセックス公爵ヘンリー王子殿下【ハリー王子】夫妻の“離脱”宣言を支持するコメント(2020年1月)

続報:
 英国女王エリザベス2世陛下が、1月13日(月)にサンドリンガムにてサセックス公爵ヘンリー王子殿下【ハリー王子】と話し合いをおこなう模様(2020年1月)チャールズ皇太子殿下とウィリアム王子殿下が同席
 世論調査:60%以上のカナダ人が次のカナダ総督にヘンリー王子殿下が任命されることに賛成との報道(2020年1月)英国王室のサセックス公爵ヘンリー王子殿下【ハリー王子】の「‘senior’ members」から離れるとの宣言を受けて
 英国女王エリザベス2世陛下らがサセックス公爵ヘンリー王子殿下【ハリー王子】と会見(2020年1月)「ハリーとメーガンの意向を尊重」。次は称号などについて処置があるかどうか
 Megxit:英国女王エリザベス2世陛下とバッキンガム宮殿が、サセックス公爵ヘンリー王子殿下【ハリー王子】夫妻の今後について声明(2020年1月)公費からの支給なし、「(HRH)殿下」を使用しないとのこと、など。効力は春から

 

訃報(2019年12月30日):英国の一代貴族(労働党)/ウィリアムズ・オブ・エルヴェル男爵チャールズ・ウィリアムズ閣下、卒去(1933~2019)

 2019年12月30日、英国の一代貴族(労働党)のウィリアムズ・オブ・エルヴェル男爵チャールズ・ウィリアムズ閣下(Charles Williams, Baron Williams of Elvel : ウィリアムズ・オブ・エルヴェル卿 : The Right Honourable The Lord Williams of Elvel CBE PC)が卒去した模様。
 1933年2月9日生まれの86歳。

 1985年に一代貴族のウィリアムズ・オブ・エルヴェル男爵に叙され、2013年に枢密顧問官に。

 

 (英語:閲覧できない場合があります)Williams – Deaths Announcements – Telegraph Announcements

 (英語)Peerage News: The Baron Williams of Elvel, CBE, PC 1933-2019

 (英国議会公式サイト:議員情報)Parliamentary career for Lord Williams of Elvel – MPs and Lords – UK Parliament

 

訃報(2019年12月28日):英国の第3代ベイデン=ポウエル男爵【ベーデン=パウエル男爵】ロバート・ベイデン=ポウエル閣下が卒去(1936~2019)

 2019年12月28日、英国の連合王国貴族/第3代ベイデン=ポウエル男爵【ベーデン=パウエル男爵】ロバート・ベイデン=ポウエル閣下(Robert Baden-Powell, 3rd Baron Baden-Powell : The Right Honourable The Lord Baden-Powell : ベイデン=ポウエル卿【ベーデン=パウエル卿】)が卒去した模様です。
 1936年10月15日生まれの83歳。

 卒去に伴い、弟のマイケル・ベイデン=ポウエル閣下(Michael Baden-Powell)が第4代ベイデン=ポウエル男爵(および準男爵)となります。

 

 (英語:閲覧できない場合があります)BADEN-POWELL – Deaths Announcements – Telegraph Announcements
 (英語)Peerage News: The 3rd Baron Baden-Powell 1936-2019

 

訃報(2019年11月28日):英国の第2代ディキンソン男爵リチャード・ディキンソン閣下が卒去(1926~2019)

 2019年11月28日、英国の連合王国貴族/第2代ディキンソン男爵リチャード・ディキンソン閣下(Richard Dickinson, 2nd Baron Dickinson : The Right Honourable The Lord Dickinson : ディキンソン卿)が卒去した模様です。
 1926年3月2日生まれの93歳。

 卒去に伴い、長男のマーティン・ディキンソン閣下(Martin Dickinson)が第3代ディキンソン男爵となります。

 

 (英語:閲覧できない場合があります)Dickinson – Deaths Announcements – Telegraph Announcements

 

英国のエディンバラ公爵フィリップ王子殿下が病院へ(2019年12月)英国女王エリザベス2世陛下の夫

 報道によりますと、英国王室のエディンバラ公爵フィリップ王子殿下(His Royal Highness The Prince Philip, Duke of Edinburgh)が、既存の疾病に関する侍医らの提言により、病院に運ばれた模様です。

 

 (英語)Prince Philip taken into hospital on advice of Royal doctors | Daily Mail Online
 (英語)Prince Philip in hospital: Duke of Edinburgh admitted to London hospital for pre-existing condition – CBS News
 (英語)Prince Philip pictured: Duke of Edinburgh seen last time before being hospitalised | Royal | News | Express.co.uk