2020年1月8日、英国の連合王国貴族/第2代モントゴメリー・オブ・アラメイン子爵デービッド・モントゴメリー閣下(David Montgomery, 2nd Viscount Montgomery of Alamein : The Right Honourable The Viscount Montgomery of Alamein CMG CBE : Lord Montgomery of Alamein : モントゴメリー・オブ・アラメイン卿)が卒去したようです。
1928年8月18日生まれの91歳。
2020年1月13日、英国サンドリンガムにて、英国女王エリザベス2世陛下(Elizabeth II : Her Majesty The Queen)は、王室の中心メンバーから離れると一方的に宣言したサセックス公爵ヘンリー王子殿下(Prince Henry : ハリー王子 : Prince Harry : His Royal Highness The Duke of Sussex)と話し合いをおこないました。
ウェールズ公チャールズ皇太子殿下(Prince Charles : His Royal Highness The Prince of Wales)およびケンブリッジ公爵ウィリアム王子殿下(Prince William : His Royal Highness The Duke of Cambridge)が同席。
声明文において女王陛下は、「ハリーとメーガン(Harry and Meghan)」という呼び方(通常は称号を使用)を使用しています。
これは今後、称号に関する処置があることをにおわせているとする見方が多数です。
サセックス公爵【Duke of Sussex】や、グレートブリテン及び北アイルランド王子【Prince of Great Britain and Northern Ireland】の称号、そして殿下【His Royal Highness】という敬称の扱いがどうなるかというのが一つの注目です(メーガン妃殿下のほうは、ヘンリー王子殿下が称号や敬称を失った時点で自動的に使われなくなります)。
いずれも単に皆が使用しないだけという方法もありますが、女王陛下が、ヘンリー王子殿下について以後「~」のように呼称するという明示的な発表をする可能性もあります(その場合「しかし法的には今まで通りなのだ」という論が出てくるでしょう)。
サセックス公爵の称号に関しては、ヘンリー王子殿下が一代だけ放棄するという方法(この場合、ヘンリー王子薨去後にアーチーが第2代サセックス公爵になります)の他、単純に放棄する方法についても言及されているケースがありますが、ここはちょっとよくわかりません。
王子と殿下に関しては、使わないのではなく確実に剥奪するにはどうしたらいいのか、よくわかりませんが……。また剥奪した場合、重罪人のような扱いのような気もします。また、王子と殿下は異なるものですが、うっかり片方だけ剥奪するというような失態はないものと期待したいです。
英国女王エリザベス2世陛下(Elizabeth II : Her Majesty The Queen)らは、ガーター騎士団の式典に参列しました。
同騎士団の外国人枠で叙されている、
スペイン王フェリペ6世陛下(King Felipe VI : His Majesty The King of Spain)
オランダ王ウィレム=アレクサンダー陛下(Willem-Alexander : His Majesty The King of the Netherlands)、
が参列。
英国王族では、
ウェールズ公チャールズ皇太子殿下(Prince Charles : His Royal Highness The Prince of Wales)、
プリンセス・ロイヤル殿下(Her Royal Highness The Princess Royal : アン王女 : Princess Anne)、
ヨーク公爵アンドルー王子殿下(Prince Andrew : His Royal Highness The Duke of York)、
ウェセックス伯爵エドワード王子殿下(Prince Edward : His Royal Highness The Earl of Wessex)、
ケンブリッジ公爵ウィリアム王子殿下(Prince William : His Royal Highness The Duke of Cambridge)、
(写真・映像では未確認)アレクサンドラ王女殿下(オギルヴィー令夫人閣下 : Her Royal Highness Princess Alexandra, The Honourable Lady Ogilvy)、
また、配偶者として、以下の方々が式典に同席。
スペイン王妃レティシア陛下(Queen Letizia : Her Majesty The Queen of Spain)、
オランダ王妃マクシマ陛下(Máxima : Her Majesty the Queen of the Netherlands)、
コーンウォール公爵夫人カミラ妃殿下(Camilla : Her Royal Highness The Duchess of Cornwall)、
ウェセックス伯爵夫人ソフィー妃殿下(Sophie : Her Royal Highness The Countess of Wessex)
ケンブリッジ公爵夫人キャサリン妃殿下(Catherine : Her Royal Highness The Duchess of Cambridge)
“サー”・ティモシー・ローレンス海軍中将(Vice Admiral Sir Timothy Laurence)。
新たに二名、
“レディー”・メアリー・ピーターズ(Lady Mary Peters LG CH DBE)、
第7代ソールズベリー侯爵ロバート・ガスコイン=セシル閣下(Robert Gascoyne-Cecil, 7th Marquess of Salisbury : The Most Honourable The Marquess of Salisbury KG KCVO PC DL)、
がガーター騎士に叙任されたこともニュースになっています。
Today, the Order includes the Queen, who is Sovereign of the Garter, several senior Members of the Royal Family including the Prince of Wales and Duke of Cambridge, to make up twenty-five knights chosen in recognition of their work. #GarterDaypic.twitter.com/g7O6FkWFCY
New appointments to "The Garter" are being invested in the Garter Throne Room and include a Lady Companion, athlete Lady Mary Peters, and a Knight Companion, the Marquess of Salisbury, a former Chairman of the Thames Diamond Jubilee Foundation.
Foto posterior a la ceremonia de investidura de Don Felipe como Caballero de la Muy Noble Orden de la Jarretera, la máxima distinción que concede la monarquía británica. https://t.co/dLPxvN9ipKpic.twitter.com/rH8MWHe0Ur
Koning Willem-Alexander is door Koningin Elizabeth II van het Verenigd Koninkrijk geïnstalleerd in de Orde van de Kousenband. Hij kreeg de Britse onderscheiding tijdens het Staatsbezoek in oktober 2018. Voor de ceremonie is het Koninklijk Paar in Windsor. https://t.co/86kF2FWKQrpic.twitter.com/Wos5qqVLV5
英国女王エリザベス2世陛下(Elizabeth II : Her Majesty The Queen)は、三男のウェセックス伯爵エドワード王子殿下(Prince Edward : His Royal Highness The Earl of Wessex)に、新たに「フォーファー伯爵(Earl of Forfar)」の称号を追加で叙爵した模様です。
The Queen has been pleased to grant The Earl of Wessex the additional title of Earl of Forfar.
Their Royal Highnesses will use the title The Earl and Countess of Forfar when in Scotland. Read about the history of the title and The Earl in Scotland: https://t.co/6c9ED64ehVpic.twitter.com/muUxUDjdsY
エドワード王子殿下は、父であるエディンバラ公爵フィリップ王子殿下(His Royal Highness The Prince Philip, Duke of Edinburgh)の薨去の後に「エディンバラ公爵」に叙されることが決まっています(と書くと正確な説明ではないのですが、たぶん叙されます)。
エディンバラはスコットランドにあり、また「ウェセックス伯爵」のウェセックスはイングランド。
また、子息のジェームズが儀礼称号として使用している「セヴァーン子爵」のセヴァーンはウェールズにあります。
このように三地域の地名(北アイルランドがないですが)を冠した称号をバランスよく(?)保有することになる予定でしたが、今回、先にスコットランドで使用するための称号が叙爵されました。
今後は、スコットランド担当王族としての役割が強く求められていくのかもしれません。