神聖ローマ皇帝カール5世(スペイン王カルロス1世)からフランス大使に送られた暗号の手紙が解読される(2022年11月)

 神聖ローマ皇帝カール5世(スペイン王カルロス1世)から、フランス王国を駐箚していた大使ジャン・ド・サン=モーリスJean de Saint-Mauris)に送られた暗号の手紙が解読されたと報道されています。

 手紙は、1547年(1543年のクレピーの和約の4年後)に書かれたもので、フランスによるカール5世に対する暗殺計画があるというフランスでの噂に関連する話題があった模様。

 

 (英語)Spain's King Charles V's secret code cracked after five centuries | Euronews

euronews:
Spain's King Charles V's secret code cracked after five centuries – YouTube

英国女王エリザベス2世陛下らが、ガーター騎士団の式典に。英国王族の他、スペイン王フェリペ6世陛下、オランダ王ウィレム=アレクサンダー陛下らが参列(2019年6月)

 英国女王エリザベス2世陛下(Elizabeth II : Her Majesty The Queen)らは、ガーター騎士団の式典に参列しました。

 同騎士団の外国人枠で叙されている、
 スペイン王フェリペ6世陛下(King Felipe VI : His Majesty The King of Spain)
 オランダ王ウィレム=アレクサンダー陛下(Willem-Alexander : His Majesty The King of the Netherlands)、
 が参列。

 英国王族では、
 ウェールズ公チャールズ皇太子殿下(Prince Charles : His Royal Highness The Prince of Wales)、
 プリンセス・ロイヤル殿下(Her Royal Highness The Princess Royal : アン王女 : Princess Anne)、
 ヨーク公爵アンドルー王子殿下(Prince Andrew : His Royal Highness The Duke of York)、
 ウェセックス伯爵エドワード王子殿下(Prince Edward : His Royal Highness The Earl of Wessex)、
 ケンブリッジ公爵ウィリアム王子殿下(Prince William : His Royal Highness The Duke of Cambridge)、
 (写真・映像では未確認アレクサンドラ王女殿下(オギルヴィー令夫人閣下 : Her Royal Highness Princess Alexandra, The Honourable Lady Ogilvy)、

 また、配偶者として、以下の方々が式典に同席。
 スペイン王妃レティシア陛下(Queen Letizia : Her Majesty The Queen of Spain)、
 オランダ王妃マクシマ陛下(Máxima : Her Majesty the Queen of the Netherlands)、
 コーンウォール公爵夫人カミラ妃殿下(Camilla : Her Royal Highness The Duchess of Cornwall)、
 ウェセックス伯爵夫人ソフィー妃殿下(Sophie : Her Royal Highness The Countess of Wessex)
 ケンブリッジ公爵夫人キャサリン妃殿下(Catherine : Her Royal Highness The Duchess of Cambridge)
 “サー”・ティモシー・ローレンス海軍中将(Vice Admiral Sir Timothy Laurence)。

 新たに二名、
 “レディー”・メアリー・ピーターズ(Lady Mary Peters LG CH DBE)、
 第7代ソールズベリー侯爵ロバート・ガスコイン=セシル閣下(Robert Gascoyne-Cecil, 7th Marquess of Salisbury : The Most Honourable The Marquess of Salisbury KG KCVO PC DL)、
 がガーター騎士に叙任されたこともニュースになっています。

 

casarealtv(スペイン王室公式チャンネル):
Don Felipe investido Caballero de la muy Noble Orden de la Jarretera – YouTube

 

casarealtv(スペイン王室公式チャンネル):
Su Majestad el Rey Felipe VI, Caballero de la Orden de la Jarretera – YouTube

 

The Royal Family Channel:
The Queen and European royals attend Order of the Garter service at Windsor Castle – YouTube

 

オランダ王ウィレム1世のガーター騎士の装束/
Koninklijk Huis(オランダ王室公式チャンネル):
Ordegewaad van Koning Willem I – Orde van de Kousenband – YouTube

 

過去の映像/
NOS:
KONING: Zij traden eerder toe tot de Orde van de Kousenband – YouTube

 

 (英語:写真多数)The Queen makes kings of Spain and Netherlands Knights of the Garter | Daily Mail Online

 

 (スペイン語:スペイン王室公式サイト)Inicio – Actividades y Agenda – Ceremonia de Investidura de Su Majestad el Rey como Caballero de la Muy Noble Orden de la Jarretera
 (オランダ語:オランダ王室公式サイト)Koninklijk Paar bezoekt Windsor in het Verenigd Koninkrijk | Nieuwsbericht | Het Koninklijk Huis

 (スペイン語)Isabel II impone al rey Felipe la distinción de la Nobilísima Orden de la Jarretera
 (スペイン語)Orden de la Jarretera: las honorables e ilustres personalidades que la han recibido
 (スペイン語)La curiosa leyenda que hay detrás del lema de la Orden de la Jarretera
 (スペイン語)Así es el gran ceremonial de la Orden de la Jarretera

 

The Royal Familyさんのツイート: "Today, the Order includes the Queen, who is Sovereign of the Garter, several senior Members of the Royal Family including the Prince of Wales and Duke of Cambridge, to make up twenty-five knights chosen in recognition of their work. #GarterDay… https://t.co/kruUgbM1rI"

 

The Royal Familyさんのツイート: "New appointments to "The Garter" are being invested in the Garter Throne Room and include a Lady Companion, athlete Lady Mary Peters, and a Knight Companion, the Marquess of Salisbury, a former Chairman of the Thames Diamond Jubilee Foundation."

 

Casa de S.M. el Reyさんのツイート: "Foto posterior a la ceremonia de investidura de Don Felipe como Caballero de la Muy Noble Orden de la Jarretera, la máxima distinción que concede la monarquía británica. https://t.co/dLPxvN9ipK… https://t.co/kYOTyY0tBk"

 

Koninklijk Huisさんのツイート: "Koning Willem-Alexander is door Koningin Elizabeth II van het Verenigd Koninkrijk geïnstalleerd in de Orde van de Kousenband. Hij kreeg de Britse onderscheiding tijdens het Staatsbezoek in oktober 2018. Voor de ceremonie is het Koninklijk Paar in Windsor. https://t.co/86kF2FWKQr… https://t.co/CY0TUF5tNl"

 

Koninklijk Huisさん(@koninklijkhuis) • Instagram写真と動画

 

Revista ¡HOLA!さんのツイート: "¿Qué honorables e ilustres personalidades extranjeras han recibido la Orden de la Jarretera? https://t.co/Bq6duqlvuj… "

 

Revista ¡HOLA!さんのツイート: "La monarquía británica se viste de terciopelo y plumas para el gran ceremonial de la Orden de la Jarretera https://t.co/7bKkMO3Y2o"

 

Revista HOLA – España es el único país que tiene el honor… | Facebook

 

Revista HOLA – ‘Que la vergüenza caiga sobre aquel que… | Facebook

 

Revista HOLA – El rey Felipe se unirá hoy al selecto grupo… | Facebook

 

神聖ローマ皇帝マクシミリアン1世崩御500周年イベント:オーストリアのヴェルスをハプスブルク家当主オーストリア大公カール殿下が訪問。オーストリア自由党【FPÖ】の市長「我々には多くの意見の違いがあるが、オーストリア帝室なしでは観光に悪影響が出る」(2019年3月)

 オーストリアのヴェルスは、1519年に神聖ローマ皇帝マクシミリアン1世が崩御した地ですが、このほどヴェルス市では500周年イベントがおこなわれたようです(3月27日最終日?)。

 オーストリア帝室・ハンガリー王室のハプスブルク家当主【ハプスブルク=ロートリンゲン家当主】のオーストリア大公カール殿下(オーストリア皇子 : ハンガリー王子 : ベーメン王子 : His Imperial and Royal Highness Archduke Karl of Austria, Prince Imperial of Austria, Prince Royal of Hungary and Bohemia : カール・フォン・ハプスブルクKarl von Habsburgカール・ハプスブルク=ロートリンゲンKarl Habsburg-Lothringen)は、同地を訪問。
 オーストリアで禁じられている「von(フォン)」を公式サイト(ホームページ)で付けて「カール・フォン・ハプスブルク」と名乗っている件で、訴えられて、有罪になってその後どうなったのか(上訴中なのかなんなのか)よくわからないのですが、その件に関してメディアの質問が集中した模様(「何回も聞かれてうんざりしているとは思いますが……」「そんなことはないよ」みたいなやり取りも)。
 結局、なにがどうなったのかよくわからないのでその件はここではスルーします(下にいくつかドイツ語の記事をリンクしておくので読める人はどうぞ)。

 一方、今回500周年イベントでは、オーストリア自由党【FPÖ】の市長からの要請もあったらしい同市への訪問で、下記記事からは「オーストリア自由党とは意見が違うのでは?」と問われ、同党のポピュリズムというか最大の対立点である欧州懐疑主義について触れています。
 それに対し市長は、「我々に多くの違いがあるのは事実だ。しかし我々は変わった。オーストリアの伝統が今や前面に出ている。オーストリア帝室なしでは観光に悪影響が出る」となんともいえない現実的なコメントをしています。こういう部分が勢力伸長の原因?

 (ドイツ語)Karl Habsburg und das "von"-Verbot: "Es gibt unendlich wichtigere Dinge" | Nachrichten.at

 

 「フォン」の件の裁判に関する記事をいくつかリンクしておきます(タイトルがそのまんまのものもありますが)。

 (ドイツ語)"Von"-Homepage: Habsburg will Verurteilung bekämpfen « DiePresse.com
 (ドイツ語)Adelsaufhebungsgesetz | Kaiserenkel Karl Habsburg beruft gegen Verurteilung
 (ドイツ語)"von" – Einserkastl Hans Rauscher – derStandard.at › Meinung

 

 ほか、その件に加え、オーストリア皇帝カール1世陛下など、父母、祖父などを含む歴史などに関する話もあるインタビュー記事(内容自体はさほど目新しくない気がしますが……)。

 (ドイツ語)Enkel von Karl I. über 1918: „Das war eine Zäsur“

 

 複数の記事からご本人の意見というかコメントというか:
 「私のパスポートはカール・ハプスブルク=ロートリンゲンだ。国際的な活動(NGOなど)でカール・フォン・ハプスブルクと名乗っている」
 「父が“オットー・フォン・ハプスブルク”として知られていたので、これはブランドのようなものだ」
 「ワールドワイドウェブはオーストリアンウェブではない」
 「“フォン”の禁止は時代遅れの法によるものだ」(100年前の人が聞いたらずっこけそうですが)
 「最初に言えるのは、この件を楽しんでいるということだよ」
 「無限と言えるほどもっと重要な事項がこの世にある」

 

ダイヤモンド「ボー・サンシー」、約7.7億円で落札。サザビーズ担当者にはヴュルテンベルク公子フィリップ殿下の姿も(2012年5月)

 ダイヤモンド「ボー・サンシー」が約7.7億円で落札されたそうです(旧プロイセン王室のホーエンツォレルン家が出品とのこと)。

 サザビーズ担当者にはヴュルテンベルク公子フィリップ殿下(His Royal Highness Duke Philipp of Württemberg : フィリップ・ヘルツォーク・フォン・ヴュルテンベルク)の姿もありました。
 フィリップ殿下は、ヴュルテンベルク王位継承者のヴュルテンベルク公カール殿下の三男です。

BBCの映像より:
ヴュルテンベルク公子フィリップ殿下

 

記事&映像:
 (英語)BBC News – One of world's oldest diamonds sells for $10m
 (英語)'Royal' diamond Beau Sancy sells for $9.7m – BBC News

記事:
34.98カラットのダイヤモンド、5月に競売へ 落札価格は数億円か 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News
35カラットの歴史的ダイヤ「ボーサンシー」、7億7000万円で落札 スイス 写真3枚 国際ニュース:AFPBB News
フィリップ殿下のコメント部分:

サザビーズ・ヨーロッパのフィリップ・ヘルツォク・フォン・ビュルテンベルク(Philipp Herzog von Wuerttemberg)会長は競売終了後、「あなたが購入するのは単なるダイヤではなく、歴史的芸術品なのです」と語った。

 ボーサンシーを初めて購入した王族は、フランス国王のアンリ4世(Henry IV)。マリー・ド・メディシス(Marie de Medici)王妃にせがまれて1604年に購入し、1610年の戴冠式では王妃の冠にも使用された。

 ボーサンシーは17世紀半ばにオランダに渡り、オラニエ公ウィレム2世(Willem II of Orange Nassau)とイングランド王チャールズ1世(Charles I of England)の娘メアリー・スチュアート(Mary Stuart)の結婚の際に使われた。メアリー・スチュアートは後に、王位を狙う兄のチャールズ2世(Charles II)への支援金を工面するためにこのダイヤを手放した。

 その後1702年に初代プロイセン王がその王冠の最高の位置にボーサンシーを付けて以来、このダイヤはプロイセン王家で代々受け継がれてきた。