インタビュー記事(セルビア語ラテン文字):現在セルビア王室を称するユーゴスラビア皇太子アレクサンダル2世殿下への降誕祭に際してのインタビュー(2020年1月)

 現在セルビア王室を称する(旧)ユーゴスラビア王室当主/ユーゴスラビア皇太子【セルビア皇太子】アレクサンダル2世殿下(His Royal Highness Crown Prince Alexander II of Yugoslavia / Serbia)への降誕祭に際してのインタビュー記事が出ています。

 

 内容ですが、夫妻の慈善活動、伝統や降誕祭への考え方、博物館の収蔵品を巡って関係省庁とのトラブル(初めて知った話ですが……)、キリスト教/東方正教会/セルビア正教会の首座/セルビア総主教イリネイ聖下が王政復古を望む発言をした件、カラジョルジェヴィッチ君主(ユーゴスラビア王アレクサンダル1世ペータル2世)とオブレノヴィッチ君主(セルビア王アレクサンダル1世)らの彫像をベオグラードの街路に設置する計画に関して、セルビア共和国大統領ブチッチ閣下やセルビア共和国首相アナ・ブルナビッチ閣下との関係について、2020年について、などです。

 

 (セルビア語ラテン文字)DOĆI ĆE VREME DA SE U SRBIJI ISPRAVI ISTORIJSKA NEPRAVDA! Aleksandar II Karađorđević o vraćanju KRALJEVINE Srbima

Божићни интервју за Espreso.rs – Александар Карађорђевић | Facebook

 

関連:
 現在セルビア王室を称するユーゴスラビア皇太子アレクサンダル2世殿下夫妻が、キリスト教/セルビア総主教イリネイ聖下と共に降誕祭の朝の礼拝に(2020年1月)

 

現在セルビア王室を称するユーゴスラビア皇太子アレクサンダル2世殿下が、ユーゴスラビア王ペータル2世陛下に関する展示会を開会(2019年9月)

 現在セルビア王室を称する(旧)ユーゴスラビア王室当主/ユーゴスラビア皇太子【セルビア皇太子】アレクサンダル2世殿下(His Royal Highness Crown Prince Alexander II of Yugoslavia / Serbia)は、ベオグラード近郊の王宮にて、ユーゴスラビア王ペータル2世陛下に関する展示会を開会しました。
 ユーゴスラビア皇太子妃【セルビア皇太子妃】カタリナ殿下(Her Royal Highness Crown Princess Katherine of Yugoslavia / Serbia)及びカタリナ妃殿下の元夫との娘アリソン・アンドルーズAlison Andrews)が臨席。

 ペータル2世は、アレクサンダル殿下の父です。

 

 (英語:セルビア王室公式サイト)EXHIBITION “HIS MAJESTY KING PETER II – THE MAKING OF THE KING” OPENS AT THE ROYAL PALACE | The Royal Family of Serbia

Са великим задовољством сам данас на… – Александар Карађорђевић | Facebook

 

葬儀・埋葬(2018年2月26日):アメリカ・ロシア貴族協会会長ウラジーミル・ゴリツィン公子の葬儀・埋葬。キリスト教/在外ロシア正教会【ROCOR】首位/米国東部・ニューヨーク府主教イラリオン座下が司式

※この記事はキリスト教 高位聖職者のニュースと重複します。

 

 2018年2月26日、2月22日に薨去した、アメリカ・ロシア貴族協会会長ウラジーミル・キリロヴィチ・ゴリツィン公子(Prince Vladimir Kirillovich Golitsyn)の葬儀・埋葬がおこなわれた模様です。

 キリスト教/東方正教会/ロシア正教会/在外ロシア正教会【ROCOR】首位/米国東部・ニューヨーク府主教イラリオン座下(His Eminence Metropolitan Hilarion of Eastern America and New York, First Hierarch of the Russian Orthodox Church Outside of Russia)が司式。
 モントリオール・カナダ大主教ガブリエル座下(His Eminence Archbishop Gabriel of Montreal and Canada)、
 シカゴ・米国中部大主教ピョートル座下(His Eminence Archbishop Peter of Chicago and Mid-America)
 らが礼拝に参加。

 (英語:在外ロシア正教会全体公式サイト)The Russian Orthodox Church Outside of Russia – Official Website
 (英語:在外ロシア正教会米国東部主教区公式サイト)Eastern American Diocese of the Russian Orthodox Church Abroad – New York City: Metropolitan Hilarion leads Funeral Services for Prince Vladimir Galitzine in Synodal Cathedral
 (ロシア語)В Нью-Йорке похоронили князя Владимира Голицына – Общество – ТАСС
 (ロシア語)Русская Америка простилась с Владимиром Голицыным

訃報(2018年2月22日):アメリカ・ロシア貴族協会会長のウラジーミル・ゴリツィン公子が薨去(1942~2018)

 2018年2月22日、アメリカ・ロシア貴族協会会長ウラジーミル・キリロヴィチ・ゴリツィン公子(Prince Vladimir Kirillovich Golitsyn)が薨去した模様です。
 1942年1月29日ベオグラード生まれの76歳。
 リトアニア大公国の君主の地位にあったゲディミナス王朝の分枝/ロシア貴族のゴリツィン家【ガリツィン家】の一員です。
追記:
 名前表記に関する情報。
 ロシア貴族ですが、ユーゴスラビア王国ベオグラード生まれでアメリカへ移民ということで、現在の法律上の名前がどうなっているかの詳細は不明です。ゴリツィンは異表記が極めて多い家系です。
 法律上の名前はともかく、ロシア貴族として表記する場合は、歴史的な名前が選ばれているため、ウラジーミル・キリロヴィチ・ゴリツィンVladimir Kirillovich Golitsyn)でよいかと思います。
 一方、アメリカ・ロシア貴族協会公式フェースブックアカウントや在外ロシア正教会のサイトは「Golitsyn」でなく「Galitzine」を使用しています。これが法律上の名前に関するものなのかどうかはわかりませんが、これを尊重したい場合はウラジーミル・キリロヴィチ・ガリツィン(Vladimir Kirillovich Galitzine)とするべきでしょう。
 そして、葬儀や弔礼に関する情報サイト ObitTree は、Vladimir C. Galitzineと、 Kirillovich が入るべき場所に C. を入れています。この“C.”はおそらく“Cyrillovich”の省略形で、この情報が正確だとすると、アメリカ国民としては Vladimir Cyrillovich Galitzineが正しい表記なのかもしれません。しかし Cyrillovich をどう発音すべきかは(これだけでは)わかりません。

 

 キリスト教/東方正教会/ロシア正教会/在外ロシア正教会【ROCOR】首位/米国東部・ニューヨーク府主教イラリオン座下(His Eminence Metropolitan Hilarion of Eastern America and New York, First Hierarch of the Russian Orthodox Church Outside of Russia)が最初のパニヒダを執り行ったようです。
関連:
 キリスト教/在外ロシア正教会【ROCOR】首位/米国東部・ニューヨーク府主教イラリオン座下が、薨去したアメリカ・ロシア貴族協会会長のウラジーミル・ゴリツィン公子の最初のパニヒダを執り行う(2018年2月) – キリスト教 高位聖職者のニュース

 

 (英語:アメリカ・ロシア貴族協会公式フェースブックアカウント)The Board of the Russian Nobility… – Russian Nobility Association in America | Facebook

 (英語:在外ロシア正教会全体公式サイト)The Russian Orthodox Church Outside of Russia – Official Website
 (英語:在外ロシア正教会米国東部主教区公式サイト)Eastern American Diocese of the Russian Orthodox Church Abroad – New York City: Prince Vladimir Kirillovich Galitzine has reposed in the Lord
 (英語)Prince Vladimir Galitzine reposes in the Lord – News | Orthodoxy Cognate PAGE

 (英語)Vladimir C. Galitzine Obituary – NYACK, NY | ObitTree™

 (英語:↓の訳?)Died President of the Russian nobility Association in America, Vladimir Golitsyn – Russian Reality
 (ロシア語)Умер президент Русского дворянского собрания в Америке Владимир Голицын – Общество – ТАСС
 (ロシア語)В США умер князь Владимир Голицын

 

続報:
 葬儀・埋葬(2018年2月26日):アメリカ・ロシア貴族協会会長ウラジーミル・ゴリツィン公子の葬儀・埋葬。キリスト教/在外ロシア正教会【ROCOR】首位/米国東部・ニューヨーク府主教イラリオン座下が司式

インタビュー記事(英語【訳?】):セルビアの旧ユーゴスラビア皇太子アレクサンダル2世殿下へのインタビュー記事。例によって君主政がうまくいっている例として「Japan」が挙がる(2017年11月)

 現在セルビア王室を称する(旧)ユーゴスラビア王室の、
 ユーゴスラヴィア皇太子アレクサンダル2世殿下(His Royal Highness Crown Prince Alexander II of Yugoslavia / Serbia)、
 ユーゴスラヴィア皇太子妃カタリナ殿下(英語ではキャサリン皇太子妃 : Her Royal Highness Crown Princess Katherine of Yugoslavia / Serbia)、
 へのインタビュー記事が、王室公式サイトに掲載されています。
 もとの記事はセルビアの地方紙かなにかでしょうか。よくわかりません。

 

記事:
 (英語:セルビア王室公式サイト)Crown Prince Alexander and Crown Princess Katherine Interview for Kurir newspaper – We are ready for the return of the monarchy | The Royal Family of Serbia

 

 内容ですが、まずは、アレクサンダル殿下と先妻の間の次男、フィリップ王子殿下(His Royal Highness Prince Philipフィリプ・カラジョルジェヴィッチFilip Karađorđević)と、ダニカ・マリンコヴィッチ嬢(Danica Marinković)の結婚。
 今年(2017年)10月にベオグラードの聖天使首ミハイル大聖堂にて挙式。
 例によって、キリスト教/東方正教会/セルビア正教会(当然のことながら発言などではセルビア王室構成員を称号・敬称つきで言及しています)のセルビア総主教イリネイ聖下(ペーチ大主教 : ベオグラード・カルロヴツィ府主教 : His Holiness Irinej, Serbian Patriarch, Archbishop of Peć, Metropolitan of Belgrade and Karlovci)が司式。
 なお、ダニカ妃殿下の懐妊も伝えられています。
 関連して、カタリナ皇太子妃殿下の前夫との二人の子供、デイヴィッド・アンドルーズDavid Andrews)・アリソン・アンドルーズAlison Andrews)もそれぞれ子供がおり、今回の結婚に至るまで、アリソンが気をまわしたらしいようなコメントがあります(なお、アリソン・アンドルーズは、王室関連行事への出席がそれなりに多いです)。
 さらに家族が増えることを喜んでいるようです。
 また記事中にはありませんが、セルビア王室近親以外の王室関連出席者として

  • スウェーデン皇太子ヴィクトリア殿下
  • 前スペイン王妃ソフィア陛下
  • カラブリア公爵未亡人アナ殿下(オルレアン家出身で(旧)両シチリア王室カラブリア系に嫁ぎ、夫はスペイン王子の称号を保有していた)

 らが参列した模様。

 また、アレクサンダル皇太子殿下は、セルビアのEU加盟を重視しているようなのと、西欧へのあこがれのようなもので若者がセルビアを捨てていっている現状への強い警戒も示しています。

 白宮殿【White Palace】にかかわること、ペータル2世アレクサンダル1世マリア王妃トミスラヴ王子アンドレイ王子などへも言及があります。

 そして、セルビア共和国のほか、ボスニア・ヘルツェゴビナのスルプスカ共和国【セルビア人共和国】への言及。セルビアは現体制・現政権、セルビア正教会、旧ユーゴスラビア王室、とあらゆる分野を通じてスルプスカ共和国への影響を強めていますが、今回は特にさほどその話は出ていません。

 やはり出てきたのは、君主政復活と、「~のような国々はうまくいっているじゃないか」という話。

The most successful states are constitutional monarchies, the Scandinavian countries are an excellent example of this, and not forget Japan.

適当訳:「もっとも成功している国々は立憲君主制国家、北欧の各国はそのすばらしい成功例だ、日本も忘れてはいけない
 ということなのですが、日本とセルビアでは……状況が違いすぎて……。

 そのほか、英国のエリザベス2世陛下と夫のエディンバラ公爵フィリップ王子殿下の結婚70周年式典に出席予定の話(なお、無事出席があり、もう式典は終わりました)。
 ここでジョージ6世の名前も言及されています。

 そのほか、ミハイロ王子殿下(1985年生まれの方)とリュビツァ・リュビサヴリェヴィッチ妃殿下の名前や、ペータル3世王世子殿下の名前も少し出ています。