2021年4月17日、英国王室のエディンバラ公爵フィリップ王子殿下(His Royal Highness The Prince Philip, Duke of Edinburgh)の葬儀がおこなわれました。
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英国王室/エディンバラ公爵フィリップ王子殿下の葬儀に参列する30名についての報道(2021年4月)
BBC が、薨去した英国王室/エディンバラ公爵フィリップ王子殿下(His Royal Highness The Prince Philip, Duke of Edinburgh)の葬儀に参列する30名を含めて、葬儀の詳細についてなどを報じています。
参列者には、すでに報じられたドイツ系君主家の三名が含まれるほかは、海外王室関係からの参列はないようです。
また、エリザベス2世陛下の従弟のひとり、ケント公爵家マイケル王子殿下の名前はありません。
30人目がマウントバッテン・オブ・バーマ伯爵夫人の参列となっているのも少し不思議ではあります。
(英語)Who is going to Prince Philip's funeral? – BBC News
(英語)Prince Philip: Duke's four children to walk alongside coffin at funeral – BBC News
The Queen
The Prince of Wales
The Duchess of Cornwall
The Duke of Cambridge
The Duchess of Cambridge
The Duke of Sussex
The Duke of York
Princess Beatrice
Edoardo Mapelli Mozzi
Princess Eugenie
Jack Brooksbank
The Earl of Wessex
The Countess of Wessex
Lady Louise Windsor
Viscount Severn
The Princess Royal
Vice Admiral Sir Timothy Laurence
Peter Phillips
Zara Tindall
Mike Tindall
Earl of Snowdon
Lady Sarah Chatto
Daniel Chatto
Duke of Gloucester
Duke of Kent
Princess Alexandra
Bernhard, Hereditary Prince of Baden
Prince Donatus, Landgrave of Hesse
Prince Philipp of Hohenlohe-Langenburg
The Countess Mountbatten of Burma
- (フィリップ殿下の夫)英国女王エリザベス2世陛下(Elizabeth II : Her Majesty The Queen)
- (フィリップ殿下の長男)ウェールズ公チャールズ皇太子殿下(Prince Charles : His Royal Highness The Prince of Wales)
- (チャールズ皇太子殿下の妻)コーンウォール公爵夫人カミラ妃殿下(Camilla : Her Royal Highness The Duchess of Cornwall)
- (チャールズ皇太子殿下の長男)ケンブリッジ公爵ウィリアム王子殿下(Prince William : His Royal Highness The Duke of Cambridge)
- (ウィリアム王子殿下の妻)ケンブリッジ公爵夫人キャサリン妃殿下(Catherine : Her Royal Highness The Duchess of Cambridge)
- (チャールズ皇太子殿下の次男)サセックス公爵ヘンリー王子(殿下)(Prince Henry : ハリー王子 : Prince Harry : (His Royal Highness) The Duke of Sussex)
- (フィリップ殿下の次男)ヨーク公爵アンドルー王子殿下(Prince Andrew : His Royal Highness The Duke of York)
- (アンドルー王子殿下の長女)ベアトリス王女殿下、エドアルド・マペッリ・モッツィ夫人(Her Royal Highness Princess Beatrice, Mrs Edoardo Mapelli Mozzi)
- (ベアトリス王女殿下の夫)エドアルド・マペッリ・モッツィ氏(Edoardo Mapelli Mozzi)
- (アンドルー王子殿下の次女)ユージェニー王女殿下、ジャック・ブルックスバンク夫人(Her Royal Highness Princess Eugenie, Mrs Jack Brooksbank)
- (ユージェニー王女殿下の夫)ジャック・ブルックスバンク氏(Jack Brooksbank)
- (フィリップ殿下の三男)ウェセックス伯爵エドワード王子殿下(Prince Edward : His Royal Highness The Earl of Wessex)
- (エドワード王子の妻)ウェセックス伯爵夫人ソフィー妃殿下(Sophie : Her Royal Highness The Countess of Wessex)
- (エドワード王子殿下の娘)ルイーズ・ウィンザー令嬢(The Lady Louise Windsor)
- (エドワード王子殿下の息子)セヴァーン子爵ジェームズ(James, Viscount Severn)
- (フィリップ殿下の娘)プリンセス・ロイヤル殿下(Her Royal Highness The Princess Royal : アン王女 : Princess Anne)
- (アン王女殿下の夫)“サー”・ティモシー・ローレンス海軍中将(Vice Admiral Sir Timothy Laurence)
- (アン王女殿下の息子)ピーター・フィリップス氏(Peter Phillips)
- (アン王女殿下の娘)ザラ・ティンダル夫人(Zara Tindall)
- (ザラ・ティンダル夫人の夫)マイク・ティンダル氏(Mike Tindall)
- (エリザベス2世陛下の甥)第2代スノードン伯爵デービッド・アームストロング=ジョーンズ閣下(David Armstrong-Jones : The Right Honourable The Earl of Snowdon)
- (エリザベス2世陛下の姪)サラ・チャット令夫人(Lady Sarah Chatto)
- (サラ・チャット令夫人の夫)ダニエル・チャット氏(Daniel Chatto)
- (エリザベス2世陛下の従弟)グロスター公爵リチャード王子殿下(Prince Richard : His Royal Highness The Duke of Gloucester)
- (エリザベス2世陛下の従弟)ケント公爵エドワード王子殿下(Prince Edward : His Royal Highness The Duke of Kent)
- (エリザベス2世陛下の従妹)アレクサンドラ王女殿下(オギルヴィー令夫人閣下 : Her Royal Highness Princess Alexandra, The Honourable Lady Ogilvy)
- (フィリップ殿下の姉セオドラ殿下の孫)バーデン大公世子ベルンハルト殿下(ツェーリンゲン公子 : His Royal Highness【His Grand Ducal Highness】 Hereditary Prince Bernhard of Baden, Duke of Zähringen : ベルンハルト・エルププリンツ・フォン・バーデン・ヘルツォーク・フォン・ツェーリンゲン : Bernhard Erbprinz von Baden Herzog von Zähringen)
- (フィリップ殿下の母アリス殿下の出身バッテンベルク家本家筋)ヘッセン家当主/ヘッセン方伯ドナトゥス殿下(Donatus : His Royal Highness The Landgrave of Hesse : ハインリヒ・ドナトゥス・プリンツ・ウント・ラントグラーフ・フォン・ヘッセン : Heinrich Donatus Prinz und Landgraf von Hessen)
- (フィリップ殿下の姉マルガリタ殿下の孫)ホーエンローエ=ランゲンブルク公フィリップ殿下(Philipp : His Serene Highness The Prince of Hohenlohe-Langenburg : フィリップ・フュルスト・ツー・ホーエンローエ=ランゲンブルク : Philipp Fürst zu Hohenlohe-Langenburg)
- (フィリップ殿下の従妹の息子/第3代マウントバッテン・オブ・バーマ伯爵の妻)マウントバッテン・オブ・バーマ伯爵夫人ペネロペ・ナッチブル閣下(Penelope Knatchbull : The Countess Mountbatten of Burma)
追記:
ケント公爵エドワード王子殿下とアレクサンドラ王女殿下はエリザベス2世陛下のいとこであるほかに、ギリシャ王室の系譜からフィリップ王子殿下の従妹の子供ということになります。
フィリップ王子殿下とヘッセン方伯ドナトゥス殿下の関係ですが、バッテンベルクがヘッセンの貴賤結婚の子孫であることの他に、ドナトゥス殿下の祖父の弟クリストフ殿下がフィリップ殿下の姉ソフィア殿下と結婚をしていること、ドナトゥス殿下の高祖父(祖父の祖父)ヘッセン方伯フリードリヒ殿下がフィリップ殿下の曾祖母ルイーセ陛下(デンマーク王クリスチャン9世の王妃)の弟にあたるという関係があるようです。
追記2:
Daily Express が30人の写真をまとめて掲載していたのでリンクしておきます。
Daily Express(@dailyexpress) • Instagram写真と動画
バーデン大公世子ベルンハルト殿下、ヘッセン方伯ドナトゥス殿下、ホーエンローエ=ランゲンブルク公フィリップ殿下が、薨去した英国王室/エディンバラ公爵フィリップ王子殿下の葬儀に参列するために自主隔離に入っているとする情報(2021年4月)
バーデン大公世子ベルンハルト殿下(ツェーリンゲン公子 : His Royal Highness【His Grand Ducal Highness】 Hereditary Prince Bernhard of Baden, Duke of Zähringen : ベルンハルト・エルププリンツ・フォン・バーデン・ヘルツォーク・フォン・ツェーリンゲン : Bernhard Erbprinz von Baden Herzog von Zähringen)
ヘッセン家当主/ヘッセン方伯ドナトゥス殿下(Donatus : His Royal Highness The Landgrave of Hesse : ハインリヒ・ドナトゥス・プリンツ・ウント・ラントグラーフ・フォン・ヘッセン : Heinrich Donatus Prinz und Landgraf von Hessen)
ホーエンローエ=ランゲンブルク公フィリップ殿下(Philipp : His Serene Highness The Prince of Hohenlohe-Langenburg : フィリップ・フュルスト・ツー・ホーエンローエ=ランゲンブルク : Philipp Fürst zu Hohenlohe-Langenburg)
が、薨去した英国王室/エディンバラ公爵フィリップ王子殿下(His Royal Highness The Prince Philip, Duke of Edinburgh)の葬儀に参列するために自主隔離に入っているという記事が出ています。
この措置は、新型コロナウイルスのパンデミックに伴い要求されているものです。
フィリップ王子殿下の遺言に従って葬儀に参列するとみられています。
バーデン大公世子ベルンハルト殿下とホーエンローエ=ランゲンブルク公フィリップ殿下は、祖母がフィリップ殿下の姉(セオドラ殿下とマルガリタ殿下)であり、またフィリップ殿下の母アリス殿下の系統バッテンベルク家はヘッセン(=ダルムシュタット)家の貴賤結婚の子孫です(ダルムシュタット系統=ヘッセン大公室は消滅しており、現在ではヘッセン=カッセル系統のドナトゥス殿下がヘッセン全体の当主となっています)。
追記:
フィリップ王子殿下とヘッセン方伯ドナトゥス殿下の関係ですが、バッテンベルクがヘッセンの貴賤結婚の子孫であることの他に、ドナトゥス殿下の祖父の弟クリストフ殿下がフィリップ殿下の姉ソフィア殿下と結婚をしていること、ドナトゥス殿下の高祖父(祖父の祖父)ヘッセン方伯フリードリヒ殿下がフィリップ殿下の曾祖母ルイーセ陛下(デンマーク王クリスチャン9世の王妃)の弟にあたるという関係があるようです。
(英語)Prince Philip's close family from Germany is isolating in Ascot for the funeral | Daily Mail Online
For now, Bernhard, Hereditary Prince of Baden; Prince Donatus, Landgrave of Hesse; and Prince Philipp of Hohenlohe-Langenburg are all behind closed doors in a house near Ascot.
結婚(2020年9月12日):シャウムブルク=リッペ公アレクサンダー・クリスティアン殿下が三度目の結婚
シャウムブルク=リッペ公アレクサンダー・クリスティアン殿下(Alexander Christian : Hochfürstlich Durchlaucht The Prince of Schaumburg-Lippe : アレクサンダー・フュルスト・ツー・シャウムブルク=リッペ : Alexander Fürst zu Schaumburg-Lippe)とマーカメー・ナヴァビ(Mahkameh Navabi : マーカーメー・ナヴァービ)の結婚式がおこなわれたようです(民事婚)。
(ドイツ語)Bildergalerie: So heiratet Fürst Alexander zu Schaumburg-Lippe seine Mahkameh
(ドイツ語)Alexander zu Schaumburg-Lippe: Wieder verliebt? Sie ist die neue Frau an seiner Seite | BUNTE.de
(フランス語)Alexander de Schaumbourg-Lippe a épousé la pianiste iranienne Mahkameh Navabi
※後で参列者を追記するかもしれません。
参列者:
新郎の継嗣、シャウムブルク=リッペ公世子ハインリヒ=ドナトゥス殿下(Heinrich-Donatus)、
新婦の姉妹、バハレ・ナヴァビ(Bahareh Navabi)、
新郎の元妻ザイン=ヴィトゲンシュタイン=ベルレブルク公女マリー=ルイーゼ【リリー】殿下と妹のヴァネッサ殿下
ハノーファー王世子エルンスト・アウグスト殿下とエカテリナ妃殿下
イーゼンブルク=ビューディンゲン公子マクシミリアン殿下
レーヴェンシュタイン=ヴェルトハイム=フロイデンベルク公ルートヴィヒ殿下と公妃エリザベート殿下(ヴァルトブルク=ヴォルフェック=ヴァルトゼー伯女)
ロルフ・ザックス氏(Rolf Sachs)、
(?)ヘッセン家当主/ヘッセン方伯ドナトゥス殿下、
ファーバー=カステル家の人々、
シューレンブルク家の人物、
フィンランド王位継承者(ヴァイノ4世)と目されることのあるヘッセン選帝侯子フィリップ殿下が、ヘルシンキの住宅販売CM動画(?)に出演している模様(2018年8月)
フィンランド王位継承者(ヴァイノ4世 : King Väinö IV of Finland)と目されることのあるヘッセン選帝侯子フィリップ殿下(His Highness Prince Philipp of Hesse : フィリップ・プリンツ・フォン・ヘッセン : Philipp Prinz von Hessen)が、フィンランド共和国の首都ヘルシンキの、住宅販売CM動画(?)に出演している模様です。
長めバージョンは再生数が少ないですが、ショートバージョンの一つは10000再生を超えているようです(宣伝になっているのかはともかく)。
SRV Yhtiöt:
Teidän korkeutenne. Helsingin REDIn Loisto – YouTube
※以下はショートバージョン:
Helsingin REDIn Loisto mahdollistaa uudenlaisen tavan asua – YouTube
Helsingin REDIn Loisto luo ainutlaatuisia palvelumahdollisuuksia – YouTube
Helsingin REDIn Loistossa asukkailla on käytössään monipuoliset yhteistilat – YouTube
この販売の公式サイトはこちら:
(フィンランド語)Teidän korkeutenne – SRV
ドイツの影響のもとに1918年に設立が企図された短命のフィンランド王国の王位継承者は、フィンランド王カールレ1世(否定説が強い統治名としてヴァイノ1世【Väinö I】)ことヘッセン方伯フリードリヒ・カール殿下の子孫ですが、現在の王位継承者を誰とみるかについて主に二つの立場があります。
ひとつは、現在のヘッセン家当主を王位継承者だとする立場。
もうひとつは、当時ヘッセン当主とフィンランド王を年長系と傍系にわけることが企図されていたという話から、傍系の男子を立てる立場です。
前者に立てば、現在のフィンランド王位継承者は、ヘッセン家当主/ヘッセン方伯ドナトゥス殿下ですが、後者で考えるとその弟のフィリップ殿下となり、また後者を支持する人々は代々の統治名をヴァイノで考えることを多く見かけます。