スペイン王フェリペ6世陛下が、英国王チャールズ3世陛下を訪問(2022年11月)

 2022年11月21日、英国を訪問中のスペイン王フェリペ6世陛下(King Felipe VI : His Majesty The King of Spain)は、英国王チャールズ3世陛下(King Charles III : His Majesty The King)を訪問しました。

 フェリペ6世陛下が、英国にスペイン商工会議所が設置されて135周年ということで、記念式典に臨席するために、訪英中でした。
 また、チャールズ3世陛下は、バッキンガム宮殿改装完了までは(ウェールズ公時代と同じく)クラレンス・ハウスに居住しているため、フェリペ6世陛下の訪問もそちらになったようです。

 

The Royal FamilyさんはTwitterを使っています: 「This afternoon, The King of Spain visited His Majesty The King at Clarence House. https://t.co/avtXLR0n5I」 / Twitter

 

Casa de S.M. el ReyさんはTwitterを使っています: 「El Rey ha mantenido un encuentro privado con el Rey Carlos III en Clarence House, en Londres. El Rey se ha desplazado hoy a la capital británica para presidir la celebración del 135º aniversario de la Cámara de Comercio de España en el Reino Unido. ➡️https://t.co/lNwbbRoJfx https://t.co/5R9xtU9Jjp」 / Twitter

英国王チャールズ3世陛下が国家顧問官(国務参事官)の追加を貴族院(上院)に要請(2022年11月)

 2022年11月14日、英国王チャールズ3世陛下(King Charles III : His Majesty The King)の国家顧問官(国務参事官 : Counsellor of State)の追加を求める要望が、貴族院(上院)で読み上げられたようです。
 速やかに、立法作業に移る模様。

 

 (文書ファイル:英語:英国議会 公式サイト)newbook.book | Counsellors of State Bill [HL]
 (英語)Princess Anne and Prince Edward to become stand-ins for King – BBC News

 

 1937年摂政法により、君主が一時的に権能を行使することが不可能な場合(短期の疾病や海外訪問など)に、勅令により国家顧問官より代行が指名されます。
 英連邦に関する事柄、君主の指示なき議会解散、貴族の叙爵、首相の任命はおこなえせん。
 なお、代行は、国家顧問官の中から二名以上の指名が必要です。

 国家顧問官は、君主の配偶者と、21歳以上の王位継承順位の上位者四名で構成されます。
 現在は、カミラ王妃陛下のほか、
 ウェールズ公ウィリアム皇太子殿下、
 サセックス公爵ヘンリー王子殿下【ハリー王子】、
 ヨーク公爵アンドルー王子殿下、
 エドアルド・マペッリ・モッツィ夫人ベアトリス王女殿下、
 となります。

 このうち、ヘンリー王子は英国に在住しておらず、アンドルー王子殿下は裁判が待っています。ベアトリス王女殿下も英国に在住しているのかどうかよくわかりませんが……。
 そして、海外訪問となれば、カミラ王妃が同行することが多いはずで、ウィリアム皇太子夫妻が同時期に海外訪問をおこなうと、適格者が英国に誰もいなくなる可能性があります。

 そのため、上位の五名に加えて、チャールズ3世陛下の妹のアン王女殿下と弟のエドワード王子殿下を加えるという立法の要請です。二人は継承順位が上位だった時期に国家顧問官に含まれていました。
 追加としているのは、アンドルー王子とヘンリー王子の公務復帰をゼロではないと考えている、あるいはそう考えているように見せたい、ということでしょう。

 先ほどいったように、代行は国家顧問官の中から二人以上を指名する必要があるため、国家顧問官二人の補充で大丈夫なのかという問題がありますが……。
 (そもそも、この制度、国家顧問官という、代行より前のワンクッションを置く必要性がよくわからないところでもあります)

 

追記:
 制定されました。
 Counsellors of State Act 2022

74歳(2022年11月14日):英国王チャールズ3世陛下が74歳を迎える。軍楽隊の演奏、祝砲

 2022年11月14日、英国王チャールズ3世陛下(King Charles III : His Majesty The King)は74歳を迎えました。

 

The Royal FamilyさんはTwitterを使っています: 「Wishing His Majesty The King a very happy birthday today. https://t.co/J1ziCRIyU5」 / Twitter

 

The Royal Family Channel:
King Charles marks first birthday as monarch – YouTube

 

The Royal Family Channel:
Military Band Plays 'Happy Birthday' for King Charles – YouTube

 

The Royal Family Channel:
Gun salute in Green Park marks King's 74th birthday – YouTube

英国王チャールズ3世陛下夫妻のヨーク訪問時に、男が卵を投げつける→外れる(2022年11月)エクスティンクション・レベリオン(XR)の活動家か?

 2022年11月9日、英国王チャールズ3世陛下(King Charles III : His Majesty The King)と英国王妃カミラ陛下(Queen Consort Camilla : Her Majesty The Queen Consort)のヨーク訪問がありましたが、一人の男が卵を投げつける(外れる)という事件が発生しました。

 Daily Mail Online によると、男は、エクスティンクション・レベリオン(Extinction Rebellion : XR)の活動家で、緑の党から地方選挙に立候補経験がある、とのことです(今のところの情報ですが)。
 今回、この人物は、「この国は奴隷たちの血によって築かれた」というようなことを叫んでいたようです。なんかエクスティンクション・レべリオンの活動と違うような気がしますが……。
 また、関係なさそうではありますが、「私の王ではない」(Not My King)というメッセージを掲げた人物が別にいるのが動画から確認できます。

 

 (英語)York: Man arrested after eggs thrown at King Charles – BBC News
 (英語)Man 'throws eggs at King Charles and Queen Consort in York' | Daily Mail Online

 イギリス チャールズ国王夫妻が卵を投げつけられる けがなし | NHK | イギリス

 

The Royal Family Channel:
King and Queen Consort Whisked Away as Eggs Thrown in York – YouTube

 

The Royal Family Channel:
King and Queen Consort SCRAMBLE for Cover! 😱🍳 – YouTube

 

BBC News:
Eggs thrown at King Charles III in York – BBC News – YouTube

 

euronews:
Eggs thrown at King Charles, man detained – YouTube

 

BBC News Japan:
チャールズ英国王に卵が投げつけられる瞬間 ヨークで – YouTube

ノルウェー王女マッタ・ルイーセ殿下が王室の公務より退く(2022年11月)婚約者をめぐる問題。なお、結婚後は婚約者も王室の一員になる模様

 2022年11月8日、ノルウェー王室は、ノルウェー王女マッタ・ルイーセ殿下(Her Highness Princess Märtha Louise of Norway)が王室の公務より退くことを発表しました。
 王女の称号などはそのままですが、後援している団体などとの関係は解除され、インスタグラム(Instagram)のアカウント名を除き商業活動に関連する場所で王女の称号を使用しないこととなっています(なお、新アカウントへリンクしているので、今後使用されないかもしれません)。

 今回の措置については長く話題に上がり、また内部で相談されており、その原因は、王女の婚約者、デュレク・ベレット氏(Durek Verrett)を巡る問題です。
 同氏は、(もともとの活動が極度にうさんくさかったことに加え)新型コロナウイルスに対抗する効果があると称するアイテムを販売するなどした結果、医療関係の組織が王女の後援を拒否するような事態に陥っていました。

 今回の発表によると、同氏と王女の結婚後、デュレク・ベレット氏は(称号などを得るわけではないものの)王室の一員となるようです(大丈夫かなあ……)。

 

 (英語:ノルウェー王室公式サイト)Princess Märtha Louise to relinquish her official duties – The Royal House of Norway
 (英語:ノルウェー王室公式サイト)The roles of Princess Märtha Louise and Durek Verrett moving forward – The Royal House of Norway

Kongehuset – Prinsesse Märtha Louise ønsker å bidra til et… | Facebook

 

※ euronews から。同じ内容の動画が(なぜか)二つ出ているので両方リンクしておきます。

euronews:
Norwegian princess gives up royal duties for 'shaman' fiance – YouTube

euronews:
Norwegian princess gives up royal duties for 'shaman' fiance – YouTube

 

ANNnewsCH(ANN NEWS):
“霊媒師”と婚約…ノルウェーの王女が「公務離脱」(2022年11月10日) – YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=XURQKo15kJ0

 ベレット氏は自称・“霊媒師”で、AFP通信によりますと、自身のウェブサイトで、新型コロナに感染した際の回復に役立ったとする「メダル」を販売しているといいます。