英国女王エリザベス2世陛下が、三男のウェセックス伯爵エドワード王子殿下(3月10日に55歳誕生日)に新たに「フォーファー伯爵」の称号を追加で叙爵(2019年3月)スコットランドではこちらを用いる模様

 英国女王エリザベス2世陛下(Elizabeth II : Her Majesty The Queen)は、三男のウェセックス伯爵エドワード王子殿下(Prince Edward : His Royal Highness The Earl of Wessex)に、新たに「フォーファー伯爵(Earl of Forfar)」の称号を追加で叙爵した模様です。

 フォーファー伯爵号は1661年にスコットランド貴族として叙爵され1715年に消滅しており、今回の叙爵は第二次叙爵となります(もちろん今回は連合王国貴族です)。

 

 (英語)TITLE FOR THE EARL OF WESSEX | The Royal Family

The Queen has been pleased to grant The Earl of Wessex the additional title of Earl of Forfar.

 

The Royal Familyさんのツイート: "The Queen has been pleased to grant The Earl of Wessex the additional title of Earl of Forfar. Their Royal Highnesses will use the title The Earl and Countess of Forfar when in Scotland. Read about the history of the title and The Earl in Scotland: https://t.co/6c9ED64ehV… https://t.co/KQuqIqvbCh"

 

 エドワード王子殿下は、父であるエディンバラ公爵フィリップ王子殿下(His Royal Highness The Prince Philip, Duke of Edinburgh)の薨去の後に「エディンバラ公爵」に叙されることが決まっています(と書くと正確な説明ではないのですが、たぶん叙されます)。
 エディンバラはスコットランドにあり、また「ウェセックス伯爵」のウェセックスはイングランド。
 また、子息のジェームズが儀礼称号として使用している「セヴァーン子爵」のセヴァーンはウェールズにあります。
 このように三地域の地名(北アイルランドがないですが)を冠した称号をバランスよく(?)保有することになる予定でしたが、今回、先にスコットランドで使用するための称号が叙爵されました。
 今後は、スコットランド担当王族としての役割が強く求められていくのかもしれません。

 

訃報(2019年3月6日):キリスト教/英国国教会の元ヨーク大主教、一代貴族(クロスベンチ)のハブグッド男爵ジョン・ハブグッド座下が永眠(1927~2019)

※この記事はキリスト教 高位聖職者のニュースと重複します。

 

 2019年3月6日、英国の一代貴族(クロスベンチ)ハブグッド男爵ジョン・ハブグッド座下(ジョン・ステフィルトン・ハブグッドJohn Stapylton Habgood, Baron Habgood : The Right Reverend and Right Honourable The Lord Habgood PC : ハブグッド卿)が永眠したようです。
 1927年6月23日生まれの91歳。

 キリスト教/英国国教会の聖職者で、1973年~1983年にダラム主教、1983年~1995年にヨーク大主教を務めています。
 1995年に大主教退任とともに一代貴族のハブグッド男爵に叙爵。
 2011年に貴族院議員(上院議員)としては退任しています。

 現在のヨーク大主教であるジョン・センタムー座下(His Grace The Most Reverend and Right Honourable Doctor John Sentamu, Lord Archbishop of York, Primate of England : イングランド首座)が追悼のメッセージを出しています。
 (英語:ヨーク大主教公式サイト)Lord Habgood – a statement from the Archbishop of York | The Archbishop Of York

John Sentamu – The sad news of the death yesterday of… | Facebook

 

 (英国議会公式サイト:議員情報)Lord Habgood – UK Parliament

 

訃報(2019年3月4日):英国の一代貴族(労働党)/デイヴィス・オブ・コイティー男爵ガーフィールド・デイヴィス閣下、卒去(1935~2019)

 2019年3月4日、英国の一代貴族(労働党)のデイヴィス・オブ・コイティー男爵ガーフィールド・デイヴィス閣下(Garfield Davies, Baron Davies of Coity : The Right Honourable The Lord Davies of Coity CBE : デイヴィス・オブ・コイティー卿)が卒去した模様。
 1935年6月24日生まれの83歳。

 1997年に一代貴族のデイヴィス・オブ・コイティー男爵に叙されていました。

 

 (英国議会公式サイト:告知)Death of a Member: Lord Davies of Coity – Hansard
 (英国議会公式サイト:議員情報)Lord Davies of Coity – UK Parliament

 

訃報(2019年2月22日):カロリン・リンガード令夫人、卒去(1935~2019)英国の第16代バハン伯爵の次女

 2019年2月22日、カロリン・リンガード令夫人(Lady Caroline Lingardカロリン・アースキン令嬢 : Lady Caroline Erskine)が卒去したようです。
 1935年6月29日生まれの83歳。
 
 英国のスコットランド貴族、故・第16代バハン伯爵ドナルド・アースキン閣下の次女でした。

 

 (英語)LINGARD – Deaths Announcements – Telegraph Announcements

 

訃報(2019年2月19日):“サー”・マイルズ・ハンティントン=ホワイトリー準男爵(第4代)、卒去(1929~2019)母方の祖父はスタンリー・ボールドウィン英国首相(伯爵)。モデルのロージーは従弟の孫

 2019年2月19日、英国の連合王国準男爵、“サー”・(ジョン・)マイルズ・ハンティントン=ホワイトリー準男爵(Sir (John) Miles Huntington-Whiteley, 4th Baronet, Lt Cdr RNR, VRD and Two Clasps)が卒去したようです。
 1929年7月18日生まれの89歳。

 第2代準男爵の三男で、母のマーガレットは、英国首相を務めたスタンリー・ボールドウィン(初代ボールドウィン・オブ・ビュードリー伯爵)の娘。
 モデルのロージー・ハンティントン=ホワイトリーRosie Huntington-Whiteley)は従弟の孫のようです。
 初代準男爵の兄は初代マーチャムリー男爵。

 また、1960年に、カステル=リューデンハウゼン伯女ヴィクトリア殿下と結婚しています。

 卒去に伴い、子息のレオポルドLeopold)が第5代準男爵となると思われます。

 

 (英語)HUNTINGTON-WHITELEY – Deaths Announcements – Telegraph Announcements