訃報(2021年2月26日):ホーエンベルク公子アルプレヒト閣下、薨去(1931~2021)オーストリア系金羊毛騎士団員。ハプスブルク家のフランツ・フェルディナント大公の孫

 2021年2月26日、ホーエンベルク公子アルプレヒト閣下(His Serene Highness Prince Albrecht of Hohenberg : アルプレヒト・フュルスト・フォン・ホーエンベルクAlbrecht Fürst von Hohenbergアルブレヒト・ホーエンベルクAlbrecht Hohenberg)が薨去したようです。
 1931年2月4日生まれの90歳。

 オーストリア系金羊毛騎士団員。
 オーストリア=エステ大公フランツ・フェルディナント殿下の貴賤結婚の孫で、男系孫としては生存していた最後の人物になるでしょう。

 

 (ドイツ語)Nachruf: Albrecht Hohenberg (90) ist unerwartet verstorben « kleinezeitung.at

 (ドイツ語:死亡告知書や葬儀の様子など)Verabschiedung von seiner Durchlaucht Albrecht Fürst von Hohenberg in der Basilika Maria Taferl – Generaladjutantur

訃報(2021年3月14日):モンテネグロのジョルジェ=ジョコ・ペトロヴィッチ・ニェゴシュ氏が死去(1936?~2021)新型コロナウイルス感染症【COVID-19】?

 2021年3月14日、モンテネグロのジョルジェ=ジョコ・ラドヴ・ペトロヴィッチ・ニェゴシュ氏(Đorđije-Đoko Radov Petrović Njegoš)が死去したという情報が出ています。
 1936年生まれの85歳。

 同家はセルビアに発し、モンテネグロにおいて聖職者と君主を兼ね、近代では公国・王国を成立させますが、同氏は王室からはかなり遠い系統のようです。

※下記の訃報告知(一番上)で、ペトロヴィッチとニェゴシュの間にハイフンがないので、とりあえずこれを表記としておきます。

 

 (セルビア語ラテン文字【モンテネグロ語】)ĐORĐIJE – ĐOKO Radov PETROVIĆ NJEGOŠ – Umrli.me

 (セルビア語:セルビア正教会モンテネグロ・沿海府主教庁 公式サイト)Крај цркве Светог Саве на Његушима сахрањен Ђорђије Петровић Његош | Православна Митрополија црногорско-приморска (Званични сајт)

※上記のセルビア正教会モンテネグロ府主教庁 公式サイトを引用する形で情報を出した、あまり学術的ではないサイト/
 (フランス語)Mort du prince George Radov Petrović Njegoš du Monténégro
おきます。

 

Краљевски дом Карађорђевића 🇷🇸はInstagramを利用しています:「У недељу 14. марта 2021. године, преминуо је кнез Ђорђије Радов Петровић Његош, потомак светородне владарске династије Петровић Његош, која…」

 

 セルビア正教会モンテネグロ府主教庁 公式サイトによりますと、ウイルスが原因としているので、新型コロナウイルス感染症【COVID-19】によると思われます。
 系譜として、ヴァシリイェ・ペトロヴィッチ(モンテネグロ府主教ヴァシリイェ3世)の直系子孫とし、イヴァンという子息がいるようです(細かい系譜は不明)。
追記:
 ヴァシリイェ3世の兄の子孫ではないかと思いますが……。

 また、2020年11月20日に永眠したキリスト教/東方正教会/セルビア正教会の重鎮、モンテネグロおよび沿海の府主教アンフィロヒイェ座下(His Eminence Metropolitan Amfilohije of Montenegro and the Littoral)の右腕だったと書かれています。

 

関連:
 訃報(2020年10月30日):キリスト教/セルビア正教会の重鎮/モンテネグロおよび沿海の府主教アンフィロヒイェ座下が永眠(1938~2020)新型コロナウイルス感染症【COVID-19】の治療で入院との既報 – キリスト教 高位聖職者のニュース

訃報(2021年3月14日?):トゥルン・ウント・タクシス公子マックス=エマヌエル殿下、薨去(1965~2021)新型コロナウイルス感染症【COVID-19】軽症との情報の数日後

 2021年3月14日(13日としているところもあり)、トゥルン・ウント・タクシス公子マックス=エマヌエル殿下(His Serene Highness Prince Max-Emanuel of Thurn-Taxis : マックス=エマヌエル・プリンツ・フォン・トゥルン・ウント・タクシスMax-Emanuel Prinz von Thurn und Taxis)が薨去したようです。
 1965年6月8日生まれの55歳。
 新型コロナウイルス感染症【COVID-19】で軽症との情報が出て数日後とのことです。

 

 (ドイツ語)Society trauert – „Dosen-Prinz“ Max Thurn und Taxis stirbt an Corona | krone.at
 (ドイツ語)Society-Legende Max Thurn und Taxis stirbt an Corona – People | heute.at
 (ドイツ語)Prinz Max Thurn und Taxis an Corona verstorben | PULS 24

 

※なお、傍系で一般的に貴賤結婚の子孫とされているはずですが、称号付きで言及されていることもあるので、そうしておきます。

追記:
 上記の貴賤結婚の件ですが、現在では(やや特殊なことになっている一系統を除き)欧州で出される王侯貴族一覧の書籍や、なんらかの集いなどにおいて、トゥルン・ウント・タクシス一族内に扱いの差は見られないようです。

訃報(2021年3月10日):英国の一代貴族(保守党)/ウォルフソン・オブ・サニングデール男爵デービッド・ウォルフソン閣下が卒去(1935~2021)

 2021年3月10日、英国の一代貴族(保守党)ウォルフソン・オブ・サニングデール男爵デービッド・ウォルフソン閣下(David Wolfson, Baron Wolfson of Sunningdale : ウォルフソン・オブ・サニングデール卿 : The Right Honourable The Lord Wolfson of Sunningdale Kt)が卒去した模様。
 1935年11月9日生まれの85歳。

 ユダヤ系の一族ウォルフソン家の一員で、1991年に一代貴族のウォルフソン・オブ・サニングデール男爵に叙爵、貴族院(上院)議員は2017年までの活動となっています。
 認知症を患っていたという情報があります。

追記:
 子息の一人、シモン・ウォルフソン閣下も一代貴族の男爵(ウォルフソン・オブ・アスプレイ・ギーズ男爵)に叙されています。

 

 (英語)Lord Wolfson of Sunningdale obituary | Register | The Times
 (英語)Peerage News: The Baron Wolfson of Sunningdale 1935-2021

 (英語:英国議会 公式サイト)Parliamentary career for Lord Wolfson of Sunningdale – MPs and Lords – UK Parliament

訃報(2021年1月14日):カンボジアのノロドム・ユワニヤット王子殿下が薨去(1943~2021)故・シハヌーク【シアヌーク】国王長男

 2021年1月14日、カンボジアのノロドム・ユワニヤット王子(His Royal Highness Samdech Preah Borom Reama【Boromrama】 Norodom Yuvaneath)殿下が薨去したようです。
 1943年10月17日生まれの77歳。

 故ノロドム・シハヌーク陛下(シアヌーク国王)の長男です。

 

 (英語)Prince Norodom Yuvaneath Passes Away at 78 | Cambodianess
 (英語)Prince Norodom Yuvaneath succumbs to illness – Khmer Times
 (英語)Obituary for Prince Yuvaneath Norodom | Cyril F. Mullins Funeral Home Inc.

 

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