インタビュー記事(ドイツ語):ハプスブルク家当主オーストリア大公カール殿下へのインタビュー「君主政は時代遅れではない」(2018年10月)

 オーストリア帝室・ハンガリー王室のハプスブルク家当主【ハプスブルク=ロートリンゲン家当主】のオーストリア大公カール殿下(オーストリア皇子 : ハンガリー王子 : ベーメン王子 : His Imperial and Royal Highness Archduke Karl of Austria, Prince Imperial of Austria, Prince Royal of Hungary and Bohemia : カール・フォン・ハプスブルクKarl von Habsburgカール・ハプスブルク=ロートリンゲンKarl Habsburg-Lothringen)へのインタビュー記事です。

 

 (ドイツ語)Karl von Habsburg: "Die Monarchie ist nicht von gestern"

 

 「君主政は時代遅れではない」という意味のタイトルとなっていますが、あまりそのような内容はなく(というか特に目新しいものがないというか)、雑多な話がいくつか目に留まるくらいでしょうか。

※ざっと読んだだけなので抜けているかもしれませんが。

 

 最初の質問の回答から、パスポートは「Karl Habsburg Lothringen」(※記事中には「Habsburg」と「Lothringen」の間にハイフンがありませんが、本当についてないのかはわかりません)だが、父の故オットー大公殿下が「オットー・フォン・ハプスブルクOtto von Habsburg)」として知られているので、一般的な名乗りはそれに合わせているというような回答があります。
 また、カール大公殿下の公式サイトで、「Karl von Habsburg」と「von」が使われているため、これがオーストリア法(「von」が使えない)違反として訴訟を起こされていますが、これについては、「まだ捕まっていない」と答えているだけです。

殿下の公式サイト:
 (ドイツ語)Karl von Habsburg: Die offizielle Website von Karl von Habsburg

 

 また、言語についてですが「我々は子供の頃から五つの言語を学ぶ」と答えています。
 次女のオーストリア大公女グローリア殿下(オーストリア皇女 : ハンガリー王女 : ベーメン王女 : Her Imperial and Royal Highness Archduchess Gloria of Austria, Princess Imperial of Austria, Princess Royal of Hungary and Bohemia : グローリア・フォン・ハプスブルクGloria von Habsburgグローリア・ハプスブルク=ロートリンゲンGloria Habsburg-Lothringen)はアラビア語を学んでいるそうです。

 

80歳(2018年10月14日):パフラヴィー朝の旧イラン皇妃ファラー陛下が80歳を迎える

 2018年10月14日、パフラヴィー朝の旧イラン皇妃ファラー・パフラヴィー陛下(Her Imperial Majesty Farah Pahlavi, Shahbanou【Empress】 of Iran)が80歳を迎えました。

 

FARAH PAHLAVIさんのツイート: "از همه هم میهنان عزیزم که بوسیله نامه، پست الکترونیکی و یا با تلفن با پیام مهرآمیزتان هشتادمین زاد روز مرا شادباش گفته اید سپاسگزارم.… https://t.co/GiKBJ87eRq"

 

オルレアン=ブラガンサ公子ルイス・フィリペ殿下がブラジル下院議員に当選した模様(2018年10月)ブラジル皇帝位継承権は保有せず

 2018年10月7日のブラジル連邦共和国総選挙で、オルレアン=ブラガンサ公子ルイス・フィリペ殿下(His Royal Highness Prince Luiz Filipe of Orléans-Braganza : : ルイス・フィリペ・デ・オルレアンス・イ・ブラガンサLuiz Philippe de Orleans e BragançaLuís Filipe de Orléans e Bragança)が下院議員(代議院)に当選したようです。

 

Canal Monarquia no Brasil por Debora Settim:
LIVE – Príncipe eleito! Comemoração em família… – YouTube

 

 (ポルトガル語)Luiz Philippe O. Bragança 1702 (Deputado Federal) – Eleições 2018
 (ポルトガル語)Alexandre Frota e tataraneto de D. Pedro II são eleitos deputados federais por SP | Eleições 2018 em São Paulo | G1

 

 ルイス・フィリペ殿下は1969年4月3日生まれの49歳。職業は政治学者、とあります。
 ブラジル帝室(ヴァソウラス系)当主のブラジル皇子/オルレアン=ブラガンサ公子ルイス殿下(His Imperial and Royal Highness Prince Luiz of Brazil, Prince of Orléans-Braganza, Head of the Imperial House of Brazil)の甥。父ウード殿下(Eudes : ポルトガル語及びブラジルでの一般的な発音不明)はルイス殿下(子供はいません)のすぐ下の弟で、その長男がルイス・フィリペ殿下です。
 しかし、父のウード殿下は(1回目の)結婚前に自身と子孫のブラジル皇帝位継承権を放棄しています(貴賤結婚のためでしょう)。
 よって、ルイス・フィリペ殿下は、ヴァソウラス系でもっとも年長系統の人物ですが、ブラジル皇帝位継承順位に並んでおらず、ブラジル帝室の一員でもありません(しかし、オルレアン=ブラガンサの称号・敬称は権利放棄をした構成員及びその子孫にも引き続いて使用されています)。
 ルイス・フィリペ殿下の妻、フェルナンダ殿下(Fernanda Hara Miguita : フェルナンダ・ハラ・ミギタ?)は日系人という話もありますが……(Miguitaが父系の姓)。2012年に二人の間に子息のマクシミリアン殿下が誕生しています。

 

3分インタビュー動画(ポルトガル語):ブラジル帝室(ヴァソウラス系統)当主の弟で継嗣のブラジル皇太子ベルトランド殿下が君主政の利点を語る動画(2018年9月)

 ブラジル帝室(ヴァソウラス系)のブラジル皇太子ベルトランド殿下(オルレアン=ブラガンサ公子 : Prince Bertrand of Orléans-Braganza : His Imperial and Royal Highness The Prince Imperial of Brazil)が、君主政の利点について語る3分インタビュー動画が公開されていました。

 

3 Minutos com Armando MERCADANTE:
Entrevista com o Príncipe Imperial do Brasil – Dom Bertrand – YouTube

 

英国王室のチャールズ皇太子殿下夫妻が10月31日~11月8日にかけてガンビア、ガーナ、ナイジェリアを訪問(2018年9月)ガーナではアシャンティ王オトゥムフォ・オセイ・トゥトゥ2世陛下を訪問の予定

 2018年10月31日~11月8日にかけて、英国王室【イギリス王室】のウェールズ公チャールズ皇太子殿下(Prince Charles : His Royal Highness The Prince of Wales)とコーンウォール公爵夫人カミラ妃殿下(Camilla : Her Royal Highness The Duchess of Cornwall)は、ガンビア共和国、ガーナ共和国、ナイジェリア連邦共和国を訪問する予定だそうです。

 10月31日に、ガンビア共和国に到着。ガンビア共和国大統領アダマ・バロウ閣下(His Excellency Adama Barrow)の出迎えを受けます。

 11月2日に、ガーナ共和国に到着。ガーナ共和国大統領ナナ・アド・ダンクワ・アクフォ=アド閣下(His Excellency Nana Addo Dankwa Akufo-Addo)らの出迎えを受けます。
 両殿下は同国第二の都市クマシのマンヒヤ宮殿【マンヒア宮殿】を訪問し、アシャンティ王オトゥムフォ・オセイ・トゥトゥ2世陛下(アシャンティ皇帝 : His Royal Majesty Otumfuo Osei Tutu II, King【Emperor】 of the Ashanti Kingdom【Empire of Ashanti】【Asantehene of Asante】, Kumasehene of Kumasi)と会見予定。

 11月6日、ナイジェリア連邦共和国に到着。ナイジェリア連邦共和国大統領ムハンマド・ブハリ閣下(His Excellency Muhammadu Buhari GCFR)の出迎えを受けます。
 同国では、伝統的君主、経営者、芸術・ファッション関係者、軍関係者、慈善事業関係者との会見が予定されています。

 チャールズ皇太子殿下が英連邦の次期元首に決定(2018年4月)して以降、その構成国を訪問するのは初めてです。
 また、両殿下のガンビア訪問は初となるようです。

 

 (英語・クラレンス・ハウス/チャールズ皇太子公式サイト)The Prince of Wales and The Duchess of Cornwall will visit The Gambia, Ghana and Nigeria | Prince of Wales

The Asantehene (King of the Ashantis), His Majesty Osei Tutu II.

 チャールズ皇太子殿下の公式サイトで、「アシャンティ王、オセイ・トゥトゥ2世陛下」と表記されました。

 

 (英語)Prince Charles visits Ghana on November 2 – Graphic Online

 

Clarence Houseさんのツイート: "Just announced: The Prince of Wales and The Duchess of Cornwall will visit The Gambia 🇬🇲, Ghana 🇬🇭 and Nigeria 🇳🇬 from 31 October – 8 November. The visits will highlight the importance of the countries’ Commonwealth ties.… https://t.co/qcSD61ag6Y"