アラブ首長国連邦【UAE】に滞在(?)中の前スペイン王ファン・カルロス1世陛下がクリスマスにスペイン帰国予定との観測→政府関係者は何も聞いていないと回答(2020年12月)

 汚職などの疑惑でスペイン王国を離れ、(いろいろと観測はあったものの)最終的にアラブ首長国連邦【UAE】のアブダビに滞在しているらしい前スペイン王ファン・カルロス1世陛下(His Majesty King Juan Carlos I of Spain)ですが、数日前からクリスマスにあわせてスペイン王国への帰国を検討しているというニュースなどが出ているようです。

 政府関係者は今のところ何も聞いていないと回答している模様。

 

 (スペイン語)El Gobierno no tiene "ninguna noticia" de que el Rey Juan Carlos planee regresar a España por Navidad | España

 

 なお、 UAE では、副大統領・首相/ドバイ首長“シャイフ【シェイク】”・ムハンマド・ビン・ラーシド・アル・マクトゥーム殿下(シェイク・モハメド : His Highness Sheikh Mohammed bin Rashid Al Maktoum, Ruler【Emir】 of Dubai)ら有力者が新型コロナウイルス感染症【COVID-19】のワクチンを接種したというニュースが出ています。
 本当に摂取しているなら、時期的な観点と UAE 当局の認可から考えて中国製かロシア製でしょう。
 UAE に滞在していると中国製かロシア製のワクチン接種を迫られる可能性もありうると思っていたので、スペインに戻るかどうかはともかく、逃げた方がいいのではないかと思います。

関連:
 アラブ首長国連邦【UAE】副大統領・首相/ドバイ首長ムハンマド殿下が、新型コロナウイルス感染症【COVID-19】のワクチンを接種(2020年11月)

 

ルクセンブルク大公アンリ殿下が、中国人民政治協商会議 第13期全国委員会副主席(たくさんいるうちの一人の) 楊伝堂 閣下と会見(2019年9月)

 2019年9月9日、ルクセンブルク大公アンリ殿下(Henri : His Royal Highness The Grand Duke of Luxembourg)は、ルクセンブルク大公国を訪問した中国人民政治協商会議第13期全国委員会副主席楊伝堂閣下と会見しました。

 この15年、欧州の君主の義務として、中国への丁寧な対応というのはすっかり定着した感があります。

 

 (フランス語:ルクセンブルク大公室公式サイト)Audience pour S.E.M. Chuantang Yang lors d'une visite de travail au Grand-Duché de Luxembourg – Cour Grand-Ducale de Luxembourg – Septembre 2019

Cour Grand-DucaleさんはTwitterを使っています: 「S.A.R. le Grand-Duc a reçu en audience, S.E.M. Chuantang Yang, Vice-président du Comité national de la CCPPC et secrétaire du groupe dirigeant du Parti Communiste du ministère du Transport, à l’occasion d’une visite de travail au #Luxembourg. ©CGD / C.Piscitelli #grandduc #chine https://t.co/bzhIvGdr0Y」 / Twitter

Son Altesse Royale le Grand-Duc a reçu… – Cour Grand-Ducale | Facebook

 

イタリア王室(直系)継嗣ヴェネツィア公エマヌエーレ・フィリベルト殿下がトリエステを訪問(2018年9月)トリエステ市長と会談、強制収容所跡地の訪問、ミラマーレ城【ミラマール城】への訪問

 2018年9月20日、イタリア王室継嗣のヴェネツィア公/ピエモンテ公/サヴォイア公子エマヌエーレ・フィリベルト殿下(His Royal Highness Prince Emanuele Filiberto of Savoy, Prince of Venice and Piedmont)は、イタリア共和国トリエステを訪問しました。

 トリエステ市長ロベルト・ディピアッツァ閣下(Roberto Dipiazza)と会談、トリエステの経済・産業・観光について意見交換がおこなわれたようです(一帯一路構想【シルクロード経済ベルトと21世紀海洋シルクロード】についても話が出たようで、相変わらずなぜかイタリア人は他の西欧諸国よりもこの構想がプラスの意味で気になる模様)。

 また、殿下はリジエラ・ディ・サン・サッバ(強制収容所跡地の博物館)を訪問しました。
 同収容所への強制収容を可能にした法律(曽祖父イタリア王ヴィットーリオ・エマヌエーレ3世陛下署名)については最近「国の恥」と語っています。

 ミラマーレ城【ミラマール城】への訪問もありましたが、こちらは予定にはないものだったようです。
 イタリア王室の中では(1898年生まれの)アオスタ公爵アメデーオ殿下が住んでいたことがある模様。

 

 (イタリア語:市長訪問関連)Emanuele Filiberto a Trieste tra enogastronomia e sviluppo della città (FOTO) – Trieste Cafe

TriesteCafeさんのツイート: "Emanuele Filiberto a Trieste! Siete interessati? All'interno dell'articolo le FOTO! https://t.co/1HLV9dbStF"

Trieste Cafe – Emanuele Filiberto a Trieste, l'incontro con il sindaco | Facebook

 

http://www.triestecafe.it/blog/2018/09/20… – Emanuele Filiberto | Facebook

 

 (イタリア語:ミラマーレ城【ミラマール城】訪問関連)Emanuele Filiberto di Savoia a Miramare – Trieste Cafe

TriesteCafeさんのツイート: "Visita a Miramare https://t.co/qJPE6evLth"

Trieste Cafe – Visita a Miramare | Facebook

 

 (イタリア語:上部写真はリジエラ・ディ・サン・サッバでの献花ですが、内容は全般)Emanuele Filiberto in visita a Trieste

TRIESTEPRIMAさんのツイート: "Emanuele Filiberto di Savoia: "Le leggi razziali una vergogna nazionale" https://t.co/AdquEVkjMx… "

 

 リジエラ・ディ・サン・サッバ関連:

 (動画)Emanuele Filiberto: "Leggi razziali una vergogna nazionale" – video – TGR Friuli Venezia Giulia

Tgr Rai FVGさんのツイート: "In visita alla #RisieraSanSabba Emanuele Filiberto definisce una vergogna nazionale le #LeggiRazziali firmate dal bisnonno. https://t.co/7vKwfDpPz6"

Tgr Rai FVG – ‪In visita alla Risiera di San Sabba,… | Facebook

 

 レディプッリャ軍事慰霊堂(レディプーリア軍事慰霊堂 : Sacrario militare di Redipuglia : サクラリオ・ミリターレ・ディ・レディプッリャ)訪問時に、上記法律について「国の恥」と語ったという報道:

Tgr Rai FVGさんのツイート: ""Le leggi razziali sono una gran vergogna per l'Italia, per quello che è successo". Lo ha detto Emanuele Filiberto di Savoia, oggi in visita in FVG, a margine di una cerimonia al Sacrario militare di Redipuglia.… https://t.co/HN0Qiz26jY"

Tgr Rai FVG – "Le leggi razziali sono una gran vergogna… | Facebook

 

モナコ公アルベール2世殿下が中国を訪問(2018年9月)

 モナコ公アルベール2世殿下(His Serene Highness Prince Albert II, Sovereign Prince of Monaco)が中国を訪問、中華人民共和国国家主席習近平閣下(His Excellency Mr Xi Jinping)の出迎えを受けたほか、モナコ公室に関する展示会の開会式に臨席したようです。

 

 (英語)Prince Albert opens Monaco exhibit in China – Royal Central

 

 (写真一覧)画像と写真 | Getty Images

Chinese President Xi Jinping accompanies Prince Albert II of Monaco… ニュース写真 | Getty Images
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冷泉家第23代当主 冷泉為臣(1944年戦死) が翻刻を手掛けていた「俊頼髄脳」の「定家本」(藤原定家らが書写)が出版される模様(2018年9月)

 藤原定家写本の歌学書翻刻出版へ 冷泉家時雨亭文庫が発表 : 京都新聞

 

 「俊頼髄脳」というのは、歌人であった源俊頼みなもと の としより)が、鳥羽天皇(当時上皇)の皇后だった高陽院藤原泰子に献上した作歌のための文書のようです。
 「俊頼口伝」「俊秘抄」という別名もある模様。

 藤原泰子は、関白藤原忠実の娘。

 この「俊頼髄脳」の最古の写本が、有名な藤原定家らによるものらしいのですが(「定家本」と記事にありますが、それは別の有名なものと混同するのでは……)、それの翻刻(出版できるように原稿を準備したということだと思います)を手掛けていたのが、1944年に中国で戦死した冷泉家第23代当主の冷泉為臣(れいぜい ためおみ)で、戦死のため「定家本」もどこにいったかわからなくなっていたようです(2005年発見……)。
 冷泉家は藤原定家の子孫の系統です。

 また、江戸時代の冷泉家第14代当主冷泉為久が「為久本」と呼ばれるものを出しているようです(写本??)。

 今回、冷泉為臣が生前に完成近くまで進めていたものを、学者らがチェックして仕上げたということになりそうです。

 冷泉為臣は父の冷泉家第22代当主冷泉為系伯爵に先立って亡くなっており、また父も隠居していたという情報もないので、「当主」であった時期はないのかと思います(数え方の問題)。
 ただ、上記の記事によれば、同家の典籍公開のために時雨亭文庫の一巻目の刊行を主導したのが為臣のようです。

 

追記:
 リンクをひとつ追加しておきます。

 「俊頼髄脳」の翻刻本出版 冷泉家23代当主・為臣氏の遺稿が76年ぶりに日の目(1/2ページ) – 産経WEST