前スペイン王妃ソフィア陛下はスペインを離れる予定なし(2020年8月)

 前スペイン王ファン・カルロス1世陛下(His Majesty King Juan Carlos I of Spain)の突然の出国声明といまだ(8月7日現在)に所在地が確定しない状況ですが(ドミニカ共和国説、ポルトガル説、まだスペインにいる説、イタリア・フランスなど欧州連合内説に加え、アラブ首長国連邦【UAE】のアブダビにいる説も出てきました)、前スペイン王妃ソフィア陛下(Her Majesty Queen Sofía of Spain)には出国の予定なしと報道されています。

 

 (英語)Queen Sofia will not be leaving Spain to join her husband

 

 ソフィア陛下は数日前に、長女のスペイン王女エレナ殿下(ルーゴ女公爵 : Her Royal Highness Infanta Elena of Spain, The Duchess of Lugo)、妹のギリシャ・デンマーク王女イリニ殿下(Her Royal Highness Princess Irene of Greece and Denmark)らとともにスペイン王室の夏の離宮、マリベント宮殿(Marivent Palace)に到着しているようです。

 今後とも、妹のイリニ殿下らと生活・行動を共にすることが多いのではないかと思われます。

 

訃報(2020年7月25日):カンボジアのシソワット・サミル・モニポン王子殿下が薨去(1941~2020)シソワット・モニヴォン王の孫

 2020年7月25日、カンボジアのシソワット・サミル・モニポン王子殿下(His Highness Prince Sisowath Samyl Monipong)が薨去したと報道されています。
 1941年4月11日生まれの79歳。
 軍歴や、国王のアドバイザー(閣僚級かその一つ下?)を務めていたりしたようです。

 祖父は、フランス植民地下のカンボジア王だった故シソワット・モニヴォンSisowath Monivong)。
 父は、フランス連合下でカンボジア首相を務めた故シソワット・モニポン王子(His Royal Highness Prince Sisowath Monipong)。

 

 (英語)RIP Prince Sisowath Samyl Monipong ⋆ Cambodia News English

 

フランス滞在中のデンマーク王子ヨアキム殿下が脳の血栓で緊急手術(2020年7月)術後の容態は安定

 デンマーク王室発表によりますと、2020年7月24日夜遅く、デンマーク王子ヨアキム殿下(モンペザ伯爵 : His Royal Highness Prince Joachim of Denmark, Count of Monpezat)は、脳の血栓のため入院、緊急手術がおこなわれた模様です。
 翌7月25日には容態は安定しているとされています(後遺症が心配される類のものではあります)。

 殿下はデンマーク女王マルグレーテ2世陛下の次男で、一家とともにフランス共和国滞在中でした。

 

 (英語:デンマーク王室公式サイト)HRH Prince Joachim hospitalized in France | The Danish Monarchy – Front Page

 

COVID-19:ジャズミン・グレース・グリマルディ嬢が新型コロナウイルス感染を発表(2020年7月)モナコ公アルベール2世殿下の婚姻外の子供

 ジャズミン・グレース・グリマルディ嬢(Jazmin Grace Grimaldi)が新型コロナウイルス感染症の検査結果で陽性となったことを自ら発表しています。

 

JazminGraceGrimaldi(@jazmingrimaldi) • Instagram写真と動画
https://www.instagram.com/p/CCpSluwngIi/

 

 (イタリア語)Jazmin Grace Grimaldi, la prima figlia del principe Alberto di Monaco positiva al covid19: sono sotto choc – Il Tempo

 

 ジャズミン・グレース・グリマルディ嬢は、モナコ公アルベール2世殿下(His Serene Highness Prince Albert II, Sovereign Prince of Monaco)の婚姻外の娘です(アルベール2世殿下も前に感染が発表されています)。
 現行のモナコ公位継承法では、誕生当時に両親が結婚していなくても誕生後に結婚すれば権利が発生しますが(準正)、ジャズミン・グリマルディ嬢の誕生当時には母親が別の男性と結婚していたため権利が発生する可能性はありません。

 

フランスの TF1 による王党派に関する6分ほどの報道映像【の転載】(2020年1月)

 フランス共和国の TF1 という放送局が、王党派に関する6分ほどの報道をしたようです。
 インタビュー映像の抜粋?:正統派フランス王位継承者ルイ20世ことアンジュー公ルイ・アルフォンス殿下へのインタビューと関連映像(2020年1月)ルイ16世死後227周年の鎮魂ミサ関連で書きましたが、正統派フランス王位継承者ルイ20世Louis XX)ことアンジュー公ルイ・アルフォンス・ド・ブルボン殿下(Louis Alphonse de Bourbon : Monseigneur The Duke of Anjou : ドン・ルイス・アルフォンソ・デ・ボルボン・マルチネス=ボルディウ閣下 : The Most Excellent Don Luis Alfonso de Borbón Martínez-Bordiú)への短いインタビューを含みます(もしかしたら他でロングバージョンを流しているかもしれませんが)。
 転載されたものなので、許可を取っているかどうか非常に不安ではありますが、リンクしておきます。

 見たところ、正統派というより王党派の報道で(アンジュー公は喋ってますけど)、後半の体格の良い女性やそのあとの会合は、 Alliance royale というフランスの王党派の政党(政治団体)のものです。
 夜中にデモ行進している人たちもそちらではないかと思います。ちょっと確認していませんが。
 この政党は国レベルの議会で議席を持っていません
 正統派ともオルレアン派とも自身を定義しておらず(オルレアン寄りと見られていた時期もあります)、従ってアンジュー公を明確に支持しているというわけではありません。
 また、単純に第三者がしゃべっているところもあります。
 そんなわけで、やけに毛色が違う人々が出てきますが、彼ら全体が一つの勢力であるというわけではないことには注意してください。

 なお、この正統派を優遇(?)した報道に対しオルレアン派からは怒りの声があがっているようですが……パリ伯ジャン(4世)殿下が公式に抗議文を出しているわけではないのでとりあえずスルーします(先代の故アンリ(7世)殿下だったら即座に出しただろうなあ……と思いつつ)。

 そして、動画を見ると合計するとすごく支持者がいるように思えるかもしれませんが、合計しても極小勢力です。

※リンクした動画は同内容で、一つ目は正統派支持者のチャンネル、二つ目は政党の Alliance royale のチャンネルです。

 

Légitimoscopie (par Les Rois Souterrains):
LOUIS XX – Enquête sur le royalisme en France (TF1 le 26.01.2020). – YouTube

 

Alliance royale Le parti royaliste:
Reportage de TF1 à l'occasion du 21 janvier 2020 – YouTube