ルーマニア王女マリア殿下が、クルテア・デ・アルジェシュを訪問(2018年9月)

 2018年9月7日、ルーマニア王女マリア殿下(Her Royal Highness Princess Maria【Marie】 of Romania)は、同国のクルテア・デ・アルジェシュを訪問しました。

 コンスタンティン・パンツレスク市長(Constantin Panţurescu)との会見のほか、クルテア・デ・アルジェシュ大聖堂では父である旧ルーマニア王ミハイ1世陛下と母の旧ルーマニア王妃アナ陛下(ブルボン=パルマ家出身)の陵墓に献花したようです。

 

 (ルーマニア語:ルーマニア王室公式ニュース配信サイト)Principesa Maria, vizită la Curtea de Argeș și Topoloveni | Familia Regală a României / Royal Family of Romania

 

Familia Regalăさんのツイート: "Principesa Maria, vizită la Curtea de Argeș și Topoloveni https://t.co/xd4Me7v1B7… "
https://twitter.com/casamsregelui/status/1038082659329683456

 

Familia Regala a Romanieiさんがリンクをシェアしました。 – Familia Regala a Romaniei | Facebook

 

 最近、ルーマニア王室関連のニュースが入ってきませんが(王室からの配信も Ora Regelui の案内くらい)、ミハイ1世陛下崩御の影響が出てきているのか、ルーマニア政治情勢など他に理由があるのか、多少気に留めています。

 

訃報(2018年6月19日):デンマーク王女エリサベト殿下、薨去(1935~2018)

 2018年6月19日、デンマーク王女エリサベト殿下(Her Highness Princess Elisabeth of Denmark)が薨去しました。
 1935年5月8日生まれの83歳。
 薨去時までデンマーク王位継承順位に並んでいました。

 

 (英語:デンマーク王室公式サイト)Princess Elisabeth of Denmark | The Danish Monarchy – Front Page
 (葬儀時の写真数枚:デンマーク語:デンマーク王室公式サイト)Prinsesse Elisabeths bisættelse | Kongehuset

 

 葬儀の参列者には、

  • デンマーク女王マルグレーテ2世陛下(Margrethe II of Denmark : Her Majesty The Queen)
  • デンマーク王女ベネディクテ殿下(Her Royal Highness Princess Benedikte of Denmark : ザイン=ヴィトゲンシュタイン=ベルレブルク公妃【未亡人】 : Princess of Sayn-Wittgenstein-Berleburg)
  • デンマーク王女/旧ギリシャ王妃アンナ=マリア陛下(Anne-Marie : Her Majesty The Queen of the Hellenes, Princess of Denmark)
  • 兄のローセンボー伯爵インゴルフ閣下(元デンマーク王子 : His Excellency Ingolf, Count of Rosenborg)とローセンボー伯爵夫人スージー・ヒョーホイ閣下(Her Excellency Sussie Hjorhøy, Countess of Rosenborg)

 といった方々の名前が並んでいます。

 

ギリシャ滞在中の、英国のチャールズ皇太子殿下が、旧ギリシャ王コンスタンティノス2世陛下、セルビアの旧ユーゴスラビア皇太子アレクサンダル2世殿下らと会見(2018年5月)

 ギリシャ共和国に滞在している、英国【イギリス】のウェールズ公チャールズ皇太子殿下(Prince Charles : His Royal Highness The Prince of Wales)は、

 (旧)ギリシャ王室の、
 旧ギリシャ王コンスタンティノス2世陛下(Constantine II of Greece : His Majesty The King of the Hellenes : デンマーク王子 : Prince of Denmark)、
 デンマーク王女/旧ギリシャ王妃アンナ=マリア陛下(Anne-Marie : Her Majesty The Queen of the Hellenes, Princess of Denmark)、
 旧ギリシャ皇太子パウロス殿下(デンマーク王子 : His Royal Highness Crown Prince Pavlos of Greece, Prince of Denmark)、
 ギリシャ・デンマーク王子ニコラオス殿下(His Royal Highness Prince Nikolaos of Greece and Denmark)と王子妃タティアナ殿下(Her Royal Highness Princess Tatiana of Greece and Denmark)、

 現在、セルビア王室を称する、(旧)ユーゴスラビア王室の、
 ユーゴスラヴィア皇太子アレクサンダル2世殿下(His Royal Highness Crown Prince Alexander II of Yugoslavia / Serbia)、
 ユーゴスラヴィア皇太子妃カタリナ殿下(Her Royal Highness Crown Princess Katherine of Yugoslavia / Serbia)、

 と、それぞれ会見したようです。

 

 (英語:セルビア王室公式サイト)THEIR ROYAL HIGHNESSES AT A RECEPTION IN THE HONOUR OF THEIR ROYAL HIGHNESSES THE PRINCE OF WALES AND THE DUCHESS OF CORNWALL | The Royal Family of Serbia

 (英語)Prince Charles Meets with Former King of Greece Constantine II | GreekReporter.com
 (英語)Royal Musings: Cousins join Charles and Camilla in Athens
 (英語)Prince Charles meets with the former King of Greece – Royal Central

 

セルビア王室のFacebookアカウント/
アレクサンダル2世殿下夫妻とチャールズ皇太子殿下:
Њихова Краљевска Височанства… – Александар Карађорђевић | Facebook

 

デンマーク女王マルグレーテ2世陛下と妹のデンマーク王女ベネディクテ殿下、旧ギリシャ王妃アンナ=マリア陛下が、王室船に乗船(2018年5月)

 2018年5月4日、デンマーク女王マルグレーテ2世陛下(Margrethe II of Denmark : Her Majesty The Queen)、デンマーク王女ベネディクテ殿下(Her Royal Highness Princess Benedikte of Denmark : ザイン=ヴィトゲンシュタイン=ベルレブルク公妃【未亡人】 : Princess of Sayn-Wittgenstein-Berleburg)、デンマーク王女/旧ギリシャ王妃アンナ=マリア陛下(Anne-Marie : Her Majesty The Queen of the Hellenes, Princess of Denmark)の三姉妹は、デンマークの王室船に乗船しました。

 

Det danske kongehus(デンマーク王室公式チャンネル):
Med Kongeskibet Dannebrog til søs – YouTube

 

 翌5月5日に、カリン港(Kolding Harbor : コリング港)に到着。
 式典参列と、宝石や勲章などのエキシビジョンに臨席した模様。

 
 
 (デンマーク語:デンマーク王室公式サイト:エキシビジョン展示品の写真?)"Magtens Smykker" | Kongehuset

 

Vanity Fair(英語)記事:“There’s Nothing Wrong with Falling from Grace”(2018年)君主政復活・王室支持の話と、エチオピア帝室のエルミアス・サーレ=セラシエ皇子殿下とニコライ・トルストイ伯爵子の話題など

 (英語)“There’s Nothing Wrong with Falling from Grace”: The Global Network of Monarchists Helping Deposed Kings and Queens | Vanity Fair
 (英語:上記からニコライ・トルストイ伯爵子に関する部分の一部を抜き出したもの)Count Nikolai Tolstoy on Russian Monarchy and the Romanovs | Royal Russia News

 

 冒頭は、ルーマニア王女マルガレータ殿下(当時)から連絡を受けた人物の話、君主政復活・王室支持の話と、エチオピア帝室のエルミアス・サーレ=セラシエ皇子殿下(His Imperial Highness Prince Ermias Sahle-Selassie)とニコライ・トルストイ伯爵子(Count Nikolai Tolstoy)の話題などが中心となっています。

 

 エルミアス・サーレ=セラシエ皇子殿下は故エチオピア皇帝ハイレ・セラシエ1世陛下の孫ですが、一般的にエチオピア帝室の当主とされていません。
 しかし、この記事のように、帝室の代表者として活動しているとみる立場もあるようです。

 

 ニコライ・トルストイ伯爵子の話の一部には、“Pretender【プリテンダー】”という用語に関するものがあります。
 いうまでもなくこの言葉は中立的ではないものですが、Wikipedia英語版のせいか、この言葉が使用されるケースが多い気します(上記の記事すらそうなのですが)。
 そのもっともアホらしい例は、リトアニアの王位継承者を称して活動を始めたウラッハ公子イニゴ閣下(His Serene Highness Prince Inigo of Urach)のものらしきサイト(すぐに更新止まりましたけれど)に、イニゴ閣下をリトアニア王位の“legitimate pretender”とする表記があったことです。もちろんこれは、イニゴ閣下を正当な王位継承者と表現したかったのでしょうが、pretenderに「不当」である意味がありlegitimateに「正当」である意味があることを考慮すれば、ギャグのような言葉の並びです。
 中立的というかなんと表現すればいいのかわかりませんが、“Claimant【クレイマント】”という用語がありますが、一般的の人にはなじみがなく、また、正直これが本当に中立な用語なのか首をかしげるときもあります。日本語で“王位請求者”と(訳して)書いている例がありますが……コメントは避けます
 伯爵子は“Heir【エア】”を使っているようですが、当方でも「(王位)継承者」などこの用語を意識して書いています。この用語が実は一番便利です。曖昧さを許容するという意味でも。pretenderはそもそも本人が称していないのにこう書くのは名誉棄損みたいなものですし、claimantも本人が称していない場合はどうなのか、よくわからない部分があります。