ヨルダン王アブドッラー2世陛下の一週間(2018年2月25日~2月27日)

 ヨルダン・ハシェミット王国国王アブドッラー2世・イブン・アル・フセイン陛下(アブドゥッラー2世アブドラ国王 : King Abdullah II bin Al-Hussein : His Majesty the King of the Hashemite Kingdom of Jordan)の、この一週間くらいの公務などの様子です。

 

RHC JO(ヨルダン王室ハーシム家公式チャンネル):
الموافقة على إجراء تعديل على حكومة الدكتور هاني الملقي في ملخص نشاطات جلالة الملك 25 – 27 شباط 2018 – YouTube

 

 インド訪問をひかえているためか日数が少なめです。

 国内向けの公務のほか、カザフスタン共和国の国防・宇宙開発大臣と会見したようです。

ギリシャ王子ミハイル殿下の小説「ル・ラジャ・ブルボン」を(本人を含めて)真に受ける人が多く、日本の時事通信社までもあてられている状況(2007年)

 ギリシャ・デンマーク王子ミハイル殿下(His Royal Highness Prince Michael of Greece and Denmark)が出した小説「ル・ラジャ・ブルボン(Le Rajah Bourbon )」を真に受ける人が多く、正直アホらしいのですが、状況を説明しておきます。

 簡単に言えば、カペー王朝【ブルボン王朝】の年長系の男系男子がインドにいる(ブルボン=ボパール家)、という話なのですが。
 ミハイル殿下本人もこの話を信じている一方で、学術的なレベルの証拠はなにひとつ存在してしないということが挙げられます。
 ミハイル殿下自身もブルボンの血を引いているから注目されている話ですが、他の人間がいっていれば戯言のレベルです。

 日本の時事通信社も「仏王家の筆頭継承者はインド人?」「フランス・ブルボン家の筆頭継承者がインド人である可能性が浮上」などと報じましたが、彼らには「南●天●の正統子孫がアフリカにいる」というようなレベルのことを述べていることを自覚してほしいものです。

訃報(2007年1月5日):インド/旧ガルワール藩王マンヴェンドラ・シャー殿下、薨去(1921~2007)

 2007年1月5日、インド/旧ガルワール藩王のマンヴェンドラ・シャー殿下(Manvendra Shah)が薨去した模様。
 1921年5月26日生まれの85歳(ただし、日付が違う報道もある模様)。

 第二次世界大戦のビルマ戦線から帰国の後、父の退位により1946年に地位を継承。
 1947年のインド独立に伴い、ガルワール藩王国はマハラジャを元首とする独立国家となるが、1949年にインド政府の主権を承認し、現在のウッタラーカンド州の一地区となった。
 1957年~1971年、インド国民会議より国会議員。
 1980年~1983年、アイルランド駐箚インド特命全権大使。
 1991年よりインド人民党より国会議員。
 マハラジャ位の推定上の継承者は息子のマヌジェンドラ殿下(Manujendra)となりそうです。

 

記事:
 (英語)Manvendra Shah – Telegraph