12歳(2018年9月6日):秋篠宮家の 悠仁 親王殿下が12歳を迎える

 2018年9月6日、秋篠宮家の悠仁親王殿下(ひさひと : His Imperial Highness Prince Hisahito of Akishino)が12歳を迎えました。

 

 秋篠宮ご夫妻の長男の悠仁さま 12歳の誕生日 | NHKニュース

先月、母親の紀子さまとともに広島市の平和公園や原爆資料館を初めて訪問

6月には、秋篠宮ご一家の公的な活動として、日本とインドネシアの国交樹立60周年を記念したコンサートを鑑賞

 

訃報(2018年8月29日):“サー”・ジョン・バーナード・ホール準男爵(第3代)、卒去(1932~2018)

 2018年8月29日、英国の連合王国準男爵の一人、“サー”・ジョン・バーナード・ホール準男爵(Sir John Bernard Hall, 3rd Baronet)が卒去した模様です。
 1932年3月20日生まれの86歳。
 ホール準男爵(バートン・パーク)の第3代。

 卒去に伴い、子息のデイヴィッド・バーナード・ホール氏(David Bernard Hall)が準男爵を継承。
 1961年5月12日生まれの57歳で、手元の Debrett などでは、結婚している情報がありません。
 他に、準男爵位を継承できる人物の情報もありません。

 

 (英語)Peerage News: Sir John Bernard Hall, 3rd Baronet 1932-2018

 

スウェーデン皇太子ヴィクトリア殿下がSeaBOS会議臨席のため来日、コンサート鑑賞には高円宮家の 絢子 女王殿下が同行した模様(2018年9月)

 スウェーデン皇太子ヴィクトリア殿下(ヴェステルイェートランド女公爵 : Victoria : Her Royal Highness The Crown Princess of Sweden, Duchess of Västergötland)が、SeaBOS(海洋管理のための水産事業)の会議「キーストーン・ダイアローグ」の臨席などのために来日しています。

※SeaBosは殿下がパトロンとなっているようです。

 コンサート鑑賞には、高円宮家の絢子女王殿下(あやこ : Her Imperial Highness Princess Ayako of Takamado)が同行した模様です。

 

 (英語)Environment a key topic while Crown Princess Victoria is in Japan – Royal Central

 (スウェーデン語:スウェーデン王室公式サイト)Kronprinsessan vid Keystone Dialogue 3 – Karuizawa Dialogue – Sveriges Kungahus

 

スウェーデン大使館さんのツイート: "来日中のヴィクトリア皇太子殿下は今夜、絢子女王殿下とサカリ・オラモ指揮「ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団」特別演奏会Ⅲ《祝祭コンサート』を鑑賞されました。この公演は日本とスウェーデンの外交関係樹立150周年を記念しサントリーホールで開催されました。#swejpn150… https://t.co/IhIGvKHsis"

スウェーデン大使館さんのツイート: "HRH Crown Princess Victoria of Sweden attended Sakari Oramo and the Royal Stockholm Philharmonic Orchestra – “Gala Concert” with HIH Princess Ayako of Takamado, celebrating 150 years of diplomatic relations between Sweden and Japan 🇸🇪🇯🇵 #swejpn150… https://t.co/VpoqatWysX"

 

スウェーデン大使館さんのツイート: "昨夜ヴィクトリア皇太子が鑑賞された「ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団 – 祝祭コンサート」には、『2018年ストックホルム青少年水大賞』準グランプリを受賞した名久井農業高等学校の坂本成海さんと大平竜福さんの2人も招待されました。東京で、皇太子と再会。#WWWeek #swejpn150… https://t.co/IiUFVy55Of"

 

スウェーデン大使館さんのツイート: "本日来日したヴィクトリア皇太子は今夜、地球規模での海洋資源の保全と持続的利用を推進するため、世界的な水産企業のトップとの夕食会に出席されました。 #SDG14 #AmbRobach @sthlmresilience… "

スウェーデン大使館さんのツイート: "HRH Crown Princess Victoria attends reception w CEOs from global seafood companies to promote sustainable #oceans & fishing #SDG14 @sthlmresilience… https://t.co/1E87ONXFJ6"

 

スウェーデン大使館さんのツイート: "ヴィクトリア皇太子ご臨席のもと、SeaBOS(海洋管理のための水産事業)の会議「キーストーン・ダイアローグ」が開会しました。世界の水産関連企業と科学者が協力して、持続可能な水産事業のための課題解決に取り組んでいます。#SDG14 @sthlmresilience #AmbRobach… https://t.co/sgfd2cCIXk"

 

天皇(明仁)・皇后(美智子)両陛下が、来日しているエクアドル大統領レニン・モレノ・ガルセス閣下夫妻と会見(2018年9月)

 天皇陛下(明仁あきひと : Emperor Akihito : His Majesty【His Imperial Majesty】 The Emperor)と皇后陛下(美智子みちこMichiko : Her Majesty【Her Imperial Majesty】 The Empress)は、2018年9月3日~9月8日の日程で実務訪問賓客として来日しているエクアドル共和国大統領レニン・モレノ・ガルセス閣下(His Excellency Mr Lenín Moreno Garcés)夫妻と会見しました。

 

 (スペイン語)Presidente de la República, Lenín Moreno, busca abrir lazos comerciales con el banco de Japón – Secretaría Nacional de Comunicación

 

Lenín Morenoさんのツイート: "En una agradable y fructífera conversación con el Emperador Akihito y la Emperatriz Michiko, en el Palacio Imperial, destacamos la centenaria alianza entre ambos países, la importancia de nuestra cooperación y la riqueza milenaria de ambas naciones. #EcuadorEnJapón 🇪🇨 🇯🇵… https://t.co/vySMF7TxSG"

 

Presidencia ECUさんのツイート: "El Emperador de Japón Akihito y su esposa, la Emperatriz Michiko, recibieron en audiencia al Presidente @Lenin Moreno y a su esposa #RocíoDeMoreno en el Palacio Imperial de Tokio. #EcuadorEnJapón🇪🇨🇯🇵… https://t.co/cvB9pDaNyV"

Comunicación Ecuadorさんのツイート: "#LoMásLeídoEC | Presidente de la República, @Lenin Moreno, busca abrir lazos comerciales con el banco de Japón. Más información en ►https://t.co/eRkNuPYtY8 #EcuadorEnJapón… https://t.co/kaZHl2LrNo"

 

#LoMásLeídoEC | La visita diplomática de… – Secretaría Comunicación Ecuador | Facebook

 

ナイジェリア伝統的君主:イバダン王国で昨年【2017年】オヨ州政府に新たに“王”として認められた多数の首長(21人?)が、これを認めた現職州知事らを批判している元・州知事の上院議員(かつ同王国の上位の首長のひとり)を非難「嫉妬だ!」(2018年9月)

 ナイジェリア連邦共和国オヨ州の伝統的首長イバダン王“オバ”・サリウ・アカンム・アデトゥンジ陛下(His Royal Majesty【His Imperial Majesty】 Oba Saliu Akanmu Adetunji, the Olubadan of Ibadan)の90歳記念式典を多数の首長が欠席した件ですが、欠席の件はスルーされたまま、次の展開に移るというか、同じことが続いているというか、そういう記事が出ています。

 

 (英語)Ibadan Chieftaincy crisis: New kings tackle Ladoja – Vanguard News

 

 この問題ですが、どこが“本丸”なのかナイジェリアのニュースがどこも教えてくれないので、そもそもなんでこうなっているのかよくわからないのですが……。

 

 いちからいきます

 まずナイジェリア連邦共和国の伝統的首長は州政府レベルで公認されています。
 つまり、わかりやすくいえば、州知事が認めれば、ポンポンと王様が増えます。インチキも起きています(ざっくりいうと、有力者が州知事に金を渡して、存在してもいなかった王国の王になる、といったような)。
 人々が納得しないと、場合によっては暴動が起きます

 イバダン王国では、もちろんイバダン王がいるわけですが、上級の首長も多数います(英語記事では、普通名詞では「High Chief」が用いられることが多く、あるいはそれぞれの個別の称号が用いられます)。
 この上級の首長らは、枢密院に相当するもの(Olubadan-in-council ?)に列席していると思われます。

 さて、騒動ですが、2017年にオヨ州政府が、イバダン王国から21人の首長を王【King】の格相当として認めた、ということがありました(彼らに第一級伝統的統治者をあらわす Oba が使用されはじめます)。
 これに対し、イバダン王自身が冷淡な反応(そりゃ自分の王国から21人の王様が新たに生まれますとかいわれたら……)を示したほか、上記の枢密院に属する元オヨ州知事・上院議員ラシーディ・アデウォル・ラドジャ(High Chief Rashidi Adewolu Ladoja, The Osi Olubadan of Ibadan)がこれを州知事の失政隠しのためと批判しています。「王位バラマキ政策」ということでしょう。

※とはいえ、もともとのイバダン王国にイバダン王以外の“王”がいなかったかどうかはよくわかりません(いないと思っていますが……第二級伝統的統治者は“王”とは言及されません)。
 今回の21人は「His Royal Majesty」の敬称が用いられていますが、彼らはイバダン王に対し「His Imperial Majesty」を使用し(また報道でも使用される場合があり)、イバダン王が上位者であることは変わらないと発言し続けています。

 さて、ラドジャ元州知事・元上院議員ですが、イバダン王に即位するという願望を隠しておらず、また、当時の複数の記事から、彼の血統自体がイバダン王の候補として重要なものであるととれる内容があります(とはいえ、イバダン王国には王統はないという記事もありますが……もしやラドジャ元上院議員を格下げするためにないと報じているのではという疑惑も)。

 今回、彼を「嫉妬だ!」などと非難しているのは、レカン・バログン陛下(His Royal Majesty Oba Lekan Balogun, The Otun Olubadan of Ibadan)で、こちらの方も元・上院議員のようです(ややこしい!)。
 これまでの経緯からして、この“陛下”が、新規量産された諸王のボス格のようです。

 そのほか、上記の記事から、
 オウォラビ・オラクレヒン陛下(His Royal Majesty Oba Owolabi Olakulehin, The Balogun of Ibadan【Ibadanland】)、
 タジュデエン・アジボラ陛下(His Royal Majesty Oba Tajudeen Ajibola,The Osi Balogun of Ibadan【Ibadanland】)、
 エッディー・オイェウォレ陛下(His Royal Majesty Oba Eddy Oyewole, The Asipa Olubadan of Ibadan【Ibadanland】)、
 ラテエフ・グバダモシ・アデビンペ陛下(His Royal Majesty Oba Lateef Gbadamosi Adebimpe, The Asipa Balogun of Ibadan【Ibadanland】)、
 アミドゥ・アジバデ陛下(His Royal Majesty Oba Amidu Ajibade)、
 といった方々の名前がありますが、このうち最後の方を除くと、このたくらみ(?)に関する記事でよく名前を見ます。
※最後のアミドゥ・アジバデ陛下が枢密院のメンバーかどうかはわかりません。

 イバダン王国の枢密院のメンバー(11人)の称号は(下記の名称の末尾に「of Ibadan」か「of Ibadanland」が付けられます)、
 Otun Olubadan
 Osi Olubadan
 Asipa Olubadan
 Ekerin Olubadan
 Ekarun Olubadan
 Balogun
 Otun Balogun
 Osi Balogun
 Asipa Balogun
 Ekerin Balogun
 Ekarun Balogun
 となっており(注意:間違っているかもしれないし、最近の情勢で根本的に変わっているかもしれません)、このうち先頭の「Otun Olubadan」と、単独名称の「Balogun」が、イバダン王「Olubadan」に次ぐものとなっているそうで、二人とも21人に入っています。
 おそらく Olubadan が末尾についている称号と、Balogun 系統の称号が、イバダン王国の伝統的二集団からそれぞれ出ているのだと思います。

 先にいったとおり、首謀者のバログン陛下は、イバダン王が彼らの上位者であることは変わらないといい続けていますが、これは、自身が将来イバダン王になる可能性を考えてのことかもしれません。

 

 21人が王となったということは、ラドジャ元上院議員を除いた枢密院のメンバー10人が全員そうなっているとしても、残り11人はより下位の首長か、あるいは首長ではないが有力者の人々ということになると思われます。
 妙にもほどがある話ですが、記事からは、オヨ州では他でも王位バラマキがおこなわれていることが示されています。
 州内部でも納得しない人はいくらでもいるでしょうが、複数の州にまたがる民族の中で、ひとつの州だけ中ボス連中が大ボスに昇格というのは、民族集団内部でもいろいろ複雑な感情が渦巻いていそうですが……。

 

追記:
 記事をまたひとつ見かけたので。

 (英語)Olubadan: Obas accuse Ladoja of fueling chieftaincy crisis– The Sun News

 だいたい同じ内容なのですが、こちらによりますと、アミドゥ・アジバデ陛下が「Ekaarun Olubadan」となっています(「Ekarun Olubadan」のスペルミスか、異表記でしょう)。

 また、こちらの記事に掲載された批判によりますと、そもそも2005年に、今批判を受けているラドジャ元州知事・元上院議員が似たようなことをたくらんだと書かれています(当時は彼自身が州知事です)。
 「Jagun Balogun of Ibadanland」という上記の枢密院のメンバーよりは下位であろう首長や、「Baale」と呼ばれている「Onijaye of Ijaye」「Baale of Lalupon」「Onikereku of Ikereku」「Baale of Erunmu」も含めて47人を第一級統治者にしようとしたが、臆病で無惨に失敗したとのこと。
 これが本当なら、彼自身が実現して将来のイバダン王への確実な布石にしたかったことを、「やっぱまずいかな……」と尻込みした後、長い時を経てレカン・バログン陛下らが今回おこなってしまったので反発しているという可能性もあり、もしそうなら「嫉妬だ!」というのもあながち間違いではないでしょう(「嫉妬」と指摘しているのは、あるいは彼自身が王になれなかったことだけではなく、彼自身が主導できなかったということも含んでいるのかもしれません)。

 とはいうものの、事実に関する内容が正しいのかどうかもわからないし、愚かなことをやった人間と思いとどまった人間のどちらがマシか、という問題なら、答えはいうまでもありません。

 いずれにせよ、ラドジャ元州知事・元上院議員はともかくとして、イバダン王自身が新たな王たちを受け入れていない以上(そして王たちが失礼な振る舞いをした以上)、少なくとも代替わりまでは膠着状態が続くのではないでしょうか。