訃報(2019年4月3日):“サー”・イアン・フレイザー準男爵(第3代)、卒去(1951~2019)J・K・ローリングが「ハリー・ポッター」第一巻を執筆した「エレファント・ハウス」のオーナー

 2019年4月3日、英国の連合王国準男爵“サー”・イアン・フレイザー準男爵【第3代】(Sir Iain Fraser Bt : 3rd Baronet)が卒去したようです。
 1951年6月27日生まれの67歳。

 フレイザー準男爵<テイン>の第3代。
 J・K・ローリングが「ハリー・ポッター」第一巻を執筆した「エレファント・ハウス(The Elephant House)」のオーナー。

 卒去に伴い、子息のベンジャミン・フレイザーBenjamin Fraser)が準男爵となる模様。

 

 (英語)Sir Iain Fraser, RIP
 (英語)Peerage News: Sir Iain Fraser, 3rd Baronet 1951-2019

 

訃報(2019年3月30日):セシリア・マキュアン夫人(ヴァイカースハイム伯爵女ツェツィーリア)、薨去(1937~2019)ホーエンローエ=ランゲンブルク家貴賤結婚の子孫

 2019年3月30日、セシリア・マキュアン夫人(Cecilia McEwen : ヴァイカースハイム伯爵女ツェツィーリアツェツィーリア・グレフィン・フォン・ヴァイカースハイムCecilia Gräfin von Weikersheim)が薨去した模様です。
 1937年10月27日?28日?生まれの81歳。

 ヴァイカースハイム家はホーエンローエ=ランゲンブルク家の貴賤結婚の子孫で、同夫人の薨去をもって一人もいなくなったと思われます。

※下記記事で「née Princess Weikersheim」とありますが、同系統は当主は「Fürst」ですが、一族は「Graf」または「Gräfin」らしいので、誤りでしょう。

 

 (英語:情報が表示されない場合があります)McEWEN – Deaths Announcements – Telegraph Announcements

Cecilia Leontine Mary (née Princess Weikersheim), died peacefully at home, on 30th March 2019.

 (英語)Peerage News: Cecilia Leontine Mary McEwen (Princess Weikersheim) 1937-2019

 (英語)Royal Musings: Cecilia McEwen (1937-2019), great-great granddaughter of Princess Feodora of Leiningen

 

訃報(2019年4月3日):バーレーンの“シャイハ”・アイシャ・ビント・サルマン殿下が薨去(?~2019)(おそらく)現バーレーン王の叔母で、AFC会長・FIFA副会長“シャイフ”・サルマン閣下の母

 バーレーン王国の報道によりますと、2019年4月3日、“シャイハ”・アイシャ・ビント・サルマン・ビン・ハマド・アル・ハリーファ殿下(Her Highness Shaikha Aisha bint Salman bin Hamad Al Khalifa)が薨去したようです。
 生年・年齢不明。

 バーレーン首長サルマン・ビン・ハマド・アル・ハリーファ殿下(1894~1961 : 統治1942~1961)の娘です。
※当時の「首長」は(英:Ruler、アラビア語ではハキム)だった模様。
 現在のバーレーン王ハマド陛下はサルマン首長の孫になりますので、故アイシャ殿下は おば(母だと思いますが、確証はありません) ということになります。

 

 (英語)Royal Court mourns death of HH Shaikha Aisha bint Salman

Bahrain TV News Center مركز الأخبار:
البحرين مركز الأخبار : الديوان الملكي ينعى سمو الشيخة عائشة بنت سلمان بن حمد آل خليفة 03-04-2019 – YouTube

 

 夫は“シャイフ”・イブラヒム・ビン・ハマド・ビン・アブドッラー・アル・ハリーファ殿下(His Highness Shaikh Ibrahim bin Hamad bin Abdulla Al Khalifa)。「HH」と上記記事にあるので、「(His Highness)殿下」になると思いますが、系譜不明(生死も不明)。
 また、二人の間の子供の一人はアジアサッカー連盟【AFC】会長・国際サッカー連盟【FIFA】副会長の“シャイフ”・サルマン・ビン・イブラヒム・アル・ハリーファ閣下(His Excellency Shaikh Salman bin Ibrahim Al Khalifa)だと思うのですが、この方は「閣下(His Excellency)」でしか言及されたのを見たことがありません。バーレーンの敬称体系はいまいちはっきりしませんが、父母ともに「殿下」なのに「閣下」になるというのはよくわかりません(男系で君主から何代までのような決まり方なのでしょうか)。
 なお、この“シャイフ”・サルマン閣下ですが、AFC公式サイトやそこからの転載記事の場合、(His Excellency Shaikh Salman bin Ebrahim Al Khalifa)と、父親の名前の部分が「イブラヒム」ではなく「エブラヒム」と書いたほうが良いような表記に変わります。父親の名前の部分だけ表記が揺れるという、これもまたよくわからないところです(もとのアラビア語は同じだと思いますが)。

 

追記:
 BNAの続報によると、“シャイハ”・アイシャ殿下の きょうだい にあたるバーレーン王国首相ハリーファ・ビン・サルマーン・アル・ハリーファ王子殿下(His Royal Highness Prime Minister Prince Khalifa bin Salman Al Khalifa)が葬儀の代表者のような立ち位置として報じられています。

 (英語)HRH Premier performs HH Shaikha Aisha bint Salman funeral prayers

Bahrain TV News Center مركز الأخبار:
البحرين مركز الأخبار : سمو رئيس الوزراء يؤدي صلاة الجنازة على جثمان شقيقة سموه 04-04-2019 – YouTube

 

訃報(2019年3月22日):“サー”・ティモシー・フォーブス・アダム準男爵(第4代)、卒去(1923~2019)

 2019年3月22日、英国の連合王国準男爵“サー”・ティモシー・フォーブス・アダム準男爵【第4代】(The Reverend Sir Timothy Forbes Adam Bt : 4th Baronet)が卒去したようです。
 1923年11月19日生まれの95歳。

 フォーブス・アダム準男爵の第4代。
 この家系は、初代が叙爵されたときは「アダム」が姓で、代々「フォーブス」を個人の名前の最後に加えているという状態だったらしいのですが、叙爵された後に「フォーブス」を姓に加え「フォーブス・アダム」が姓になっているようです。したがって準男爵位としても「フォーブス・アダム」となる、はずですが、「アダム」のままの情報が多数あります(手元の Debrett’s でもそうなっています)。

 卒去に伴い、弟のナイジェルNigel)が第5代準男爵となる模様。こちらも1930年生まれと高齢です。

 

 (英語:情報が表示されない場合があります)FORBES ADAM – Deaths Announcements – Telegraph Announcements

 (英語)Peerage News: Rev Sir Timothy Forbes Adam, 4th Baronet 1923-2019

 

訃報(2019年3月20日):英国の一代貴族(クロスベンチ)/ウォーノック女男爵メアリー・ウォーノック【メアリー・ワーノック】閣下、卒去(1924~2019)哲学者、1984年~1991年にケンブリッジ大学ガートン・カレッジのミストレス

 2019年3月20日、英国の一代貴族(クロスベンチ)のウォーノック女男爵メアリー・ウォーノック閣下(Mary Warnock, Baroness Warnock : The Right Honourable The Baroness Warnock CH DBE FBA FMedSci)が卒去した模様。
 1924年4月14日生まれの94歳。

 哲学者で、1984年~1991年にケンブリッジ大学ガートン・カレッジのミストレスを務めていた模様。
 名前は、日本語の翻訳書ではメアリー・ワーノックの表記もあるようです。

 1984年に大英帝国騎士団デイム・コマンダー、1985年に一代貴族のウォーノック女男爵に叙され、2015年に貴族院【上院】を引退したようです。

 

 (英語)Peerage News: Baroness Warnock, CH, DBE 1924-2019

 (英国議会公式サイト:議員情報)Baroness Warnock – UK Parliament