ガーナ伝統的君主:アシャンティ王オトゥムフオ・オセイ・トゥトゥ2世陛下の記念金貨が12月に発行予定(2021年7月)

 ガーナ共和国の伝統的君主/アシャンティ王オトゥムフオ・オセイ・トゥトゥ2世陛下(アシャンティ皇帝 : His Royal Majesty Otumfuo Osei Tutu II, King【Emperor】 of the Ashanti Kingdom【Empire of Ashanti】【Asantehene of Asante】, Kumasehene of Kumasi)の記念金貨が12月に発行予定だそうです。
 これはガーナ中央銀行によって発行されるもので、陛下のものとしては即位時のものがあるので、2回目ということになりそうです。

 発行理由として記事に一番最初に挙げられているのは、同共和国北部のダグボン王国に関する調停団の代表を務めたことです。
※同王国は複数の王家が対立し、暴力沙汰にまで発展したため、かなり収拾を付けるのが難しかったようです。というか本当に収まったのかどうかもよくわかりません。

 

 (英語)Commemorative gold coin honoring Asante King of Ghana launch December

Modern GhanaさんはTwitterを使っています 「Commemorative gold coin honoring Asante King of Ghana launch December https://t.co/P9PZWGkIGF」 / Twitter

訃報(2021年7月29日):ブルボン=両シチリア王女マリー=クリスティーヌ殿下、薨去(1933~2021)

 2021年7月29日、ブルボン=両シチリア王女マリー=クリスティーヌ殿下(Her Royal Highness Princess Marie-Christine of Bourbon-Two Sicilies)が薨去した模様です。
 1933年3月15日生まれの88歳。

 傍系の人物で、父・祖父は少なくとも両シチリア王室の一員とみなされていなかったようですが(自称はしていた模様)、スペイン王子でもあった両シチリア王室カラブリア系統当主の故カルロス殿下(2015年没)から王女の称号と殿下の継承を与えられたようです。

 

 (フランス語)Avis de décès de Madame Michel DENIZOT née DE BOURBON SICILES paru le 02/08/2021 dans L'Est Républicain – département Paris – Libra Memoria

訃報(2021年7月29日):トンガ王妃の母、ヴァエア男爵夫人トゥプトゥプ・オ・プロトゥ・マアフ・ヴァエア閣下が卒去(1930~2021)

2021年7月29日、ヴァエア男爵夫人トゥプトゥプ・オ・プロトゥ・マアフ・ヴァエア閣下(The Honourable Baroness Tuputupu ‘o Pulotu Ma’afu Vaea)が卒去した模様です。
 1930年10月14日生まれの90歳。
 トンガ王妃ナナシパウウ・トゥクアホ陛下(Queen Nanasipauʻu Tukuʻaho : Her Majesty The Queen of Tonga)の母親です。

 男爵夫人は自身の生まれもトンガ貴族。
 亡夫ヴァエア男爵シアオシ・ツイハラ・アリパテ・ヴァエア・トゥポウ閣下はトンガ王の婚外子で、トンガ王国の首相も務めました(Baron Vaeaと呼ばれるのが通称で、日本の外務省ではバロン・ヴァエア首相となっています)。

 

 (英語)Queen Nanasipau‘u Tuku‘aho’s mother dies aged 90 – Kaniva Tonga | Largest NZ-based Tongan news service
 (英語)Baroness Tuputupu 'o Pulotu Vaea laid to rest at Houma | Matangitonga

 

王室による鎮魂礼拝/
1時間16分/
Paula Moimoi Latu:
III Ouau Failotu: 'Eiki Baroness Tuputupu ‘o Pulotu Ma’afu Tuku'iaulahi Vaea: Royal Prayer Service – YouTube

参列者として、トンガ王妃のほか、
 トンガ王トゥポウ6世陛下(KIng Tupou VI : His Majesty The King of Tonga)
 “プリンセス・ロイヤル”・サーロテ・マフィレオ・ピロレブ・トゥイタ王女殿下(The Princess Royal Her Royal Highness Princess Salote Mafile’o Pilolevu Tuita
 アタ・トゥクアホ王子殿下(His Royal Highness Prince Ata Tuku’aho
 トゥイタ卿閣下(Honourable Lord Tuita)
 フレデリカ・トゥイタ・フィリペ閣下(The Honourable Frederica Tuita Filipe

 

葬儀/
5時間46分/
Paula Moimoi Latu:
Me’afaka’eiki ‘o ‘Eiki Palonesi Tuputupu ’o Pulotu Ma’afu Vaea 14 ‘Okatopa 1930 – 29 Siulai 2021 – YouTube

ナイジェリア伝統的君主:イフェ王オジャジャ2世陛下の送った顧問団が、オヨ王 ラミディ・オライウォラ・アデイェミ3世 陛下から会見を拒否されたとの報道(2021年7月)

 2021年7月30日、イフェ王【オオニorオニ】オジャジャ2世、“オバ”・アデイェイェ・エニタン・オグンウシ陛下(His Royal Majesty Oba Adeyeye Enitan Ogunwusi, Ojaja II, The Ooni of Ife : His Imperial Majesty Alayeluwa Arole Oduduwa Olofin Adimula, Ọ̀ọni Adeyẹ́yẹ̀ Ẹnitan Bàbátunde Ògúnwusi Ọjàjà II, Ooni of Ife)が送った顧問団が、オヨ王“オバ”・ラミディ・オライウォラ・アデイェミ3世陛下(His Royal Majesty【His Imperial Majesty】 Oba Lamidi Olayiwola Adeyemi III, J.P, CFR, LL.D, The Alaafin of Oyo)から、二時間半待たされたあげく、会見を拒否された模様です。
 両者はヨルバ系君主の中でも二大最高権威です。

 詳細については、アポイントメントがなかったとの話も出ているのですが、顧問団の中にブハリ大統領を罵るもの・オバサンジョ(元)大統領(ヨルバ系)を支持するものがいたことがオヨ王の怒りをかったというのが当該記事の中での見方です。

 この顧問団は割と最近結成されたもので、今回はオヨ王から祝福を受けるのを目的とした訪問です。
 また、フラニ人との対決を煽ったり、ヨルバ系による独立国家建設を目指して活動し、拘束されたサンデー・アデイェモ首長?(Chief Sunday Adeyemoサンデー・イグボホSunday Igboho)に関する問題も話し合われることになる可能性もあったようですが、それ以前の状況となっています。
※この人物に関しては「Chief」付きで呼ばれていますが、詳細は不明。解放を呼びかける支持者が掲げているプラカードではフリーダム・ファイターとされています。

 顧問団の中にはオリレ=イグボン王フランシス・アラオ陛下(His Royal Majesty Oba Francis Alao, Olugbon of Orile-Igbon)の名もあり、また(元)オグン州知事も含まれているものの、後者は今回は同行していなかったようです。

 

 (英語)Alaafin shuns Ooni-backed group over alleged anti-Buhari posture – Punch Newspapers

Punch NewspapersさんはTwitterを使っています 「Alaafin shuns Ooni-backed group over alleged anti-Buhari posture – Punch Newspapers https://t.co/Lc97r8YdKz」 / Twitter

PUNCH Newspapers(@punchnewspapers) • Instagram写真と動画

 

 (英語)Ooni's think-tank visits Alaafin, seeks support of traditional ruler – Daily Post Nigeria

 

 サンデー・アデイェモ首長?(Chief Sunday Adeyemoサンデー・イグボホSunday Igboho)については、ヨルバ国家を望む分離主義者というタイトルで BBC も記事を出しています。
 (英語)Sunday Igboho: The Nigerian separatist who wants a Yoruba nation – BBC News

誕生(2021年7月26日):ハノーファー王女エレノラ殿下。ハノーファー王世子エルンスト・アウグスト殿下夫妻の第三子・次女

 ハノーファー王世子エルンスト・アウグスト殿下(Prince Ernst August of Hanover : His Royal Highness The Hereditary Prince of Hanover : エルンスト・アウグスト・エルププリンツ・フォン・ハノーファーErnst August Erbprinz von Hannover)とハノーファー王世子妃エカテリナ殿下(Ekaterina : Her Royal Highness The Hereditary Princess of Hanover : エカテリナ・エルププリンツェッシン・フォン・ハノーファーEkaterina Erbprinzessin von Hannover)の間の第三子・次女となるハノーファー王女エレオノーラ殿下(Her Royal Highness Princess Eleonora of Hanover : エレオノーラ・プリンツェッシン・フォン・ハノーファーEleonora Prinzessin von Hannover)が誕生したと報じられています。

 

 (ドイツ語)Ernst August jr. & Ekaterina von Hannover: Ihr drittes Kind ist da! | BUNTE.de

 

追記:
 誕生を告知するカードを元にしている下記記事によりますと、名前は Eleanora のようです(英語風の綴り)。

 (英語)Birth of Princess Eleanora of Hanover – RoyalResponses

Born Eleanora Dina Daniela Alexandra on 26th July 2021 to Their Royal Highnesses The Hereditary Prince and Hereditary Princess of Hanover.

 誕生は2021年7月26日。
 全名はエレノラ・ディーナ・ダニエラ・アレクサンドラEleanora Dina Daniela Alexandra)。
※ドイツ人である両親がどう発音しているかは不明ですが……。