結婚式(2020年7月17日):英国王室のベアトリス王女殿下(ヨーク公爵家)とエドアルド・マペッリ・モッツィ氏が結婚

 2020年7月17日、英国王室のヨーク公爵家ベアトリス王女殿下(Her Royal Highness Princess Beatrice of York)と、エドアルド・マペッリ・モッツィ氏(Edoardo Mapelli Mozzi)の結婚式がおこなわれた模様です。

 挙式は当初、今年【2020年】5月に予定されていましたが、新型コロナウイルス感染症の流行のため、延期されていました。

 式には英国女王エリザベス2世陛下(Elizabeth II : Her Majesty The Queen)およびエディンバラ公爵フィリップ王子殿下(His Royal Highness The Prince Philip, Duke of Edinburgh)ら近親が参列したとのことです。

 結婚に伴い、王室からの発表などにおけるベアトリス王女殿下の表記が変更されるものと思われます。

※後で何か追記するかもしれません。

 

The Royal Family Channel:
Princess Eugenie Marries Edoardo Mapelli Mozzi in Private Ceremony at Windsor – YouTube

 

The Royal Family Channel:
Newly Married Princess Beatrice and Edoardo Mapelli Mozzi Share New Pictures From Wedding Day – YouTube

 

The Royal Family Channel:
New Photographs From Princess Beatrice's Wedding Released By Buckingham Palace – YouTube

 

Rebecca EnglishさんはTwitterを使っています 「Breaking: Princess Beatrice got secretly married at Windsor this morning after having to postpone her May wedding to fiancé Edo 👰 🎩 💒 https://t.co/TZuQyeIpDE」 / Twitter

 

 (英語)Princess Beatrice marries Italian property developer Edoardo Mapelli Mozzi | Daily Mail Online

 

訃報(2020年7月12日):インド/マユールバンジ王太后(ネパール王女)バラティー殿下が薨去(1927~2020)旧ネパール王ギャネンドラ陛下の叔母。インドのダルメンドラ・プラダン大臣が弔意を表明

 2020年7月12日(おそらく)に、インドのマユールバンジの王太后(Rajmata of Mayurbhanj)でネパール王女のバラティー・ラージヤ・ラクシュミー・デヴィ殿下(Her Royal Highness Princess Bharati Rajya Lakshmi Devi)が薨去したとの発表がなされています。
 1927年2月18日生まれの93歳。

 故ネパール王トリブバン陛下の娘で、旧ネパール王ギャネンドラ陛下の叔母にあたります。

 マユールバンジのマハラジャ(Maharaja of Mayurbhanj)だった故プラディープ・チャンドラ・バーンヤ・デオ殿下(His Highness Pradeep Chandra Bhanj Deo)と結婚。
 二人の間に生まれたプラヴィーン・チャンドラ・バーンヤ・デオ殿下(His Highness Praveen Chandra Bhanja Deo)が現在のマハラジャのようです。

 

BelgadiaPalaceさんはTwitterを使っています 「We are saddened by the news of the death of HH Rajmata of Mayurbhanj, Bharati Rajya Laxmi Devi. May her soul rest in peace. https://t.co/MmoTMEinyL」 / Twitter

 

The Belgadia Palace (@thebelgadiapalace) • Instagram photos and videos
https://www.instagram.com/p/CCkvHunJ1dC/

 

 (英語)Mayurbhanj Rajmata Bharati Rajya Lakshmi Bhanja Deo Passes Away

 

 インドの、石油・天然ガス大臣(兼)鉄鋼大臣ダルメンドラ・プラダン閣下(Dharmendra Pradhan)が(オリヤ語?で)弔意を表明しています。
※地元か、地元が近いかのどちらかのようです。

Dharmendra PradhanさんはTwitterを使っています 「ମୟୂରଭଞ୍ଜର ରାଜମାତା ଭାରତୀ ରାଜ୍ୟଲକ୍ଷ୍ମୀ ଭଞ୍ଜଦେଓଙ୍କ ବିୟୋଗ ଖବର ଶୁଣି ମୁଁ ଦୁଃଖିତ ଓ ମର୍ମାହତ । ଓଡ଼ିଶାର ବିକାଶ ତଥା ଶିକ୍ଷା ଓ ସ୍ୱାସ୍ଥ୍ୟ କ୍ଷେତ୍ରରେ ମୟୂରଭଞ୍ଜ ରାଜ ପରିବାରର ଅବଦାନ ଅତୁଳନୀୟ । ଅମର ଆତ୍ମାର ସଦଗତି କାମନା କରିବା ସହ ଶୋକସନ୍ତପ୍ତ ପରିବାର ବର୍ଗକୁ ସାନ୍ତ୍ୱନା ଜଣାଉଛି ।」 / Twitter

 

70歳(2020年1月28日):バーレーン王ハマド陛下が70歳を迎える

 2020年1月28日、バーレーン王ハマド・ビン・イーサ・アル・ハリーファ陛下(His Majesty Hamad bin Isa Al Khalifa, King of Bahrain)は、70歳を迎えました。

 バーレーン通信(Bahrain News Agency)は、英国女王エリザベス2世陛下(Elizabeth II : Her Majesty The Queen)およびロシア連邦大統領ウラジーミル・ウラジーミロヴィチ・プーチン閣下(His Excellency Mr Vladimir Vladimirovich Putin)から祝電があったことを伝えています。
 この二者(二国)以外からも祝福はあったと思うので、バーレーンにとって英国とロシアが重要であることを示していると思います。
 一方、アメリカ合衆国大統領ドナルド・J・トランプ閣下(The Honorable Donald J. Trump)からの祝電は報じられておらず、これは送られてこなかったということなのでしょう。

 

 (英語)HM the King congratulated by Queen Elizabeth II
 (英語)HM King congratulated by Russian President

 

Bahrain TV News Center مركز الأخبار:
البحرين مركز الأخبار : جلالة الملك المفدى يتلقى برقية تهنئة من ملكة المملكة المتحدة 29-01-2020 – YouTube

 

ザイン=ヴィトゲンシュタイン=ベルレブルク公子ルートヴィヒ=フェルディナント殿下が当主グスタフ殿下を提訴した件、第二審は2020年7月の模様(2020年1月)「もはや事実婚は普通の結婚と同等であり、庶民と事実婚した当主は先祖の遺言に背いている」と主張

 ザイン=ヴィトゲンシュタイン=ベルレブルク公グスタフ殿下(Gustav : His Highness The Prince of Sayn-Wittgenstein-Berleburg : グスタフ・フュルスト・ツー・ザイン=ヴィトゲンシュタイン=ベルレブルクGustav Fürst zu Sayn-Wittgenstein-Berleburg)は、デンマーク王女ベネディクテ殿下の息子、つまりデンマーク女王マルグレーテ2世陛下の甥にあたります。

 このザイン=ヴィトゲンシュタイン=ベルレブルク家は、先々代のグスタフ・アルプレヒト殿下が、財産相続に厳しい制限を付けています(第三帝国時代)。
 それは、財産相続人は男子であり結婚相手を「貴族・プロテスタント・アーリア人」に限る、としたものです(ただし、完全に詳細な内容は公開されていないはずです)。
 この条件を満たさない結婚をおこなうと即座に財産の相続権を失い、すでに所有している場合それでも失う、というのがこれまでのドイツの判例からほぼ確実視されています。

 先代のリヒャルト殿下は、結局はデンマーク王女と結婚したので、まったく問題なかったのですが、現当主のグスタフ殿下は、庶民のカリーナ・アクセルソン嬢(Carina Axelsson)との結婚を望んだものの、結婚すると財産を相続できなくなります。そして、それは城というか館というか、自分の家を遠い親戚に渡さなければならないことを意味します。

 これが元々の状況で、これに対し、「アーリア人などを条件に含む元々の遺言はナチス時代のものでおかしい」という見解はありました。しかしそれでもドイツの判例からどうにもならないだろうというのがあり、それで二人は結婚せずに一緒に生活していました。

 ところが、2018年あたりからの報道で、リヒャルト殿下の従弟のザイン=ヴィトゲンシュタイン=ベルレブルク公子ルートヴィヒ=フェルディナント殿下が、グスタフ殿下に対し、自分に財産を譲るよう要求しているとの報道がなされます。
 これが、簡単にいえば、「事実婚はもう普通の結婚と同じなのだから、条件を満たさない人物と事実婚をしているあなたは財産の所有権がない(=財産は私のもの)」ということです(ルートヴィヒ=フェルディナント殿下が次の相続人とみられています)。

 第一審は、グスタフ殿下側弁護士にリッペ公室当主/リッペ公シュテファン殿下が立つという展開がありましたが、ともあれグスタフ殿下側が勝訴。
 ルートヴィヒ=フェルディナント殿下は控訴し、第二審は今年【2020年】7月とのことです。

 この問題は、「“アーリア人”を含む遺言は差別ではないか」(ただしこれだけでは遺言を無効にできないだろうとみられている)に「事実婚と普通の結婚を区別するのは差別ではないか」という問題が絡み、これまでのドイツ王室・貴族関連訴訟で最も面倒なものになるのではないかと思われています。
 また、この件が難しいのは、現実の制度を拒否し自分の意思をつらぬく絶対君主政主義者などのめんどうくさい人たちを除けば、いつかわからないがいつかは事実婚と普通の結婚はドイツでも同等に扱われるのではないかという考えは広範囲にあり、仮にそうだとすると、今回の訴訟でグスタフ殿下が勝利しても、遺言が無効化されない限り殿下が生きている間に殿下が財産を所有できなくなる可能性は残るということもあります。

 付言すると、ドイツでは、過去の当主や一族などの子孫のうち、歴代の本拠地となる城と館を所有している人物が当主とみなされるのが一般的です。これは過去の継承権などとは別の問題で、そう思われています。
 なので、ザイン=ヴィトゲンシュタイン=ベルレブルク公位継承ルールはともかく、敗訴すればグスタフ殿下は廃位された公という社会的にはとてつもなくうれしくない立場になってしまいます。

 あと、グスタフ殿下の母、デンマーク王女ベネディクテ殿下がドイツでの生活をやめて完全にデンマークに戻ることになると、デンマークは王室予算は増やさねばならないのではないかという気もします。

 

 (英語)The (In)Famous Sayn-Wittgenstein-Berleburg Will, Round 3: When There Is An Estate Worth Half a Billion Up For Grabs, That's Apparently Where Cordial Family Relations End

 

8歳(2012年1月24日):デンマーク王女アテナ殿下が8歳を迎える

 2012年1月24日、デンマーク王女アテナ殿下(モンペザ伯爵女 : Her Highness Princess Athena of Denmark, Countess of Monpezat)が8歳を迎えました。
 アテナ王女殿下は、デンマーク女王マルグレーテ2世陛下の次男/デンマーク王子ヨアキム殿下(モンペザ伯爵 : His Royal Highness Prince Joachim of Denmark, Count of Monpezat)とデンマーク王子妃マリー殿下(モンペザ伯爵夫人 : Her Royal Highness Princess Marie of Denmark, Countess of Monpezat)の第四子(一人娘)で、現在デンマーク王位継承順位第10位です。

 

 (デンマーク語:デンマーク王室 公式ウェブサイト)Nye billeder | Kongehuset

 

🇩🇰 Hendes Højhed Prinsesse Athena har… – Det danske kongehus | Facebook

 

DET DANSKE KONGEHUSはInstagramを利用しています:「🇩🇰 I dag er det Hendes Højhed Prinsesse Athenas otteårs fødselsdag. Prinsessen er Hendes Majestæt Dronningens yngste barnebarn, og i…」