葬儀(2020年1月3日):アリ・ベーン氏の葬儀。ノルウェー王女マッタ・ルイーセ殿下の元夫

 昨年【2019年】12月25日に死去したアリ・ベーン氏(Ari Behn)の葬儀がおこなわれました。

 

※ライブ映像配信終了後は視聴できなくなる可能性があります。
Dagbladet:
SE: Direkte fra Oslo domkirke – YouTube

 

 ノルウェー王室の方々のほか、
 スウェーデン王子ダニエル殿下(ヴェステルイェートランド公爵 : His Royal Highness Prince Daniel of Sweden, Duke of Västergötland)、
 オランダ王子妃ローレンティン殿下(オランニェ=ナッサウ公子妃 : Her Royal Highness Princess Laurentien of the Netherlands, Princess of Orange-Nassau, mevrouw Van Amsberg-Brinkhorst)、
 が参列。

 

 長女のモード・アンゲリカ・ベーン嬢(Maud Angelica Behn)がスピーチを予定。

 (ノルウェー語)Maud Angelica (16) skal holde tale i farens bisettelse

 

 ノルウェー国教会のオスロ監督カリ・ヴァイタバルグ座下(The Right Reverend Kari Veiteberg Ph.D., Bishop of Oslo)が司式の模様。

 

追加リンク:

 (英語:ノルウェー王室公式サイト)Ari Behn’s funeral – The Royal House of Norway

 ノルウェー王女マッタ・ルイーセ殿下(Her Highness Princess Märtha Louise of Norway)のメッセージ:
 (ノルウェー語:ノルウェー王室公式サイト)Minneord fra Prinsesse Märtha Louise – kongehuset.no

 

ノルウェー王女イングリッド・アレクサンドラ殿下のキリスト教の堅信式【堅信礼】(2019年8月31日)ノルウェー王室、スペイン王、デンマーク皇太子夫妻、スウェーデン皇太子らが参列

 2019年8月31日、ノルウェー王女イングリッド・アレクサンドラ殿下(Her Royal Highness The Princess : Her Royal Highness Princess Ingrid Alexandra of Norway)のキリスト教の堅信式【堅信礼】がおこなわれました。

 その後、昼食会がおこなわれています。

 

ライブ映像/
Dagbladet:
SE TV LIVE: Prinsesse Ingrid Alexandra konfirmeres – YouTube

 

堅信式の映像/
Dagbladet:
Her blir Ingrid Alexandra konfirmert – YouTube

 

堅信式後の昼食会の映像/

ノルウェー王ハーラル5世陛下のスピーチ/
Kongehuset(ノルウェー王室公式チャンネル):
Kong Haralds tale til i Prinsessens konfirmasjon – YouTube

 

ノルウェー王妃ソニア陛下のスピーチ/
Kongehuset(ノルウェー王室公式チャンネル):
Dronningens tale i Prinsessens konfirmasjon – YouTube

 

ノルウェー皇太子ホーコン殿下とノルウェー皇太子妃メッテ=マリット殿下のスピーチ/
Kongehuset(ノルウェー王室公式チャンネル):
Kronprinsparets tale i Prinsessens konfirmasjon – YouTube

 

ノルウェー王女イングリッド・アレクサンドラ殿下のスピーチ/
Kongehuset(ノルウェー王室公式チャンネル):
Prinsessens takketale – YouTube

 

 (ノルウェー語:ノルウェー王室公式サイト)Prinsessen konfirmert – kongehuset.no
 (ノルウェー語:ノルウェー王室公式サイト)Offisiell fotografering – kongehuset.no
 (ノルウェー語:ノルウェー王室公式サイト)Vær deg selv! – kongehuset.no

 (英語:ノルウェー王室公式サイト)Official photographs – The Royal House of Norway
 (英語:ノルウェー王室公式サイト)Princess confirmed – The Royal House of Norway
 (英語:ノルウェー王室公式サイト)Be yourself! – The Royal House of Norway

 (スペイン語:スペイン王室公式サイト)Inicio – Actividades y Agenda – Ceremonia de Confirmación de Su Alteza Real la Princesa Ingrid Alexandra de Noruega

 (スウェーデン語:スウェーデン王室公式サイト)Kronprinsessan närvarade vid Prinsessan Ingrid Alexandras konfirmation – Sveriges Kungahus

 

堅信式のために撮影された写真:

Kongehuset – Før konfirmasjonsgudstjenesten startet ble… | Facebook

Det Norske Kongehusetさん(@detnorskekongehus) • Instagram写真と動画

 

父母のノルウェー皇太子ホーコン殿下夫妻から新たに公開された写真:

 (ノルウェー語:ノルウェー王室公式サイト)Kronprinsparets egne bilder – kongehuset.no

Kongehuset – I anledning Prinsesse Ingrid Alexandras… | Facebook

 

 王室関係参列者/

 ノルウェー王室より、
 ノルウェー王ハーラル5世陛下(Harald V of Norway : His Majesty The King)、
 ノルウェー王妃ソニア陛下(Queen Sonja of Norway: Her Majesty The Queen)、
 ノルウェー皇太子ホーコン殿下(Crown Prince Haakon of Norway : His Royal Highness The Crown Prince)、
 ノルウェー皇太子妃メッテ=マリット殿下(Crown Princess Mette-Marit of Norway : Her Royal Highness The Crown Princess of Norway)、
 ノルウェー王子スヴェレ・マグヌス殿下(His Highness Prince Sverre Magnus of Norway)、
 メッテ=マリット妃殿下の子息のマリウス・ボルグ・ホイビー氏(Marius Borg Høiby)※ホイビーの姓を持つ人物の出席が多数ありますがなんでこんなに来ているのかはわかりません、
 ノルウェー王女マッタ・ルイーセ殿下(Her Highness Princess Märtha Louise of Norway)、
 アストリッド王女殿下、フェルネル夫人(Her Highness Princess Astrid, Mrs Ferner)、

 スペイン王室より、
 スペイン王フェリペ6世陛下(King Felipe VI : His Majesty The King of Spain)、

 デンマーク王室より、
 デンマーク皇太子フレデリク殿下(モンペザ伯爵 : Frederik : His Royal Highness The Crown Prince of Denmark, Count of Monpezat)、
 デンマーク皇太子妃メアリー殿下(モンペザ伯爵夫人 : Mary : Her Royal Highness The Crown Princess of Denmark, Countess of Monpezat)、
 二人の第一子・長男のデンマーク王子クリスチャン殿下(モンペザ伯爵子 : His Royal Highness Prince Christian of Denmark, Count of Monpezat)、

 スウェーデン王室より、
 スウェーデン皇太子ヴィクトリア殿下(ヴェステルイェートランド女公爵 : Victoria : Her Royal Highness The Crown Princess of Sweden, Duchess of Västergötland)、

 

スウェーデン王室のアカウント:

Kungahuset – Kronprinsessan närvarande i dag vid… | Facebook

Kungahusetさん(@kungahuset) • Instagram写真と動画

 

デンマーク王室インスタグラムアカウント:
DET DANSKE KONGEHUSさんはInstagramを利用しています:「Da H.K.H. Prinsesse Ingrid Alexandra af Norge blev døbt i 2004, kunne Kronprinsparret ikke deltage, da dåben fandt sted få uger før Deres…」

 

ノルウェー皇太子ホーコン殿下がテロ現場のモスク訪問時に女性三人が握手をしなかった件(ムスリム女性は男性とは握手をしない【する人もいますが】)、握手拒否は皇太子に対して態度が無礼として批判多数。モスク側が謝罪(2019年8月)

 2019年8月10日に、ノルウェー王国のバールムで、アル・ヌール・イスラミック・センター・モスク(Al-Noor Islamic Centre mosque)というところが銃撃されました。
 詳細はさして興味がないので知らないのですが、犯人の近親が事件前に殺されたことと、白人至上主義によるものだとみられているそうです。

 一方、ノルウェー皇太子ホーコン殿下(Crown Prince Haakon of Norway : His Royal Highness The Crown Prince)は先週、連帯の表明のために同モスクを訪問したのですが、女性三人が殿下との握手を拒否し、代わりとなるものである(自分の)胸に手を当てるという行為をしました。これは、イスラム教徒(ムスリム)の中で伝統的な行動だとして認識されていますが、これに多数の批判が出た、ということです。

 

Oskar Aanmoen 🇳🇴さんはTwitterを使っています: 「This picture has generated a lot of debate in Norway the recent days. I mean it's disrespectful when a Crown Prince offers you his hand and a woman refuses to greet him just because he's a man. What do you think? https://t.co/6s9hPBu5Cl」 / Twitter

 

 これによってモスクは謝罪をおこなったようですが……。

 釈然としないものを覚えます

 たぶん、訪問しなかったほうが良かったですね。

 なんで白人至上主義者にテロ攻撃を受けたイスラム教徒が、国の次期国家元首(キリスト教徒・白人)に謝罪しなきゃいかんのですか?

 

ノルウェー王女イングリッド・アレクサンドラ殿下のキリスト教の堅信式【堅信礼】に、デンマーク皇太子夫妻やスウェーデン皇太子が参列予定の模様(2019年8月)

 2019年8月31日に、ノルウェー王女イングリッド・アレクサンドラ殿下(Her Royal Highness The Princess : Her Royal Highness Princess Ingrid Alexandra of Norway)のキリスト教の堅信式【堅信礼】が予定されています。

 

 (ノルウェー語:ノルウェー王室公式サイト)Offisielt program – kongehuset.no
※予定終了後には予定項目は表示されません。

31.08.2019 Konfirmasjon
Kongefamilien er til stede når H.K.H. Prinsesse Ingrid Alexandra konfirmeres i Slottskapellet (12.00).

「2019年8月31日 堅信式
 王室成員はイングリッド・アレクサンドラ王女殿下の堅信式に臨席」

 

 ノルウェー王室より、
 ノルウェー王ハーラル5世陛下(Harald V of Norway : His Majesty The King)、
 ノルウェー王妃ソニア陛下(Queen Sonja of Norway: Her Majesty The Queen)、
 ノルウェー皇太子ホーコン殿下(Crown Prince Haakon of Norway : His Royal Highness The Crown Prince)、
 ノルウェー皇太子妃メッテ=マリット殿下(Crown Princess Mette-Marit of Norway : Her Royal Highness The Crown Princess of Norway)、
 ノルウェー王女マッタ・ルイーセ殿下(Her Highness Princess Märtha Louise of Norway)、
 アストリッド王女殿下、フェルネル夫人(Her Highness Princess Astrid, Mrs Ferner) 、
 の参列が予定されています。

 

 (デンマーク語:デンマーク王室公式サイト)D.K.H. Kronprinsen, Kronprinsessen og Prins Christian deltager i H.K.H. Prinsesse Ingrid Alexandras konfirmation | Kongehuset

 

 デンマーク王室からはデンマーク皇太子フレデリク殿下(モンペザ伯爵 : Frederik : His Royal Highness The Crown Prince of Denmark, Count of Monpezat)とデンマーク皇太子妃メアリー殿下(モンペザ伯爵夫人 : Mary : Her Royal Highness The Crown Princess of Denmark, Countess of Monpezat)、そして二人の第一子・長男のデンマーク王子クリスチャン殿下(モンペザ伯爵子 : His Royal Highness Prince Christian of Denmark, Count of Monpezat)が参列とのことです。

 

 (スウェーデン語:スウェーデン王室公式サイト)Kalender – Sveriges Kungahus
※予定終了後には予定項目は表示されません。

Lördag 31 Augusti
Närvaro vid H.K.H. Prinsessan Ingrid Alexandras konfirmationsgudstjänst
Kronprinsessan
Plats: Slottskapellet, Det kongelige slott, Oslo

「8月31日土曜日 イングリッド・アレクサンドラ王女殿下の堅信式に参列 皇太子
 場所:オスロ、王宮礼拝堂」

 スウェーデン王室からはスウェーデン皇太子ヴィクトリア殿下(ヴェステルイェートランド女公爵 : Victoria : Her Royal Highness The Crown Princess of Sweden, Duchess of Västergötland)が参列の予定。

 

続報:
 ノルウェー王女イングリッド・アレクサンドラ殿下のキリスト教の堅信式【堅信礼】(2019年8月31日)ノルウェー王室、スペイン王、デンマーク皇太子夫妻、スウェーデン皇太子らが参列

 

ライニンゲン公子カール・エミッヒ殿下を“ロシア皇帝ニコライ3世”として擁立しているロシアの君主政主義者党の立ち上げた王室情報サイト(2019年3月)“ニコライ3世”ではなく「ロシア公子ニコライ・キリロヴィチ殿下」となっています

 アントン・バコフ氏ら君主政主義者党がライニンゲン公子カール・エミッヒ殿下を「ロシア皇帝ニコライ3世」とし、理屈はともかくとして、ちょっとその宣言にはうんざりしながらも注目していた人も多かったのですが、いつの間にか同党関係者が王室情報サイトを立ち上げていました。
 各国の王室情報やロシアの過去の情報に、自分たちの情報を混ぜ込んでしまおうというものかと思われますので、その辺りはご注意を。

 

 さて、そのサイト。
 英語版の「About-his-highness」のところからですが……

 

 About-his-highness

The Heir to the All-Russian Emperorship,
His Highness Prince of the Imperial Blood Nikolay Kirillovich of Russia,
Prince zu Leiningen.

 「ロシア帝位継承者/ロシア公子・ライニンゲン公子ニコライ・キリロヴィチ殿下」、ということでいいでしょう。

 なぜいつのまにかロシア皇帝ニコライ3世を称するのをやめたのかよくわかりませんが、なぜ称したのかもよくわからないので、考えないことにします。

 

 また、同ページですが、殿下に関することと彼らの立場(動機はともかくとして)がまとめて比較的短く説明されており、一読する価値は……興味があればあるのではないでしょうか。

 

 ここで簡単にわかりやすく説明してしまいますと、彼らがロシア皇帝・ロシア帝室当主としているのは、
 ニコライ2世 → (従弟の)キリル大公 → (長男の)ウラジーミル大公
 という順番になるようで(これはある程度知られていると思いますが)、ここまでは現当主のマリヤ女大公殿下と同じです。

 しかしここから先はロマノフ家協会などの理屈、すなわちウラジーミル大公の結婚は同等身分の結婚ではないため、生まれた子供=マリヤ殿下にはロシア帝位継承権はないとするものです。

 一方で、ウラジーミル大公自身が地位を失うわけではないとします。これはオーストリアのハプスブルク家で、フランツ・フェルディナント大公が貴賤結婚をしながらも次期帝位は失わなかったことを考えれば(暗殺されてしまいましたが)ムチャな主張ではありません。

重要なところ書き忘れていたので追記:
 さて、ウラジーミル大公のあとのことですが、男系男子が消滅するため、「再近親の男系女子・またはその男子優先長幼制子孫を考える」というのがセミ・サリカ法の基本の一つです(他の考え方もあります。セミ・サリカ法は極めてよくわからないものであり、最終的には力で決まるシステムと思ったほうが良いかと)。
 これにより、ウラジーミル大公の長姉であるマリヤ大公女(もちろん現当主のマリヤ殿下とは別人)及びその子孫が対象となります。
 1992年のウラジーミル大公薨去時に、マリヤ大公女及び長男のライニンゲン公エミッヒは故人となっていますので、エミッヒの長男ライニンゲン公子カール・エミッヒ殿下が潜在的なロシア帝位継承者となるわけです(潜在的であるのは、東方正教会の信徒でないことと、ロシア帝室法を守ることや当主となることを誓っていないことにあります)。
 カール・エミッヒ殿下は、二回目の結婚が貴賤結婚だったことにより、ライニンゲン公位継承権を失っていますが、上記のウラジーミル大公と同じく、本人のロシア帝位継承権が失われるわけではない、とするのが彼らの立場です。また、ライニンゲンの称号や敬称は失われていないとしていますが、これについては一般的にもそう扱われていることが多いです(他の家にも例はあります)。

 さらに、ウラジーミル大公は長女のマリヤ殿下を“摂政的地位”としたことについては(このあたり詳しくありませんが結局最終的には後継者になっています)、これはロシア帝室法の観点から見て合法ではないものの、当主が存在しない時期には不明確さが残るとします。が、2013年にカール・エミッヒ殿下が東方正教会の信徒となり、ロシア帝室法を守ることを誓い当主となったことにより、なんの意味もないものとなった、という解釈のようです。

 

 それはさておくとして。

 上記ページでは、三回の結婚のうち、

In 1984, Prince Karl Emich zu Leiningen contracted a dynastic marriage with Princess Hohenlohe-Öhringen (1960–1989), in which their daughter, Princess Cecilia zu Leiningen was born in 1988.

in which his second daughter Theresia zu Leiningen was born.

in which their only son Prince Emich zu Leiningen was born in 2010.

 興味深いのは、2010年に生まれた子息エミッヒ公子殿下について、ロシアに関連する称号の表記がないことが挙げられます。未成年であり、両親が望めば東方正教会への改宗も問題ないことを考えると、三回目の結婚が同等身分間でないことから、ロシアの称号を与えるのを躊躇しているのではないかとも思われます(“ニコライ3世”を躊躇してほしかったですが)。

 二回目の結婚で生まれた次女については、 Princess 表記がなく、母親が貴族ですらないということで問題外扱いなのかもしれません。単にタイプ時に抜けただけかもしれませんが……。

 しかし、一回目の結婚については、これはメディアタイズド・ハウス【シュタンデスヘル】同士の結婚であり、ロシア帝室とライニンゲン家の結婚が同等身分なのであれば、こちらもまた同等身分であるといえます。
 つまり、この結婚で生まれた子供は、(潜在的には)ロシア帝室の一員としての権利を持つ子供、ということになるでしょう。
 ライニンゲン公女ツェツィーリエ殿下(Her Serene Highness Princess Cäcilie of Leiningen)は30歳になっており、もしこのロシア話に興味があれば加わるでしょうし、そうであればロシア公女(Princess of Russia)の称号付きで記述されている可能性が高いでしょう。
 ですが、そのような称号は併記されておらず、残念ながら(?)このようなうさんくさい話には興味がないということかと。

 

※「ロシア公子」「ロシア公女」について

 ロシア帝室では、英語で「Prince」「Princess」にあたる称号を持つのは、皇帝から曾孫以降の(遠縁の)成員であり、大公や大公女より明確にランクが低いものです(敬称も「Imperial Highness」を用いず「Highness」「Serene Highness」を用います)。
 よって「皇子」や「皇女」としてしまうと、そのランクの低さが伝わらないため、当サイトでは「公子」「公女」としています。

 

関連:
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