映像(2020年10月5日):ベルギー王女となったデルフィーヌ・ボエルの記者会見の映像

 ベルギー王女となったデルフィーヌ・ボエルDelphine Boël)ことベルギー王女デルフィーヌ殿下(Her Royal Highness Princess Delphine of Belgium)ですが、10月5日の記者会見の映像がありました。

 なお、タイトルと説明文では、名前がデルフィーヌ・ド・サクス=コブール(Delphine de Saxe-Cobourg)ではなく、デルフィーヌ・ド・サクス=コブール=ゴータ(Delphine de Saxe-Cobourg-Gotha)となっています。
※どちらなのか、混乱が見られます。

 

※フランス語、英語の部分も。
belgabox:
Persmoment – Moment de presse: Delphine de Saxe-Cobourg Gotha – YouTube

 

前ベルギー王アルベール2世陛下の娘であることが確定したデルフィーヌ・ボエルがベルギー王女に(2020年10月)子供二人もジョゼフィーヌ王女殿下とオスカル王子殿下に

 2020年10月1日、ベルギー王国裁判所は、前ベルギー王アルベール2世陛下(His Majesty King Albert II of Belgium)の娘であることが確定したデルフィーヌ・ボエルDelphine Boël)をベルギー王女(Princess of Belgium)であると認めた模様です。
 これにより、ベルギー王女デルフィーヌ殿下(Her Royal Highness Princess Delphine of Belgium)という表記が正式なものとなります。
 これはデルフィーヌ王女殿下側から他の きょうだい と同等の扱いを受けたいという請願が出ていたものを受けての決定です。

※なお、裁判所の判断の理由がはっきり書いていないのですが、そもそも勅令が婚姻外の子供であっても称号と敬称は保有すると解釈できるという見解もあったため、別に裁判所の判断の必要なく(必要なくというか裁判所は事実の確認をしただけでアルベール2世の子供と判断された時点で)王女なのかもしれません。

 またデルフィーヌ王女殿下の二人の子供、ジョゼフィーヌ・オヘアJoséphine O’Hare)とオスカル・オヘアOscar O’Hare)も(O’Hare のベルギーでの発音はよくわかりませんが)、それぞれベルギー王女ジョゼフィーヌ殿下(Her Royal Highness Princess Joséphine of Belgium)、ベルギー王子オスカル殿下(His Royal Highness Prince Oscar of Belgium)となった、ということのようです。

 

 (英語)Daughter of Belgium's former king wins long battle to become princess

 (英語)From illegitimate daughter to Her Royal Highness – Princess Delphine’s road to recognition – Royal Central
 (英語)Belgium gains a new Princess as King Albert’s illegitimate daughter is granted title – Royal Central
 (英語)Why exactly is King Albert’s illegitimate daughter now titled ‘princess’? – Royal Central
 (英語)EDITORS’ DEBATE: Should Delphine become a Princess of Belgium? – Royal Central
 (英語)A muted reaction from Belgium’s press on the appearance of a new princess – Royal Central

 (フランス語)Delphine Boël devient officiellement princesse de Belgique – La Libre
 (オランダ語)Na jarenlange strijd om erkenning: Delphine Boël nu officieel prinses van België | Royalty | Showbizz | HLN

 

 デルフィーヌ王女殿下の姓は、オランダ語ではファン・サクセン=コブルフVan Saksen-Coburg)、フランス語ではド・サクス=コブールDelphine De Saxe-Cobourg)、ドイツ語ではフォン・ザクセン=コーブルクVon Sachsen-Coburg)となるようで(“ゴータ”へ言及している部分もありますが……)、子供二人の姓は引き続きオヘア(O’Hare)のようです(なお、それぞれの言語でどう発音するかはわかりません。最近は言語ごとに変えないことも多いですし……)。

 

 デルフィーヌ王女殿下の、他の きょうだい と同等の扱いを受けたいというのがどの範囲のことを示しているのかはわかりませんが、王室予算はもちろんのこと、もしかしたらベルギー王位継承権におよぶかもしれず、この件はまだまだ続くかもしれません。

 

続報:
 映像(2020年10月5日):ベルギー王女となったデルフィーヌ・ボエルの記者会見の映像 – 世界の王室ニュース
 ベルギー王フィリップ陛下が、異母妹・ベルギー王女と認められたデルフィーヌ殿下と会見(2020年10月)
 前ベルギー王アルベール2世陛下夫妻が、アルベール2世の婚姻外の子供であると確定したベルギー王女デルフィーヌ殿下と会見(2020年10月)

 

結婚式(2020年9月12日):ブルボン=パルマ公子アンリ殿下とオーストリア大公女ガブリエラ殿下。ハプスブルク、ルクセンブルク、リヒテンシュタイン各家から参列者

 2020年9月12日、ブルボン=パルマ公子アンリ殿下(His Royal Highness Prince Henri of Bourbon-Parma)とハプスブルク家/オーストリア大公女ガブリエラ殿下(Her Imperial and Royal Highness Archduchess Gabriella of Austria)の結婚式がおこなわれました。

 アンリ殿下は1991年生まれ。
 ガブリエラ殿下は1994年生まれ。母はルクセンブルク大公女マリー・アストリッド殿下です。
(二人の間には2017年にヴィクトリア嬢が生まれていますが、結婚前の子供となりますので、もちろんパルマ公室の一員とはなりません)

 ガブリエラ殿下は、ルクセンブルク女大公マリー=アデライードのティアラを使用した模様。

 ハプスブルク家、ルクセンブルク大公室、リヒテンシュタイン公室などから多数の参列者があったようです。

 

 (英語)Eurohistory: The Marriage of Prince Henri of Bourbon-Parma and Archduchess Gabriella of Austria
 (英語)Bourbon de Parme & Austria – A true royal match

 (フランス語)Secret de robes de mariée: Gabriella d'Habsbourg-Lorraine et Diane Lelys – Point de Vue
 (フランス語)Gabriella d’Autriche et Henri de Bourbon-Parme, mariage impérial au Tyrol – Point de Vue

 (ルクセンブルク語)RTL – Royal Hochzäit: De Prënz Henri vu Bourbon-Parma huet d'Äerzherzogin Gabriella bestuet

 

Louise G.さんはTwitterを使っています 「#RoyalWedding Exclusive: Archduchess Gabriella of Austria and HRH Prince Henri of Bourbon-Parma tied the knot yesterday at Schloss Tratzberg in Jenbach, Austria. She is wearing The Grand Duchess Adelaide Tiara. https://t.co/jY7gTUNyTN https://t.co/mUvfF5FIYO」 / Twitter

 

N.D. Ilaria A. Lunati AragonaはInstagramを利用しています:「#RoyalWedding HI & RH Archduchess Gabriella d’Austria e HRH Prince Henri of Bourbon-Parma si sono sposati ieri a Schloss Tratzberg in…」

 

⚜️ Madameei ⚜️はInstagramを利用しています:「#RoyalWedding Archduchess Gabriella of Austria, Prince Henri of Bourbon-Parma, their daughter Victoria with Gabriella’s parents Archduke…」

 

参列者:
 司式者の一人、パウル・ハプスブルク司祭(ハンガリー副王系統)

新郎の母:
 ホルスタイン=レドレボー伯爵女リュディア(ホルシュタイン=レドレボルク伯爵女リディア

新婦の父母:
 オーストリア大公カール・クリスティアン殿下と大公妃マリー・アストリッド殿下(ルクセンブルク大公女)

新郎側親族:
 新郎の兄/ブルボン=パルマ公子ミシェル殿下
 新郎の甥(姉の子)マーク・ブルボン=パルマ
 新郎のはとこ夫婦/ジャック・ブルボン=パルマ氏とアンナ=ルイーズ・パルマ夫人
 新郎のはとこ/ジョゼフ・ブルボン=パルマ
 新郎のおば/ホルスタイン=レドレボー伯爵女アントーニア(ホルシュタイン=レドレボルク伯爵女)

新婦側親族:
 新婦の従兄オーストリア大公フランツ=ルートヴィヒ殿下
 新婦の叔母夫婦/ルクセンブルク大公女マルガレータ殿下と夫のリヒテンシュタイン公子ニコラウス殿下
 新婦の従弟ルクセンブルク大公子セバスチャン殿下
 新婦の義兄リンブルク=シュティルム伯爵子ロドルフ

※後で追記します。

 

訃報(2007年3月7日):ローツ=コルスヴァレム公子妃マリー=ルイーズ殿下、薨去(1921~2007)

 2007年3月7日、ローツ=コルスヴァレム公子妃マリー=ルイーズ殿下(Her Serene Highness Princess Marie-Louise of Looz-Corswarem)が薨去した模様です。
 1921年5月29日生まれの85歳。

 ローツ=コルスヴァレム公ティエリー殿下の叔父・故ルネ公子殿下の未亡人。

 

誕生(2020年5月10日):ルクセンブルク大公子シャルル殿下。ルクセンブルク大公世子ギヨーム殿下夫妻の第一子・長男

 2020年5月10日、ルクセンブルク大公室は、ルクセンブルク大公世子ギヨーム殿下(ギヨーム皇太子Guillaume : His Royal Highness The Hereditary Grand Duke of Luxembourg)とルクセンブルク大公世子妃ステファニー殿下(ステファニー皇太子妃Stéphanie : Her Royal Highness The Hereditary Grand Duchess of Luxembourg)の第一子・長男となる、ルクセンブルク大公子シャルル殿下(ナッサウ公子 : ブルボン=パルマ公子 : His Royal Highness Prince Charles of Luxembourg, Prince of Nassau, Prince of Bourbon-Parma)の誕生を発表しました。

 全洗礼名は、シャルル・ジャン・フィリップ・ジョゼフ・マリー・ギヨームCharles Jean Philippe Joseph Marie Guillaume)のようです。

 

Cour Grand-DucaleさんはTwitterを使っています 「Le Couple héritier a la grande joie d’annoncer la naissance de leur fils ce dimanche 10 mai 2020 à 5h13 à la Maternité Grande-Duchesse Charlotte à Luxembourg. Il portera les prénoms de Charles Jean Philippe Joseph Marie Guillaume. L’enfant pèse 3,190 kg et mesure 50 cm. https://t.co/gKefhzeWTi」 / Twitter

 

 (ルクセンブルク大公室 公式サイト)Naissance du premier enfant du Couple héritier – Cour Grand-Ducale de Luxembourg – Mai 2020

THE MARSHALL OF THE COURT COMMUNICATES

The Crown Prince and Crown Princess are delighted to announce the birth of their son at the Maternité Grande-Duchesse Charlotte in Luxembourg on Sunday May 10 2020 at 5:13.

He will be called Charles Jean Philippe Joseph Marie Guillaume.

The child weighs 3,190 kg and is 50 cm.

The Crown Princess and her child are both doing well.

The Crown Prince and the Crown Princess look forward to introducing him to the people of Luxembourg.

※相変わらずというか、英語では Crown Prince と Crown Princess を用いています。

 

 (写真:ルクセンブルク大公室 公式サイト)Nouvelles photos de S.A.R. le Prince Charles – Cour Grand-Ducale de Luxembourg – Juin 2020

 

 (フランス語)Le futur Grand-Duc vient de naître

 

Cour Grand-Ducaleさんが写真を追加しました – Cour Grand-Ducale | Facebook