葬儀(2018年1月11日):スペインのフランコ総統の一人娘/初代フランコ女公爵カルメン・フランコ閣下の葬儀(2018年1月)

 2017年12月29日に薨去した初代フランコ女公爵カルメン・フランコ閣下(ビリャベルデ侯爵夫人【未亡人】 : Carmen Franco, 1st Duchess of Franco : The Most Excellency The Duchess of Franco : マリア・デル・カルメン・フランコ・ポロMaría del Carmen Franco Polo)の葬儀が、2018年1月11日に執り行われたようです。

 

 (スペイン語)Familiares y amigos acuden a la misa funeral para dar el último adiós a Carmen Franco

 

 主な参列者は、

 正統派フランス王位継承者ルイ20世Louis XX)ことアンジュー公ルイ・アルフォンス殿下(His Royal Highness Prince Louis Alfonse of France : Monseigneur The Duke of Anjou)、
 アンジュー公妃マリー・マルグリット殿下(Marie Marguerite : Her Royal Highness The Duchess of Anjou)、
 第一子/長女のフランス王女ウジェニー殿下(Her Royal Highness Princess Eugénie of France)、
 第二子/双子の長男のブルゴーニュ公/フランス皇太子ルイ殿下(His Royal Highness Prince Louis of France, Duke of Burgundy, dauphin de France)、
 第三子/双子の次男のベリー公爵/フランス王子アルフォンス殿下(His Royal Highness Prince Alphonse of France, Duke of Berry)、

 マリア・スリタ・イ・デ・ボルボンMaría Zurita y de Borbón : 現スペイン王フェリペ6世陛下の従妹)、

 ベアトリス・ド・オルレアン=ボルボン(Doña Beatriz d’Orléans-Borbón : ブルボンの、オルレアン男系でスペイン女系の子孫)、

 元ルーゴ公爵ハイメ・デ・マリチャラル(Don Jaime de Marichalar : スペイン王女の元夫)、

 ヴィディン公/ブルガリア王子コンスタンティン=アセン殿下(His Royal Highness Prince Konstantin-Assen of Bulgaria, The Prince of Vidin, Prince of Saxe-Coburg and Gotha, Duke of Saxony)、

 など。

 

訃報(2017年12月30日or31日):オルレアン派フランス王室/クレルモン伯爵フランソワ王子殿下、薨去(1961~2017)パリ伯アンリ殿下の長男

 日付が情報によって違いますが、2017年12月30日または31日に、オルレアン派フランス王室のクレルモン伯爵/フランス王子フランソワ殿下(オルレアン公子 : His Royal Highness Prince François of France, Prince of Orléans, Count of Clermont)が薨去されたようです。
 1961年2月7日生まれの56歳。

 

王室公式サイト:
 (サイト運営が終了しています)(フランス語)Communiqué de Mgr le Comte de Paris | Le Comte de Paris
掲載時URL:http://leblogducomtedeparis.fr/communique-de-mgr-le-comte-de-paris/

 (フランス語:弟:ヴァンドーム公爵ジャン殿下の公式サイト)Prince Jean de France – Décès de S.A.R. le prince François d'Orléans

王党派ブログ:
 (サイト移転により記事の掲載が終了しています)
(フランス語)S.A.R. le prince François de France est décédé cette nuit – Le blog de La Couronne
掲載時URL:http://www.la-couronne.org/actualite-royale/s-a-r-prince-francois-de-france-decede-cette-nuit/
(フランス語)Portrait de S.A.R. le prince François de France, comte de Clermont – Le blog de La Couronne
掲載時URL:http://www.la-couronne.org/actualite-royale/portrait-de-s-a-r-prince-francois-de-france-comte-de-clermont/

一般報道:
 (フランス語)Le prince François d'Orléans est mort à l’âge de 56 ans – Le Parisien

その他:
 (フランス語:ミクロネーション「アラウカニア・パタゴニア王国」“アラウカニア・パタゴニア公スタニスラス殿下”公式ブログ)Communiqué du Prince d' Araucanie. – Royaume d'Araucanie et de Patagonie.
※スタニスラス1世はフランス王ジャン2世の子孫を称しており、系譜の情報も存在します。

 (英語)Prince François of Orléans Dies Aged 56 | The Royal Forums
 (英語)Royal Musings: HRH Prince Francois d'Orléans, Count of Clermont (1961-2017)
 (英語)Royal Musings: Death notice for the Count of Clermont

 

 障碍の問題で、継嗣(フランス皇太子)から外されたと(祖父から)宣言されたり、いやそうではないと(父から)宣言されたりといろいろありましたが、今回薨去されました。

PrinceJeandeFranceさんのツイート: "J'ai la tristesse de vous annoncer le décès de mon frère S.A.R. le prince François d'Orléans survenu ce matin. Je le confie à vos prières.… https://t.co/PlydK5Et2H"

 

インタビュー記事(ポルトガル語):ポルトガル王室当主のブラガンサ公爵ドゥアルテ・ピオ殿下へのインタビュー(2017年12月)

 D. Duarte: ″Para muitos espanhóis não faz sentido a independência de Portugal″

 

 「多くのスペイン人にとって、ポルトガルの独立は無意味(?」というようなタイトルが付けられたポルトガル王室(ブラガンサ家)当主のブラガンサ公爵ドゥアルテ・ピオ殿下(His Royal Highness Duarte Pio, Duke of Braganza)へのインタビュー記事です。
 また、ページ下部では、長男で継嗣のベイラ公/バルセロス公爵/ポルトガル王子アフォンソ殿下(Infante Dom Afonso : His Royal Highness The Prince of Beira, The Duke of Barcelos)へもインタビューされています(動画あり)。インタビューは初めてということです。

 

 以下、気になった内容だけ書いておきます(すごいざっくりと書いた部分ありますけど)。

 ドゥアルテ・ピオ殿下:
「ポルトガル共和国の人々の 30% が大統領制より王制を望んでおり、 70% (先の 30% とあわせて?)が国家は王室に公的な地位を与えるべきと考えている」
※どこの調査の数字かはわかりません。

「(ポルトガルの)王政のモデルはベルギーが良い。王は政府が危機に陥った時に良く動いている」

「(EUの統合が進んで各国の主権が失われていっても)王政は続く」

「カタルーニャの件はポルトガルとは違うが注目している」

「あるポルトガルの政治家が、(スペイン王)ファン・カルロスに『今こそイベリア統合国家の時期では?』(スペインとポルトガルの統合)と要望したが、答えは『それよりもスペインの統合を心配している』だった」
※いつの時期か不明。

(子供たちのうちで君主政に否定的なものはいるか?という質問に)
「いない。私の子供たちはみな賢い」

 

 アフォンソ殿下:
「ポルトガル人は政体を選ぶ権利を持つべき」

(王政復古の国民投票を支持するかという質問に)
「もちろん。ポルトガルは民主政国家」

(選挙にいっているかという質問に)
「王は政治に介入すべきとは考えていない(が)、投票にいけるときはいっている。しかし大統領選挙は別だ」

 

訃報(2017年12月29日):スペインのフランコ総統の一人娘/初代フランコ女公爵カルメン・フランコ閣下、薨去(1926~2017)

 2017年12月29日、スペインの故フランシスコ・フランコ総統の一人娘の初代フランコ女公爵カルメン・フランコ閣下(ビリャベルデ侯爵夫人【未亡人】 : Carmen Franco, 1st Duchess of Franco : The Most Excellency The Duchess of Franco : マリア・デル・カルメン・フランコ・ポロMaría del Carmen Franco Polo)が薨去したとの報道が出ています。
 1926年9月14日生まれの91歳。

 フランコ総統死去の1975年に、スペイン王であることを宣言したファン・カルロス1世陛下によってフランコ公爵(グランデ)の称号を叙爵されました。

 

 (英語)Spanish dictator Franco’s only daughter dies – The Local
 (スペイン語)Muere Carmen Franco tras su lucha contra un cáncer terminal. Noticias de Noticias
 (スペイン語)Muere Carmen Franco y Polo a los 91 años
 (スペイン語)Muere Carmen Franco a los 91 años de edad | loc/famosos
 (スペイン語)Muere Carmen Franco, la única hija del dictador, a los 91 años | Gente y Famosos | EL PAÍS
 (スペイン語)La herencia que deja, la hija del dictador, Carmen Franco Polo
 (スペイン語)Familiares y amigos dan su último adiós a Carmen Franco

 (スペイン語:アンジュー公ルイ・アルフォンス殿下中心の記事)Luis Alfonso de Borbón se despide de su abuela con una emotiva carta

 

 薨去に伴い、現在(2006年制定)のスペイン爵位継承ルールに基づき、(なにも措置がされていなければ)長女のカルメン・マルティネス=ボルディウCarmen Martínez-Bordiú)が二代目のフランコ女公爵となりますが、これは自動的には起こらず、自身による継承の申請と、君主、すなわちスペイン王フェリペ6世陛下の裁可が必要です。しかし、めんどくさいので申請をしない不埒な貴族が多発(?)しており、状況の把握もこれまためんどくさいので、このようなケースでは先代の死去をもって二代目として扱うような書き方をする人もいます。
 また、カルメン・マルチネス=ボルディウの法廷推定相続人は、長男は死去しているので次男の、正統派フランス王位継承者ルイ20世Louis XX)ことアンジュー公ルイ・アルフォンス殿下、そしてその法廷推定相続人はルイ殿下の第一子/長女のフランス王女ウジェニー殿下となっているはずです。
 もちろんこれらは生前に所定の措置を取れば他者が襲爵することも可能です。

 

ルクセンブルク大公アンリ殿下のクリスマスメッセージ(2017年12月)

 ルクセンブルク大公アンリ殿下(Henri : His Royal Highness The Grand Duke of Luxembourg)のクリスマス・メッセージが公開されています。

 (ルクセンブルク大公室公式サイト:映像あり)Discours de Son Altesse Royale le Grand-Duc à la veille de Noël – Cour Grand-Ducale de Luxembourg – Décembre 2017

 (ルクセンブルク語文章)Discours de Noël prononcé par S.A.R. le Grand-Duc (version LU) – Cour Grand-Ducale de Luxembourg – Décembre 2016
 (フランス語版文章)Discours de Noël prononcé par S.A.R. le Grand-Duc (version FR) – Cour Grand-Ducale de Luxembourg – Décembre 2016
 ※なぜか2016年のところに放り込まれていますが……。