動画(フランス語):カストロ系統(旧)両シチリア王室継嗣のマリア・カロリーナ王女殿下と妹のマリア・キアラ王女殿下の特集映像(2022年11月)

 ベルギーの公共放送局 RTBF.be の映像配信サイト Auvio に、カストロ系(旧)両シチリア王室継嗣の、
 カラブリア女公爵/パレルモ女公爵/ブルボン=両シチリア王女マリア・カロリーナ殿下(Her Royal Highness Princess Maria Carolina of Bourbon-Two Sicilies, Duchess of Calabria and Duchess of Palermo)と、
 妹のノート女公爵/カプリ女公爵/ブルボン=両シチリア王女マリア・キアラ殿下(Her Royal Highness Princess Maria Chiara of Bourbon-Two Sicilies, Duchess of Noto and Duchess of Capri)
 に関する特集映像が公開されているようです。
 モナコ公国在住ということでモナコの映像がメイン。モナコ公アルベール2世殿下が前半に一ヶ所だけ映るほか、故グレース公妃の墓所が映ったりもしています。

 

王室公式チャンネルへの転載/
Real Casa di Borbone delle Due Sicilie(両シチリア王室カストロ系統 公式チャンネル):
Reportage de “Gotha” sur les Princesses Maria Carolina et Maria Chiara de Bourbon des Deux Siciles – YouTube

イタリア語字幕付き:
Reportage di “Gotha" sulle Principesse Maria Chiara e Maria Carolina di Borbone delle Due Sicilie – YouTube

 

 もともとの映像はこちらから視聴可能、だと思うのですが、当方の環境では表示されませんでした。埋め込みした映像は再生されました。
 (フランス語)Maria Chiara et Maria Carolina, princesses engagées – Extrait de Gotha du 18.11.22 – Auvio

訃報(2021年7月29日):ブルボン=両シチリア王女マリー=クリスティーヌ殿下、薨去(1933~2021)

 2021年7月29日、ブルボン=両シチリア王女マリー=クリスティーヌ殿下(Her Royal Highness Princess Marie-Christine of Bourbon-Two Sicilies)が薨去した模様です。
 1933年3月15日生まれの88歳。

 傍系の人物で、父・祖父は少なくとも両シチリア王室の一員とみなされていなかったようですが(自称はしていた模様)、スペイン王子でもあった両シチリア王室カラブリア系統当主の故カルロス殿下(2015年没)から王女の称号と殿下の継承を与えられたようです。

 

 (フランス語)Avis de décès de Madame Michel DENIZOT née DE BOURBON SICILES paru le 02/08/2021 dans L'Est Républicain – département Paris – Libra Memoria

婚約発表(2020年5月?):両シチリア王室(カラブリア系統)継嗣ノート公爵ハイメ王子殿下と、英国のリンジー伯爵の娘シャーロット・リンジー=ベスーン令嬢

 両シチリア王室(カラブリア系統)の継嗣/ノート公爵/ブルボン=両シチリア王子ハイメ殿下(Prince Jaime of Bourbon-Two Sicilies : His Royal Highness The Duke of Noto)と、英国のリンジー伯爵ジェームズ・リンジー=ベスーン閣下の娘シャーロット・リンジー=ベスーン令嬢(Lady Charlotte Lindesay-Bethune)の婚約が発表されました。

 ハイメ王子は1992年生まれ。
 シャーロット令嬢は1993年生まれ。

 ハイメ王子は両シチリア王室(カラブリア系統)当主/カラブリア公爵ペドロ王子殿下の長男ですが、結婚前の子供のため、継承を認めないという立場もあります。しかし、特にカラブリア系統内での争いは聞こえてこないので、継承することになるでしょう。

 

 (スペイン語)Jaime de Borbón-Dos Sicilias y Charlotte Lindesay-Bethune se comprometen

 (英語)Prince Jaime de Borbón Dos Sicilias, Duke of Noto and Lady Charlotte Lindesay-Bethune – Engagements Announcements – Telegraph Announcements

 

訃報(2019年11月11日):両シチリア王子アントワーヌ【アントニオ】殿下、薨去(1929~2019)スペイン王室からも称号を得ていた故ガブリエーレ殿下の長男

 2019年11月11日、両シチリア王子アントワーヌ【アントニオ】殿下(His Royal Highness Prince AntoineAntonio】 of Bourbon-Two Sicilies)が薨去した模様です。
 1929年1月20日生まれの90歳。

 

 (英語:両シチリア王室カストロ系統の騎士団の公式サイト)HRH PRINCE ANTOINE OF BOURBON TWO SICILIES' DEMISE – Sito Ufficiale del Sacro Militare Ordine Costantiniano di San Giorgio – Official Site of the Sacred Military Constantinian Order of St George
 (英語)Eurohistory: Death of Prince Antonio of Bourbon-Two Sicilies (1929-2019)

 

 亡父のガブリエーレ殿下は、スペイン帰化によりスペイン王室よりブルボン公子(Prince of Bourbon)及び殿下(Royal Highness)を得ており、長男のアントワーヌ殿下を含むガブリエーレ殿下の子供たちはこの称号と敬称も有効です。

 

 (旧)両シチリア王室は、権利を放棄したとされる年長系統のカラブリア系統(同系統の主張は、権利放棄はスペイン王位を継承した場合に起こるものとのこと)と、その次の年長系統であるカストロ系統の争いが続いていますが、カストロ系統の当主である両シチリア王室当主/カストロ公爵/ブルボン=両シチリア王子カルロ殿下(His Royal Highness Prince Charles【Carlo】 of Bourbon-Two Sicilies, Duke of Castro)は子息がおらず、自身の二人の娘に継承権を与える宣言をしています。なお、これは自身の子孫に関してのみであり、カストロ系統よりも傍系に関しては男系男子限定のルールは変更されていません
 この一件は年来の支持者からも反発を受けているようではあります(どの程度かはよくわかりませんが)。
 娘への継承権付与を無効と考える場合、故ガブリエーレ殿下の系統が権利を持つという考えが一般的で、今回薨去したアントワーヌ殿下は両シチリア王子継承順位第一位だったことになります。
 当人からは生前にコメントはなかったようですが、こういう問題はコロリと状況が変わることもあり、気になるところです。

 

ブルボン=両シチリア王女ベアトリーチェ殿下が、シチリアのサンタ・マリーア・ディ・リコディーアを訪問(2018年9月)

 ブルボン=両シチリア王女ベアトリーチェ殿下(Her Royal Highness Princess Béatrice of Bourbon-Two Sicilies)が、シチリア島のサンタ・マリーア・ディ・リコディーアを訪問したようです。

 同コムーネの長(規模からすると村長みたいなものでしょうか)らと会談。
 記念に、1840年に当時パテルノーに属していたサンタ・マリーア・ディ・リコディーアを独立したコムーネにするとした勅令のコピー(というか活字にして印刷したもの)に署名した模様。
 殿下の高祖父(祖父の祖父)である両シチリア王フェルディナンド2世陛下(Ferdinand II【Ferdinando II】 : His Majesty The King of the Two Sicilies)の統治時代です。

 

YviiTv:
Una principessa a S. M. di Licodia – YouTube

 

 (イタリア語)Una principessa a Santa Maria di Licodia | YVII 24