オマーンのスルタン【国王】ハイサム・ビン・ターリク・アル・サイード陛下が、薨去した英国王室/エディンバラ公爵フィリップ王子殿下への弔意を表明(2021年4月)

 オマーン国スルタン【国王】 “サイイド”・ハイサム・ビン・ターリク・アル・サイード陛下(His Majesty Sayyid Haitham bin Tariq Al Said, Sultan of Oman)は、薨去した英国王室/エディンバラ公爵フィリップ王子殿下(His Royal Highness The Prince Philip, Duke of Edinburgh)への弔意を表明しました。

 

 (アラビア語:オマーン通信)جلالةُ السُّلطان المعظم يعزّي ملكة بريطانيا

 

وكالة الأنباء العمانيةさんはTwitterを使っています 「جلالة السلطان #هيثم_بن_طارق المعظم /أبقاه الله/ يبعث برقية تعزية ومواساة إلى جلالة الملكة إليزابيث الثانية ملكة #المملكة_المتحدة لبريطانيا العظمى وأيرلندا الشمالية ورئيسة الكمنولث في وفاة زوجها صاحب السمو الملكي الأمير فيليب دوق ادنبره. https://t.co/bx6MCfEJ7x」 / Twitter

 

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オマーンの皇太子となったと報道されているジーヤザン・ビン・ハイサム・アル・サイード殿下が、オマーン駐箚カタール大使・カタール公室サーニー家のジャーシム・ビン・アブドルラフマン閣下と会見(2021年3月)

 2021年3月22日、すでにオマーン国の皇太子となったと報道されているスルタン【国王】ハイサム陛下の長男/文化・スポーツ・青年大臣 “サイイド”・ジーヤザン・ビン・ハイサム・アル・サイード殿下(His Highness Sayyid Theyazin【Dhi Yazan】 bin Haitham Al Said)が、オマーン国駐箚カタール国特命全権大使“シャイフ【シェイク】”・ジャーシム・ビン・アブドルラフマン・ビン・ムハンマド・アル・サーニー閣下(His Excellency Sheikh Jassim bin Abdulrahman bin Mohammed al-Thani)と会見しました。

※公営メディアのオマーン通信は、皇太子の肩書を使用していません。

 ジャーシム・ビン・アブドルラフマン閣下は、2020年11月4日にスルタンに信任状を捧呈しています。

 

 (英語)HH Sayyid Theyazin Receives Qatari Ambassador

 

وكالة الأنباء العمانيةさんはTwitterを使っています 「صاحب السمو السيد #ذي_يزن_بن_هيثم آل سعيد وزير الثقافة والرياضة والشباب يستعرض خلال لقائه سعادة الشيخ جاسم بن عبدالرحمن آل ثاني سفير دولة #قطر المعتمد لدى السلطنة العلاقات الثنائية الطيبة بين البلدين الشقيقين ، وبحث أوجه التعاون القائمة بينهما في مختلف المجالات. https://t.co/jp1hzPpJz8」 / Twitter

 

 

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英語(謎の記事):世界の(理屈上というか名目上というか)土地保有面積トップ10の人物たち(2021年3月)

 世界の土地保有面積(個人)トップ10の人物たちを軽く紹介しますよ、というような記事を見つけました。

 所有というか、理屈上持っているという人々のランキングなので、「国の土地はすべて王様のものだ」という(理屈がいちおうあるんじゃないかと思われる)国の君主ばかりになっています。

 

 (英語)These Are The 10 Largest Individual Landholders – ValueWalk

10. King Letsie III of Lesotho
9. King Jigme Khesar Namgyel Wangchuck of Bhutan
8. King Abdullah II of Jordan
7. King Gyanendra of Nepal
6. Sultan of Oman
5. King Maha Vajiralongkorn of Thailand
4. King Mohammed VI of Morocco
3. Pope Benedict
2. King Abdullah of Saudi Arabia
1. Queen Elizabeth II

10位 – レソト王レツィエ3世陛下(His Majesty King Letsie III
9位 – ブータン王ジグミ・ケサル・ナムギャル・ワンチュク陛下(Jigme Khesar Namgyal Wangchuck : His Majesty The King of Bhutan)
8位 – ヨルダン・ハシェミット王国国王アブドッラー2世・イブン・アル・フセイン陛下(アブドゥッラー2世アブドラ国王 : King Abdullah II bin Al-Hussein : His Majesty the King of the Hashemite Kingdom of Jordan)

 国などの面積のランキングみたいなものになっているのでは……という気がして7位を見ると。

7位 – (旧)ネパール王ギャネンドラ陛下(His Majesty King Gyanendra of Nepal)

 記事内容に廃位されたという言及がありません。
 そして廃位に言及がない一方、文章からリンクしている先はアルジャジーラの今年のネパール王政復古運動の記事です。
 参照した情報が古かったでは説明できないおかしさです。

 

 以降、6位~4位は、オマーンのスルタン、タイ王国国王、モロッコ王と続くのですが、なぜか3位に唐突に(前のローマ教皇の)ベネディクト教皇(Pope Benedict)の名前が出てきています。

 そして、2位はサウジアラビア王(追記:故・アブドッラー王の名になってますね)、1位はエリザベス2世陛下、となっています。

婚約(2021年1月):オマーンの皇太子となったと報道されたジーヤザン・ビン・ハイサム・アル・サイード殿下が、従妹のメイヤン・ビント・シハーブ・アル・サイード殿下と婚約

 オマーン国の皇太子となったと報道されたスルタン【国王】ハイサム陛下の長男/文化・スポーツ・青年大臣 “サイイド”・ジーヤザン・ビン・ハイサム・アル・サイード殿下(His Highness Sayyid Theyazin【Dhi Yazan】 bin Haitham Al Said)が、従妹の“サイイダ”・メイヤン・ビント・シハーブ・アル・サイード殿下(Her Highness Sayyida Meyyan bint Shihab Al Said)と婚約したそうです。

 メイヤン殿下の父は国防担当副首相“サイイド”・シハーブ・ビン・ターリク・アル・サイード殿下(His Highness Sayyid Shihab Bin Tariq Al Said)で、いくつかの情報によればスルタンと同母の兄弟だそうです。
 これによりジーヤザン殿下とメイヤン殿下は父方が完全な いとこ同士 ということになりますが、一方母方からも いとこ同士 になるようです。またその母方の家系もサイード王朝の創始者アフマド・ビン・サイード・アル・ブーサイーディーに連なるということで、なかなか強い同族婚ということになるでしょう。

 

 (記事の掲載が終了していますorサイトの運営が終了しています)Oman’s Crown Prince, Theyazin Bin Haitham is engaged – Arabian Royal Agency
掲載時URL:http://arabianroyalagency.com/omans-crown-prince-theyazin-bin-haitham-is-engaged/

أريبيان رويال إيچينسيي.A.R.AはInstagramを利用しています:「خِطْبَة صاحب السمو السيد دي يزن بن هيثم آل سعيد، ولي عهد سلطنة عُمان و صاحبة السمو السيدة ميان بنت شهاب آل سعيد. خالص تهانينا بهذة…」

オマーンのスルタン【国王】ハイサム・ビン・ターリク・アル・サイード陛下の長男、ジーヤザン・ビン・ハイサム・アル・サイード殿下が同国初の皇太子となったとの報道(2021年1月)ただし、実情はいまひとつはっきりせず

 オマーン国のスルタン【国王】となった “サイイド”・ハイサム・ビン・ターリク・アル・サイード陛下(His Majesty Sayyid Haitham bin Tariq Al Said, Sultan of Oman)が、出した勅令に、継承法と皇太子の任命に関するものが含まれています。

 

 (英語)Insights into Royal Decrees 6/2021 and 7/2021

– Setting a specific and stable mechanism for the transfer of power in the Sultanate.

– Sets a mechanism for the appointment of a Crown Prince and outlines his duties, specializations and prerogatives.

 

 これにより長男の文化・スポーツ・青年大臣 “サイイド”・ジーヤザン・ビン・ハイサム・アル・サイード殿下(His Highness Sayyid Theyazin【Dhi Yazan】 bin Haitham al-Said)が同国初の皇太子に任命されたと幅広く報道がなされました。

 

 (英語)Sayyid Dhi Yazan is to be Oman’s crown prince, based on newly-approved mechanism | | AW
 (英語)Oman to get its first crown prince in constitutional overhaul | Oman News | Al Jazeera
 (英語)Dhi Yazan bin Haitham Has Been Appointed as Oman's First Crown Prince
 (英語)Sultan Haitham appoints son Theyazin as Oman’s first Crown Prince | Oman – Gulf News

 

 しかし、一番最初の記事でも出したオマーン公営のオマーン通信(の英語版)配信記事では、ジーヤザン殿下に Crown Prince 表記をする記事が出ず、なんとも落ち着かない状況です。

 2月に入った記事でもこれまでと同様、大臣の肩書の記事が出るのみで、また中東君主家同士の外交上によくある各国の皇太子同士がちょっとしたことで挨拶を送りあうという行動も見られません。

 簡単に言えば、いまだ公式にも周辺国にもジーヤザン殿下を皇太子として扱う動きが見られません。

 これがどういうことなのかよくわかりませんが、すっきりしないことは確かです。

 

 また、気が早い人の中には、ジーヤザン殿下に対して「HRH(His Royal Highness)」表記を使うケースもありますが、いまだオマーン通信ではジーヤザン殿下の敬称表記は「HH(His Highness)」のままです。