洗礼式(2021年8月14日):スウェーデン王子ユリアン【ジュリアン】(ハッランド公爵)の洗礼式。スウェーデン王子カール・フィリップ殿下夫妻の第三子・三男

 2021年8月14日、ハッランド公爵スウェーデン王子ユリアン(Prince Julian of Sweden, Duke of Halland)の洗礼式が、ドロットニングホルム宮殿の王室礼拝堂でおこなわれました。

誕生時の表記では「ジュリアン」をメインにしましたが、今回一部映像を出している Expressen のナレーションでは「ユリアン」にしか聞こえないのでユリアンをメイン表記にします(また変わるかもしれません)。
 (スウェーデン語)Så blir prins Julians dop i Drottningholms slottskyrka

 

 両親、兄二人の他、王族を含む親族が参列。
 司式は、礼拝堂の首席牧師も務める、キリスト教/ルター派/スウェーデン国教会/ストレングネース監督ヨハン・ダルマン座下(Johan Dalman, Bishop of Strängnäs and Chief Court Chaplain)ら。

 

 (英語:スウェーデン王室 公式サイト)Prince Julian's christening – Sveriges Kungahus

 (スウェーデン語:スウェーデン王室 公式サイト)Prins Julian döpt – Sveriges Kungahus
 (主に参列者リスト:スウェーデン語:スウェーデン王室 公式サイト)Gästlista till Prins Julians dop – Sveriges Kungahus

 

 

Kungahuset 🇸🇪(@kungahuset) • Instagram写真と動画

 

 (スウェーデン語)Barnmorskan bjuden på prins Julians dop – här är hela listan
 (英語)Swedish royals gather to see Prince Julian christened in a traditional ceremony | Daily Mail Online

 (英語)Dag Trygsland Hoelseth: Sweden: Christening of Prince Julian, Duke of Halland

 

追加記事&ビデオ:
 (スウェーデン語)De bästa bilderna från prins Julians dop! | Svensk Dam

 なお、同日、ユリアン王子に王立熾天使騎士団の勲章が授与されています(スウェーデンの王族なので、一般的に叙任されたのは誕生と同時に扱われます)。
 同騎士団の881人目の騎士ということになるでしょう。

 

追加2:

PrinsparetはInstagramを利用しています:「Igår döptes vår älskade Julian. Tack för alla lyckönskningar!」

 

追加3:
 動画へのリンク(長さは一時間と少し)。
※2022年2月11日まで視聴可能です
SVT Play

 

追加4:
 上記 SVT の動画ですが、スウェーデン王室公式チャンネルに字幕付きで(主にスウェーデン語、歌などに英語の部分も)転載されました。

Kungahuset(スウェーデン王室 公式チャンネル):
Prins Julian döps – YouTube

 

追加5:
Kungahuset 🇸🇪(@kungahuset) • Instagram写真と動画

南アフリカ伝統的君主:ズールー王ミスズールー陛下が、エスワティニ王(スワジランド王)ムスワティ3世陛下を訪問(2021年8月)

 2021年8月12日、南アフリカ伝統的君主の一人、ズールー王ミスズールー・シンコビレ・カズウェリティニ陛下(His Majesty King Misuzulu Sinqobile kaZwelithini of Zulu)は、母方の叔父にあたるエスワティニ王ムスワティ3世陛下(His Majesty King Mswati III of Eswatini)を訪問したようです。

 ズールー側から、
 ズールー王国の首相的立場にあるブテレジ氏族長マンゴスツ・ブテレジ王子(Prince Mangosuthu Buthelezi, Inkosi of the Buthelezi clan)、
 スラニ・ズールー王子(Prince Thulani Zulu)、
 ムボンギセニ・ズールー王子(Prince Mbongiseni Zulu)、
 らが同行した模様。

 

 (英語)King Misuzulu meets King Mswati

IOL NewsさんはTwitterを使っています 「The King of the Zulu nation King Misuzulu KaZwelithini was officially presented to his uncle King Mswati III, brother to the late Regent Queen Mantfombi Dlamini, as the new King of the Zulu nation. #kingmswati #kingmisuzulu #zuluking https://t.co/e9glmxFN6w」 / Twitter

ガーナ伝統的君主:アシャンティ王オトゥムフオ・オセイ・トゥトゥ2世陛下に、アトウィマ=クワンウォマ地域の青年団が同地の新しい首長の選出を嘆願(2021年8月)

 ガーナ共和国の伝統的君主/アシャンティ王オトゥムフオ・オセイ・トゥトゥ2世陛下(アシャンティ皇帝 : His Royal Majesty Otumfuo Osei Tutu II, King【Emperor】 of the Ashanti Kingdom【Empire of Ashanti】【Asantehene of Asante】, Kumasehene of Kumasi)に対して、同共和国アシャンティ州アトウィマ=クワンウォマ地域の青年団が、同地の新しい首長の選出を嘆願したようです。

 

 (英語)Kwanwoma youth plead with Asantehene to install Chief for the community | News Ghana

 

 上記記事によりますと、2016年に当時の同地の首長(Odikro : アシャンティのさほど格の高くない首長)ナナ・コフィ・アグイェイ4世Nana Kofi Agyei IV)が薨去したことに伴い、首長は空位に。
 そして、同地の開発は停滞し、何人かの個人(有力者?)や氏族長らが適当に土地を売却した結果、葬儀場や市場がどこの誰とも知らない者の手に渡っていたりする模様。
 また、街灯が少ないため、学生らが武装した強盗の被害にあったりもしているようです(街灯程度でどうなるのかという気もしますが……)。
 ともあれ、アシャンティ王によって新首長が選出されなければもうおしまいだという雰囲気に満ちている記事内容です。

 しかし、そこはガーナ共和国アシャンティ州の一部で、地方自治体のようなものが存在するはずなのですが……。
 国や州に対策を求めず、アシャンティ王に首長の選出を求めるというのも、いったいなんのためのガーナ共和国なのか、と不思議な感を覚えます。

ウガンダ伝統的君主:ブガンダ王ロナルド・ムウェンダ・ムテビ2世陛下が、最近関係が悪化しているウガンダ大統領ムセベニ閣下を訪問(2021年8月)

 2021年8月3日、ウガンダ共和国の伝統的君主/ブガンダ王ロナルド・ムウェンダ・ムテビ2世陛下(His Majesty Ronald Muwenda Mutebi II, Kabaka【King】 of Buganda)は、最近関係悪化が伝えられていたウガンダ共和国大統領ヨウェリ・カグタ・ムセベニ閣下(ムセヴェニ大統領 : His Excellency Mr Yoweri Kaguta Museveni)を訪問しました。
 王弟のダウディ・キントゥ・ワサッジャ王子(Prince Daudi Kintu Wasajjaデービッド王子 : Prince David)の仲介による会合実現との情報もあります。
 ブガンダ王には同王国の首相的役職(Katikkiro)にあるチャールズ・ピーター・マイガ閣下(Charles Peter Mayiga)、同王国内のオーガスティン・キズィト・ムトゥムバAugustine Kizito Mutumba)という人物も同行したようです。後者はおそらくブガンダ王が任命する三種に分類される多数の首長たちのリーダー格の一人ではないかと思いますが、世襲かどうかは不明。

 

 さて、ブガンダ王と大統領の関係悪化ですが、これは大統領がマイロ(Mailo)と呼ばれる、ブガンダ王国における土地所有制度を“邪悪”などと攻撃したことによるものです。
 これの詳細はよくわからないのですが、昔の日本で例えると地主と小作人みたいな関係があるのだと思います。ただ、農村部だけでなく都市部までそうなっており、ブガンダ王に属する土地というものが多いのでしょう。
 いったんはこの制度は解体され(というのもブガンダ王国がなくなったため)たのですが、1990年代から大統領がブガンダ王の権威を再構築して利用しようとする考えの一環としてこれを復活させ、さらにブガンダ王へ土地を“返還”する動きを進めていました。

 一方、ブガンダ王の権威向上が、大統領の地位を脅かすこともあり、過去にはブガンダ王を支持する若者が暴動を起こし、大統領からの緊急通話をブガンダ王が拒否したとされる事件までも起きました。
関連:
 ウガンダ伝統的君主:ブガンダ王ロナルド・ムウェンダ・ムテビ2世陛下を支持する若者らが暴動を起こす(2009年9月)

 ともあれ、ブガンダ王の権威を一つの背景として、大統領は選挙などを有利に進めてきたわけですが、今年【2021年】の選挙はついにインチキではないかと公然とアメリカやEUから非難されるに及び、いろいろとバランスを取らねばならなくなった結果、ブガンダ王を非難し、他地域やブガンダ王に対して土地に関する訴訟を起こしている人々からの支持を受けようとしているのではないかと思われます。

 これがどう落ち着くかはわかりませんが、もともとブガンダ王国側が連邦制を求めてきたこともあり、選挙での正統性が疑われる大統領に対して譲歩する必要があまり考えられない気がします。とはいえ、ではどうするかというと、また暴動なのか、ということになりますが。

 

Yoweri K MuseveniさんはTwitterを使っています 「Held a meeting with His Majesty the Kabaka of Buganda Ronald Muwenda Mutebi II at Nakasero State Lodge. His Majesty was in the company of Owek. Charles Peter Mayiga and Prince David Wasajja. We discussed matters of mutual interest. https://t.co/ukvB7VBmfl」 / Twitter

 

Yoweri K MuseveniさんはTwitterを使っています 「I thank His Majesty the Kabaka of Buganda Ronald Muwenda Mutebi II for the courtesy call. https://t.co/EujoCkJkgi」 / Twitter

 

 (英語)Museveni, Kabaka meet after the King’s stinging comments about govt land law proposals – PML Daily

 

 (英語)Inside Museveni-Kabaka meeting – Daily Monitor

Daily MonitorさんはTwitterを使っています 「Inside Museveni-Kabaka meeting The Tuesday meeting between President Museveni and Ronald Muwenda Mutebi, the Kabaka of Buganda, may have taken the latter’s subjects and country by surprise, but not the salient issues on the table More👉https://t.co/wiE6iXjrXM #MonitorUpdates」 / Twitter

 

 ブガンダ王が式典で大統領を批判したという記事。

 (英語)They are not in good faith! Kabaka Mutebi dismisses government land reforms on Mailo land – PML Daily

PML DailyさんはTwitterを使っています 「They are not in good faith! Kabaka Mutebi dismisses government land reforms on Mailo land via @pmldailynews_UG https://t.co/CLStTcpRAT」 / Twitter

誕生(2021年8月3日):ジョアシャン・ミュラ公子殿下。ポンテコルヴォ公夫妻の第一子・長男。ミュラ公の孫。ナポリ王ジョアシャン・ミュラとカロリーヌ・ボナパルトの子孫

 2021年8月3日、ジョアシャン・ミュラ公子殿下(His Highness【His Royal Highness】 Prince Joachim Murat)が誕生したという情報が出ています。

 

 

 この情報によると、ジョアシャン・ジョルジュ・ロラン・ナポレオンJoachim Georges Laurent Napoléon)と名付けられたようです。

 ポンテコルヴォ公ジョアシャン・ミュラ殿下(His Highness【His Royal Highness】 Prince Joachim Murat, Prince of Pontecorvo)とヤスミン妃殿下(Princess Yasmine)の第一子・長男です。
 ポンテコルヴォ公は第8代ミュラ公ジョアシャン・ミュラ殿下の継嗣で、ナポリ王ジョアシャン・ミュラとフランス皇帝ナポレオン1世の妹カロリーヌ・ボナパルトの子孫。
 今回生まれた男子が、将来的に同家の継承者となります。

 

⚠👑🇫🇷 EXCLUSIF : Les photos du prince… – Frederic de Natal | Facebook
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