誕生(2018年2月25日):ユーゴスラビア王子【セルビア王子】ステファン殿下

 2018年2月25日、現在セルビア王室を称する(旧)ユーゴスラビア王室の、
 ユーゴスラヴィア皇太子アレクサンダル2世殿下(His Royal Highness Crown Prince Alexander II of Yugoslavia / Serbia)、
 ユーゴスラヴィア皇太子妃カタリナ殿下(英語ではキャサリン皇太子妃 : Her Royal Highness Crown Princess Katherine of Yugoslavia / Serbia)、
 より、アレクサンダル2世殿下の孫にあたるあらたなユーゴスラビア王子【セルビア王子】ステファン殿下(His Royal Highness Prince Stefan of Yugoslavia / Serbia)の誕生が発表されました。

 

 (英語:セルビア王室公式サイト)THEIR ROYAL HIGHNESSES PRINCE PHILIP AND PRINCESS DANICA WELCOME THEIR FIRST CHILD, A SON STEFAN | The Royal Family of Serbia

 

 ユーゴスラビア王子フィリップ殿下(His Royal Highness Prince Philip of Yugoslavia / Serbia : フィリプ・カラジョルジェヴィッチFilip Karađorđević)とユーゴスラビア王子妃ダニカ殿下(Her Royal Highness Princess Danica of Yugoslavia / Serbia : ダニカ・マリンコヴィッチDanica Marinković)の第一子・長男。

 キリスト教/東方正教会/セルビア正教会の首座/セルビア総主教イリネイ聖下(ペーチ大主教 : ベオグラード・カルロヴツィ府主教 : His Holiness Irinej, Serbian Patriarch, Archbishop of Peć, Metropolitan of Belgrade and Karlovci)の祝福により、聖サヴァ大聖堂【聖サワ大聖堂】では49回もの鐘が鳴り、王室の新たな王子の誕生を祝いました。

 セルビア領域内での王子誕生は、故ユーゴスラヴィア王子トミスラヴ殿下(His Royal Highness Prince Tomislav of Yugoslavia)が1928年に誕生してから90年ぶり。

 

関連:
 2018年2月25日に誕生したユーゴスラビア王子【セルビア王子】ステファン殿下の動画・写真が公開される(2018年3月)

誕生(2018年2月22日?):ハノーファー王女エリザベト殿下(?)、正式発表はまだながらも写真が出ています

 正式発表はまだながらも、ハノーファー王世子エルンスト・アウグスト殿下(Prince Ernst August of Hanover : His Royal Highness The Hereditary Prince of Hanover : エルンスト・アウグスト・エルププリンツ・フォン・ハノーファーErnst August Erbprinz von Hannover)とハノーファー王世子妃エカテリナ殿下(Ekaterina : Her Royal Highness The Hereditary Princess of Hanover : エカテリナ・プリンツェッシン・フォン・ハノーファーEkaterina Prinzessin von Hannover)の間の第一子・長女となる王女が誕生し、写真が報道されています。
 名前は片隅に書かれているだけですがエリザベトElisabeth)となっています。
 正しい情報であれば、すなわち、ハノーファー王女/ブラウンシュヴァイク=リューネブルク公女/グレートブリテン及びアイルランド王女エリザベト殿下(Her Royal Highness Princess Elisabeth of Hanover, Duchess of Brunswick-Lüneburg, Princess of Great Britain and Ireland : エリザベト・プリンツェッシン・フォン・ハノーファーElisabeth Prinzessin von Hannover)となるでしょう。

 

 (ドイツ語:写真1枚)Baby von Ekaterina und Erbprinz Ernst August von Hannover ist da – HAZ – Hannoversche Allgemeine

誕生速報(2018年2月25日):ユーゴスラビア王子【セルビア王子】、公式発表あり。キリスト教/セルビア総主教イリネイ聖下の祝福で聖サヴァ聖堂の鐘は49回|(2018年2月22日)ハノーファー王女、公式発表なし

 というわけで速報気味ですが、記事にしておきます。

 

追記:
 誕生(2018年2月22日?):ハノーファー王女エリザベト殿下(?)、正式発表はまだながらも写真が出ています
 誕生(2018年2月25日):ユーゴスラビア王子【セルビア王子】ステファン殿下 – 世界の王室ニュース

 

 現在セルビア王室を称する(旧)ユーゴスラビア王室の、
 ユーゴスラヴィア皇太子アレクサンダル2世殿下(His Royal Highness Crown Prince Alexander II of Yugoslavia / Serbia)、
 ユーゴスラヴィア皇太子妃カタリナ殿下(英語ではキャサリン皇太子妃 : Her Royal Highness Crown Princess Katherine of Yugoslavia / Serbia)、
 より、アレクサンダル2世殿下の孫にあたるあらたなユーゴスラビア王子【セルビア王子】の誕生が発表されました。

 名前はまだわかりません。

 (英語:セルビア王室公式サイト)THEIR ROYAL HIGHNESSES PRINCE PHILIP AND PRINCESS DANICA WELCOME THEIR FIRST CHILD, A SON | The Royal Family of Serbia

 ユーゴスラビア王子フィリップ殿下(His Royal Highness Prince Philip of Yugoslavia / Serbia : フィリプ・カラジョルジェヴィッチFilip Karađorđević)とユーゴスラビア王子妃ダニカ殿下(Her Royal Highness Princess Danica of Yugoslavia / Serbia : ダニカ・マリンコヴィッチDanica Marinković)の第一子・長男の王子が誕生とのことです。

 キリスト教/東方正教会/セルビア正教会の首座/セルビア総主教イリネイ聖下(ペーチ大主教 : ベオグラード・カルロヴツィ府主教 : His Holiness Irinej, Serbian Patriarch, Archbishop of Peć, Metropolitan of Belgrade and Karlovci)の祝福により、聖サヴァ大聖堂【聖サワ大聖堂】では49回もの鐘が鳴ったようです。これは王室の新たな王子の誕生を祝うための特別な措置であることはいうまでもありません。

 セルビア領域内での王子誕生は、故ユーゴスラヴィア王子トミスラヴ殿下(His Royal Highness Prince Tomislav of Yugoslavia)が1928年に誕生してから90年ぶりとのことです。


 もうひとつは懐妊の話が出ていたハノーファー王室で、2018年2月22日にハノーファー王世子エルンスト・アウグスト殿下(Prince Ernst August of Hanover : His Royal Highness The Hereditary Prince of Hanover : エルンスト・アウグスト・エルププリンツ・フォン・ハノーファーErnst August Erbprinz von Hannover)とハノーファー王世子妃エカテリナ殿下(Ekaterina : Her Royal Highness The Hereditary Princess of Hanover : エカテリナ・プリンツェッシン・フォン・ハノーファーEkaterina Prinzessin von Hannover)の間の第一子・長女となる王女が誕生したとの速報です。

※公式発表はまだです。

 (ドイツ語)Ekatarina + Erbprinz Ernst August von Hannover: Hurra, das Baby ist da! | GALA.de

 

続報:
 誕生(2018年2月22日?):ハノーファー王女エリザベト殿下(?)、正式発表はまだながらも写真が出ています

誕生(2018年2月【スペイン時間21日】【ブラジル時間20日】):ニコラス・スピアマン。オルレアン=ブラガンサ公女アメリア殿下とアレクサンダー・ジェームズ・スピアマン氏【スピアマン準男爵の一族】の次男

 2018年2月の、スペイン時間で21日、ブラジル時間で20日、ニコラス・スピアマンNicholas Spearman)が、スペイン王国マドリードで誕生したとの情報が出ています。

 (旧)ブラジル帝室ヴァソウラス系のオルレアン=ブラガンサ公女アメリア殿下(Her Royal Highness Princess Amélia of Orléans-Braganza)とアレクサンダー・ジェームズ・スピアマン氏(Alexander James Spearman)の次男になります。

※アレクサンダー・ジェームズ・スピアマン氏については、アレクサンダー・スピアマンとだけ表記されている場合と、ジェームズ・スピアマンとだけ表記されている場合があるので、とりあえず両方とも書きました。長男もアレクサンダー・スピアマンですし、一族に多数のアレクサンダー・スピアマンがいます。

 アメリア公女殿下は、結婚に伴い、(旧)ブラジル皇帝位継承権の放棄と、ブラジル皇女【Princess of Brazil】の称号の剥奪がおこなわれており(同等身分結婚=君主の家同士の結婚ではないため)、今回産まれたニコラス・スピアマンにもブラジル皇帝位継承権はありません。
 アレクサンダー・ジェームズ・スピアマン氏は、英国の連合王国準男爵/スピアマン準男爵の一族で、(おそらく)子息ともども準男爵位のリメインダー(継承順位)に並んでいるものと思われます。

 

 (ポルトガル語:ブラジル帝室公式フェースブックアカウント)Pró Monarquia – NASCE O SEGUNDO FILHO DA PRINCESA DONA… | Facebook

ルーマニア王室当主のルーマニア王位守護者マルガレータ陛下が、エリサベタ宮にて新任のルーマニア首相ダンチラ閣下と会見。ルーマニア政府公式サイトは敬称に“陛下”を使用(共和政国家とはいったい?)。エリサベタ宮の居住権問題について現状は不明(2018年2月)

 2018年2月23日、ルーマニア王室当主/ルーマニア王位守護者マルガレータ陛下(Her Majesty Margareta, the Custodian of the Crown of Romania : ルーマニア皇太子マルガレータ殿下 : Her Royal Highness Crown Princess Margareta of Romania)と夫のルーマニア王子ラドゥ殿下(His Royal Highness Prince Radu of Romania)は、エリサベタ宮にて、新任のルーマニア首相ヴィオリカ・ダンチラ閣下(ビオリカ・ダンチラ首相 : Her Excellency Mrs Viorica Dăncilă)と会見、昼食をともにしました。

 これを報じたルーマニア政府公式サイトは、

 (ルーマニア語)Întrevederea premierului Viorica Dăncilă cu Familia Regală a României

Majestatea Sa Margareta, Custodele Coroanei române

 と、ルーマニア王位守護者マルガレータ陛下と表記しています。

 政界からは“陛下”使用に慎重な態度もあったようですが、誰かが押し切ったようです。

 これについてもう少し細かく書いておきますと、そもそも慣習的に(旧)王室の一員として言及される場合の称号・敬称を使用した場合、ルーマニア王女マルガレータ殿下(Her Royal Highness Princess Margareta of Romania : 以下、英語)となります。
 2007年に故ミハイ1世陛下が発布した王室法により、マルガレータ殿下はルーマニア皇太子マルガレータ殿下 : Her Royal Highness Crown Princess Margareta of Romania)の称号・敬称を使用することになり、これが政界にも受け入れられていました(大統領府公式サイトがこの表記を用いたりとか)。
 しかし、2007年王室法は、ルーマニア王室当主に関してもまた、「男であれば『ルーマニア王』『陛下』、女であれば『ルーマニア女王』『陛下』である。ただし別の呼ばれ方を用いることもできる」というようなことを定めており、マルガレータ殿下を(2007年王室法に基づいて)皇太子と呼ぶならば、将来的にはルーマニア女王マルガレータ陛下と呼ぶか、あるいは王室側が用いた呼称を用いるのが筋ということになります(2007年王室法に従わないならば、そもそも皇太子と呼ぶべきではない)。
 ミハイ1世陛下の体調悪化に伴い、ルーマニア王室側は、皇太子のかわりに(たぶん2007年王室法になかったと思いますが未確認)ルーマニア王位守護者(Custodian of the Crown of Romania)の称号をマルガレータ殿下に用いることになります。
 そして昨年【2017年】12月5日に旧ルーマニア王ミハイ1世陛下が崩御したことにより、殿下(Her Royal Highness)の敬称を格上げし、陛下(Her Majesty)を使用しています。ルーマニア女王の称号は使用していませんが、2007年王室法に基づけば、「ルーマニア女王であるが“ルーマニア王位守護者”という称号を使用している」という状態になるかと思います。
 これに対し、「さすがに“陛下”は……」という雰囲気も出る中、ルーマニア議会でおこなわれたミハイ1世陛下への追悼演説で、キリスト教/東方正教会/ルーマニア正教会の首座/ルーマニア正教会総主教、ブカレスト大主教、ムンテニア・ドブロジャ府主教ダニエル聖下(His Beatitude Daniel, Archbishop of Bucharest, Metropolitan of Muntenia and Dobrudgea and Patriarch of the Romanian Orthodox Church)は、率先して“陛下”を使用し、報道関係者も一部追随、政界の対応がどうなるか、という状態でした。

 

 また、今回の首相とマルガレータ陛下の会見がエリサベタ宮にておこなわれたということで、居住権問題がどうなったかもよくわかりません。一時的に使用された可能性もありますが……。

 エリサベタ宮に関しては、昨年【2017年】12月5日に崩御した旧ルーマニア王ミハイ1世陛下崩御後60日(もう過ぎています)でルーマニア政府から王室への使用権限の授与が終了するとなっており、王政復古派および親・王室の政治家が王室の使用延長を求めて活動していました。
 これに対し当時のルーマニア首相ミハイ・トゥドセ閣下(His Excellency Mr Mihai Tudose)は、「王室は他にもいっぱい城を持ってるんだから別にいいじゃん」とその気のない返答をしていましたが、閣僚人事を巡り(との報道)与党「社会民主党【PSD】」党首のリヴィウ・ドラグネア氏(リビウ・ドラグネアLiviu Dragnea)との対立が深刻化し首相を辞任、自分が先に首相官邸を出ていくことになるということになりました。

 

Familia Regalăさんのツイート: "The Custodian of the Crown welcomed the Prime Minister for lunch https://t.co/kW6waG4yKv… "
https://twitter.com/casamsregelui/status/967084784680947713

 

 (英語:ルーマニア王室公式ニュース配信サイト)The Custodian of the Crown welcomed the Prime Minister for lunch | Familia Regală a României / Royal Family of Romania
 (ルーマニア語:ルーマニア王室公式ニュース配信サイト)Prim-ministrul invitat la prânz de Custodele Coroanei | Familia Regală a României / Royal Family of Romania

 

CasaRegalaaRomaniei(ルーマニア王室公式チャンネル):
Custodele Coroanei și Prim-ministrul, întâlnire de lucru – YouTube

 

首相へのインタビュー/
Guvernul României(ルーマニア政府公式チャンネル):
2/23/18: Declaraţii susținute de premierul Viorica Dăncilă la Palatul Elisabeta – YouTube

 

王室関連の報道でよく出てくる方がしゃべってるのみ/
CasaRegalaaRomaniei(ルーマニア王室公式チャンネル):
Prim-ministrul primit în vizită de Majestatea Sa – YouTube