結婚・民事婚(2020年12月12日):ギリシャ・デンマーク王子フィリッポス殿下とニナ・フロアー嬢。スペイン王女クリスティナ殿下が参列

 2020年12月12日、ギリシャ・デンマーク王子フィリッポス殿下(His Royal Highness Prince Philippos of Greece and Denmark)とニナ・フロアー嬢(Nina Flohr)の結婚式がおこなわれたようです。
 フィリッポス殿下は34歳、ニナ嬢は33歳。

 

 (ギリシャ語)Παντρεύτηκε ο πρίγκιπας Φίλιππος την εκλεκτή της καρδιάς του, Δίδα Nina Flohr | Hello Magazine
 (スペイン語)La infanta Cristina y su hija, Irene, entre los invitados a la boda de Philippos de Grecia y Nina Flohr, en ¡HOLA!

 (英語)Peerage News: Prince Philippos of Greece & Denmark weds Nina Flohr

 

 上記の一つ目の記事とその他情報によりますと、結婚式そのものは、新型コロナウイルス感染症【COVID-19】のため、厳しく参列が制限され、新郎の父の(旧)ギリシャ王コンスタンティノス2世陛下(Constantine II of Greece : His Majesty The King of the Hellenes : デンマーク王子 : Prince of Denmark)と新婦の父トーマス・フロアー氏(Thomas Flohrトーマス・フローア)のみの参列のようです。

 ただその後の集まりに、一族は集っているようで、二つ目の記事によれば、スペイン王女クリスティナ殿下(Her Royal Highness Infanta Cristina of Spain)と娘のイレーネ・ウルダンガリン嬢(Irene Urdangarín)が参列したようです。

※コンスタンティノス2世陛下は車椅子に座っており、すでに脚の調子が思わしくないことを感じさせます。

 

関連/

新婦の父トーマス・フロアー氏へのインタビュー記事:
 「ビスタジェット(VistaJet)」創業者トーマス・フローア(Thomas Flohr)に独占インタビュー

 新婦のニナ嬢は一人娘です。

 

アラブ首長国連邦【UAE】に滞在(?)中の前スペイン王ファン・カルロス1世陛下がクリスマスにスペイン帰国予定との観測→政府関係者は何も聞いていないと回答(2020年12月)

 汚職などの疑惑でスペイン王国を離れ、(いろいろと観測はあったものの)最終的にアラブ首長国連邦【UAE】のアブダビに滞在しているらしい前スペイン王ファン・カルロス1世陛下(His Majesty King Juan Carlos I of Spain)ですが、数日前からクリスマスにあわせてスペイン王国への帰国を検討しているというニュースなどが出ているようです。

 政府関係者は今のところ何も聞いていないと回答している模様。

 

 (スペイン語)El Gobierno no tiene "ninguna noticia" de que el Rey Juan Carlos planee regresar a España por Navidad | España

 

 なお、 UAE では、副大統領・首相/ドバイ首長“シャイフ【シェイク】”・ムハンマド・ビン・ラーシド・アル・マクトゥーム殿下(シェイク・モハメド : His Highness Sheikh Mohammed bin Rashid Al Maktoum, Ruler【Emir】 of Dubai)ら有力者が新型コロナウイルス感染症【COVID-19】のワクチンを接種したというニュースが出ています。
 本当に摂取しているなら、時期的な観点と UAE 当局の認可から考えて中国製かロシア製でしょう。
 UAE に滞在していると中国製かロシア製のワクチン接種を迫られる可能性もありうると思っていたので、スペインに戻るかどうかはともかく、逃げた方がいいのではないかと思います。

関連:
 アラブ首長国連邦【UAE】副大統領・首相/ドバイ首長ムハンマド殿下が、新型コロナウイルス感染症【COVID-19】のワクチンを接種(2020年11月)

 

スペイン王フェリペ6世陛下が、自主隔離(2020年11月)新型コロナウイルス感染症【COVID-19】の検査で陽性となった人物と濃厚接触

 スペイン王フェリペ6世陛下(King Felipe VI : His Majesty The King of Spain)は、新型コロナウイルス感染症【COVID-19】の検査で陽性となった人物と濃厚接触したことで、10日間の自主隔離状態に入りました。
 公務はキャンセルとなります。

 

 (英語)Spain's King Felipe in quarantine after close contact with coronavirus case | ロイター
 (英語)King Felipe VI of Spain self-isolating after contact with COVID-19 case | Euronews
 (英語)Covid: King Felipe of Spain in quarantine after contact – BBC News

 

euronews (en español):
Felipe VI permanecerá aislado durante diez días tras tener contacto con un positivo en COVID-19 – YouTube

 

インタビュー記事(スペイン語):カルリスタのスペイン王として、パルマ公カルロス殿下(オランダ王室近親)がインタビューを受ける(2020年11月)

 スペイン語メディアの Vanitatis が、カルリスタのスペイン王としてのパルマ公カルロス殿下(Prince Carlos : His Royal Highness The Duke of Parma and Piacenza)へのインタビュー記事を掲載しています。

 タイトルは「カルリスタのスペイン王:私はフェリペ6世が難しい時期を生きていくと思う」で、概要は「我々は、カルロス・ハビエル・デ・ボルボン=パルマ(パルマ公)と(新型コロナウイルス感染症【COVID-19】の)パンデミック、ファン・カルロス(前スペイン王)のスキャンダルについてどう考えているか、(パルマ公の)息子で継嗣(ピアチェンツァ公カルロス・エンリケ殿下)の教育はどうしているか、について話した」というものですが、冒頭ではいきなり、「1830年にフェルナンド7世がサリカ法を廃止して(将来の)イサベル2世がスペイン王位を継承可能にした時、ブルボンは永遠に分裂した」というやや大げさな始まり方をします。
 そしてイサベル王女の継承を認めない王弟のカルロス王子とそれを支持する人々と政府などとの対立による三度のカルリスタ戦争があったという話は割とあっさり終わり、現代のカルリスタの指導者はパルマ公であるという話と、概要で出た話の詳細になります(念のために追記しておきますと、現時点で特定の人物を奉じないカルリスタ、他の人物を奉じるカルリスタや、すでに君主政を放棄しているカルリスタ、君主政でも共和政でもなんでもいいカルリスタ、も存在します)。
 またパルマ公の継嗣のカルロス・エンリケ殿下がカルリスタのアストゥリアス公だということがわざわざ説明されています。

 その後の話としては、全体的に極めて穏当に、現在のパルマ公の主張や近況の話となっています。ほぼ公式見解のような。
 上記の話の詳細に加えて、家族の話、パルマ公室のマリー・テレーズ【マリア・テレサ】殿下がCOVID-19で薨去した件、スペイン王フェリペ6世夫妻との仲(ぶっちゃけていうと、ブルボンの一族で集まるときや、スペイン王のオランダ訪問時に同席した機会は多いがそんなに深い付き合いはないとのこと)、(従弟の)オランダ王ウィレム=アレクサンダー陛下とは家族ぐるみで良好な関係だが政治や王朝の主張に関する話はしていないことなどの話があります。

 

 (スペイン語)El pretendiente carlista al trono español: "Creo que Felipe VI está viviendo unos momentos muy difíciles"

 

VanitatisさんはTwitterを使っています 「El pretendiente carlista al trono español: "Creo que Felipe VI está viviendo unos momentos muy difíciles" https://t.co/f38D3dT6DC」 / Twitter

 

Vanitatis – El pretendiente carlista al trono español:… | Facebook

 

正統派フランス王位継承者ルイ20世ことアンジュー公ルイ殿下が、オテル・デ・ザンヴァリッドを訪問(2020年9月)

 2020年9月13日、正統派フランス王位継承者ルイ20世Louis XX)ことアンジュー公ルイ・ド・ブルボン殿下(Louis de Bourbon : Monseigneur The Duke of Anjou : ルイス・アルフォンソ・デ・ボルボン・マルチネス=ボルディウ閣下 : The Most Excellent Luis Alfonso de Borbón Martínez-Bordiú)は、オテル・デ・ザンヴァリッド(アンヴァリッド旧・軍病院)を訪問しました。

 この施設は、ルイ14世が傷病兵看護のために計画したものです。
 1671年から計画は始まっていて、動画の表記など見ると、350周年記念式典となっています(一年早い気もしますが、詳細は不明)。

 

Louis de Bourbon, Duc d’Anjou(アンジュー公ルイ・ド・ブルボン 公式チャンネル):
350ème anniversaire de la Fondation des Invalides – YouTube

 

Louis de Bourbon, Duc d’AnjouさんはTwitterを使っています 「Un mois après ma venue, je suis heureux de partager avec vous ces images. Depuis Louis XIV, voilà 350 ans que les invalides sont honorés et soignés à Paris. Je remercie à nouveau le Général de Saint Chamas, gouverneur des Invalides, pour son invitation et son chaleureux accueil https://t.co/QgSX6NLlE8」 / Twitter

 

 (フランス語:正統派のサイト)350 ans de la fondation de l'Hôtel des Invalides – Message de Mgr le Duc d'Anjou

 

Louis de Bourbon, Duc d’AnjouさんはTwitterを使っています 「J'ai maintenu la tradition malgré la situation sanitaire en souvenir de mon ancêtre Louis XIV qui a créé l'institution des Invalides il y a 350 ans. https://t.co/MtrwVBuJ8o」 / Twitter

 

La LégitimitéさんはTwitterを使っています 「Le Prince @louisducdanjou était présent aujourd’hui, en tant qu’aîné des Capétiens et héritier de son ancêtre #LouisXIV, au 350ème anniversaire de la Fondation des Invalides. ••• #France @diocese_armees @INI_Invalides @CEMAT_FR @armeedeterre @EtatMajorFR @Malte_France https://t.co/FOGGFRPaZE」 / Twitter