誕生(2021年8月3日):ジョアシャン・ミュラ公子殿下。ポンテコルヴォ公夫妻の第一子・長男。ミュラ公の孫。ナポリ王ジョアシャン・ミュラとカロリーヌ・ボナパルトの子孫

 2021年8月3日、ジョアシャン・ミュラ公子殿下(His Highness【His Royal Highness】 Prince Joachim Murat)が誕生したという情報が出ています。

 

 

 この情報によると、ジョアシャン・ジョルジュ・ロラン・ナポレオンJoachim Georges Laurent Napoléon)と名付けられたようです。

 ポンテコルヴォ公ジョアシャン・ミュラ殿下(His Highness【His Royal Highness】 Prince Joachim Murat, Prince of Pontecorvo)とヤスミン妃殿下(Princess Yasmine)の第一子・長男です。
 ポンテコルヴォ公は第8代ミュラ公ジョアシャン・ミュラ殿下の継嗣で、ナポリ王ジョアシャン・ミュラとフランス皇帝ナポレオン1世の妹カロリーヌ・ボナパルトの子孫。
 今回生まれた男子が、将来的に同家の継承者となります。

 

⚠👑🇫🇷 EXCLUSIF : Les photos du prince… – Frederic de Natal | Facebook
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訃報(2021年7月29日):ブルボン=両シチリア王女マリー=クリスティーヌ殿下、薨去(1933~2021)

 2021年7月29日、ブルボン=両シチリア王女マリー=クリスティーヌ殿下(Her Royal Highness Princess Marie-Christine of Bourbon-Two Sicilies)が薨去した模様です。
 1933年3月15日生まれの88歳。

 傍系の人物で、父・祖父は少なくとも両シチリア王室の一員とみなされていなかったようですが(自称はしていた模様)、スペイン王子でもあった両シチリア王室カラブリア系統当主の故カルロス殿下(2015年没)から王女の称号と殿下の継承を与えられたようです。

 

 (フランス語)Avis de décès de Madame Michel DENIZOT née DE BOURBON SICILES paru le 02/08/2021 dans L'Est Républicain – département Paris – Libra Memoria

ロシア外務次官がマルタ騎士団を訪問。イタリア王室(アオスタ系統)当主アイモーネ殿下が同席(2021年7月)

 2021年7月27日、ロシア連邦外務次官セルゲイ・ヴァシリエヴィッチ・ヴェルシニン閣下(ヴェルシーニン外務副大臣Sergey Vasilievich Vershinin)はローマのマルタ騎士団本部邸を訪問、マルタ騎士団側のカウンターパートと会談しました。
 マルタ騎士団のロシア・ミッション代表(特命全権大使相当)であるイタリア王室(アオスタ系統)当主/サヴォイア公・アオスタ公爵アイモーネ殿下(His Royal Highness Prince Aimone of Savoy-Aosta, Duke of Savoy and Aosta : His Royal Highness The Duke of Savoy, The Duke of Aosta)が同席した模様。

※マルタ騎士団の本部邸(Magistral Villa)と本部宮殿(Magistral Palace)はイタリアより治外法権を認められています。

 

こちらから見て左がアイモーネ殿下、右が外務次官:
Facebook

 

 (英語:マルタ騎士団 公式サイト)Russian Deputy Minister of Foreign Affairs Received – Order of Malta

記事・動画(英語):abc news による、将来的にイタリア王室(直系)当主になるカリニャーノ女公/サヴォイア公女ヴィットーリア殿下に関する記事(2021年6月)

 アメリカの abc news が、将来的にイタリア王室(直系)当主になるサヴォイア公女ヴィットーリア殿下(カリニャーノ女公 : イヴレーア女侯爵 : Her Royal Highness Princess Vittoria of Savoy, Princess of Carignano, Marquise of Ivrea)に関する記事・動画を掲載しています。

 ヴィットーリア殿下の父エマヌエーレ・フィリベルト殿下のコメントや、対立するアオスタ系統のアイモーネ殿下のコメントも含みます。

 記事の最後は「イタリアに王政復古が起こるとは思えないが」という文章に対し、エマヌエーレ・フィリベルト殿下の “Never say never.” という言葉を添えて終わっています。

 

 (英語)Young princess fights for her claim to the (abolished) throne of Italy – ABC News

 

関連:
 イタリア王室(直系)が継承法を絶対長幼制へ改定へ。サヴォイア公女ヴィットーリア殿下が将来的にイタリア王室当主に(2020年1月)

訃報(2021年6月23日):前のトスカナ大公室系ハプスブルク家当主/レオポルド・フランチェスコ【レオポルト・フランツ】大公殿下が薨去(1942~2021)

 2021年6月23日、前のトスカナ大公室系ハプスブルク家当主/レオポルド・フランチェスコレオポルト・フランツ】大公殿下(His Imperial and Royal Highness Archduke Leopoldo FrancescoLeopold Franz】of Austria, Prince Imperial of Austria, Prince Royal of Hungary and Bohemia, Prince os Tuscany)が薨去したようです。
 1942年10月25日生まれの74歳。

 殿下は1984年~1993年までトスカナ大公室系ハプスブルク家当主の座にありましたが、二度目の結婚が貴賤結婚のため、当主の権利を継嗣のジギスムント殿下に譲っています。

※なお、この二度目の貴賤結婚について、(旧)オーストリア帝室の一員としての権利には最終的には影響を及ぼしておらず、帝室の一員およびオーストリア帝位継承順位の中にに留まっている、と見られていました。また、オーストリア帝室の結婚要件緩和により、トスカナ大公室のほうが厳しくなっており、トスカナ大公室をはなれた人物がオーストリア帝室に留まっていると判断できるケースがあります。

 

 (英語)Tuscan high prince Leopoldo Francesco d’Absburgo-Lorena passed away – Diplomat magazine

 

注記:
 トスカナ大公室公式サイトは更新がほぼない上に、 Adobe Flash に依存していたため、どうなるかわかりません。