インタビュー記事(ポルトガル語):フランス王室オルレアン派のアンジュー公妃/第11代カダヴァル女公爵ディアナ・アルヴァレス・ペレイラ・デ・メロ殿下へのインタビュー(2018年8月)

 ブラジルのメディア「Globo」が、ポルトガル貴族の第11代カダヴァル女公爵で、フランス王室オルレアン派のアンジュー公妃ディアナ・アルヴァレス・ペレイラ・デ・メロ殿下(Diana Álvares Pereira de Melo, 11th Duchess of Cadaval : Her Royal Highness The Duchess of Anjou)へインタビューをおこなったようです。

 

 (ポルトガル語)Duquesa e escritora Diana de Cadaval ensina como tradição e modernidade podem reinar juntas – Jornal O Globo

 

 かなりの長文ですが、内容は、夫のオルレアン公子シャルル=フィリップ殿下の話(最後のほうに一緒に旅行するとえらいめにばかり遭うという話が)や、居城であるカダヴァル宮殿や同家(カダヴァル家(名称がいまいちよくわかりませんが)はブラガンサ王朝分家)の歴史や、現在の妃殿下の活動などです。

 ディアナ妃殿下は、2001年の父の薨去に伴い、異母姉と爵位などの相続を争いましたが、ポルトガル王室(ブラガンサ家)当主のブラガンサ公爵ドゥアルテ・ピオ殿下(His Royal Highness Duarte Pio, Duke of Braganza)の裁定によりカダヴァル公爵位を継承しています。

 

カタール首長タミーム殿下がトルコ大統領エルドアン閣下を訪問、巨額の投資を表明(2018年8月)トルコ系メディアに「カタール恩知らず論」が出た後

 2018年8月15日、カタール国首長“シャイフ”・タミーム・ビン・ハマド・アル・サーニー殿下(シェイク・タミム首長 : His Highness Sheikh Tamim bin Hamad Al Thani, Emir【Amir】 of the State of Qatar)は、トルコ共和国大統領レジェップ・タイップ・エルドアン閣下(His Excellency Mr Recep Tayyip Erdoğan)を訪問しました。
 会談では、カタール側からトルコへ、150億ドル(1兆6000億円以上)の巨額の投資が表明された模様。

 アメリカ合衆国トランプ政権からの圧力により、トルコの経済が混乱・通貨が下落などする中、カタール側からの支援がなにもないことに、エルドアン政権が不満を募らせているという報道が、トルコ系メディアでなされた後のことです。

 2017年カタール外交危機において、カタールはサウジアラビア・UAEをはじめとする国々に圧力を受けましたが(受け続けていますが)、兵を駐留させているトルコはカタール支持を明確にしました。

 

PressTV:
Qatari emir meets Erdogan, pledges $15 billion investment in Turkey – YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=SmKjtQtsCrY

 

 (トルコ語:トルコ大統領府公式サイト)T.C.CUMHURBAŞKANLIĞI : Cumhurbaşkanı Erdoğan, Katar Emiri Şeyh Temim ile görüştü

 

T.C.Cumhurbaşkanlığıさんのツイート: "Cumhurbaşkanı Erdoğan, Katar Emiri Şeyh Temim ile görüştü https://t.co/3oN5a6oiTj… "

تميم بن حمدさんのツイート: "Ümmetin sorunları ve Katar’ın yanında duran Türkiye’nin ve oradaki kardeşlerimizin yayınındayız.… "

Recep Tayyip Erdoğanさんのツイート: "Bugün bir çalışma ziyareti için ülkemize gelen kardeşim @TamimBinHamad ile çok verimli ve olumlu bir görüşme gerçekleştirdik. Kendisini Cumhurbaşkanlığı Külliyesinde ağırlamaktan büyük memnuniyet duydum.… https://t.co/aH15xbwFqU"

Recep Tayyip Erdoğanさんのツイート: "أجرينا اليوم لقاء مثمرا وإيجابيا مع أخي TamimBinHamad@ الذي قدم إلى بلادنا في إطار زيارة عمل، وتشرفت كثيرا باستضافته في المجمع الرئاسي.… https://t.co/2TLeHP8dCs"

Qatar News Agencyさんのツイート: "HH the Amir during a meeting with the Turkish President, at the presidential complex in the capital Ankara this afternoon… https://t.co/PInhJMJrMX"

Cumhurbaşkanı Erdoğan, Katar Emiri Şeyh… – T.C. Cumhurbaşkanlığı | Facebook

 

(もう独立してませんが)ハワイ王国独立175周年・カメハメハ3世の新しい彫像除幕式にオルレアン派フランス王室長女/リヒテンシュタイン公子妃マリー殿下と娘の公女マルガレーテ殿下が参列。ハワイ王室当主(とされる一人)のハワイ王女オワナ・サラザール殿下の招待(2018年7月)

 2018年7月31日、アメリカ合衆国ハワイ州で、ハワイ王カメハメハ3世の新しい彫像の除幕式がおこなわれました。
 また、ハワイ王国独立175周年を祝う意味もあるようです。

※ハワイ王国の独立ですが、175周年ということは、1843年に独立したということであり、その2月に英国人によるハワイ完全接収方針(?)があり、7月31日にそれが退けられ、11月28日に英語で「Anglo-Franco proclamation(英仏宣言?)」と呼ばれる英国政府とフランス政府によるハワイ独立承認があったようです(詳細は調べていませんが)。
 しかし完全な英国領になってたら、現在時点で独立国家になってたような気もします。

 この式典ですが、現在ハワイ王室当主の一人とされるハワイ王女オワナ・サラザール殿下(Her Roya Highness Princess Owana Salazar of Hawaii)の招待により、オルレアン派フランス王室の長女であるリヒテンシュタイン公子妃マリー殿下(オルレアン公女 : フランス王女 : Her Royal Highness Princess Marie of Liechtenstein, Princess of Orléans, Princess of France)と娘の一人のリヒテンシュタイン公女マルガレーテ殿下(Her Serene Highness Princess Margarete of Liechtenstein)が参列したようです。
※マリー妃殿下は、リヒテンシュタイン公子グンダカル殿下と結婚しています。

 今回、オワナ・サラザール殿下がオルレアンを招待したのは、1843年当時が七月王政だからなのかもしれないと思いますが、下記公式サイトには、フランスのフの字もオルレアンのオの字も、招待した話も名前の表記もありません。

 また、殿下の兄弟としてラアヌイLaanui)とカラニKalani)という名前が(オルレアニストのブログの)記事に見えます。
 この名前を一部に持つ兄弟がいるという情報があるのでその二人でしょうか。

 

 (英語:ハワイ王室【ケオウア・ヌイ家】公式サイト:写真あり)Royal Family of Hawaii Official Website | Unveiling the new statue of King Kamehameha III at Thomas Square Park | July 31, 2018

 (URL移転により記事の掲載が終了しています)(フランス語:フランスのオルレアニストのブログ)La Princesse Marie de France aux 175 ans de la restauration de la Monarchie à Hawaï – Le blog de La Couronne
掲載時URL:http://www.la-couronne.org/actualite-royale/la-princesse-marie-de-france-aux-175-ans-de-la-restauration-de-la-monarchie-a-hawai/

 

中央の女性がオワナ・サラザール殿下、向かって右端がマリー妃殿下母娘:
URL移転により記事の掲載が終了し、関係あるかわかりませんが写真も表示されなくなっています)
La Couronneさんのツイート: "La Princesse Marie de France aux 175 ans de la restauration de la Monarchie à Hawaï https://t.co/JQzUt0Nlc4"

 

オワナ・サラザール殿下関連記事:
 インタビュー動画(英語、字幕はポルトガル語):ハワイ王女オワナ・サラザール殿下へのインタビュー動画(2017年3月)

 

記事(アル・アラビーヤ):サウジアラビア王サルマン陛下と孫のアブドルアジーズ王子殿下の写真(2018年8月)

 アル・アラビーヤの記事に、サウジアラビア王国の二聖モスクの守護者国王サルマン・ビン・アブドルアジーズ・アル・サウードサルマーン国王 : The Custodian of the Two Holy Mosques King Salman bin Abdul Aziz Al Saud of Saudi Arabia)と、孫のアブドルアジーズ・ビン・ハーリド・ビン・サルマン・ビン・アブドルアジーズ・アル・サウード王子殿下(His Royal Highness Prince Abdul Aziz bin Khalid bin Salman bin Abdul Aziz Al Saud)の写真が、「Heartwarming ~」と題されて掲載されています。

 

 (英語)Heartwarming pictures show Saudi King Salman with his grandson – Al Arabiya English

※記事中には別のカラーの写真もあります。

Al Arabiya Englishさんのツイート: "Heartwarming pictures show Saudi Arabia's #KingSalman with his grandson Abdul Aziz bin Khalid bin Salman. https://t.co/3Guh4G0ieI… https://t.co/2bGXHdEuXp"

 

 このアブドルアジーズ王子殿下の父は、ハーリド・ビン・サルマン・ビン・アブドルアジーズ・アル・サウード王子殿下(His Royal Highness Prince Khalid bin Salman bin Abdul Aziz Al Saud)で、現在、アメリカ合衆国駐箚サウジアラビア王国特命全権大使。
 ムハンマド・ビン・サルマン・ビン・アブドルアジーズ・アル・サウード皇太子殿下(His Royal Highness Crown Prince Mohammed bin Salman bin Abdul Aziz Al Saud)の全弟にあたるようです。

 

英国女王エリザベス2世陛下が、結婚に伴いハリー王子【ウェールズ公家ヘンリー王子殿下】に叙爵。サセックス公爵、ダンバートン伯爵、キルキール男爵(2018年5月)

 結婚に伴い、英国女王エリザベス2世陛下(Elizabeth II : Her Majesty The Queen)は、英国王室のハリー王子(Prince Harry : ウェールズ公家ヘンリー王子殿下 : His Royal Highness Prince Henry of Wales)を、サセックス公爵(Duke of Sussex)、ダンバートン伯爵(Earl of Dumbarton)、キルキール男爵(Baron Kilkeel)、に叙爵しました。

 サセックス公爵についてはかなり前から取り沙汰されていたものです。

 

 (英語:英国王室公式サイト)Prince Harry and Ms. Meghan Markle: Announcement of Titles | The Royal Family

The Royal Familyさんのツイート: "Prince Harry and Ms. Meghan Markle: Titles Announcement #RoyalWedding https://t.co/wyl0J7eW0g"

 

 これに伴い、ハリー王子はサセックス公爵殿下(His Royal Highness The Duke of Sussex)、メーガン・マークルは(もちろん本日の婚姻成立後に)サセックス公爵夫人殿下(Her Royal Highness The Duchess of Sussex)と表記されることになります。
 しかし、メディアなどで一般的にどう表記されるかは(“プリンス・ハリー”表記の知名度やメーガン・マークル本人の知名度などあり)わかりません。

 将来的に二人の間に子供が生まれた場合、その子供たちは、現段階では1917年の勅令が定めている王子・王女の称号を帯びる範囲に含まれていません(チャールズ皇太子殿下が即位すれば含まれますが)。
 その場合、事前にエリザベス2世陛下より二人の子供を王子・王女とする勅令が出れば、サセックス公爵家(名前)王子or王女殿下(His/Her Royal Highness Prince/ss NAME of Sussex)となりますが、もし勅令が出ない場合、長男はハリー王子の二つ目の高さの爵位であるダンバートン伯爵を儀礼称号として用い、長男以外の子供は、男子は卿【ロード:Lord】、女子は令嬢【レディー:Lady】を用いることになります。