誕生(2019年2月8日):オルレアン公女マリー・アメリー殿下【オルレアン派フランス王室】

 2019年2月8日、オルレアン派フランス王室に、オルレアン公女マリー・アメリー殿下(Her Royal Highness Princess Marie Amélie of Orleans)が誕生したようです。
 ドルー伯爵/オルレアン公子フランソワ殿下とテレーザ妃殿下の第二子・長女となります。

 

Notre famille a accueilli hier une… – Le prince Jean de France | Facebook

 

 (サイト移転により記事の掲載が終了しています)(フランス語)Nouvelle naissance chez le comte et la comtesse de Dreux – Le blog de La Couronne
掲載時URL:https://www.la-couronne.org/actualite-royale/nouvelle-naissance-chez-le-comte-et-la-comtesse-de-dreux/

 (ドイツ語)Theresa von Einsiedel + François d'Orléans sind wieder Eltern geworden | GALA.de

 

 誕生地がスペインのパルマ・デ・マジョルカということです。
 両殿下の、パリ伯アンリ(7世)殿下(1月21日薨去)の葬儀の欠礼はこのためだったのではないかという観測。

 

誕生(2018年12月26日):ユーゴスラビア王女【セルビア王女】ナタリヤ殿下

 2018年12月26日、ユーゴスラビア王女【セルビア王女】ナタリヤ殿下(Her Royal Highness Princess Natalija of Yugoslavia / Serbia)が誕生しました。
 ミハイロ王子殿下(1985年生まれの方)とリュビツァ妃殿下の長女・第一子です。

 

 (英語:セルビア王室公式サイト)PRINCE MIHAILO AND PRINCESS LJUBICA WELCOME THEIR FIRST CHILD, A DAUGHTER NATALIJA | The Royal Family of Serbia

 

訃報(2019年1月?):ジョージア王女【グルジア王女】ダリ殿下、薨去(1942【1939?】~2019)

 グルジンスキー系ジョージア王室【グルジア王室】の公式 Facebook アカウントによりますと、ジョージア王女ダリ殿下(Her Royal Highness Princess Dali of Georgia : ダリ・バグラチオン=グルジンスキー公女 : Prince Dali Bagration-Gruzinskyダリ・バグラチオニ=グルジンスキー公女 : Princess Dali Bagrationi-Gruzinskiダリ・ペトロヴナ・バグラチオン=グルジンスカヤDali Petrovna Bagration-Gruzinskaya)が薨去したようです。

 グルジンスキー系ジョージア王室【グルジア王室】当主/ジョージア皇太子ヌグザル殿下(His Royal Highness Crown Prince Nugzar of Georgia : ヌグザル・バグラチオン=グルジンスキー公子 : Prince Nugzar Bagration-Gruzinskyヌグザル・バグラチオニ=グルジンスキー公子 : Prince Nugzar Bagrationi-GruzinskiBatonishviliTsarevich)の姉です。

 

საქართველოს სამეფო სახლი მწუხარებით… – The Royal House of Georgia საქართველოს სამეფო სახლი | Facebook

 

 2019年1月に告知されていますが、細かい日付は不明。
 また、同殿下の誕生などについては、上記の Facebook アカウントでは1942年生まれとなりそうですが、以前からの情報では1939年10月17日生まれというものがあります。

 男子優先長幼制のジョージア王位継承順位第8位でした(ヌグザル殿下の一番新しい見解では、当主は継嗣を自由に指名できるということになっています)。

 

天皇(明仁)陛下退位後の英語表記の称号が決まっていた模様:上皇【エンペラー・エメリトゥス(Emperor Emeritus)】、上皇后【エンプレス・エメリタ(Empress Emerita)】、皇嗣【クラウン・プリンス(Crown Prince)】(2019年2月)

 昨年秋頃からこの分野のほとんど情報をチェックしていなかったせいか見逃していましたが、天皇陛下(明仁あきひと : Emperor Akihito : His Majesty【His Imperial Majesty】 The Emperor)退位後の英語表記の称号が決まっていたようです。

 

 ご称号とお代替わりの基本用語(日本語・英語) – 公表事項 – 宮内庁
※リンクされているPDFファイルより

上皇陛下 Joko Heika, His Majesty the Emperor Emeritus
上皇后陛下 Jokogo Heika, Her Majesty the Empress Emerita
皇嗣殿下 Koshi Denka, His Imperial Highness the Crown Prince
皇嗣妃殿下 Koshihi Denka, Her Imperial Highness the Crown Princess

 

 つまり、
 上皇 = Emperor Emeritus(エンペラー・エメリトゥス)
 上皇后 = Empress Emerita(エンプレス・エメリタ)
 皇嗣 = Crown Prince(クラウン・プリンス)
 皇嗣妃 = Crown Princess(クラウン・プリンセス)
 ということになるようです。

 上皇をエンペラー・エメリトゥスにしたのは、ローマ・カトリック教会のベネディクト16世聖下(His Holiness Pope Emeritus Benedict XVI)が、辞任後の称号を Pope Emeritus (ポープ・エメリトゥス)にしたのを思い出させます。もっとも、カトリックでは、前職者の称号をエメリトゥス付きのものにするのは普通のことで、他教会にも例はあります。

 上皇后をエンプレス・エメリタにしたのは、うーん、これはどうなんでしょう。この Emerita というのは、要するに Emeritus の女性形なのですが、英語圏でもこの単語を見たことがある人はいるのだろうかというくらい見なさそうな単語のような気がします。つまり Empress Emerita と書いてあると、エメリタという名前の女帝か皇妃に見えるのではないかと。もっとも、現在地上に Empress を称する人間はそんなにはいませんので、そこまで気にすることはありませんが……。

 なお、上皇・上皇后ともに、固い場では上記の単語が用いられるでしょうが、あまりしっかり書かない報道などでは、「former Emperor(前天皇)」「former Empress(前皇后)」とあっさり書かれることも多々あるでしょう。

 そして秋篠宮・同妃両殿下が称号とすることになる皇嗣・皇嗣妃ですが、英語表記では皇太子・皇太子妃と同じく Crown Prince / Crown Princess になるようです(ほかになかったとも思いますが)。
 称号についてはともかく、これに関連して思うのは、秋篠宮家はどうなるのかということです。自然消滅、ということになるんでしょうか。
 眞子内親王殿下(まこ : Her Imperial Highness Princess Mako of Akishino)、佳子内親王殿下(かこ : Her Imperial Highness Princess Kako of Akishino)、悠仁親王殿下(ひさひと : His Imperial Highness Prince Hisahito of Akishino)は、日本語表記では別に秋篠宮を必要としませんが、英語の称号付き表記では Princess Mako of Akishino のようになっていますので、これが削られるかもしれません。

 

関連:
 皇太子(徳仁親王)殿下即位後の秋篠宮(文仁親王)殿下の(日本語の)呼称は「秋篠宮皇嗣殿下(あきしののみやこうしでんか)」となる模様(2019年3月)一般報道では「秋篠宮さま」「皇嗣さま」「秋篠宮皇嗣さま」のどれになるのか。あと英語はどうするんです??

 

訃報(2019年2月15日):エチオピア皇子妃サラ・ギザウ殿下が薨去の模様(1929~2019)

 2019年2月15日、(旧)エチオピア帝室の、ハラール公爵夫人(未亡人)/エチオピア皇子妃サラ・ギザウ殿下(Her Imperial Highness Princess Sara Gizaw, 【Dowager】 Duchess of Harrar)が薨去したという情報が出ています。
 1929年生まれの90歳。

 同殿下は、故マコンネン皇子殿下の未亡人。マコンネン皇子殿下は故ハイレ・セラシエ1世陛下の子息です。

 

 (英語)Ethiopian Royal Family member Princess Sara Gizaw dies at 90
borkenaさんのツイート: "Ethiopian Royal Family member Prince Sara Gizaw dies at 90. https://t.co/3ZEZdSh5Op #PrinceSaraGizaw #Ethiopia #haileselassie"

 

 (英語)Princess Sara Gizaw – Dowager Duchess of Harrar Laid to Rest – News | Orthodoxy Cognate PAGE

 

 葬儀には、キリスト教/オリエント正教会/エチオピア正教会の首座/エチオピア総主教・カトリコス“アブネ”・マティアス1世聖下(His Holiness Abune Mathias I, Patriarch and Catholicos of Ethiopia)が臨席。

 

 サラ・ギザウ妃殿下は、(王室関連では)オランダのオランニェ家騎士団の大十字騎士(デイム・グランド・クラス)、スウェーデンの王立熾天使騎士団【ロイヤル・セラフィム勲章】メンバー(ナンバー728)、に叙されていたようです。