ルクセンブルク大公アンリ殿下、大公世子ギヨーム殿下、大公世子妃ステファニー殿下、大公女アレクサンドラ殿下が新年を祝う催しに臨席(2020年1月)大公妃マリア・テレサ殿下は弟が集中治療室に入ったため公務をキャンセルと発表

 2020年1月16日、ルクセンブルク大公アンリ殿下(Henri : His Royal Highness The Grand Duke of Luxembourg)、ルクセンブルク大公世子ギヨーム殿下(ギヨーム皇太子Guillaume : His Royal Highness The Hereditary Grand Duke of Luxembourg)、ルクセンブルク大公世子妃ステファニー殿下(ステファニー皇太子妃Stéphanie : Her Royal Highness The Hereditary Grand Duchess of Luxembourg)、ルクセンブルク大公女アレクサンドラ殿下(Her Royal Highness Princess Alexandra of Luxembourg, Princess of Nassau, Princess of Bourbon-Parma)は新年を祝う催しに臨席しました。

 

 (フランス語:ルクセンブルク大公室 公式ウェブサイト)Réception du Nouvel An au Palais grand-ducal – Cour Grand-Ducale de Luxembourg – Janvier 2020

※重要追記として、ルクセンブルク大公妃マリア・テレサ殿下(Maria Teresa : Her Royal Highness The Grand Duchess of Luxembourg)は、弟のルイス・メストレ氏(Luis Mestre)が集中治療室【ICU】に入ったため、公務をキャンセルしているとしています。これはこの追記がなければ、余計な憶測が起きかねないということでしょう(すでに起きていますが)。

関連:
 今のところまともに受け取られていない噂:ルクセンブルク大公アンリ殿下に退位の可能性ありとの報道(2020年1月)大公妃マリア・テレサ殿下の行動と政権との衝突

 また、この記事の公開後、ツイッターとフェースブックにそれぞれこの記事へのリンクのある投稿が追加されましたが、どちらも削除されました(現在は写真を減らし再度投稿されています)。
 削除されたのは、どちらも、四人の写真の他は、ローマ・カトリック教会の司教らと会見する三枚の写真が添付されたもので、正直削除理由がよくわかりません。
 退位うんぬんはともかく、大公室が少し落ち着きがないのは確かなようです。

 

※ ↓ 再投稿されたもの:

Cour Grand-DucaleさんはTwitterを使っています: 「A l’occasion du Nouvel An, le Grand-Duc, le Couple héritier et la Princesse Alexandra ont reants de l’ordre judiciaire et le corps diplomatique. ©CGD / M. Dessard https://t.co/SXLF85b3XC」 / Twitter

 

A l’occasion du Nouvel An, Leurs… – Cour Grand-Ducale | Facebook

 

イタリア王室(アオスタ系統)継嗣/プッリャ公爵【称:アオスタ公爵】アイモーネ公子殿下【ロシア在住】の記事(2020年1月)「イタリアが王政復古するとは思わない」

 イタリア王室(アオスタ系統)の継嗣/プッリャ公爵アイモーネ公子殿下(His Royal Highness Prince Aimone of Savoy-Aosta, Duke of Apulia : His Royal Highness The Duke of Aosta)の記事が出ています。

※本人たちは自分たちが正統と主張しているので、すでに父の称号であるアオスタ公爵を使用しています(ときどき忘れてるんじゃないかと思う時がありますが)。

 なお、殿下は、仕事でモスクワに在住しています。ロシアに住み、イタリア王位に興味はないとする記事が出たこともあります。

 イタリア王室(直系)が継承法を絶対長幼制へ改定したことを受けて、アオスタ系統や支持者は反論を発表しましたが、それはそれとして、アイモーネ殿下のコメントを載せた記事が出ました。

 内容というか根本的な立場がはっきりしないのですが、

  • もうどちらが正統かの論争には参加しない
  • イタリアで王政復古があるとは思わない(アオスタ系の支持者団体はガックリきそうですが……
  • イタリア共和国へ忠誠を誓うことを避ける理由はない
  • 二系統(直系とアオスタ系統)はそれぞれの道を進むだけ

 といったところが今回の主な主張だと思うのですが、一方で子供たちが先祖の伝統を受け継ぐことは望んでいるように受け取れます(先祖の伝統を受け継ごうとする限り、正統論争は避けられないのでは……)。

※末尾に追加しておきますが、イタリア王室(直系)継嗣のヴェネツィア公/ピエモンテ公/サヴォイア公子エマヌエーレ・フィリベルト殿下(His Royal Highness Prince Emanuele Filiberto of Savoy, Prince of Venice and Piedmont)がこの記事についてコメントしています。

 

 (イタリア語)Aimone di Savoia-Aosta: «Per ora non alimento la polemica». Intanto è guerra di carte tra i Savoia – Corriere.it

 

Corriere della SeraさんはTwitterを使っています: 「Aimone d’Aosta: «Per ora non alimento la polemica». Intanto è guerra di carte tra i Savoia https://t.co/63dUePuzCJ」 / Twitter

 

Aimone di Savoia — Juan Carlos il suo… – Corriere della Sera | Facebook

 

エマヌエーレ・フィリベルト殿下のコメント:
「アイモーネはいいやつだが、この部分はいただけない:『王政復古は起きないだろうし、イタリア共和国へ忠誠を誓うことを避ける理由はない』。彼は彼の選択をした、しかし私はいつでも腕を広げてすべての君主政イベント(この日曜日でローマでおこなうものを含む)で彼を歓迎するつもりだ」

Aimone è una persona per bene, ma mi… – Emanuele Filiberto | Facebook

 

継嗣/

ベルギー王フィリップ陛下が、ヨルダン王アブドッラー2世陛下と会見(2020年1月)

 2020年1月14日、ベルギー王フィリップ陛下(Philippe of Belgium : Philippe de Belgique : Filip van België : Philipp von Belgien : His Majesty The King of the Belgians)は、欧州歴訪中のヨルダン・ハシェミット王国国王アブドッラー2世・イブン・アル・フセイン陛下(アブドゥッラー2世アブドラ国王 : King Abdullah II bin Al-Hussein : His Majesty the King of the Hashemite Kingdom of Jordan)と会見しました。

 

 (英語:アブドッラー2世国王 公式ウェブサイト)King meets Belgian monarch | King Abdullah II Official Website

 

Belgian Royal PalaceさんはTwitterを使っています: 「Zijne Majesteit Koning Abdullah II van Jordanië werd deze namiddag in audiëntie ontvangen in het Kasteel te Laken. Sa Majesté le Roi Abdallah II de Jordanie à été reçu en audience cet après-midi au Château de Laeken. @RHCJO #BelgianRoyalPalace #MonarchieBe https://t.co/9RXNr8XFTI」 / Twitter

 

Belgian Royal Palace(@belgianroyalpalace) • Instagram写真と動画

 

RHCさんはTwitterを使っています: 「جلالة الملك عبدالله الثاني يعقد لقاء مع جلالة الملك فيليب، ملك مملكة بلجيكا #الأردن His Majesty King Abdullah II meets with King Philippe of Belgium #Jordan https://t.co/SjIq5H22PS」 / Twitter

 

Royal Hashemite Court(@rhcjo) • Instagram写真と動画

 

今のところまともに受け取られていない噂【追記:深刻になってきている気配があります】:ルクセンブルク大公アンリ殿下に退位の可能性ありとの報道(2020年1月)大公妃マリア・テレサ殿下の行動と政権との衝突

 週刊誌(Lëtzebuerger Land)が、ルクセンブルク大公アンリ殿下(Henri : His Royal Highness The Grand Duke of Luxembourg)に退位の可能性ありと報じた、という記事が出ました。

 その理由は、以前少しだけ記事にした、ルクセンブルク大公妃マリア・テレサ殿下(Maria Teresa : Her Royal Highness The Grand Duchess of Luxembourg)の行動に関する問題と、現在の政権との衝突などです。
関連:
 ルクセンブルク政府が大公室人事問題の調査へ(2019年8月)大公妃マリア・テレサ殿下が人事に大幅に介入していた結果問題が生じているという情報

 

 (英語)RTL Today – Waringo report: Allegations surrounding the Grand Duchess as internal report publication looms

RTL TodayさんはTwitterを使っています: 「As the Waringo report looms, an article in Letzebuerger Land claims no one dares confront the Grand Duchess of #Luxembourg https://t.co/KNoAAivetD」 / Twitter

 文末で、

The weekly paper also speculated on the possibility of Grand Duke Henri’s abdication following the publication of the report, based on internal sources at the Palace. It claimed the Hereditary Grand Duke and his wife, who are expecting their first child this spring, would almost be ready to assume their future responsibilities.

「その週刊誌(Lëtzebuerger Land)は、大公室内部からの情報をもとにした記事の公表に続いて、アンリ大公が退位する可能性について述べている。
 大公世子と大公世子妃は最初の子供が春に生まれるので、彼らの将来の責任を引き受ける準備がほとんどできている、と主張」

 ……大公妃殿下の話に関する本当のことはわかりませんが、もうすぐ子供が生まれるから大公世子のギヨーム殿下が即位してもいいよねというのはムチャな……。

関連:
 懐妊:ルクセンブルク大公世子ステファニー殿下が、ルクセンブルク大公世子ギヨーム殿下との第一子を懐妊との発表(2019年11月)2020年5月誕生予定

 ルクセンブルク大公アンリ殿下、大公世子ギヨーム殿下、大公世子妃ステファニー殿下、大公女アレクサンドラ殿下が新年を祝う催しに臨席(2020年1月)大公妃マリア・テレサ殿下は弟が集中治療室に入ったため公務をキャンセルと発表

 

追記:
 自らの行動に関する暴露本を発表しようとした人物を脅し(暴露本を出そうとした本人は「地獄を見た」というようなことをコメントしたとか)金を払って口止めをしたり、パワハラの結果で職員が自殺したという疑惑もあるようです。

 捜査に当たっているジャノ・ワリンゴJeannot Waringo)が首相に提出する報告書(フランス語で Rapport Waringo 、 英語で Waringo Report とか書かれています)の最終的な結果が待たれます。いや、待たれますなんていうノンキな状態なのかどうか……。
 もし大公殿下の退位があれば、それは政府による事実上の廃位でしょう。

 

追記2:

 (英語)RTL Today – Grand Ducal Court: Waringo report completed and submitted to PM on Friday

 1月24日に報告書はベッテル首相に手渡されたとされています。

 

続報:
 ルクセンブルク大公アンリ殿下がメッセージを公開(2020年1月)大公妃マリア・テレサ殿下に関する否定的な報道を強く非難するもの。フランス語の他、ルクセンブルク語、英語、スペイン語が用意され異例
 ルクセンブルク:ワリンゴ報告書が公開される。全般的に他の君主国と比較したシステムの分析や問題点の洗い出しをする生真面目なもの(2020年1月)劣悪な就業環境に関する言及はあるものの、「退位」とか言い出したメディアも大幅にトーンダウン
 ルクセンブルク大公室が、報告書に対する極めて短いメッセージ(2020年1月)

 

スウェーデン王カール16世グスタフ陛下が、スウェーデン王国駐箚の新任の四ヶ国の大使を接受、信任状の捧呈を受ける(2020年1月)

 2020年1月16日、スウェーデン王カール16世グスタフ陛下(Carl XVI Gustaf of Sweden : His Majesty The King)は、スウェーデン王国を駐箚する、新任の四ヶ国(南アフリカ共和国、パナマ共和国、ラオス人民民主共和国、バハマ国)の特命全権大使を接受、信任状の捧呈を受けました。

 

Kungahuset(スウェーデン王室 公式チャンネル):
Högtidliga audienser på Kungliga slottet – YouTube

 

Kungahuset – Högtidliga audienser den 16 januari 2020 | Facebook

 

 (スウェーデン語:スウェーデン王室 公式ウェブサイト)Kungen gav högtidliga audienser för nya ambassadörer – Sveriges Kungahus

 

Kungahuset – I dag lämnade ambassadörerna från Sydafrika,… | Facebook

 

Kungahuset(@kungahuset) • Instagram写真と動画

 

Kungahuset(@kungahuset) • Instagram写真と動画