訃報(2022年9月15日):“サー”・ジョン・ロバート・モウブレー準男爵(第6代)が卒去(1932~2022)卒去に伴い準男爵位は消滅

 2022年9月15日、英国の連合王国準男爵“サー”・ジョン・ロバート・モウブレー準男爵【第6代】(Sir John Robert Mowbray, Bt : 6th Baronet)が卒去したようです。
 1932年3月1日生まれの90歳。

 準男爵には娘三人のみで男子がおらず、また初代準男爵の男系男子も存在していないようで、卒去に伴い、同・準男爵位は消滅しました。

 

 (英語)MOWBRAY – Deaths Announcements – Telegraph Announcements
 (英語)Peerage News: Sir John Robert Mowbray, 6th Baronet 1932-2022

結婚式2回目(2021年9月10日):ティモシー・ヴェスターバーグ氏と、英国王位継承順位 第59位 のフローラ・オギルヴィ嬢が2回目の結婚式

 2021年9月10日、ティモシー・ヴェスターバーグ氏(Timothy Vesterberg)と、フローラ・オギルヴィ嬢(Flora Ogilvy)の2回目の結婚式がおこなわれました。
 フローラ嬢は英国王位継承順位 第59位。
 祖母のアレクサンドラ王女殿下は、英国女王エリザベス2世陛下の従妹にあたります。

 二人は昨年9月26日に挙式していましたが、新型コロナウイルス感染症【COVID-19】のパンデミックの中、非常に制限があったため、今回2回目をおこなったということになるようです。
関連:
 結婚(2020年9月26日):ティモシー・ヴェスターバーグ氏と、英国王位継承順位 第56位 のフローラ・オギルヴィ嬢が結婚

 今回の結婚式は2回目ということになりますが……。
 そもそも宗教的にいえば、去年、規模を大幅に制限したとはいえ、キリスト教/英国国教会の正しい手続きで宗教婚をおこなっているので、今回のものは結婚式ではありません
 日本人の多くの結婚式は、信じてもいないキリスト教の聖堂を模した建物の中で何者だかわからない白人男性の説教を受けておこなう、不思議なイベントです。なので、何回おこなおうとお財布と相談するだけの話ともいえますが、自らをキリスト教信者としている人々や聖職者にとってこの“2回目”の結婚式というのはなんなのかというのは難しい問題です。断言してしまえば、さきほど書いた通り結婚式ではありませんが、それはともかくとして、別にお祝いということでいいんじゃないのかとそういう話でもあります。

※すでに結婚しているので、式前からフローラ・ヴェスターバーグ夫人になりますが、とりあえず今回の記事中ではフローラ・オギルヴィ嬢で通します。

 

 なお、2021年に、英国王位継承順位では上位に三人の子供(リリベット・マウントバッテン=ウィンザーオーガスト・ブルックスバンクルーカス・ティンダル)が生まれ、フローラ嬢の英国王位継承順位は 第56位 から 第59位 に後退しています。

 

 (英語)A royal wedding! Princess Alexandra's granddaughter Flora Ogilvy celebrates nuptials with blessings | Daily Mail Online

 (写真)画像と写真 – Getty Images
 (写真)Flora Ogilvy – Timothy Vesterberg wedding- London – PA Images
 (写真)Queen Elizabeth's Cousin Flora Ogilvy & Timothy Vesterberg Royal Wedding Photos

 

主な参列者:
 アレクサンドラ王女殿下(オギルヴィー令夫人閣下 : Her Royal Highness Princess Alexandra, The Honourable Lady Ogilvy)
 ケント公爵エドワード王子殿下(Prince Edward : His Royal Highness The Duke of Kent)
 ケント公爵家マイケル王子殿下(His Royal Highness Prince Michael of Kent)とマリー・クリスティン妃殿下(Marie Christine : Her Royal Highness Princess Michael of Kent)
 ウェセックス伯爵エドワード王子殿下(Prince Edward : His Royal Highness The Earl of Wessex)とウェセックス伯爵夫人ソフィー妃殿下(Sophie : Her Royal Highness The Countess of Wessex)

※後で少し追記します。

訃報(2021年7月2日):“サー”・リチャード・リー準男爵(第3代)が卒去(1926~2021)

 2021年7月2日、英国の連合王国準男爵“サー”・リチャード・リー準男爵【第3代】(Sir Richard Leigh, Bt : 3rd Baronet)が卒去したようです。
 1936年11月11日生まれの84歳。

 卒去に伴い、弟のクリストファー・リーChristopher Leigh)が第4代のリー準男爵<オルトリンガム>となったようです。

 

 (英語)Peerage News: Sir Richard Henry Leigh, 3rd Baronet 1936-2021

訃報(2021年5月22日):“サー”・デービッド・ブラック準男爵(第3代:ミッドガム)が卒去(1929~2021)同準男爵位は継嗣なく消滅

 2021年5月22日、英国の連合王国準男爵“サー”・デービッド・ブラック準男爵【第3代】(Major Sir David Black, 3rd Baronet)が卒去したようです。
 1929年3月29日生まれの92歳。

 第3代準男爵には娘しかおらず、他の初代準男爵の男系男子もいないため、卒去に伴い、ミッドガムの地名を冠するブラック準男爵位は消滅します。

 

 (英語)BLACK – Deaths Announcements – Telegraph Announcements
 (英語)Peerage News: Major Sir [Robert] David Black, 3rd Baronet, DL 1929-2021

訃報(2021年4月17日):“サー”・デービッド・フィンレー準男爵(第2代)が急死(1963~2021)フィンレー準男爵は1964年叙爵(サッチャー準男爵以外では今のところ最後の叙爵の年)

 2021年4月17日、英国の連合王国準男爵“サー”・デービッド・フィンレー準男爵【第2代】(Sir David Finlay, Bt : 2nd Baronet)が卒去したようです。
 1963年11月16日生まれの57歳。
 Telegraph Announcements では急死とされています。

 フィンレー準男爵は、1964年に叙爵された準男爵位の一つで、1990年叙爵のサッチャー準男爵を除くとこの年を最後に準男爵位の叙爵がなくなっているという状況です。また、細かい日付ではフィンレー準男爵を1964年の最後とするものがありますので、最後から二つ目の準男爵位という言い方もできるでしょう。もちろん、これからの叙爵が絶対にないわけではありませんが……。

 卒去に伴い、子息のトリスタン・フィンレーTristan Finlay)が第3代準男爵となります。

 

 (英語)FINLAY – Deaths Announcements – Telegraph Announcements
 (英語)Peerage News: Sir David Ronald James Bell Finlay, 2nd Baronet 1963-2021