ガーナ伝統的君主:アンロ・エウェ人の祭典を、アシャンティ王、ガ王、クワフ王らが訪問(2022年11月)副大統領も訪問

 ガーナ共和国のアンロ・エウェ人の祭典である Hogbetsotso festival (ホグベツォツォ・フェスティバル : ホグべチョチョ・フェスティバル)がおこなわれました。
 アンロ王トルグブイ・スリ3世陛下(His Royal Majesty Torgbui Sri III, Awoamefia of Anlo)の臨席があったほか、
 アシャンティ王オトゥムフオ・オセイ・トゥトゥ2世陛下(アシャンティ皇帝 : His Royal Majesty Otumfuo Osei Tutu II, King【Emperor】 of the Ashanti Kingdom【Empire of Ashanti】【Asantehene of Asante】, Kumasehene of Kumasi)
 グレーター・アクラ州【大アクラ州】の伝統的君主の一人、ガ王タッキー・テイコ・ツル2世陛下(His Royal Majesty King Nii Dr Tackie Teiko Tsuru II, Gã Mantse【King of the Ga State】)
 イースタン州【東部州】の伝統的君主の一人、クワフ王ダアセブレ・アクアモアー・アギャポング2世陛下(His Royal Majesty Daasebre Akuamoah Agyapong II, Kwahuhene)
 ら多数の伝統的君主の訪問があった模様。
 アシャンティ王によるこの祭典への訪問は、19世紀のコフィ・カリカリ王(Kofi Karikari)以来ということです。アカン人とエウェ人の融和につながる期待もあるようですが……。
 
 ガーナ共和国副大統領マハムドゥ・バウミア閣下(Mahamudu Bawumia)の訪問もあったようです。

 

JoyNews:
2022 Hogbetsotso festival: Vice President, Asantehene, Akuamuhene and Ga Mantse grace event – YouTube

 

JoyNews:
Ga Mantse, Nii Teiko Tsuru II, also present for the 60th Hogbetsotso Za at Anloga. – YouTube

 

JoyNews:
Arrival of Asantehene to Hogbetsotso Za – YouTube

 

JoyNews:
Ga Mantse’s Asafo Troupe at 60th Hogbetsotso celebrations. – YouTube

 

 (英語)Historic Hogbetsotso Festival: Otumfuo, Ga Mantse add colour to event – Graphic Online
 (英語)Otumfuo, Bawumia make historic appearance at Hogbetsotso – Graphic Online
 (英語)Preserving our culture and heritage is a legacy for the future of unborn generations – Bawumia – MyJoyOnline.com
 (英語)The Otumfuo-Awoamefia photo that has social media buzzing

 

2022 Hogbetsotso… – Manhyia Palace Events & Photos | Facebook

エチオピア帝室評議会議長エルミアス・サーレ=セラシエ皇子殿下(エチオピア皇帝ハイレ・セラシエ1世の孫)がジャマイカを長期訪問(2022年10月)総督や要人、ラスタファリアンらと会見

 エチオピア帝室評議会議長のエルミアス・サーレ=セラシエ・ハイレ=セラシエ皇子殿下(His Imperial Highness Prince Ermias Sahle-Selassie Haile-Selassie, President of the Crown Council of Ethiopia)が、ジャマイカを長期訪問しています。
 ナショナル・ヘリテージ・ウィークのスペシャル・ゲストだということです。

 ノーマン・マンレー国際空港では、文化・ジェンダー・娯楽・スポーツ大臣オリビア・グランジ閣下(The Honourable Olivia Grange MP)の出迎えを受け、以後大臣のツイッターに多数写真が掲載されていっているので、今回の接遇担当ということになるのでしょうか。

 後述しますが、ジャマイカの総督・要人からラスタファリ・コミュニティの人々らなどを含む多数の人々との会見があり、国立公園へのハイレ・セラシエ1世の像の設置などが合意されたり、ハイレ・セラシエ1世の影響力の強さはいまだ健在に見えます。
 また、キリスト教/エチオピア正教会の礼拝などにも参列したようです。

 訪問にはサバ・ケベデ妃(Princess Woizero Saba Kebede)や、帝室評議会の関係者が同行しています。

 

 (英語:エチオピア帝室評議会 公式サイト)Crown Council Announces Agreement With Jamaican Government | The Crown Council Of Ethiopia
 ハイレ・セラシエ1世像の設置に関しての、ジャマイカ政府との合意に関する発表です。

 

ジャマイカ到着時/
CVM Television:
Haile Selassie's Grandson in Jamaica For Heritage Week | News | CVMTV – YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=MIF1Tj04rW0

 

ジャマイカ総督“サー”・パトリック・アレン閣下(His Excellency the Most Honourable Sir Patrick Allen ON GCMG CD KStJ)を訪問:
JISNewsさんはTwitterを使っています: 「HIH Prince Ermias Sahle Selassie paid a courtesy call to Governor-General, H.E. Most Hon. Patrick Allen today. The Prince will be staying in Jamaica for a week to take part in several activities as a special guest for National Heritage Week. https://t.co/QpqnkgjPHg」 / Twitter

Hon.Olivia GrangeさんはTwitterを使っています: 「His Excellency the Governor General of Jamica, H.E. Most Hon. Patrick Allen, graciously received HIH Prince Ermias and his delegations at Kings House. #HeritageWeek #Jamaica60 https://t.co/FKq9c9ErMq」 / Twitter

 

ラスタファリアン(?)を訪問/
One Love Jamaica:
Selassie visits Rasta for Heritage Week in Jamaica – YouTube

 

マッキー・コンシャスというアーティストが歌っている映像(後方に殿下と大臣が座っています)/
Mackie Conscious:
Prince Ermias Sahle Selassie rocks – MACKIE CONSCIOUS – YouTube

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ポルトガル王国成立879周年:ポルトガル王室当主/ブラガンサ公爵ドゥアルテ・ピオ殿下がコインブラ市長と共にアフォンソ1世およびサンシュ1世の王墓に献花(2022年10月)

 2022年10月5日、ポルトガル王室(ブラガンサ家)当主のブラガンサ公爵ドゥアルテ・ピオ殿下(His Royal Highness Duarte Pio, Duke of Braganza)は、コインブラ市長ジョゼ・マヌエル・モンテイロ・デ・カルヴァーリョ・エ・シルヴァ閣下(His Excellency Mr José Manuel Monteiro de Carvalho e Silva)は、サンタ・クルース修道院の初代ポルトガル王アフォンソ1世および第2代ポルトガル王サンシュ1世の王墓に献花しました。

 レオン王国からのポルトガル王国独立を認めたサモラ条約(1143年)より879周年となります。

 また、「コインブラと共和国 - プロパガンダから宣言へ」という催しがコインブラの王党派を中心に企画されおこなわれたようです。

 

monarquia.tv:
DIA DA INDEPENDÊNCIA NACIONAL | TRATADO DE ZAMORA – 1143 | COIMBRA | HOMENAGEM | 05.10.2022 – YouTube

※向かって右、おなかのあたりに手をあてているのがドゥアルテ・ピオ殿下

 

Município de CoimbraさんはTwitterを使っています: 「Lançamento de obra “Coimbra e a República – da propaganda à proclamação” e homenagem a D. Afonso Henriques encerraram celebrações do 5 de outubro 📖 https://t.co/p6Xd7FxcpB」 / Twitter

ガーナ伝統的君主:アシャンティ王オトゥムフオ・オセイ・トゥトゥ2世陛下に、アトウィマ=クワンウォマ地域の青年団が同地の新しい首長の選出を嘆願(2021年8月)

 ガーナ共和国の伝統的君主/アシャンティ王オトゥムフオ・オセイ・トゥトゥ2世陛下(アシャンティ皇帝 : His Royal Majesty Otumfuo Osei Tutu II, King【Emperor】 of the Ashanti Kingdom【Empire of Ashanti】【Asantehene of Asante】, Kumasehene of Kumasi)に対して、同共和国アシャンティ州アトウィマ=クワンウォマ地域の青年団が、同地の新しい首長の選出を嘆願したようです。

 

 (英語)Kwanwoma youth plead with Asantehene to install Chief for the community | News Ghana

 

 上記記事によりますと、2016年に当時の同地の首長(Odikro : アシャンティのさほど格の高くない首長)ナナ・コフィ・アグイェイ4世Nana Kofi Agyei IV)が薨去したことに伴い、首長は空位に。
 そして、同地の開発は停滞し、何人かの個人(有力者?)や氏族長らが適当に土地を売却した結果、葬儀場や市場がどこの誰とも知らない者の手に渡っていたりする模様。
 また、街灯が少ないため、学生らが武装した強盗の被害にあったりもしているようです(街灯程度でどうなるのかという気もしますが……)。
 ともあれ、アシャンティ王によって新首長が選出されなければもうおしまいだという雰囲気に満ちている記事内容です。

 しかし、そこはガーナ共和国アシャンティ州の一部で、地方自治体のようなものが存在するはずなのですが……。
 国や州に対策を求めず、アシャンティ王に首長の選出を求めるというのも、いったいなんのためのガーナ共和国なのか、と不思議な感を覚えます。

ガーナ伝統的君主:アシャンティ王オトゥムフオ・オセイ・トゥトゥ2世陛下の記念金貨が12月に発行予定(2021年7月)

 ガーナ共和国の伝統的君主/アシャンティ王オトゥムフオ・オセイ・トゥトゥ2世陛下(アシャンティ皇帝 : His Royal Majesty Otumfuo Osei Tutu II, King【Emperor】 of the Ashanti Kingdom【Empire of Ashanti】【Asantehene of Asante】, Kumasehene of Kumasi)の記念金貨が12月に発行予定だそうです。
 これはガーナ中央銀行によって発行されるもので、陛下のものとしては即位時のものがあるので、2回目ということになりそうです。

 発行理由として記事に一番最初に挙げられているのは、同共和国北部のダグボン王国に関する調停団の代表を務めたことです。
※同王国は複数の王家が対立し、暴力沙汰にまで発展したため、かなり収拾を付けるのが難しかったようです。というか本当に収まったのかどうかもよくわかりません。

 

 (英語)Commemorative gold coin honoring Asante King of Ghana launch December

Modern GhanaさんはTwitterを使っています 「Commemorative gold coin honoring Asante King of Ghana launch December https://t.co/P9PZWGkIGF」 / Twitter