ノルウェー王ハーラル5世陛下が公務に復帰している模様(2021年4月)

 見逃していましたが、2021年4月10日付の王室 公式サイトの記事で、ノルウェー王ハーラル5世陛下(Harald V of Norway : His Majesty The King)は4月12日より公務に復帰するとの情報が出ています。
 ハーラル5世陛下は、入院を含む体調不良により、ホーコン皇太子殿下が摂政皇太子(Crown Prince Regent)として代行をしていました。

 すでに12日を数日過ぎ、またこの間にホーコン皇太子殿下の記事の称号から摂政を含む語句が削られているので、滞りなく公務復帰となっているのでしょう。

 

 (ノルウェー語:ノルウェー王室 公式サイト)Hans Majestet Kongen gjenopptar sine plikter – Det norske kongehus

訃報(2021年4月9日):カメルーン伝統的君主/バムン王の妹、ラビアトゥ・ンジョーヤ王女が薨去(1945~2021)“MomaMfon”と呼ばれる王の顧問・共同相続人(?)の地位にあった模様

 2021年4月9日、カメルーン伝統的君主の一人、バムン王イブラヒム・ンボンボ・ンジョーヤ陛下の妹、ラビアトゥ・ンジョーヤ王女(Princess MomaMfon Rabiatou Njoya)が薨去したようです。
 1945年4月9日生まれの75歳。

 モマムフォン(MomaMfon)という称号を有していたようです。
 これは、バムン王の顧問であり、共同相続人とされていますが……王の共同相続人ならその人も王(女王)になるのでは……という疑問がわくところです。
 想像ですが、アフリカの複数地域で、クイーン・マザー(Queen Mother)と英訳されている、必ずしも王の母に限らない王の一族の女性が就く地位と同系統のものなのではないかと思います。

 

 (フランス語)Nécrologie : mort de la sœur du Sultan Mbombo Njoya

 

 (英語)Princess MomaMfon Rabiatou Njoya of Bamoun, Cameroon passes on – THE AFRICAN ROYAL FAMILIES

The African Royal FamiliesさんはTwitterを使っています 「Princess MomaMfon Rabiatou Njoya https://t.co/3zeV2z7KFT」 / Twitter

英国王室/エディンバラ公爵フィリップ王子殿下の葬儀に参列する30名についての報道(2021年4月)

  BBC が、薨去した英国王室/エディンバラ公爵フィリップ王子殿下(His Royal Highness The Prince Philip, Duke of Edinburgh)の葬儀に参列する30名を含めて、葬儀の詳細についてなどを報じています。

 参列者には、すでに報じられたドイツ系君主家の三名が含まれるほかは、海外王室関係からの参列はないようです。
 また、エリザベス2世陛下の従弟のひとり、ケント公爵家マイケル王子殿下の名前はありません。
 30人目がマウントバッテン・オブ・バーマ伯爵夫人の参列となっているのも少し不思議ではあります。

 

 (英語)Who is going to Prince Philip's funeral? – BBC News
 (英語)Prince Philip: Duke's four children to walk alongside coffin at funeral – BBC News

The Queen
The Prince of Wales
The Duchess of Cornwall
The Duke of Cambridge
The Duchess of Cambridge
The Duke of Sussex
The Duke of York
Princess Beatrice
Edoardo Mapelli Mozzi
Princess Eugenie
Jack Brooksbank
The Earl of Wessex
The Countess of Wessex
Lady Louise Windsor
Viscount Severn
The Princess Royal
Vice Admiral Sir Timothy Laurence
Peter Phillips
Zara Tindall
Mike Tindall
Earl of Snowdon
Lady Sarah Chatto
Daniel Chatto
Duke of Gloucester
Duke of Kent
Princess Alexandra
Bernhard, Hereditary Prince of Baden
Prince Donatus, Landgrave of Hesse
Prince Philipp of Hohenlohe-Langenburg
The Countess Mountbatten of Burma

  1. (フィリップ殿下の夫)英国女王エリザベス2世陛下(Elizabeth II : Her Majesty The Queen)
  2. (フィリップ殿下の長男)ウェールズ公チャールズ皇太子殿下(Prince Charles : His Royal Highness The Prince of Wales)
  3. (チャールズ皇太子殿下の妻)コーンウォール公爵夫人カミラ妃殿下(Camilla : Her Royal Highness The Duchess of Cornwall)
  4. (チャールズ皇太子殿下の長男)ケンブリッジ公爵ウィリアム王子殿下(Prince William : His Royal Highness The Duke of Cambridge)
  5. (ウィリアム王子殿下の妻)ケンブリッジ公爵夫人キャサリン妃殿下(Catherine : Her Royal Highness The Duchess of Cambridge)
  6. (チャールズ皇太子殿下の次男)サセックス公爵ヘンリー王子(殿下)(Prince Henryハリー王子 : Prince Harry : (His Royal Highness) The Duke of Sussex)
  7. (フィリップ殿下の次男)ヨーク公爵アンドルー王子殿下(Prince Andrew : His Royal Highness The Duke of York)
  8. (アンドルー王子殿下の長女)ベアトリス王女殿下、エドアルド・マペッリ・モッツィ夫人(Her Royal Highness Princess Beatrice, Mrs Edoardo Mapelli Mozzi)
  9. (ベアトリス王女殿下の夫)エドアルド・マペッリ・モッツィ氏(Edoardo Mapelli Mozzi
  10. (アンドルー王子殿下の次女)ユージェニー王女殿下、ジャック・ブルックスバンク夫人(Her Royal Highness Princess Eugenie, Mrs Jack Brooksbank)
  11. (ユージェニー王女殿下の夫)ジャック・ブルックスバンク氏(Jack Brooksbank
  12. (フィリップ殿下の三男)ウェセックス伯爵エドワード王子殿下(Prince Edward : His Royal Highness The Earl of Wessex)
  13. (エドワード王子の妻)ウェセックス伯爵夫人ソフィー妃殿下(Sophie : Her Royal Highness The Countess of Wessex)
  14. (エドワード王子殿下の娘)ルイーズ・ウィンザー令嬢(The Lady Louise Windsor
  15. (エドワード王子殿下の息子)セヴァーン子爵ジェームズJames, Viscount Severn)
  16. (フィリップ殿下の娘)プリンセス・ロイヤル殿下(Her Royal Highness The Princess Royal : アン王女 : Princess Anne
  17. (アン王女殿下の夫)“サー”・ティモシー・ローレンス海軍中将(Vice Admiral Sir Timothy Laurence
  18. (アン王女殿下の息子)ピーター・フィリップス氏(Peter Phillips
  19. (アン王女殿下の娘)ザラ・ティンダル夫人(Zara Tindall
  20. (ザラ・ティンダル夫人の夫)マイク・ティンダル氏(Mike Tindall
  21. (エリザベス2世陛下の甥)第2代スノードン伯爵デービッド・アームストロング=ジョーンズ閣下(David Armstrong-Jones : The Right Honourable The Earl of Snowdon)
  22. (エリザベス2世陛下の姪)サラ・チャット令夫人(Lady Sarah Chatto
  23. (サラ・チャット令夫人の夫)ダニエル・チャット氏(Daniel Chatto
  24. (エリザベス2世陛下の従弟)グロスター公爵リチャード王子殿下(Prince Richard : His Royal Highness The Duke of Gloucester)
  25. (エリザベス2世陛下の従弟)ケント公爵エドワード王子殿下(Prince Edward : His Royal Highness The Duke of Kent)
  26. (エリザベス2世陛下の従妹)アレクサンドラ王女殿下(オギルヴィー令夫人閣下 : Her Royal Highness Princess Alexandra, The Honourable Lady Ogilvy)
  27. (フィリップ殿下の姉セオドラ殿下の孫)バーデン大公世子ベルンハルト殿下(ツェーリンゲン公子 : His Royal Highness【His Grand Ducal Highness】 Hereditary Prince Bernhard of Baden, Duke of Zähringen : ベルンハルト・エルププリンツ・フォン・バーデン・ヘルツォーク・フォン・ツェーリンゲンBernhard Erbprinz von Baden Herzog von Zähringen
  28. (フィリップ殿下の母アリス殿下の出身バッテンベルク家本家筋)ヘッセン家当主/ヘッセン方伯ドナトゥス殿下(Donatus : His Royal Highness The Landgrave of Hesse : ハインリヒ・ドナトゥス・プリンツ・ウント・ラントグラーフ・フォン・ヘッセンHeinrich Donatus Prinz und Landgraf von Hessen
  29. (フィリップ殿下の姉マルガリタ殿下の孫)ホーエンローエ=ランゲンブルク公フィリップ殿下(Philipp : His Serene Highness The Prince of Hohenlohe-Langenburg : フィリップ・フュルスト・ツー・ホーエンローエ=ランゲンブルクPhilipp Fürst zu Hohenlohe-Langenburg
  30. (フィリップ殿下の従妹の息子/第3代マウントバッテン・オブ・バーマ伯爵の妻)マウントバッテン・オブ・バーマ伯爵夫人ペネロペ・ナッチブル閣下(Penelope Knatchbull : The Countess Mountbatten of Burma)

追記:
 ケント公爵エドワード王子殿下とアレクサンドラ王女殿下はエリザベス2世陛下のいとこであるほかに、ギリシャ王室の系譜からフィリップ王子殿下の従妹の子供ということになります。
 フィリップ王子殿下とヘッセン方伯ドナトゥス殿下の関係ですが、バッテンベルクがヘッセンの貴賤結婚の子孫であることの他に、ドナトゥス殿下の祖父の弟クリストフ殿下がフィリップ殿下の姉ソフィア殿下と結婚をしていること、ドナトゥス殿下の高祖父(祖父の祖父)ヘッセン方伯フリードリヒ殿下がフィリップ殿下の曾祖母ルイーセ陛下(デンマーク王クリスチャン9世の王妃)の弟にあたるという関係があるようです。

 

追記2:
 Daily Express が30人の写真をまとめて掲載していたのでリンクしておきます。

Daily Express(@dailyexpress) • Instagram写真と動画

 

関連:
 葬儀(2021年4月17日):英国王室/エディンバラ公爵フィリップ王子殿下の葬儀

 バーデン大公世子ベルンハルト殿下、ヘッセン方伯ドナトゥス殿下、ホーエンローエ=ランゲンブルク公フィリップ殿下が、薨去した英国王室/エディンバラ公爵フィリップ王子殿下の葬儀に参列するために自主隔離に入っているとする情報(2021年4月)

デンマーク女王マルグレーテ2世陛下が、英国王室/エディンバラ公爵フィリップ王子殿下の葬儀当日(4月17日)にアマリエンボー宮殿での半旗掲揚を決定(2021年4月)

 デンマーク女王マルグレーテ2世陛下(Margrethe II of Denmark : Her Majesty The Queen)は、薨去した英国王室/エディンバラ公爵フィリップ王子殿下(His Royal Highness The Prince Philip, Duke of Edinburgh)の葬儀(2021年4月17日)当日に、デンマークのアマリエンボー宮殿にて弔意表明のための半旗掲揚をおこなうことを決定しました。

 

 (英語:デンマーク王室 公式サイト)Display of flags in connection with HRH Prince Philip’s funeral | The Danish Monarchy – Front Page

 ノルウェー王ハーラル5世陛下(Harald V of Norway : His Majesty The King)も半旗掲揚を決めているため、グリュックスブルク王朝の男系男子であるフィリップ殿下に対し、グリュックスブルク王朝の君主の足並みがそろった感があります。

 

関連:
 ノルウェー王ハーラル5世陛下が、薨去した英国王室/エディンバラ公爵フィリップ王子殿下への弔意を表明(2021年4月)王宮バルコニーにて本日と葬儀当日の半旗掲揚を決定

66歳(2021年4月13日):ウガンダ伝統的君主/ブガンダ王ロナルド・ムウェンダ・ムテビ2世陛下が66歳を迎える。式典では「ワクチンに関する正しい情報」の重要性が述べられる。ウガンダ副大統領セカンディ閣下らが参列

 2021年4月13日、ウガンダ共和国の伝統的君主/ブガンダ王ロナルド・ムウェンダ・ムテビ2世陛下(His Majesty Ronald Muwenda Mutebi II, Kabaka【King】 of Buganda)は66歳を迎え、シルヴィア王妃らとともに式典に臨みました。

 式典では、同王国の首相的役職(Katikkiro)にあるチャールズ・ピーター・マイガ閣下(Charles Peter Mayiga)がブガンダ王のメッセージを読み上げたようです。
 ウガンダでは、到着したワクチンをはるかに下回る量しか接種が進んでおらず、メッセージには「ソーシャルメディアなどの誤った情報ではなく、正しい情報をもとに判断すべき」というような内容が含まれていた模様。

 ウガンダ共和国副大統領エドワード・セカンディ閣下(His Excellency Edward Ssekandi)などの政治家や、イスラム教指導者が参列したようです。

関連:
 ウガンダ伝統的君主:ブガンダ王ロナルド・ムウェンダ・ムテビ2世陛下の健康状態に不安が広がる。ブガンダ王国首相は「強いアレルギー」と説明。ウガンダ議会議長が懸念を表明。過激派の若者はブガンダ王国首相の辞任と王の解放・適切な医療を要求するビラ撒き(2021年4月)

 

 (英語)Kabaka marks 66th birthday, warns on Covid-19 jab myths – Daily Monitor

 

Daily MonitorさんはTwitterを使っています 「Kabaka marks 66th birthday, warns on Covid-19 jab myths https://t.co/nSp5GEphyo #MonitorUpdates」 / Twitter