訃報(2018年3月5日):“サー”・チャールズ・ウォーズリー準男爵、卒去(1944~2018)

 2018年3月5日、英国のイングランド準男爵、“サー”・チャールズ・ウォーズリー準男爵(Sir Charles Wolseley, 11th Baronet)が卒去した模様です。
 1944年6月16日生まれの73歳。
 ウォーズリー準男爵位は同族が保有する二つの位がありますが、サー・チャールズは年長系のイングランド準男爵のほうの第11代です。
 サー・チャールズの卒去に伴い、子息のスティーヴン・ウォーズリーStephen Wolseley)が第12代準男爵となっていると思われます。
追記(2018年5月):
 この子息の実在に疑問を呈する情報が出ています。

 もう片方のアイルランド準男爵のほうのウォーズリー準男爵位は、現在の準男爵が法的に確定していません(詳細は不明ですが、現在準男爵とされている/主張している人物よりも年長系統の男系男子が存在する可能性があるのかもしれません。Debrettにもひどく曖昧な書き方がされていました)。

 

 (英語)WOLSELEY – Deaths Announcements – Telegraph Announcements

訃報(2018年3月4日):“サー”・ウィリアム・マカルパイン準男爵閣下、卒去(1936~2018)

 2018年3月4日、“サー”・ウィリアム・マカルパイン準男爵閣下(Sir William McAlpine, 6th Baronet : The Honourable Sir William Hepburn McAlpine Bt FRSE)が卒去した模様。
 1936年1月12日生まれの82歳。
 この三ヶ月、敗血症の治療を受けていたようです。

 卒去に伴い、子息のアンドルー・マカルパイン氏が準男爵位を継承するものと思われます。

 マカルパイン準男爵は、サー・ロバート・マカルパイン社を創設しコンクリート・ボブ(”Concrete Bob”)とあだなされた“サー”・ロバート・マカルパイン準男爵(Sir Robert McAlpine, 1st Baronet)を初代としています。
 “サー”・ウィリアムは、その曾孫にあたるようです。

 “サー”・ウィリアムの父で先代(第5代)準男爵の故エドウィン・マカルパイン閣下(Edwin McAlpine, Baron McAlpine of Moffat)は、一代貴族のマカルパイン・オブ・モファット男爵に叙されていたため、“サー”・ウィリアムは男爵の息子である“The Honourable”をつけて称されます(Honourable系統の単語は当サイトでは“閣下”と訳しています。ほかに日本語の訳語もないため)。
 また、“サー”・ウィリアムの弟アリスター・マカルパインAlistair McAlpine, Baron McAlpine of West Green)も一代貴族のマカルパイン・オブ・ウェスト・グリーン男爵に叙されています。

 

 (英語)Saviour of Flying Scotsman dies – Henley Standard
 (英語)Obituary: Sir William McAlpine – 1936-2018 – Henley Standard
 (英語)Flying Scotsman saviour dies aged 82
 (英語)Tributes pour in for 'gentle and generous' multi-millionaire railway enthusiast Sir William McAlpine | Bucks Free Press

 (英語)McALPINE – The Hon. Sir William Hepburn, Bt. – Deaths Announcements – Telegraph Announcements

訃報(2018年2月25日):“サー”・ジョナサン・ノース準男爵(第2代)、卒去(1931~2018)第8代ギルフォード伯爵の孫

 2018年2月25日、“サー”・ジョナサン・ノース準男爵(Sir Jonathan North, 2nd Baronet)が卒去した模様です。
 1931年2月6日生まれの87歳。
 卒去に伴い、子息の“サー”・ジェレミー・ノースSir Jeremy North, 3rd Baronet)が第3代準男爵となっているものと思われます。

 初代準男爵“サー”・ウィリアム・ヒッキングSir William Hicking, 1st Baronet)は1917年に連合王国準男爵に叙されていますが、息子がいなかったため、こちらの準男爵位はその死をもって消滅。
 1920年にも準男爵に叙されていますが、こちらが娘の子供に継承を許す特殊なリメインダーとなっており、その結果、娘のジョージアナ・ノース閣下(ジョージアナ・ヒッキングGeorgiana Hicking)とその夫のジョン・ノース閣下(The Honourable John North)の息子である“サー”・ジョナサン・ノースが準男爵位を継承したようです。
 また、ジョン・ノース閣下は、第8代ギルフォード伯爵フレデリック・ノース閣下の次男です。

 

 (英語)NORTH – Deaths Announcements – Telegraph Announcements

誕生(2018年2月【スペイン時間21日】【ブラジル時間20日】):ニコラス・スピアマン。オルレアン=ブラガンサ公女アメリア殿下とアレクサンダー・ジェームズ・スピアマン氏【スピアマン準男爵の一族】の次男

 2018年2月の、スペイン時間で21日、ブラジル時間で20日、ニコラス・スピアマンNicholas Spearman)が、スペイン王国マドリードで誕生したとの情報が出ています。

 (旧)ブラジル帝室ヴァソウラス系のオルレアン=ブラガンサ公女アメリア殿下(Her Royal Highness Princess Amélia of Orléans-Braganza)とアレクサンダー・ジェームズ・スピアマン氏(Alexander James Spearman)の次男になります。

※アレクサンダー・ジェームズ・スピアマン氏については、アレクサンダー・スピアマンとだけ表記されている場合と、ジェームズ・スピアマンとだけ表記されている場合があるので、とりあえず両方とも書きました。長男もアレクサンダー・スピアマンですし、一族に多数のアレクサンダー・スピアマンがいます。

 アメリア公女殿下は、結婚に伴い、(旧)ブラジル皇帝位継承権の放棄と、ブラジル皇女【Princess of Brazil】の称号の剥奪がおこなわれており(同等身分結婚=君主の家同士の結婚ではないため)、今回産まれたニコラス・スピアマンにもブラジル皇帝位継承権はありません。
 アレクサンダー・ジェームズ・スピアマン氏は、英国の連合王国準男爵/スピアマン準男爵の一族で、(おそらく)子息ともども準男爵位のリメインダー(継承順位)に並んでいるものと思われます。

 

 (ポルトガル語:ブラジル帝室公式フェースブックアカウント)Pró Monarquia – NASCE O SEGUNDO FILHO DA PRINCESA DONA… | Facebook

訃報(2018年1月10日):英国の連合王国貴族/第3代アランブルック子爵アラン・ブルック閣下が卒去(1932~2018)アランブルック子爵位は継承者なく消滅の模様

 2018年1月10日、英国の連合王国貴族/第3代アランブルック子爵アラン・ブルック閣下(Alan Brooke, 3rd Viscount Alanbrooke : The Right Honourable The Viscount Alanbrooke)が卒去した模様です。
 1932年11月24日生まれの85歳。

 卒去に伴い、アランブルック子爵位およびアランブルック男爵位は継承者なく消滅の模様。

 

 ALANBROOKE – Deaths Announcements – Telegraph Announcements