訃報(2025年11月20日):英国の第8代タウンゼンド侯爵チャールズ・タウンゼンド閣下が薨去(1945~2025)

 2025年11月20日、英国の第8代タウンゼンド侯爵チャールズ・タウンゼンド閣下(Charles Townshend, 8th Marquess Townshend : The Most Honourable The Marquess Townshend)が薨去した模様です。
 1945年9月26日生まれの80歳。

 長男のレイナム子爵トーマス・タウンゼンドThomas Townshend, Viscount Raynham)が第9代侯爵に、その子息のレイフ・タウンゼンドRafe Townshend)が儀礼称号としてレイナム子爵を称することになりそうです。

 

 (英語)TOWNSHEND The Telegraph Announcements

 (英語)Peerage News: The 8th Marquess Townshend 1945-2025

会津松平家第14代当主 松平保久 氏が、野出蕉雨の掛け軸「孔雀」を会津若松市に寄贈(2025年11月)

 2025年11月25日、会津松平家第14代当主松平保久氏(まつだいら もりひさ)は、野出蕉雨の掛け軸を会津若松市に寄贈したようです。

 野出蕉雨は会津藩出身で、掛け軸「孔雀」は大正時代のものとみられ、高木龍一郎氏が保管。同家が掛け軸の保管を任されていたようです。
 同氏の父・故高木厚保氏(若松ガス社長・会津若松商工会議所会頭などを歴任)は、先代当主の松平保定(子爵)と親しかったとのこと。
※名前に「保」の字が含まれているのは、たまたまではないような気がしますが……。
 
 市役所新庁舎完成記念の寄贈とのことで、室井照平市長出席で市役所で寄贈式があったようです。

 

 会津藩ゆかりの掛け軸、若松市へ 市役所新庁舎完成記念、松平家当主が寄贈:地域ニュース:福島民友新聞社

 会津藩絵師が描いた掛け軸 福島県会津若松市に寄贈 会津松平家14代当主・松平保久さん 市が展示を検討 | 福島民報

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英国の第3代スタンズゲート子爵が政府に「アンドルー・マウントバッテン=ウィンザーのすべての称号を剥奪するという国王の決定を実行するための法案を提出する予定があるか」質問。政府側から、アンダーソン・オブ・ストーク=オン=トレント女男爵が「法案を提出する必要はない」と回答(2025年11月)

 2025年11月5日に、英国で現在も貴族院に議席を持つ世襲貴族(労働党)の第3代スタンズゲート子爵スティーヴン・ベン閣下(Stephen Benn, 3rd Viscount Stansgate : The Right Honourable The Viscount Stansgate)が、政府に対して「アンドルー・マウントバッテン=ウィンザーのすべての称号を剥奪するという国王の決定を実行するための法案を提出する予定があるか」という質問を提出しています。

 これは、チャールズ3世陛下が、ヨーク公爵アンドルー王子殿下のすべての称号と敬称を剥奪するとした件についてです。

 2025年11月17日、政府側から、王室侍従(院内幹事)で内閣府を担当している一代貴族(労働党)のアンダーソン・オブ・ストーク=オン=トレント女男爵ルース・アンダーソン閣下(Ruth Anderson : The Right Honourable The Baroness Anderson of Stoke-on-Trent)が「王子(Prince)と殿下(Royal Highness)については勅令によって剥奪されており(has been removed by Letters Patent)、ヨーク公爵についても貴族名簿から取り除かれ公式に使用されることはない。よって法案を提出する必要はない」と回答しました。

 

 (英語:英国議会 公式ウェブサイト)Written questions and answers – Written questions, answers and statements – UK Parliament

17 November 2025

Following the statement made by Buckingham Palace on 30 October, the entitlement to the title of ‘Prince’ and the style of ‘Royal Highness’ has been removed by Letters Patent. The title of the Duke of York has been removed from the Roll of the Peerage and will no longer be used officially. There is therefore no need for legislation to implement the measures that have been announced.

 

 これは曖昧な回答でありますが、ヨーク公爵位は貴族名簿からは削除され公的には使用されないが、剥奪されてはいないという認識であることを示唆していると読めると思います。
(剥奪されてもう何もする必要がないのであればシンプルにそう言えばいいだけなので、こんなに遠回しに書く必要がありません)
 政府が立法措置を回避しようとしている理由は、いろいろあるでしょうが、現段階においてアンドルー王子(とりあえずこう書きますが)は裁判で有罪になったわけでもなんでもなく、本人も疑惑を否定しており、この段階で法案を通すのはとても難しいと思います(有罪になっても称号自体が剥奪されていない一代貴族もいます)。

 ヨーク公爵(第八次叙爵)は、特別な継承規定が付けられていないため(男子のみ継承可能)、アンドルー王子の薨去をもって消滅する可能性が濃厚です。(もちろんここから再婚して息子が出来る可能性はゼロではありませんが……)

千代田区が「水野勝邦関東大震災アルバム」を区指定有形文化財(歴史資料)に指定(2025年5月~9月)子息の水野宗家第20代当主 水野勝之 氏に指定書交付

 2025年5月30日付で、東京都の千代田区は、「水野勝邦関東大震災アルバム」を区指定有形文化財(歴史資料)に指定しました。
 故水野勝邦子爵は水野宗家(旧結城藩)の第19代当主。
 2025年9月4日、子息の水野宗家第20代当主水野勝之氏に指定書が交付されたようです。

 

 千代田区ホームページ – 水野勝邦関東大震災アルバムを区指定有形文化財(歴史資料)に指定~関東大震災時の貴重な写真~(令和7年9月12日配信)

水野家の伝来品で、19代当主水野勝邦氏が制作

千代田区では、令和7年5月30日付けで「水野勝邦関東大震災アルバム」を千代田区指定有形文化財(歴史資料)指定しました。

このアルバムは、江戸時代に結城藩主などを務めた水野家の伝来品で、19代当主水野勝邦氏が制作しました。勝邦氏は写真を趣味とし、1923〜24年に都心や神奈川県で被災地を撮影。3冊のアルバムには計152点の写真などが収められています。珍しい角度からの写真も多く、撮影者が明確である点も貴重です。

令和7年9月4日(木曜日)に、霞が関ビルディング34階の霞会館で、故・勝邦氏のご子息である水野勝之氏に指定書を交付しました。

誕生(2025年9月20日):ヘクター・ジョン・フィッツジェラルド。エドワード・フィッツジェラルド氏(リンスター公爵の甥で推定相続人)夫妻の第三子・長男

 2025年9月20日、エドワード・フィッツジェラルド氏(Edward FitzGerald)とフロー・フィッツジェラルド夫人(Flo FitzGeraldローラ・キャロライン・テルライトLaura Caroline Tellwright)の間の第三子・長男となるヘクター・ジョン・フィッツジェラルドHector John FitzGerald)が誕生したことが、 Telegraph Announcements の誕生欄などに掲載されています。

 

 (英国)FITZGERALD The Telegraph Announcements
 (英国)FITZGERALD, HECTOR JOHN: Birth : Irish Times

 

 エドワード・フィッツジェラルド氏は、第9代リンスター公爵モーリス・フィッツジェラルド閣下の甥で、推定相続人です。(公爵の子息および、エドワード氏の父である公爵の弟は亡くなっています)

 エドワード・フィッツジェラルド氏夫妻には、第一子・長女のイヴ・フィッツジェラルド嬢(Eve FitzGeraldと、第二子・次女のアメリア・フィッツジェラルド(Amelia FitzGerald)嬢がすでに誕生しています。