2019年11月21日に、ルーマニア王室当主/ルーマニア王位守護者マルガレータ陛下(Her Majesty Margareta, the Custodian of the Crown of Romania : ルーマニア皇太子マルガレータ殿下 : Her Royal Highness Crown Princess Margareta of Romania)は外交団と会見しましたが、その際、第二次世界大戦を引き合いに出し、ロシア連邦によるジョージア【グルジア】およびウクライナなどへの侵攻を批判しました。
この件に対しルーマニア駐箚のロシア連邦の大使館が陛下を非難するコメントを Facebook のアカウントに投稿していましたが、さらにそれに対し王党派や西側諸国に近い立場を取る政治家などからロシア大使を批判する動きがとられていました。
スペインの「Monarquía Confidencial」によりますと、2019年10月22日におこなわれる天皇陛下(徳仁 : なるひと : Emperor Naruhito : His Majesty【His Imperial Majesty】 The Emperor)の「即位礼正殿の儀」に、
スウェーデン王カール16世グスタフ陛下(Carl XVI Gustaf of Sweden : His Majesty The King)及びスウェーデン王妃シルヴィア陛下(シルビア王妃 : Queen Silvia of Sweden : Her Majesty The Queen)、
スペイン王フェリペ6世陛下(King Felipe VI : His Majesty The King of Spain)とスペイン王妃レティシア陛下(Queen Letizia : Her Majesty The Queen of Spain)、
ベルギー王フィリップ陛下(Philippe of Belgium : Philippe de Belgique : Filip van België : Philipp von Belgien : His Majesty The King of the Belgians)とベルギー王妃マティルド陛下(Queen Mathilde of Belgium : Her Majesty The Queen of the Belgians)、
ルクセンブルク大公アンリ殿下(Henri : His Royal Highness The Grand Duke of Luxembourg)、
デンマーク皇太子フレデリック殿下(フレデリク皇太子 : モンペザ伯爵 : Frederik : His Royal Highness The Crown Prince of Denmark, Count of Monpezat)とデンマーク皇太子妃メアリー殿下(モンペザ伯爵夫人 : Mary : Her Royal Highness The Crown Princess of Denmark, Countess of Monpezat)、
が参列の予定だそうです。
なお、上記記事にはありませんが、いくつかの場で、
ブータン王ジグミ・ケサル・ナムゲル・ワンチュク陛下(Jigme Khesar Namgyal Wangchuck : His Majesty The King of Bhutan)及びブータン王妃ジェツン・ペマ陛下(Her Majesty Queen Jetsun Pema)、
の参列の情報が出ています。
「即位礼正殿の儀」の王室関係者の参列については、すでに、
英国王室のウェールズ公チャールズ皇太子殿下(Prince Charles : His Royal Highness The Prince of Wales : (英国女王エリザベス2世陛下の名代))、
オランダ王室のオランダ王ウィレム=アレクサンダー陛下(Willem-Alexander : His Majesty The King of the Netherlands)とオランダ王妃マクシマ陛下(Máxima : Her Majesty the Queen of the Netherlands)
ノルウェー皇太子ホーコン殿下(Crown Prince Haakon of Norway : His Royal Highness The Crown Prince)
が明らかになっていました。
The Duke and Duchess of York are delighted to announce the engagement of Princess Beatrice to Mr Edoardo Mapelli Mozzi. Read the full announcement here: https://t.co/E7VRBC7H96pic.twitter.com/7sSIVy8Kmj
2019年9月16日~9月19日にかけて、(旧)ルーマニア王室のルーマニア王室当主/ルーマニア王位守護者マルガレータ陛下の夫であるルーマニア王子ラドゥ殿下(His Royal Highness Prince Radu of Romania)がトルコ共和国を訪問しています。
欧州連合隣接地域とルーマニアの間の関係整備のためのルーマニア王室外交の一環のようです。
トルコ国会議長、国家教育相、赤新月社、パラリンピック関係者を訪問したようです。
ラドゥ・ドゥダ氏(当時)はルーマニア王女マルガレータ殿下(当時)と結婚する際に、ルーマニア王室の本家筋にあたるホーエンツォレルン公室(プロイセン王室とは別系統の同族)に(ここで認識がわかれていますが)称号あるいは名を与えてくれるよう頼みました。ホーエンツォレルン公フリードリヒ・ヴィルヘルム殿下(当時・故人)は「ホーエンツォレルン=フェリンゲン(Hohenzollern-Veringen)」の名を許可しますが、これに対し、ラドゥ氏は「ホーエンツォレルン=フェリンゲン公(子)(英語:Prince of Hohenzollern-Veringen)」を称し始めます。しかし、フリードリヒ・ヴィルヘルム殿下は名を許可しただけで称号を与えたわけではないと訴訟が起き、またそもそもドイツは共和国なので称号を与えることはできないとコメントしていました。
この件はこじれますが、2007年末に(故・旧)ルーマニア王ミハイ1世陛下が新たな王室法を制定し、それを根拠としてラドゥ王子殿下は「ルーマニア王子」の称号を使用し始めます(ホーエンツォレルン=フェリンゲンの称号は使用されなくなります)。